2020/09/02 のログ
ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」に織機 雪兎さんが現れました。<補足:サマーパーカー、半袖白ブラウス、ホットパンツ、ローファー、ネコミミキャスケット>
ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」に園刃 華霧さんが現れました。<補足:整えられた髪、黒いチョーカー、風紀の制服>
織機 雪兎 >  
「おー広い!うまほー!」

パーティールームの扉を開けて中に入れば、机に並んだ揚げ物の大皿。
大画面ではカラオケの情報番組みたいな動画がエンドレスで流れ続けている。
とりあえずフロントに繋がる電話のそばに座り、とりあえずからあげをパクリ。
うまい。

「もぐもごもごーもぐむしゃもぐぅ?」

なにをいっているのかさっぱりわからない。

ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」にレイチェルさんが現れました。<補足:金髪眼帯の長耳少女。風紀の制服。>
ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」に神代理央さんが現れました。<補足:風紀委員の制服に腕章/腰には45口径の拳銃/金髪紅眼/顔立ちだけは少女っぽい>
園刃 華霧 >  
「……」

ちょっと色々考えるところはあったけれども、同居人の後押しもあり
快気祝いのパーティー、とやらに行くことにした。

当の本人は「やめておくよ」と言って荷物だけ押し付けてきたのだけれど。


「……デカイな?」

入った部屋は想ったよりも広かった。
一体ゆっきーはどれだけ人呼んだんだろうな?

「お、メシだ」

からあげを、もしゃ……っとかじった。

織機 雪兎 >  
ちなみに。
声をかけた面子はSNSの風紀グループチャットへ「レイチェル先輩の快気祝いします! 会費は一人4500円税別!」とぶん投げてあるので誰が来るかは自身もわかっていない!
多分20人は超えないとは思っているが、彼女の人望があるからもしかしたらワンチャン20人超えるかもしれない。

レイチェル >  
「……」

カラオケルームの前で、少しだけ立ち止まるレイチェル。
この扉の向こうに、皆が待っているのだろうけれど。
どんな顔をして会えばいいのか、などと少し思い悩んで。
考える所は色々あった。

けれど。

扉の向こうから聞こえてきた声に、そんな思いはひとまず
消え去った。

――。
――。
――。

カラオケルームの扉を開けて、右手を軽く挙げながら、
よ、と声に出して入っていく。いつも通りの挨拶である。

「って、広ぇなー! マジで……しかも、食べ物もすげぇ……」

見れば、からあげを貪っている先客が二人。
思わず笑みが零れたレイチェルは、からあげの置かれている
ところへすすす、と進んでいき。

「今日は、ありがとな。色々心配させちゃって、ごめんな」

まずは何よりも伝えたいことをその場に居る皆に、伝える。

神代理央 >  
事務処理と打ち合わせと事務処理を終えて。
頼れる?同僚である織機に誘われたラムレイ先輩の快気祝い。
尊敬する先輩の快気祝いとあっては、是非参加させて貰おうと足を運んだ次第。

「…本当に広いな。何人くらい入る部屋なんだ?ここ」

恐る恐る入室し、部屋の広さに目を丸くしながら。
隅っこにちょこんと腰掛けると、取り敢えずお冷を一口。
初手唐揚げは、実は食が細い少年にはちょっと重い。

織機 雪兎 >  
「んー! ちぇるるん先輩! 退院おめでとーございます!!」

入ってきた今日の主役に満面の笑みを浮かべて。
鞄から取り出した襷――「本日の主役」と書かれている――を、これをどーぞと差し出して。

「かぎりんもりおりんもいらっしゃーい。てきとーに座っちゃってー。あ、ちぇるるん先輩は真ん中にどーぞ」

そうしてみなに座るように促して。
一応幹事らしいことをしておこう。

ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」に伊都波 凛霞さんが現れました。<補足:焦茶の長いポニーテールに焦茶の瞳、私服姿>
園刃 華霧 >  
「……っと」

あ、主役がきた……んー……ちょっと気まずい。
気まずいけれど、せっかくきたのだし……


「ヨ。退院おめでと」

へらっと笑ってレイチェルにアイサツ。
まあ前に起きた時に話はしたし、こんなもので


「オー、ゆっきー、了解だ」

というわけで、適当に座り込む

ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」にキッドさんが現れました。<補足:黒いキャップを目深に被った金髪碧眼の長身の少年。黒い皮ジャケットに、腰に添えられた大型拳銃が目立つ。>
伊都波 凛霞 >  
「………」

レイチェルがカラオケルームの中へと入っていくのを見届けて、その少女はすっと現れる
ルームの入り口前で、はぁー、と大きくため息を付いて、やや浮かない顔

それもそのはず
彼女が入院することになったのは主に自分のせいである
手放しに退院おめでとうございます、なんて笑顔で入っていけるわけがない

誘われてやってきてみたはいいけれど、どうしようかなと部屋の前で佇むのであった

ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」に持流 童男さんが現れました。<補足:私服姿の童男>
神代理央 >  
「あ、退院おめでとうございます。ラムレイ先輩。御元気そうでなによりです」

部屋に現れた『本日の主役』にぺこりと頭を下げる。
堅苦し過ぎるかな、と思わなくもないが、此処は真面目な後輩のイメージを強く守っていきたい。

「先輩は何時も心配する側なんですから。皆で先輩の事を心配させて下さいよ。偶には後輩を頼ってくれても良いじゃないですか、先輩?」

キッド >  
カラオケ。思えば生きてるうちにこういう場所に来たことは無かったな。
こういう浮ついた場所は"趣味"じゃない。
だが、彼女の後押しと、信頼する先輩の退院祝いとも成れば、顔を出すのも義理やもしれない。
白い煙を吐きだしながら、部屋の向かう矢先に止まった別の先輩。
何となく浮かない顔の理由はわかる。報告書では、彼女が一因の一つではある。
が、此処は強引にいかせてもらおう。

「よぉ、凛霞先輩。浮かない顔してる所悪いが、つっかえるぜ?ホラ」

そう言う言いながら後ろからかるーく押して、カラオケルームに共に入ろうと試みる。

織機 雪兎 >  
「あ、ドリンクはグラス交換制なので、二杯目からは僕んとこにグラス持ってきて欲しいもの言ってくださいねー。とりあえず一杯目どうしますー??」

メモとペンを手に、皆にドリンクを何にするか尋ねる。
祝いの場ではあるがお酒は成人した人のみだ。
この間のように無礼講と言うわけではないのだから。
夏休みが終わって新学期も始まったのだ、節度はわきまえないとな?

夏休みの課題?
アイツはこれからの戦いについて来られそうにないから置いてきた。

レイチェル >  
「おっ、ありがとな~、雪兎! ……って何だこりゃ」

満面の笑みには、精一杯の『元気だぞ』というメッセージを込めて
笑顔を送るのであるが。手渡された如何にもな襷を見て、え、と
一瞬フリーズしてしまうレイチェル。

普段ならば、こんなものは呆れた顔を向けて突き返すのだけども。

――せっかく用意してくれたんだもんな。

「ありがとよ」

雪兎から受け取った襷を、よいしょと肩にかけて。
にこっと笑ってみせた。似合うかー、なんてピースして見せつつ。



そして、華霧。
つい最近、大好きだのずっと一緒に居たいだの、お前の好きな気持ちは
誰にも負けないだのと、想いを伝えたばかりなのだ。
病室であの告白をしてから、会っていなかったものだから、
それはもうレイチェルとしても、顔を合わせ辛い気持ちがない訳では
なかった。が。

「おう。華霧も来てくれて、ありがと」

その笑顔も声も、自然体で。
へらっとした笑いには、軽く。
レイチェルはへらっとした笑いを返すのだった。

そして。

「理央……ありがとな。嬉しいよ、純粋にさ。
 これからは、ああ……支えるだけじゃなくて、
 皆に、頼らせて貰うから」

先輩のことを心配させて下さいと、そんな温かな言葉をかけてくれる
後輩に、レイチェルは思わず嬉しくなって、純粋な笑みを向ける。

持流 童男 > レイチェル殿が、退院したと聞きここに来てみたけど
ドアの前で、たたずんでいる凛霞殿を見て

「どうしたでござるか、凛霞殿。」

そう言いかけてから前にいたキッド殿が軽く押すのを見て、
一旦後ろに下がる。こんなキモオタより、キッド殿のようなイケメンのほうが、勇気づけてくれるでござろうし、二人が入った時に、某は、その3分後に入ろう。

そう思いながら、二人が入るのを、気配を隠して角から見つめている。

レイチェル >  
「オレ、ジンジャーエールで」

雪兎の声には手を挙げて、そう返す。
病院食はなんとも寂しいものだったから、思いっきり唐揚げを食べて、
それを炭酸で流し込みたいなと、レイチェルはそう思ったのだった。


――そういや、凛霞。来ないのかな。

あの日、意識を失う直前に自分に寄り添ってくれていた後輩の顔を思い出す。

伊都波 凛霞 >  
「…あ、キッドくん…? ご、ごめん、邪魔だよね。先に──」

お先にどうぞ、と退こうとして…、背を押された

もちろん抵抗しようとすればできたけれど
そのひと押しは、少しの勇気を振り絞るのにはちょうどよかった

「…うん。入ろっか。童男クンも早くいこ」

気配を消して隠れているつもりなのであろう角の彼に声をかけ、カラオケルームへと踏み入った

「おまたせ、みんな…と、レイチェルさんも……」

──いざ彼女と顔を合わせてしまえば、やや罰が悪そうな感じにになってはしまうが

織機 雪兎 >  
「そりゃ今日の主役ですから!! あとゆっきーで良いですって」

わざわざこのために来る途中の百均で買ってきた。
変な襷だが、付けてくれる先輩の優しさに感謝。

「よっ、本日の主役!」

なんて言ってやいのやいのとはやし立てて見せる。

園刃 華霧 >  
「よ、りおちーも隅っこに居ないでもっと寄ってこいよ……ああ、そうだ。」

こそっとにじり寄って耳元で

(今度、報告書……寄越せ、な?)

