2020/08/29 のログ
ご案内:「レイチェルの病室」にレイチェルさんが現れました。<補足:寝台の上に居る、金髪の少女>
レイチェル >
薬の効果で、意識を失ってしまっていたらしい。
ままならない身体だ、とレイチェルはため息をつく。
そうして、目に映ったのはオレンジ色のガーベラと、
何かが入った袋。
決して無理をしないように。
ゆっくりとベッドから立ち上がり、
その袋の中身を見てみる。
「……クッキー、ね」
ふっと、少女の口の端が緩む。
同時に、自らの胸に手をやる。
そうして改めてガーベラを見やる。
オレンジ色のガーベラ。
花言葉は、『冒険心』。『我慢強さ』。
そして――
――『You are my sunshine《あなたは私の輝く太陽》』
月を、見やる。
外界から隔たれたこの病室でも、その光はしっかりと
レイチェルを照らしている。
レイチェル >
「……っと、そうだ。メッセージ、送らなきゃな」
先ほどまで病室に居てくれたあの人へ、メッセージを送る。
打っている内に胸の痛み――心の痛みを感じながら、それでも。
本心をしっかりと文字に打ち込んで。
――送信、っと。
ご案内:「レイチェルの病室」からレイチェルさんが去りました。<補足:寝台の上に居る、金髪の少女>