2015/06/12 - 22:36~02:47 のログ
ご案内:「落第街 下水道」に害来腫さんが現れました。<補足:学生服・黒い髪・隈のある目>
ご案内:「落第街 下水道」に遠条寺菖蒲さんが現れました。<補足:長い黒髪を結い上げてポニーテールにした青い瞳の女生徒。護身に小太刀を携帯している生徒会幹部候補生>
遠条寺菖蒲 > その光景に思わず吐き気を催した。
なんてことを、何をしているのだ。
四肢をなくした七人女性たちは既に壊されていた。肉体的な意味だけではなくて、精神的な意味でも。
そこに前日の肉塊に捕らわれていた少女のことを思い出す。アレはギリギリで心も身体も壊さないようにワザと仕向けられていたが……これは違う。
ある程度は壊れようと構わないのだ。
ただ、蟲を生み出す。その機能さえあればいいかのように菖蒲の目には映った。
「……好みではないです」
悪趣味だ。
逃げれるならば逃げたいところではあるが身動きが取れない。
まさかこんな事に巻き込まれるなんて最悪だ……。
害来腫 > 【ようやく自身の置かれた状況が理解できた相手に目には、明らかに怯えの色が滲む】
【その様子を、満足そうに眺めつつ、言葉を続ける。】
どうした、最初に会ったときの異性はどこへ行っちまったのかな?
ほらほら、女の子たちが可哀想なめに会ってるんだ、ヒーローなら助けないと…
【そこまで言うと、不意に男が口を開ける】
【舌も歯も無い、ぽっかりと開いた闇のような口内…いや】
【いる…何かが、粘着質のものをすり合わせるような音を立てながら】
【小さく光る眼光が、無数に口の中から菖蒲を覗いている…】
【菖蒲は気づくだろう、あの中は闇などではない、無数の、想像したくも無い何かが】
【犇き、蠢いているのだと】
ドウした?怖いのカ?
【開きっぱなしの口から、どうやってかは知らないが男の声が聞こえる、吐息は肌にかかるほど近く】
【寒気のする音はよりリアルに恐怖を訴えかける…】
遠条寺菖蒲 > 下衆が、そう思うと沸々と湧き上がるのは怒りであった。
手足は拘束され自由がない。
その状況でそんな風に嘲笑うコイツはなんであれ悪であり人の道を外れた外道と言えるだろう。
慣れ親しんだ相棒とも言える霊刀『霧切』もこの場にはない。
打つ手は何一つない。
「……っ!!」
闇を見て一つ、確かな事を理解する。
「この化け物……!」
人ではない。こんな奴が人であるわけがない。
かつて人であったとしても今はただの蟲の化け物だ。
それを理解して自身でも理解できるほどに体がぶるりと震え恐怖した。
害来腫 > 【その喋る隙を突いて、男が無理やり菖蒲の顔を寄せると、強引にその唇を奪う】
【いや、それだけではない、更に口の中にいた虫達が、無理やり菖蒲の口をこじ開け】
【口内を通じて何かを無理やり飲ませる】
【軟体生物のような触感のそれは、意思があるのか、滑り込むように菖蒲の口から喉を蹂躙するように】
【粘液を撒き散らしながら胃の腑へと収まる】
【口内に残った生臭い匂いが鼻腔に届いたのか、少しして悪臭を感じ取る】
【一頻り口の中を舌代わりの蟲で味わうと、ようやく口を離す】
【その間分泌された大量の蟲の粘液が口に留まり、喉を嘔吐かせ、口からは分泌液が零れ出た】
は、つまんねエ褒め言葉ダ
【男は嗤う、これから今嘔吐くが飲まされたものが何か、説明するのが楽しみで仕方が無いのだろう】
遠条寺菖蒲 > 「ん、んーッッ!!!」
気持ち悪い。自分の顔に触れるモノが不気味に蠢いて。
何かが、ナニかが菖蒲の口の中を蹂躙して無理矢理口の中へと押し込まれる。