一言ささやいて、離れていく。


「本日の主役?」

そして、レイチェルのタスキに気づき……
思わず、ケラケラ笑う。


「ヨッ、主役ー!」

っていうか、他の連中来ないのか?

ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」に池垣 あくるさんが現れました。<補足:今日は片鎌槍を持っていない、見た目おとなしそうな少女>
織機 雪兎 >  
「ふぉおおおおおおああああああああああああ!! リン先輩いいいいいいいいいいいい!!」

机の上で悶える。
なんかばつの悪そうな憂いのある表情の彼女も美しい。
明日もきっと美しい。
悶えながらメモに自分の分のコーラと、レイチェル先輩の分のジンジャーエールを記入。

「あっこないだの……えっと名前なんだっけ」

リン先輩と一緒に入ってきたこの少年。
そう言えば名前を聞いていなかった気がする。
とりあえず彼に名前と、二人に飲み物を聞いてみる。

キッド >  
「……主役は、待たせるモンじゃないぜ?レイチェル先輩も、アンタを待ってるさ」

根拠はないけど、友達なんてそんなものだろう。
フ、と気取ったように笑みを浮かべ、キャップを目深にかぶってみせた。
コイツは貸しだぜ、と言わんばかりに凛霞へと軽く手を振りお部屋の隅へ。

「相変わらず騒がしい連中だな……レイチェル先輩、御退院おめでとう。
 おかげで、書類とにらめっこする日は終わりだな」

なんて言いながら、キャップの奥は心底安心した視線だ。
女性が多いので肩身が狭い、当然位置は理央君の隣に腰を下ろした。

「よぉ、坊ちゃん。暗い顔してどうかしたか?」

神代理央 >  
「ん、ありがとう。そうだな……アイスココア、御願いしても良いかな?」

ドリンクのオーダーを取ってくれる織機の言葉に、小さく手を上げて、礼と共に注文を伝えよう。

「…フフ、そうして頂けると何よりです。頼りない後輩かもしれませんが、先輩が少しでも楽出来る様に、此れからも頑張らせて頂きますので。だから先輩も、無理しちゃいけませんよ?」

笑みを浮かべるレイチェルに、此方も穏やかな笑みで応えようか。
其処には、普段の尊大な態度も高慢な言葉遣いも感じられず、純粋に先輩を尊敬し、心配する後輩としての態度が現れているだろうか。

池垣 あくる > 「…………」

来てしまった。
様々な気持ちに抗えず来てしまったが……本日の主賓とは、面識はない。
なんならこの中の人間大半と面識がない。
しかし、そういう時握りしめて心を落ち着けるための槍を今日は持ってきていない。

「どう……しましょう……」

部屋の前で、もだもだうろうろとしてしまう。

園刃 華霧 >  
「っと、リンリン!
 あと、あー……ジェーくん。おひさ」

すっかり呼び方を固定してしまった。
まあクソガキ、よりはよっぽどよかろう。

……あ、此処に知らせちゃいけなさそうな人間が居るような気もするけれどまあ、いいや。

キッド >  
「俺の名前、か。……俺の名前もいいが、水を差すようで悪いが
 アンタ等ちゃんと遊べる身分か?宿題、終わってない奴はまさか、いないだろうとは思うがね……」

「当然、俺は終わらせた」

キッドの根っこは生真面目なので当然である。
学生の性分はちゃんと果たす。
煙草の煙を軽く吸って……

キッド > 「ブッ!?」

思い切り煙を吐きだした。

持流 童男 > うぅ・・と思いながらも角から出てきつつも、あえて3歩の間隔をあけて入る。
ていうか気配を隠してるのに見つけるこの子、やっぱり強いでござるなって思いながらもおどおどしながら、
入った瞬間に目立たない角のほうに入ってから凛霞殿に、何かを言いかけるが、言わない。これを言うのはレイチェル殿だ。

そう思いながら、すっと気配を消す。角の目立たないほうにいる。
そして部屋の前にいる気配を感じてすっと扉を開けて一旦出てから
見た目、清楚な少女、あくるさんの前に出ようとする。

キッド >  
「ゲホッ…!テメ…華霧…!?いきなりそれで呼ぶな……!」

そりゃもう彼女だけが呼んでくれる名前だから効果てきめん。
僅かに紅潮した頬を横に振り、華霧を睨んで溜息一つ。

「……まぁ、久しぶり。元気そうなら何よりだ、華霧」

織機 雪兎 >  
「課題? あいつは今日の戦いにはついて来られないから置いてきた」

遠い眼をしながら。
ちなみに結局英語と感想文と物理と歴史と現代社会は終わらなかったので先生に土下座してまで期限を一週間延ばしてもらった。
手はまだ付けていない。

「んで、ジェーくんとオタパイセンとかぎりんは飲み物何にする?」

そうしてメモにアイスココアと記入し、まだ飲み物を聞いていない人に尋ねていく。

池垣 あくる > 「あっ」

回避失敗。
うんうんもだもだうろうろぐだぐだしてしまっていたため、気配の察知に失敗する。
つまり、武人としてのセンサーが鈍っていたため、目の前にでた彼にびっくりする。

「あ、え、えっと……あう、や、槍、槍……」

目の前に出てきた理由がわからず、慌てて槍を呼び出す符を取り出すも、そこからどうしようどうしようと硬直してしまっている。

レイチェル >  
「……よっ、凛霞! ほんと、色々とごめんな。
 もうすっかり元気だからさ! またよろしく頼むぜ!」

扉の向こうから入ってきた後輩を見れば、元気に手を振る。
案の定、彼女の顔は曇っていた。
ならば、先輩としてせめて元気だという所を精一杯見せなければと、
レイチェルは思った。だから、胸の前でぐっと拳を握って、そう
伝えたのだった。


「おう! ありがとよ、キッド。
 お前、オレが居ない間に頑張ってくれてたみたいじゃねぇか。
 しっかり聞いてるからさ、ほんとありがとな」

申し訳無さそうに、そう口にする。
彼とは少し前に長らく語ったばかりだ。
彼も元気そうで、何よりだとレイチェルは思っていた。


「おう、もう無茶はしねぇさ。理央も皆も、頼りにしてるぜ」

――ああ、温かいな。

この人達が居たからこそ、自分はここに戻って来られたのだ、と。
レイチェルは周りを見渡しながら、口元を緩ませた。

織機 雪兎 >  
「ん、新しい人ー? おいでおいで、コワクナイヨー」

童男くんが開けた扉の外。
生憎扉のすぐ隣の席に座っているのですぐ気付く。
おいでおいでと手招き。

レイチェル >  
「……ジェー君?」

ふと、その名前を聞けば、察してしまって。
あはは、とじっとりとした目を華霧とキッドに向けて、
笑うレイチェルであった。

「童男も、そんな隠れてないで出てきてくれよ。
 来てくれたの、嬉しいぜ、ほんと」

そう言って、隅の方に居る男にも呼びかける。

神代理央 >  
「…あ、伊都波先輩。御疲れ様です。お先に始めさせて貰ってます」

入室した凛霞に軽く手を上げて、先ずは挨拶から。
彼女には、此方も色々と迷惑をかけてしまった。改めてお礼とお詫びをしたいところではあるが。

「…む、こういう場で余り真ん中に行くのは――」

と、首を振ろうとして、囁かれた言葉には少し真面目な顔をして。
分かった、と言わんばかりにこくりと頷くのだろう。

「…暗い顔は余計だ。全く。別にどうもしない…とは言わんが、まあ祝いの席だ。気にせず、楽しもうじゃないか」

隣に腰掛けたキッドに小さく苦笑いを浮かべると、肩を竦めて唐揚げの皿を差し出すだろうか。

持流 童男 > 「大丈夫でござる。あくる殿、落ち着いて
何をすればいいか、どうすればいいかわからないんでござろ。」

そう柔和に笑いかけつつも苦笑をする。
そして槍を取り出そうとしてるならば

「大丈夫でござる。ここの人たちは、温かいでござるよ。あくるどの」

そう笑っていう

園刃 華霧 >  
「飲み物、かー……ン―……ソーダフロート」

ゆっきーに飲み物を聞かれた。そういや言ってなかったな……
とりあえず、雑に目についたものを頼む。


「ひひ、お互い元気ナらな二より。」

ニタニタ笑いつつ、ジェー君に手をふる。
 

伊都波 凛霞 >  
──元気に挨拶を向けてくれる先輩に、やや胸が痛む。と、同時に、助けられた

「ほんとですよ、もう
 爆薬に突っ込んでいくなんて、もう少しリスク回避してください」

苦笑しながら、そう返して…

「退院、おめでとうございます。…みんな待ってましたよ」

そう言って、賑やかな…集まった面々へと視線を巡らせるのだ

キッド >  
「俺をその名で……!……チッ、まァ、好きにしな……」

余り呼ばれたくはないのは本音だが、それに目くじら立てる程じゃない。
少なくとも、温泉に来た時よりは、"心にゆとりがある"。

「俺の飲み物はミックスジュース……ア?おいおい、終わってないのに開いたのか?順序じゃ逆だぜ……」

凄い呆れている!

神代理央 >  
「持流も久し振りだな。…というか、何でそんな隅っこにいるんだ?」

初手隅っこは己も似た様なものだが。
不思議そうに首を傾げながら彼に尋ねるだろうか。


「ん、池垣じゃないか。お前も来たんだな。……あと、何をそんなに慌てているんだ?適当な所に座ればよかろう」

あうあう、と言葉を濁している池垣に、苦笑いを浮かべながら声を投げかけるだろうか。

伊都波 凛霞 >  
「かぎりんも、理央くんも、お疲れ様です。みんな」

普段から風紀の仕事に勤しむみんなに労いの言葉を投げながら…
さて、レイチェルさんの隣にはかぎりんを座らせてあげたい気持ち
ならば自分はその更に隣に…空いてるかな?腰掛けてみよう

「あ…私もジンジャエールにしようかな…」

とゆっきーに告げて

池垣 あくる > 「……目敏いのですね」

ふぅ、と息を吐く。
自分の葛藤はお見通しというわけだ。
……わかりやすいのかもしれないけど。と考えつつ。

「――わかりました。ええ、中からも、お声掛けいただいておりますし」

ぺこり、と頭を下げる。
そして、少し硬い歩行でカラオケルームに入り。

「……風紀委員、新入生。池垣あくると申します。この度は、先輩となる方の快復の報を聞き、お慶び申し上げに参りました。初見の身ながら押しかける無礼をお許しくださいな」

礼儀正しく。必要以上に堅く、礼をする。
そこには、彼女の緊張、葛藤、そして出来る限り外れないように、礼を損なわないように……という思いと、その空回りがうかがえるだろう。

織機 雪兎 >  
ソーダフロートとミックスジュースとジンジャーエールをもう一つ。
メモに書き入れる。

「逆ではないッ! 課題をやらなきゃあいけないからこそッ!! こうやってやらない理由を作ったのだッ!!」

バァーン!!と言う謎の擬音が飛び出てきそうなポーズ。

「覚悟とはッ! 暗闇の荒野に進むべき道を切り開くことだッ!!」

明らかに進む道を間違っている。

キッド >  
「こう言うのも、後輩の務めさ。詳しい話はあとで聞くが
 体にたたってるなら、無理するモンじゃないぜ?先輩」

全くと、呆れたように言ってのけるが本当に元気そうだ。
レイチェルの様子に一抹の不安、杞憂を覚えるも
そう言う場でなければ口元は笑みを浮かべているが
すぐにへの字へと変わる。

「アーアー!好きにしろよ、ジェー君でも何でも。彼女からそう呼ばれてんだよ!」

半分ヤケクソだ!

持流 童男 > 神代さんに笑いかける、

「いやー!みんな、美男美女でござるから!つい角のほうに、いたかったんでござるよー!くぅー!みんなまぶしいでござる!」
そう、冗談めかして笑いかける。
そう笑いながらも、笑って、

「そういえば、神代殿!ゲーセン今度空いてる日があったら行かないかでござるか?」
そう笑っていった。

織機 雪兎 >  
「新入生? へぇー。僕織機雪兎。二年生だから先輩だね! ゆっきーって気軽に呼んで頼ってくれよな!」

きらーんと満面の笑みで自己紹介。
好きなところに座ってどうぞ、あと飲み物何にする?と新入生だと言う彼女を椅子へ促そう。

キッド >  
「アンタは大体仏頂面か、浮かない顔しかしてないと思うがね、坊ちゃん
 フ、もうちょっとウエスタンなものが食べたいがね……」

そう言いつつ理央の差し出した唐揚げを一つまみ。
ジャンクな味が口に広がる、嫌いではない。

「目を離すとどっか行ってそうだからな。……こういう場所に顔を出せる様で何よりだ」

心配していないわけではなかった。
華霧の事も、安心した。勿論表情は悟られないようにキャップは目深にかぶったままだ。

キッド >  
フゥー、と白い煙を吐きだせば煙草を備え付けの灰皿に潰した。
トン、と宙を叩けば浮かび上がるホログラムモニター。

キッド > 「知ってますか、雪兎先輩。カラオケルームって余計な音入らないから、勉強にもってこいなんですよ……」

圧を感じる……!

織機 雪兎 >  
「カラオケにきて???勉強????何を言っているんだいジェーくん???」

首を傾げて見せて、

伊都波 凛霞 >  
「あれ、池垣さんだ。風紀委員に入ったの?」

へえー、と、意外そうな顔
彼女の実力は身を持って知っているけれど、所謂群れるタイプには思えなかったので少々驚いたのだった

「あ、理央くんも大変だったねえ。そっちも元気になったようで何より」

少し離れた位置にいるのであろう彼にも小さく手を振って、声をかけた

織機 雪兎 >  
「カラオケは歌ったり遊んだりするところだよ??????」

負けず劣らずな圧。

園刃 華霧 >  
「ン、あァ。新人さン?
 アタシは、園刃華霧。二年……だと思う?
 よろシくな」

新人の……なんか、これも小動物属性持ってる気がするな?
あくるんにアイサツをしておく。


「お、ウェスタン? じゃあ、ポテトでも食っとけ!」

男どもにポテトの皿を放る


「ヤー……ゆっきー、ヤるなァ……
 そこに痺レる、憧レルっ!」

ひひひ、と笑う。

キッド > 「…………」
キッド > 「何でこの人風紀委員やってるんだ……?」

秩序を重んじる少年にとっては疑問しか浮かばなかった。
露骨に顔をしかめて、新しい煙草を咥えて火をつけた。
匂いもしない白い煙が室内に漂い始める。

神代理央 >  
「勿論。その分此方も先輩頼りにさせて貰いたいというか、頼りにせざるを得ないというか…。情けない話ですけどね…後で、仕事の話させて下さい……後でで構わないので…」

無茶をしない、と告げる彼女に、申し訳なさと必死さと苦笑いが入り混じった様な複雑な表情。
新入りの訓練スケジュールだの、文化祭や体育祭等の警備計画だの、相談したいことは色々ある……ある。


「……固い自己紹介だな。まあ、仕方ないと言えば仕方ないが…。
だが、そんなに緊張する事はない。何せこの退院祝いは、未だ課題を期限内に提出出来なかった阿呆が主催だ。肩肘張る方が、馬鹿々々しいというものだぞ?」

緊張した様子の池垣に、笑いながら首を傾げて見せるだろう。


「んー…そうだな。他の男子も誘って、空いている日があれば是非行きたいところだが」

と、笑みを浮かべる持流に言葉を返すだろう。
スケジュールの空き、あったかなと思い返しつつ。

キッド >  
「お、いいねポテト。摘まむにはもってこいだ」

ありがとよ、と華霧に適当に手を振った。
だが、やはりしかめっ面。

「おだてる所でもねェだろ、そこ。新人の手前、だらしない所見せるなよ……」

呆れと共に、白い煙を吐きだした。

レイチェル > 「いや、ほんとにな。無茶が過ぎた……でも、そうか。
 そうだな。皆、待っててくれた。本当にそれが、嬉しいよ」

待っててくれたから、応えられたのだ。
凛霞には、そう返す。
彼女とはいずれ、1対1で話をする必要があるだろう。

「お前もほんと、頼れる後輩だな。しかしそっか、ジェー君……
 ジェー君ねぇ……良いじゃねぇか。
 ま、彼女とは仲良くやんなよ。応援してるぜ」

ふぅん、とキッドの方を見やって、珍しく少しだけ悪戯っぽい笑みを
浮かべるレイチェルであったが、言葉の終わりには、からっとした
笑いを。


そして、池垣。
知らぬ顔だったが、この場に来てくれただけでそれはとても
嬉しいことだった。そして自己紹介を聞けば、レイチェルは頷く。
なるほど、新入生か、と。

「お前も、来てくれてありがとな。
 なに、そんなかっちこちにならなくても大丈夫だから、ゆっくり
 していこうぜ。せっかく風紀の皆がこれだけ集まったんだから、
 ほら。新しい縁を作る交流、してこうぜ」

そう言って、後輩には穏やかな口調で声をかける。


そしてせっかくの料理だと、あれこれつまむのであった。

池垣 あくる > 「あ、あうあう……ええとその、そこの神代先輩から、勧誘を、受けまして……」

凛霞を見れば、おろおろと挙動不審になる。
なんせ襲い掛かった相手だ。さすがに気まずさを感じる程度の情緒は持ち合わせている。それは先ほどの童男もだが。

「――貴女の言う強さ、私も知りたくなりました。どうやら、私は本当に、何も知らないまま、槍に縋ってきたようですから。ですから、その……よろしくお願いいたします、伊都波先輩」

おろおろしつつも、ぺこりと頭を下げて。

「そ、そう言われましても……私は、元々風紀の敵でしたわけで……気まずさは、流石に……」

おろおろ。理央の言葉には動揺を消せずに。
知られてない相手には気楽ではあるが、資料で知っている相手もいるであろうから、緊張もひとしおである。

神代理央 >  
「偶には、心からの笑顔を浮かべてみたいものだがね。そういうお前は、何というか………うん…?ちょっと、丸くなったというか、穏やかになったというか…?」

ジェーくん、という呼ばれ方も気になるが。
己の感じた違和感を、素直に其の侭言葉にしてしまうだろうか。


「おかげさまで。伊都波先輩には、色々と御迷惑をおかけしました…。黒い灰被り姫、でしたっけ。二つ名と勇名は聞き及んでいますよ」

自分が前線に立てない間、彼女が前線を張ってくれていたのは資料で良く知っている。
だからこそ、少し申し訳なさそうに。それでいて、頼れる先輩に憧れるかの様な視線で、言葉を返すだろうか。

伊都波 凛霞 >  
「ゆっきーもしかして夏季休暇中の課題終わってないの…?」

えー…とやや呆れ顔
風紀委員たるもの一般生徒の規範となるべき学生生活をー、なんて思っている自分からすればゆるい彼女はなんとも不思議な存在である

そして再びレイチェルへと顔を向けて

「留守の間のことはご心配なく。こう見えても頼りになる後輩だってところ、見せれたつもりですから」

彼女のデスクに書類が溜まっていることもなく、抜けた穴で何か不備が起こってもいない
安心して戻ってこれる環境を、整えていたのだ

「だから今日は、存分に楽しみましょう」

ようやく自然に笑えた笑顔で、そう言うのだった

織機 雪兎 >  
ぎっくぅ。
憧れの先輩からの言葉に冷や汗を垂らす。

「えーやー、まー、なんていうかその、ロスタイムを申請しておりまして、そのぉ……」

詰まるところがやっていないと言うことである。

キッド >  
「ただ真面目に職務もこなしてるだけさ、風紀委員として、な」

所属する以上はそれなりの義理を通すというものだ。
学生身分である以上、やれることはやっておかなければいけない。
その真面目さが、"少年"を追い込んでしまったのは皮肉でしかないが。

「……まぁ、なんだ。どーも……」

照れくさそうにレイチェルを一瞥し、溜息を吐いた。
そんなに広まるのかね、この噂…。

園刃 華霧 >  
「……」

ちらっと童男を見るがすぐに視線を外す。


「ァッ」

りおちーがストレートに切り込んでしまったのに小さな声をあげる。
オイオイオイ、アイツ死んだわ……

というか、もうちょっと情緒と言うか……
なんだろう、攻め方ってものがあるだろう。

伊都波 凛霞 >  
礼儀正しく向上を述べ、頭を垂れる池垣あくる
彼女の言う、強さが同じ環境で見えてくるものかどうかはわからないが…

「そっか。知らない場所知らない経験はきっと何かしらのプラスにはなるよ。
 この島の風紀の維持のために、お互い頑張ろうね」

そう言って、にっこりと笑顔を向けた

持流 童男 > 「それならばよかったでござる。ほかの子も呼んで遊ぼうでござろう」
そう神代さんに笑ってから、後ろに数歩さがって角のほうにいる。

「あくる殿は、強い子でござるな。それでも、ここに自分の足でこれたのでござるから。良きことでござるよ。」
そう少しだけ、素直に笑って。ポテトをかじるだろう。
コミュ障だ!!!

「レイチェル殿も、無事で何よりでござる。何事もなくてよかったでござるよ。」

そう笑う。

伊都波 凛霞 >  
「──………」

ピシッ

黒い灰被り姫の名前が出た途端、表情が凍る
にこやかな笑顔が固まり、ゆっくりとその視線を理央から外していく

「あれはー……人違い…じゃ、ないかな………」

キッド >  
「……色々あったさ、色々な」

本当に色々あった。
だからこそ、此処で話すのは相応しくない。
白い煙と共に、文字通りに煙に巻くように理央に対してそう言った。

「……で、そこの新人は風紀の"元"敵、ねぇ。へぇ……まぁ、いいさ。
 俺ァキッド、ろくでなしのクソガキキッド、さ。宜しくな、新人」

あくるは適当にご挨拶。

キッド > 「…………」

スパァー、と白い煙を吐きだして適当にマイクを拾い上げて、ぽい、と凛霞へと投げ渡した。

「後でもいいが、アンタが責任を感じてるなら、まずは"景気づけ"してもらわねェとな。なァ、坊ちゃんもそう思うだろう?」

そう言いながら強引に理央の肩を組みに行こうとする。
上手い具合に空気の流れを変えようとする気遣いだ!

池垣 あくる > 「ええ、とてもお強かったですよ。渾身の奥義、まるで通じませんでしたから」

黒い灰被り姫なんて呼ばれておられるのですね、と驚きつつ。
(凛霞にとっては)残念ながら、記憶は消えていない。
奥義に関わることと理解しているため、その説明自体はしないが。しかし、敗れたことは素直に口にして。

「ええ、元敵です。何人も、風紀の方にも襲っておりましたから。
――ろくでなしのクソガキさん、ですか?いかにも風紀らしからぬ、ですが……」

キッドの言葉には、こてんと首を傾げる。

神代理央 >  
「……まあ、それはそれ。こうして無事に風紀に入れたのだから、過去の事を気にし過ぎていても仕方あるまい。
忘れろとは言わぬが、これからの努力で過去を覆せば良い。まあ、だから……うん。今日は楽しめ、池垣」

緊張と動揺を隠さない池垣に穏やかな口調で言葉をかけつつ。
女性陣の固まる席をちょいちょいと指差して、座れば?と言いたげな視線。


「………そうなんですか?先輩が制圧した違反部活の捕縛者も、近くにいた目撃者からもそういう名前が出てますけど。
流石に人違いというのは…考えにくいと思うのですが…」

じー。視線を外した伊都波に視線を向けながら、怪訝そうな表情。
個人的には『黒い灰被り姫』カッコいいじゃんと思っているので、彼女が視線を逸らせる意味は一切察していない。

織機 雪兎 >  
「あっ、リン先輩歌うの!? 歌うの!?!?」

今が話題を逸らすチャンス。
ドサクサに紛れて話題を自分の課題から先輩の歌に変えてしまえ。

園刃 華霧 >  
「ゆっきー……」

あ、これ誤魔化しにかかったな?
と気がついたけれど、そこまでは言わない気遣い。
気遣い、大事だよね!

レイチェル >  
「……ゆっきー。課題はしっかりやっとけよ……?
 勉強に困ったら、質問くらいならいくらでも聞くからさ。
 いつでも連絡よこせよ。」

ゆっきーには呆れ顔を向けつつ、そう声をかける。
純粋に心配だったのだった。


「ああ、凛霞。そうだな、凛霞や、皆のおかげ様で心穏やかに、
 オレは安心して風紀に戻れるんだぜ」

そう、戻ることができた。現場の環境はもちろん。
ベッドの上で黒い夢の中に呑み込まれそうになった時、
皆の声に助けられたことを思い出していた。

「何事も……ああ、そうだな。
 何事もなかった、ってそう言えるくらい、
 後のことはきちんとやってみるさ」

童男の言葉にはそう口にして、穏やかに笑みを返すのだった。
まっすぐ過ぎる彼の言葉に、身体の内側に残る痛みも吹っ飛んで
しまうような気がした。


「……黒い、灰被り姫? なるほど、やはりそういうことか。
 資料には目を通してあるぜ」

理央の言葉に、凛霞の方をまじまじと見つつ、
そう言って目を閉じ、片手を腰をやるレイチェル。

織機 雪兎 >  
「えー……飲み物あとオタセンパイとくるりん?かな?」

とりあえずまだ飲み物を聞いていない人たちから注文する飲み物を聞き出し(確定ロール)、注文してしまおう(確定ロール)。
そうして飲み物が届けば、全員に飲み物がいきわたったことを確認し(確定ロール)、マイクを持って。

「とりあえず!! ちぇるるん先輩退院おめでとうございますと言うことで! 色々すっ飛ばして、乾杯!」

乾杯してしまおう(確定ロール)。

レイチェル >  
「お、せっかくカラオケだもんな。
 いいじゃねぇか、歌おうぜ!」

そうだ、この場を楽しまなきゃいけない。
いや、楽しみたい。
皆と一緒に、楽しみたいんだ。
この、大切な皆と、一緒に。


「……へへっ、凛霞が歌うならオレも歌っちまおっかな~!」

と、そんなことを言いつつ。

神代理央 >  
「ん?…ああ、そうだな。伊都波先輩が先陣を切ってくれれば、盛り上がる事間違いなしでしょうし、ぜひ、ぜひ」

肩を組まれたら大人と子供みたいな体格差だ。おのれ米帝。何だこの体格差。
とはいえ、彼の気遣いには素直に乗っておこうと。やんややんや、とまでは言わずとも、伊都波に期待の視線を向けておこうか。

レイチェル >  
「おう、乾杯~! ほんと、今日は皆……ありがとな!
 これからも、よろしく頼むぜ!」

手元のジンジャーエールを前に掲げて。
浮かべて周囲の一人ひとりの顔を見て、微笑みかけた。
そうしてグラスを皆の所へ元気よくぶつけていく。

園刃 華霧 >  
「ァァ……」

なんで、なんでコイツラ遠慮なくリンリンをぶっ刺しにかかってるんだろう……
いや、アタシも刺すつもりだったけれど。
流石に、これはない。


「と、かんぱーい!」

キッド > 「アンタは宿題やれよ……乾杯」

ミックスジュースの入ったグラスを気取った感じで上げて揺らした。

持流 童男 > 「かんぱーーーーーい!!!!!」

そう乾杯する。グラスをみんなのところへぶつけて

神代理央 >  
「おめでとうございます。かんぱい!」

音頭を取った織機に合わせて、グラスを掲げる。
掲げ過ぎてココア零れるところだった。セーフ。

池垣 あくる > 「あら、お歌もお得意なんでしょうか?楽しみです」

わくわく。純粋な瞳を凛霞に向ける。
そして、言われるがままコップを手にすれば。

「か、かんぱーい」

不慣れそうに乾杯をする。

楽しめ、と言われたのだ。素直にここは従ってみようと、そう思った。

伊都波 凛霞 >  
「いや、あれはですね。現場の戦力の不足と、神代くんの離脱の影響を鑑みて…」

もにょもにょと言い訳がましく
まあ結果的に穴埋めとしては完璧に近い動きが出来ていた、はずなのだが
あの名前はだけはあまりにもはずかしかった

と、そんなことを言っているとマイクを渡されて…

そうだ、気持ちは切り替えなければ

「いいの?私が最初で」

ハードルあげちゃうよ?と笑顔を取り戻す
予約用のユニットを手に、慣れた手付きで曲をリクエストして…

「かんぱーい!…それじゃー、もらうね?一番手」

織機 雪兎 >  
「いえーい!! どんどんぱふぱふ!!」

などと口ではやし立てつつ右手に持ったマラカスで左手に持ったタンバリンを打ち鳴らす。
しゃんしゃんしゃかしゃかやかましい。

レイチェル >  
「……凛霞。穴埋め……本当に、ありがとうな。
 その件に関しては、また話したい」

凛霞がそうもにょもにょと口にすれば、
すす、と近寄って小声で耳打ちするレイチェル。
資料には全て目を通してある。
レイチェルからすれば、感謝しかなかった。

そうして。

「よっ、一番手! 期待してるぜ~!」

拍手して、彼女の勇姿を歓迎する。

キッド >  
さて、やるべきことはやった。
一瞬不穏な空気にもなりかけたが、十分だろう。
ミックスジュースを飲み干せば、最後に理央に『今日だけはその話やめとけよ』とだけ耳打ちし
ろくでなしはクールに静かに、成るべくばれないように部屋を出ていった。
ちゃんと多めにお勘定は置いておくのだ…。

ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」からキッドさんが去りました。<補足:黒いキャップを目深に被った金髪碧眼の長身の少年。黒い皮ジャケットに、腰に添えられた大型拳銃が目立つ。>
伊都波 凛霞 >  
~♪

流れはじめるメロディ
イントロで大体の人がわかる、そんな、少しだけ前に流行したポップナンバー
CMで聞いたことあるー、とか、ラジオで流れていたりとか、そんな有名曲だ

マイクを片手に席を立って、歌いはじめる

──結果から言うと、凛霞は異常に歌が上手かった

歌がうまい、というよりもカラオケが上手かった
好きはものの上手なれ。それを体現するかのように透き通るような高音と、
情熱を感じさせるような抑揚をもって、え?本物じゃない?と思わせるレベルで歌い上げた

更に言うならば、歌っている途中のアピールや振り付けまでも完璧だった
彼女にしてはややあざとい…と思えるような所作、仕草、それをナチュラルに歌に混ぜ込んで──

歌いきると、満足げに点数を確認

【99.99点 神様級】

でーん

「──さあ、誰が続くー?」

マイクを持ったまま、ルームの皆に問いかけるのだ

織機 雪兎 >  
「はああああああああリン先輩ああああああああああああ」

完全に彼女の歌声に聞き惚れている。
腰砕けでしゃんしゃんしゃかしゃかとタンバリンとマラカスを打ち鳴らしながらうっとりした顔。
もう彼女が歌が上手いのはわかり切っていたことなので、ひたすらに彼女の名前を呼びながら声を垂れ流すだけの機械になっている。

持流 童男 > コーラを一気飲みして。
そして、笑いかけてから
ポテトを食ってから

「おー!!楽しみにしてるでござるよ!!!!」
そう凛霞殿に笑いかけて、凛霞殿の曲を聴いた後に


「すまぬ!ちょっとトイレに行ってくるでござるよ!凛霞殿!いい歌でござったよ 」

・・・・少しだけみんなを見て笑いかけて
こんなキモオタがいたら、楽しめないでござるしな
そう思いながらも、扉から出ていく。勘定を支払ってから

ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」から持流 童男さんが去りました。<補足:私服姿の童男>
園刃 華霧 >  
「オー、さスがリンリン。やルなー!」

やんややんや、パチパチ、と拍手をする。
歌とか特に歌うことはないから、なおさら感心する。

あと、やっぱゆっきーのテンションがバク上がりしてる。

池垣 あくる > 「…………」

唖然。
これの後に続くのは、ハードルが高すぎる。
というか、カラオケなんて未経験、知っている歌は演歌のみのあくるに、カラオケそのものがハードルが高すぎる……!


「だ、だれか……」


おろおろと周囲を見渡す。

織機 雪兎 >  
「あっくるりん次いく?」

きょろきょろしている彼女がマイクを探していると勘違い。
自分のそばにあったマイクを彼女へ差し出す。
やっぱり幹事たるものこういう気が利かないとね!なんて考えつつ、処刑台への片道切符を押し付ける。

神代理央 >  
耳打ちしてくれたキッドに、クスリと笑みを浮かべて見送る。
何だかんだ良い奴なんだよなあ、とは思う。体格が米帝なのが許せないが。


「…流石というか、何というか…。お見事です、伊都波先輩」

ぱちぱち、と拍手しながら画面の点数には流石に目を真ん丸に。
カラオケでこんな点数出るのか、と素直に感心しながら、さて次は誰が続くのかとココアを飲みながら思っていたり。

伊都波 凛霞 >  
「それじゃー次は我らが新鋭、池垣あくるちゃんにバトンタッチかなー?」

マイクパフォーマンスまでを終えて、席に戻る
レイチェルからの耳打ちにはわかってますよ、と意思を込めてアイコンタクトを返す

「なんだか久しぶりに歌ったから気持ちよくなっちゃった…」

ストレス発散、わだかまった気持ちをふっとばすのには、歌を歌うのは本当にちょうど良い
ジンジャエールのグラスを傾けながら、満足げに余韻に浸っていた

織機 雪兎 >  
「りんひぇんふぁいめっひゃうたうまむしゃもぐもぐ!!」

唐揚げを口に詰め込みながら最愛の先輩におしぼりを恭しく差し出す。
もう何言ってっかわかんねぇな。

レイチェル >  
「歌、うめぇなマジで……」

凛霞の歌声に、思わず拍手をする。
いや本当に、『完璧超人』の呼び名は伊達ではないようだ。

そして次に主役になりそうな、あくるへと視線を向ける。

神代理央 >  
「…せめて飲み込んでから喋れよ。低位の怪異みたいになってるぞ…」

気持ちは分からないでもないが。呆れた様に織機に声をかけるだろうか。

伊都波 凛霞 >  
「ふふ、カラオケ大好きで、昔はよく友達なんかと学校帰りに毎日通ったりしてたんですよね」

最近こそそうでもないけれど、そういう時期があったのだ
なのでマイクを持つとついテンションが上がってしまう

「あ、私もからあげー」

ドリンクで喉を潤したら、いくつか摘ませてもらおう

園刃 華霧 >  
「こノあとは地獄ダな……」

さて、どうなることか。
とりあえず、新人にソレを振るって辺り……
こいつら、実はスパルタだな?

体育会系ってやつか?
怖いなまじで

織機 雪兎 >  
「もぐもぐもぐ、ごくん」

言われた通りに唐揚げを飲み込む。

「りおりんはなんでいつも僕の事怪異扱いしてくるの????」

怪異扱いされてもおかしくないことをしている方が悪い。
怪異:からあげ喰い。

池垣 あくる > 「ぴゃう!?」

びっくぅ、と体が跳ねる。
まさかの無茶振りである。しかし、カラオケに来ておいて歌えませんは流石に通用しない。

「え、えとえとえと……がんばり、ます……」

大丈夫、大丈夫とすー、はーと深呼吸をして、マイクを構える。
自分のレパートリーははっきり言って演歌しかない。
歌えそうな曲があることを祈りつつ端末を操作し、あったことに安堵する。
そして。

「――参ります。」

歌い始める。

結果として、彼女の歌は『巧かった』。
カラオケ用の歌い方ではない。歌謡としての、伝統技能としての演歌がそこにはあった。
小節も、音程も、音の響かせ方も。
聞けば『きっと、習い事を真面目にやってきたのだろうな』と伝わる、基礎力の整い具合。
そして、基礎以上にはあんまりやらなかったんだろうなという、ある種のまとまりすぎ具合がうかがえるかもしれない。

【85.75点 達人級】

「お、お粗末さまでした……」

そう言って、ぺこりと頭を下げた。

織機 雪兎 >  
「演歌!! 渋い!!!」

流石に演歌にタンバリンとマラカスはあわない。
彼女の見事な歌が終われば、ぱちぱちと拍手。

「演歌歌えるのかっこいいねくるるん!」

歌い終えた彼女へ、彼女の飲み物を持って行って褒め称えよう。

神代理央 >  
「え?だってその方が面白………同僚に対する注意喚起だ。他意は無い」

無いったらない。本当に無い。
反応が面白いからとか思ってない。マジで。


「おお………何というか、純粋に巧いな。いや、感心した。
此れなら、文化祭で良い線張れるんじゃないか?」

風紀委員新入生獲得の為に、彼女にも頑張って貰いたいところ。
拍手しながら、池垣に素直な賞賛の言葉を向けるだろうか。

レイチェル >  
「演歌とは分かってるじゃねぇか。
 そして歌も巧いとくりゃ……こりゃあ期待の新人だな」

レイチェルも演歌は好むところだ。
普段からよく聞いている。
なのであくるの歌も、手元でリズムを取りながら聞いていたのだった。

伊都波 凛霞 >  
「わー、すごい。演歌って難しいんだよねえ」

採点基準がほかより厳しかったり
何よりこぶしを効かせて歌い上げるという普通の歌にはない技術が要る
カラオケマスターである凛霞にはそれがはっきりとわかるのだ

ぱちぱちと拍手しながら、さあ次は?と視線を巡らせて

とりあえずこの場から黒い灰被り姫の話題は消えたかなと安心するのだ

園刃 華霧 >  
「なンてーか、りおちー。そういうトコ、あるヨな…」

ゆっきーとりおちーのやりとりを見つつ、つぶやく。
アイツ、ゼッタイろくでもないやつだ

「あラ。やるじゃん、あくるん。
 此のプレッシャーの中でやルとは、すゴいね」

神代理央 >  
「おや、同僚に対する気遣いの言葉に、何か言いたげじゃないか?」

こう、何を言われているのか分かってはいるが、素知らぬ顔をして園刃に言葉を向ける。
山本の話を聞いた後では、コイツがねぇ…と言いたげな視線をつい向けてから、流石にそれは失礼かと直ぐに視線を逸らせてみたり。

織機 雪兎 >  
「……気遣い???」

気を遣ったか????
どう考えても馬鹿にされてんだが????
とりあえず神代少年の唐揚げに勝手にレモンを掛けておこう。

池垣 あくる > 「えっと……恐縮、です……」

おずおずとマイクを置く。
――もともと、あくるは大体のことは器用にこなす素質がある。
それ故に、槍以外には熱狂できず、こうなってしまったのは皮肉ではあるが……。
とまれ、ハードルを一つ乗り越えたという表情で周囲を見渡す。

「次は、どなたがお歌いになるのでしょう?」

園刃 華霧 >  
「ドー見てモ、からカって遊ンでんダろ…」

いや、分かっててやってるからなコイツ。
意外に性格悪いよなりおちー


「まッタく、鉄火巻メ」

伊都波 凛霞 >  
「レイチェルさんとかぎりんでデュエットとかどーです?」

選曲ユニットを片手ににこにこ

織機 雪兎 >  
「――お、デュエット???デュエット?????」

二人のデュエットと聞いて、マイクを両手に持って二人にずずいと。

神代理央 >  
「気遣い気遣い。もうめっちゃ気遣い」

雑に答えながらレモンのかけられた唐揚げを頬張る。実はレモンOKな少年は、特に気にする事は無い。唐揚げ美味しい。
とはいえ、こうも雑――もとい、揶揄える相手は彼女くらいなので、ちょっと優しくしてあげた方が良いのかなと思案顔。


「誰が鉄火巻きか誰が!」

思わず突っ込んでしまった。そんな寿司ネタみたいな二つ名は悲し過ぎる。

レイチェル >  
「……お、おう!?」

突然の振りに、思わず目を丸くするレイチェル。
まさかそんな振りが来るとは思ってもいなかった。

――デュ、デュエットか……。

デュエット、とは言っても……
華霧はどんな曲を知ってるんだろうかと。
華霧の方に顔を向けて、聞いてみる。

「華霧、何歌う?」

織機 雪兎 >  
「鉄火巻の支配者!!!!!!! 寿司奉行みてぇ!!!!!!!!!!!」

次々と鉄火巻を量産していく彼の姿を想像し、ゲラゲラとソファ上で笑い転げる無法少女であった。

伊都波 凛霞 >  
「ふふ、デュエット曲でなくっても二人で歌う、って楽しいですからね」

クス、と眼を丸くしているレイチェルに微笑んで

「…あ、あんまり誰かの二つ名を馬鹿にはしないであげて……」

茶化され、笑われている理央がなんだか他人事ではなかった

園刃 華霧 >  
「……」

視線がそれた時に唐揚げにこそっとタバスコでも仕込んでやろうか、と思うがやめる。


「……デュエット?」

お、おう?
まさかこっちに飛んでくるとは思わなかった。
さて、歌ってあんま興味ないんだよなー……

「アー……ン―……
 チェルちゃん、何かあル?」

正直、知ってる曲があってもタイトルとか分からない。
しょうがないので、振りを振り返す。

神代理央 >  
「デュエットですか。先輩と園刃って組み合わせがちょっと予想外ですけど、是非聞いてみたいですね」

にこにこ、と笑いながらふと気づく。
キッドも持流も帰ってしまった今、男子は己だけでは…?

「今度織機の教科担当に話に行かなきゃな。同僚を笑う様な風紀委員に委員会活動の単位が必要か直談判しに行かないと」

めっちゃ真顔。やっぱ優しくするのはやめよう。

織機 雪兎 >  
「おいばかやめろ。地味にダメージのデカいのはやめろ」

本気か冗談かわからないのはやめろ。
真顔で抗議。

レイチェル >  
「えーっと、それじゃあ……」

振りを返されて、考える。
華霧が知っていそうな曲って、何だろう。
そもそも、華霧って歌に興味があるのかな、などと内心で思いつつ。

いや、それでも、もしかしたら――あった。

それは風紀委員会における『テーマ曲』とも言われる歌。
風紀関連の行事、イベントで歌われることもある、その曲は。
軽快な音楽というよりは、校歌に近いノリではあるのだが……

「……これなら、いけるか?」

そう聞きながら、華霧の顔を見る。

神代理央 >  
「全くですよ…。先輩の様に、カッコいい二つ名ならまだしも、私なんて異能名其の侭ですからね。もうちょっと手心を加えて欲しいものです」

ぷんぷん、としながらも庇ってくれた伊都波に頷く。
神代理央は『黒い灰被り姫』をカッコいい二つ名だと思っている。
強調すべき案件なので、再確認。再確認。


「…しょうがないな。今、2アウト2ストライクだからな?」

何が、とは言わずに。にっこりと織機に微笑む。
瞳の奥は、微妙に笑っていない。

園刃 華霧 >  
「ン、あー……ソレな。
 それナら、マあ……"味わった"コトあルけど……」

いや、いいんだけど。
そんなでいいのかな?
まあチェルがいいっていうならいいんだろう、と納得する。

「ま、いけルよ。」

織機 雪兎 >  
「お、決まった決まった?」

コーラでポテトを流し込みながら、曲が決まったらしき二人の歌を待つ。
マラカスとタンバリンスタンバイ。

レイチェル >  
「よし、じゃあ歌おうぜ、一緒に」

笑顔でそう口にして端末を操作し、曲を登録する。

――どんな曲だっていい、一緒に歌えればそれで、楽しいんだ。

笑顔で、華霧にマイクを渡す。

「じゃ、いきますか!」

曲が流れ始める。
決して派手ではないけれど、落ち着くメロディである。
そして、この場に居る誰もがその曲を知っていることだろう。

園刃 華霧 >  
「ンー…」

さて、とマイクを受け取って立つ。
アレは……ああ、で、ああで、こうだった、な。

声は……まあ、それなりに出るだろう。

準備はできた。

神代理央 >  
「…この曲、カラオケに入ってるんですね…」

いやまあ、常世学園だし当然と言えば当然だろうが。
マジか、みたいな表情を浮かべながらも、素直に傾聴の姿勢を取るだろうか。

池垣 あくる > 「(……わくわく)」

演歌以外の他人の歌を聴くのも、本当に珍しい体験だ。
そわそわしながら、楽しそうに傾聴の体勢に入る。

伊都波 凛霞 >  
「──かっこ…いい…?」

黒い灰被り姫が?
後輩の意外なセンスに少し驚く

「もしかして校歌なんかも入ってるのかな…」

さすが常世のカラオケボックス。カバーする範囲がすごい

レイチェル >  
「あー…」

こほん、と一つ息を吐いて声を整える。

「――――~~♪」

歌い出しは、リードするように歌声を響かせていく。
歌声は普段の彼女のそれとは打って変わって、
純粋無垢な少女を思わせる可愛らしくも、清々しい声色である。

そうしてレイチェルは、華霧の方へちらりと視線を向ける。

織機 雪兎 >  
「そうだよリン先輩の二つ名カッコイイよ」

カッコいい。

園刃 華霧 >  
と、歌いだしをもってかれた。
じゃあ追っかけで行きますか。

輪唱っていうのか、少しずらしたスタートで

「「――――~~♪」」

紡ぎ出される旋律は、普段の少女と違う調子。
何処かで聞いたような いつか聞いたような

しかし元々の少女のものであるように
しかし小さな子どものように

スピーカーから よく流れた 
聞き慣れた ソレのように

織機 雪兎 >  
「ウッ!」

心臓を抑えて蹲る。

伊都波 凛霞 >  
「うう…人違い…ということにしておきたかった……」

恥ずかしい、と顔を真っ赤にさせて俯く

……が、目も覚めるような可憐な歌声に、顔をあげる

え、これレイチェルさんの声?と思ってしまうような……

神代理央 >  
「…カッコよくないですか?『黒い灰被り姫』」

彼女の反応を見ると、どうにも彼女自身はそう思っていない様な。
不思議そうな表情で首を傾げながら、真顔で尋ねてみる。


「………へえ…?」

凛々しいレイチェルのイメージから思いもよらない可愛らしく、清々しい声。それに続くのは、普段の園刃とは違う、耳に良く馴染む様な歌声。
背凭れに身を預け乍ら、静かに二人の歌に聞き惚れているだろうか。

レイチェル >  
「~~♪ ~~っ♪」

少しばかり堅苦しい歌を、二人の歌声で緩和させていく。
リズムを合わせるように、その感覚を確かめるように、
華霧の歌声に調子を合わせて、レイチェルは声を紡いでいく。


――いや。

――いやいやいや。

――なんか、考えてみたらすっげぇ恥ずかしくないか、この状況。

歌っている内に、ちょっと耳が垂れ下がってきた。
とりあえず華霧から目を離して、周囲の皆をちらりちらりと見渡しつつ。

織機 雪兎 >  
「ッ!! ッ!!!!」

胸を抑えてソファの上で転げまわっている。
とうとい。

園刃 華霧 >  
「~~♪ ~~っ♪」

合わせる、というより
重ねる

みながよく聞いた 手本に重ねる
彼女の歌声なのか
手本の唱歌隊の声なのか

チェルの声が重なって
ソレは確かに綺麗な歌として響く

まあ、悪くないんじゃないかな?

伊都波 凛霞 >  
どことなくぎこちないような、気恥ずかしげなような
そんな様子のレイチェルがやや新鮮で、スマホで動画を撮ったり何かしつつ、楽しんでしまう
こういう平和な側面の記録を残しておくのもいいじゃないか

それはそれとして、二人が肩を並べて歌を歌っている様子が、なんだかもうそれだけで、嬉しかった

伊都波 凛霞 >  
「カッコいいかどうかは置いといて…言われるのはなんかものすごく恥ずかしくて無理…。
 自分で名乗るとかもっと無理」

不思議そうな顔をしている理央後輩に視線を送る
本気で恥ずかしいのか、まだ顔が赤い

顔の熱を冷ますようにジンジャエールを一気だ

レイチェル >  
「――~……♪」

曲が、終わる。
隣で歌う華霧の声は初めて聴くものだった。
よく聞いた、馴染みのある声のようでもあり、
彼女の声のようでもある。
考えてみれば、不思議だった。
でも。

――そんなことより一緒に歌えたことが嬉しかった、かな。

って。

「……っておい! 何動画撮ってんだよ、凛霞~!
 ……あとゆっきーはどうした」

歌い終えてすぐさまツッコんだ。
全く気付いてなかった。
そして。

「……あー、その……ありがと、華霧。
 すごく、楽しかった」

華霧の方へと顔を向ければ。
ぎこちない感謝の言葉だったかもしれないけれど、
そんな言葉を彼女へとかけた。

織機 雪兎 >  
「んんん、んんんんん……!」

胸を抑えてソファの上で丸くなってしまっている。
耳孕みそう。

伊都波 凛霞 >  
「ふふ。こういうの残しておきたいじゃないですか」

幸せな記憶、記録
そんなことがあってはいけないとわかっていつつも、風紀委員は危険な職務
この中の誰がいつ欠けるか…なんてことはわからない──

悪びれもなく動画の撮影を終えて、満足げに微笑むのだ

園刃 華霧 >  
「――~……♪」

そういえば、チェルの声もちょっと違うな?
まあ、いっか。
そう思った頃にはもう曲が終わっている。

ああ、そういえば終わりか。

「ット……」

点数は……まあいいか、別に。

「ゆっきー、生きテっか? 死ぬナ、傷は深いゾ?」

なんか悶てるから声をかけておく。

「あ、リンリン。あとでソレちょーダい」

けらけらと笑う。

「ァ―……ン。
 アタシも、まあ楽しかったよ」

チェルの礼に言葉を返す。

伊都波 凛霞 >  
「じゃあ次はゆっきーと神代くんでデュエットかな? 二人仲良さそうだもんねえ」

にこにこ笑いながらマイクという名の爆弾を二人へ投下する

織機 雪兎 >  
「おっいいぞ?」

にゅっと復活。

「りおりん何歌える?僕はこれとかこれとかこれとかこの辺いけるけど」

どれもこれも熱血スーパーロボットアニメの主題歌とかばっかりである。

神代理央 >  
「……へえ?そうなんですか?本当にカッコいい二つ名だと思うんですけど…。何より、先輩が恥ずかしがっている姿を見られるのは、貴重なので是非広めていきたいですね。『黒い灰被り姫』」

飲み物を流し込む彼女の姿を、珍しい物を見たと言わんばかりに眺めながら、ちょっと揶揄う様な口調で言葉を返して。


「お疲れ様でした。先輩と園刃って意外な組み合わせでしたけど、何というかこう…息ぴったりでしたね。流石です」

ぱちぱちと拍手しながら、二人に声をかける。
綺麗に"噛み合って"いた二人の歌声に、素直に賞賛の言葉を投げかけるだろう。

伊都波 凛霞 >  
動画をチェックする
サムネイルには仲良く、片方は気恥ずかしげに肩を並べ歌う二人の姿
ああ、こんな光景が、やっぱり見たかったんだって。目を細める

「じゃ、かぎりんにあとで送っておくね」

愉しげに笑っていた、が…そこで理央からの追撃迫る

「う、ぐ、うー…神代くんが復帰したからもうよくない…?」

意図的に広まるようにしていたのは抑止力の観点からであってしてもごもご
顔を隠すように、ジンジャエールちびちび

園刃 華霧 >  
「……まー、アレ。正体は知ラれてナイっぽいカら安心シな。
 アタシがそう?って聞かレたりシたし。シンデレラ」

リンリンに慰めになるのかわからない言葉をかける。

神代理央 >  
「え、デュエット…こいつと………?マジで言ってます…?」

驚愕と困惑と猜疑が混ぜ込まれた表情で、茫然と伊都波に視線を向けた後。


「……え、何でお前そんな乗り気なの…こわ…。
ん、んー……わかんないのばっか……あ、これならわかる」

うんうんと唸りながら指で指し示したのは、唯一知っていた熱血系のゲームの曲。ゲーム好きなクラスメイトが『良い曲だから!』とCDを押し付けてきた曲。

「…これならいけるけど…大丈夫か…?」

ちょっと自信無さげに、織機に首を傾げてみせるだろうか。

織機 雪兎 >  
「え、だって誰かと歌うの楽しいじゃん」

ウッキウキで曲を探す。
好きな曲を出してきてはこれはどうかあれはどうかと聞いていく。

「お、まじ、いける? じゃーこれいこー」

昔のスーパーなロボットのゲームのOP曲。
ぽちぽちーと端末を操作すれば、やがて熱苦しいイントロが流れ始める。

「んー、あっあー、んん、よし」

そして曲が始まる。

神代理央 >  
「先輩に負担をかけるのは本意ではありませんが、抑止力の観念から言えば二つ名の知られる委員が増えるのは好ましい事です。
つまり、『黒い灰被り姫』はぜひとも広めていきたいですし、先輩が落第街の脅威足り得る事もアピールしていきたいですね」

ちょっと楽しくなってきた。
それを顔に出す事は頑張って耐えている…耐えている…?

レイチェル >  
そのまま、すすすとソファへと戻っていくレイチェル。
ソファに座れば、ちょっと氷が溶けてしまったジンジャーエールを
一気に口へと注ぎ込んで、ごくり。ちょっとだけ顔の熱が冷めた
気がする。

「あー……凛霞、オレにも送ってくれる?
 まー、その……平和な時間を、大切に取っておきたいからさ」

こっそり、お願いをする。
その理由もまた、真実である。
レイチェルもまた、凛霞と同じ考えを持っていたのだ。

「さて、っと! 二人のデュエットか、面白そうだなこいつは」

そう口にして、マイクを持つ理央とゆっきーの姿を見守る。

園刃 華霧 >  
「……いヤ、これ面白いナ?」

よし、動画撮影準備だ。
ゆっきーとりおちーとかなにこれ、鉄火の風雲児とかそんな?

伊都波 凛霞 >  
「はい、もちろん。普段から忙しい風紀委員にとっては貴重ですから」

レイチェルの要望にも快く答え、笑顔
こういった幸せを切り取ったような時間
それを思い出せる、取っておく…きっとそういうのは、大事なんだ

おっと、続く二人も撮影…は、かぎりんがしそうだから任せておこう

伊都波 凛霞 >  
そうか、バレてないのか…なら大丈夫、か…?
かぎりんにシンデレラと呼ばれてまた恥ずかしい思いをするわけだが
理央もそれに続くように、継続して欲しいという旨を伝えられる

「…じゃあ、まあ…たまにくらい、なら…?」

名前が風化しない程度の感覚なら…いいか…
半分諦めの境地だった

神代理央 >  
「……じ…自信は無い…けど…」

一度飲み物で喉を潤して、あーあーと喉を慣らして。
そろそろとマイクを手に取ると、スピーカーから流れだした音楽に合わせて口を開き――


「………――~~~♪」


荘厳とも言える出だしから始まるのは、ゲームソングにしては些か堅苦しいまでの歌詞で有名な曲。
天命を受けた戦士が、未来と世界の為に戦う咆哮の曲。

本来であれば、己が歌うパートは力強い男性のパートではあるのだが――カウンターテナーに近い音程の少年は、力強さというよりも寧ろ情緒的に、歌い始めるのだろうか。

織機 雪兎 >  
「~~~~~~!!」

マイクを握りしめてまさに咆哮するように歌う風紀の最終手段。
しかし下手ではなく、むしろ女性らしからぬパゥワーのある、伸びのある高音。
特筆するほど上手いわけでも無いが、楽しそうに歌っているのがわかる歌声だろう。

レイチェル >  
「へぇ、何か熱い歌だな」

聞いたことはないが、好きなタイプの曲だ。
そして、二人の歌声もまた、好ましい。

「すげーいいぜ、二人とも」

二人の後輩の歌声に、頭と手元でリズムをとって。

園刃 華霧 >  
「なーンだろ。
 元々勢い一杯、ナ歌なんダろーナ。
 ゆっきーのパワーとりおちーのヘロッと具合が上手いことアってンな」

動画に音が混じらないように、ちょっと控えめに感想を漏らす。
音にかき消えて、聞こえないかもしれないけれど。
別に誰かに聞かせるものでもないし、いいか。

伊都波 凛霞 >  
うーんゲキアツ曲
そして理央とゆっきーの対比がなんだか面白い

タンバリンを借りてシャンシャン♪とリズムに合わせて囃し立てる

「神代くんかっこいー、ゆっきーも素敵ー♪」

完全にカラオケ大好き女子

神代理央 >  
男性でありながらカウンターテナーの少年と、力強く歌い上げる少女。
オーディエンスに向けて楽し気に歌い上げる彼女を支える様に、細かく音程を合わせながら声を出す。
少年と少女の歌声は本来逆の立ち位置。しかし、逆の立ち位置だからこそ、不思議と二人の歌声は噛み合い始めるのだろうか。

「――~~~♪」

時折、織機に視線を向け、彼女が盛り上がるタイミングで音程と声量を調整する。
『二人で一曲』というものを完成させるかの様に、次第に少年も声を張り上げていくのだろうか。

織機 雪兎 >  
なんだ急に三回連続で見つめてきた。
しかしまぁそのアイコンタクトの意味を分からないほど頭ゆっきーなわけでも無い。
こちらも三回連続で見つめてタイミングを調整しつつ、ラスサビに突入。

「~~~~~~~~~!!!!!」

微妙にねっとりしつつも熱量に溢れた歌い方で、最後のフレーズを無駄に長いロングトーンでシメ。
曲の最後のリズムに合わせて拳を突き上げ、フィニッシュである。
一曲歌うだけで汗だくになってしまった。

「――あぁ~~~~~~~~!」

そして崩れ落ちる。
歌っているうちにゲームの内容を思い出して感極まってしまったらしい。

園刃 華霧 >  
「ゆっきー? ゆっきー?
 おーい?」

歌を歌い上げて、崩れ落ちたんだけど。
大丈夫か? 
そこまで入れあげることのない自分にとっては、ちょっと衝撃的だ。

伊都波 凛霞 >  
まさに熱唱、といった様子のゆっきー
そして美しく歌い上げた理央に惜しみなく拍手を送る

「ふたりともすごいすごい!
 息ぴったり、だったねえ」

ぱちぱちと手を叩きながらそんな感想
普段のやりとりでよく衝突しているのを見かける二人ではあったけれど、
こういうのを見せてもらえると、単なるじゃれあいなんだなあというのがわかる …たぶん

伊都波 凛霞 >  
「よーし、じゃあ次はもういっちょー私が…」

一巡したと思えば即座にマイクを掴むカラオケ大好き少女、凛霞

そうしてこの会が終わるまで、場を盛り上げ続けたことだろう
危険や不穏と隣合わせの風紀委員の日常、その幸せな一コマを切り取った動画は、きっと永久保存版だ

ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」から伊都波 凛霞さんが去りました。<補足:焦茶の長いポニーテールに焦茶の瞳、私服姿>
神代理央 >  
「――~~~っ!!」

最後は彼女に合わせる様に熱唱、絶唱。
綺麗に歌を仕上げて、ゆっくりと唇からマイクを離すと――

「……お…お粗末様…でし…た…」

此方は純粋な体力の問題で。
ばたり、と椅子に倒れ込む様に座り込んだ。

織機 雪兎 >  
「いやうん、だいじょうぶ、ちょっと思い出して……」

あのゲームは控えめに言っても最高だからな。
顔を覆ってしばらくプルプルしていたが、やがて復帰してきた。

「リンセンパーイステキーカッコイー!!」

などとカラオケに興じたり料理を食べたりおしゃべりしたり。
先輩や同僚、後輩たちと親睦を深めていったとか。

カラオケが終わってから家に帰り、机の上に広がっている手付かずの課題に崩れ落ちたことは言うまでもない。

ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」から織機 雪兎さんが去りました。<補足:サマーパーカー、半袖白ブラウス、ホットパンツ、ローファー、ネコミミキャスケット>
池垣 あくる > 「(……たのしい)」

なんとなく、そう思った。
上手い下手はどうでもいい。そう、それはどうでもよくて。
ただただ、同じことをするのが、とても楽しかった。

そして、なんとなく、思ったのだ。

こんな風景を、守りたいな、と。

静かに決意を漲らせながら、不器用にその場を楽しみ尽くしたあくるだった。

ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」から池垣 あくるさんが去りました。<補足:今日は片鎌槍を持っていない、見た目おとなしそうな少女>
レイチェル >  
「いやー、ほんと良かったぜふたりとも!」

歌が終われば、ぱちぱちと惜しみない拍手を送る。

――ああ、幸せだな。

本当に、幸せだ。
いつも忙しくしている皆が、
こうして平穏な日常を過ごしているのを見るのは。
そして、皆が自分のことを、心配してくれる。
声をかけてくれる。
だからきっと、立ち上がれる。
歩き続けられる。
悩みながら傷つきながら、それでも、きっと。


そして、自分自身も。
大切な皆と、十分に平穏な日常を、楽しませて貰った。

戻って、来られたのかな。
戻って、来てもいいんだな。

神代理央 >  
無事に歌いきった代償は、残っていた体力を殆ど失う結果で終わった。
とはいえ、こういう経験も悪くは無い。というよりも、2年生も半分終わってようやく『学生らしい』事をして、楽しんでいる気がする――

「……こういう生活も、悪くない、のかな」

そうして、その後も先輩同僚後輩とカラオケだの食事だのを楽しんで。束の間の休息を、大いに満喫するのだろう。
この思い出があれば、また『鉄火の支配者』として立つ事が出来るのだから――

ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」から神代理央さんが去りました。<補足:風紀委員の制服に腕章/腰には45口径の拳銃/金髪紅眼/顔立ちだけは少女っぽい>
園刃 華霧 >  
「ヤー、よくヤったなー。
 なンだ、結構息あっテるじゃン?」

けらけらと笑う。
まあ、掛け合い漫才みたいな二人と思えば息も合うだろう。

……いや、この場合、アタシもそこに入りそうでやだな

こういうところで歌うのも割と初めてではあったが。
まあ、悪くはないな。

「サ、て。
 やッパ、休みはこーデなくっちゃナ!」

にしし、と笑った。

レイチェル >  
そうして風紀の皆とカラオケを楽しんだ。
最後は皆にお礼を言って、頭を下げて。

――皆、ありがとう、本当に。



その帰り際。
お休みの日の、その終わり。
店を出る時に、ちょうど華霧と二人きりの形になった。
皆は既に、店を出ている。
最後に少しだけでも、声をかけたい。
そう思ったから、華霧の方へ向いて、言葉を紡ぐ。

「それじゃ、華霧。
 本当に、今日は来てくれて、ありがとな。
 その……ほんとに、嬉しかった」

少し申し訳無さそうに笑い、声をかけた。

園刃 華霧 >  
「ン。
 だって、そりゃ……
 レイチェルの退院祝い、だろ?
 まあ……つっきー先輩の後押しあったのも嘘じゃないけど。
 別に、来るのは……当たり前だろ?」

ありがとう、というその言葉。
けれども、それは当然のことだった。

だから、返事はそんなモノ。


「マ……アタシも、悪くはなかったよ。
 いや。楽しかった」

にしし、と笑う。

レイチェル >  
「真琴の? そうか……そう、なんだな」

その名前を聞けば、少し複雑そうな表情になりつつ、
それでも、ふっと口元に笑みを見せて。

「色々、気にして……考えてるんじゃないかって思ってな。
 だからもしかして、
 今日は会えないんじゃないかっていう思いが、
 正直言うと少しあったんだ。
 
 それでも信じて、ドアを開けた時にさ。
 居てくれて、嬉しかった。
 一緒に歌えて、楽しかった。

 ……今日華霧が来てくれたことは少なくとも、
 オレにとっては『当たり前』じゃないんだよ、華霧」

自分にとっては、そんなありふれたものじゃないんだ。
この日に、華霧と会えたことは。


「うん、楽しかった。また、一緒に遊ぼうな」

へへへ、と笑う。

園刃 華霧 >  
「あれ? そういえば、部屋借りてるって話してなかったっけかな。
 まあ、うん。そんな感じ」

何がそんな感じ、なのかはよくわかってないが。
ひとまず大事な報告はする。
吹きさらしの路地とかに住んでるわけではない、は言っておかないと。

「ぁー……んー……
 まあ……気にしてないかって言われりゃ……
 そりゃ、まあ……ちょっとは、な。」

それは偽らざる気持ち。
隠さないで吐き出しておく。

「ただまあ、それとこれとは別だろ?
 なにを先にするか、だ。
 それは『当たり前』だよ、やっぱ」

そこは、喜ばしい方を優先したわけだ。
勿論、そうじゃないものも忘れはしないけれど。

「ん、そだな。また、遊ぼう」
 
変わらず、にしし、と笑った。

レイチェル >  
「そ、そいつは聞いてねーよ、その話は……
 ま、ある程度ちゃんとした所に住んでるなら良かった。
 真琴には、よろしく言っておいてくれ」

でも、そうなると色々と頷ける。
花のことも、クッキーのことも、おめかしのことも。
なるほど、全てが繋がった。

「……わかった。
 その上で『当たり前』って言ってくれるんだったら、
 そんなに嬉しいことはねぇよ」

少しだけ、耳が下がる。
穏やかに微笑んだその目は、眼前の少女をしっかりと
見つめて。


「ありがとうな、華霧。楽しみにしてる」

今一度、その言葉を贈った。
そうして何もなければ、
クロークを翻して女子寮へ向けて去っていくことだろう。

園刃 華霧 >  
「ん、ちゃんとよろしく言っておく。
 ……なんなら、言いに言ってやったら?」

へらっと笑う。

「ん、アタシも楽しみにしておくよ。
 この先の色々も、な」

色々なことを破綻させたのだ。
この先、ちゃんと取り戻してもらわないと困る。

それをどうするか。
本当に楽しみだ。

そうして

二人は別れてそれぞれの家路につくだろう。

ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」からレイチェルさんが去りました。<補足:金髪眼帯の長耳少女。風紀の制服。>
ご案内:「カラオケ「まぬるねこ」パーティールーム」から園刃 華霧さんが去りました。<補足:整えられた髪、黒いチョーカー、風紀の制服>