夢見る少女と言うわけではない。まだ恋も知りはしないしそのような感情も抱いたことはなかった。けれど、化け物に自身の唇を奪われ何かを飲み込まされた衝撃は計り知れないもので自分が穢されたと認識し悲しくなる理由を正確に把握しきれず不可解な気持ちを抱いた。
「ぅう…何を……っ」
何をした、と言葉にしようとするが吐き気や口の中で蠢いた気持ち悪さから上手く口を動かせない。
害来腫 > 今のカ?今のは…これだよ…
【男の口の中から現れたのは、芋虫と胎児を混ぜ、触手を生やしたような】
【醜悪極まる異形の蟲】
こいつハ異世界からこっちに持ち込まれたモンでなア
女にしか取り付かない、宿主の栄養を吸って生きる寄生虫だ。
こいつが面白い生態をしていてな、宿主の栄養を効率よく吸収するため、まず寄生した雌の卵巣と子宮の機能を
極端に低下させる、ま、妊娠して栄養を取られないためだろうな。
次に、栄養をより大量に補充するため、媚薬効果のある体液を出し、更に取り付いた女の体温を上げ
無理やり発情させる…後はわかるだろ
そうして寄って来た男から、宿主を通じて精液を搾り出させ、この蟲はそれを栄養に更に成長する…ってわけだ
まあ、しばらくすりゃあヤる今年か考えられない、完全な肉便所になっちまうだろうな…
ああそうそう、子宮に関しちゃ早く取り除ければ回復の可能性もあるだろうが、余り長い事寄生されると
完全に機能が破壊されちまうから注意しろよ、つっても
【辺りを見回す】
ま、この状況じゃ絶望的だろうな…
【男が嗤う、二度と子供のできなくなるかもしれないというショックと、己の心身が作り変えられるという恐怖に】
【怯えているであろう、目の前の犠牲者の絶望を想像して】
ああそれと、もう一つおまけをプレゼントしといた…そろそろかナ…
【腹部に感じる、鈍痛のような痛み…触れれば、何かが、彼女の腹の中で蠢いている…】
遠条寺菖蒲 > 鈍器で頭を叩かれたかのような気がした。
正確にこの化け物の言う事が理解できない。
異世界の、寄生虫。女性にしか寄生せず卵巣と子宮の機能を低下させ宿主から栄養を吸収する―――……。
聞き終える頃には何を言っているのかよく理解し切れなかった。
いや、したくなかったという方が正しい。
楽しみ嗤うかのような声がやけに耳に残る。
何かを言葉にしようとするも上手く舌が動かず口から空気が抜けるかのような音だけがする。
どうしたのだろうか。
ダメだ。
その感情を明確に理解しては。
口の中も動かせるだろう顔の筋肉も自棄に不自由なものに感じる。
これは――
「ぐぁっ」
男の声とともに腹の中に痛みが走り悲鳴をあげる。
「……他に、なにを……」
なんとか捻り出した声は消えそうで、
害来腫 > すぐわかルさ
【腹の異物はただ蠢くだけでなく、徐々にその数を増やすが如く】
【動きの複雑さと、激しさが増していく…】
【あっという間に、菖蒲の腹部は妊娠したかの様に膨れ上がり】
【その腹部にいる何かは、更に数を増やしながら】
【母体を食い破らないばかりの勢いで暴れまわる。】
【膨れた腹には、蚯蚓腫れのような後が幾筋も浮かび、不規則に動き回る】
【普通なら到底耐えられる事のできない痛みの筈が、いまだ鈍痛で済んでいるのと、むしろ奇妙な快感を微かに齎しているのは】
【例の寄生虫の仕業だろうか】
さあて…愛しい我が子とのご対面だ…準備はいいカ?
【ごく軽い力で、菖蒲を蹴るように足で押し倒し、その腹に足を乗せる…】
遠条寺菖蒲 > 「なに、を……」
何をするつもりだ。
そう言葉にするつもりだったのに上手く言葉を紡げなくて。
「ひっ…!あ、ああああああっ!」
自分の体が自分の体でないかのように、腹部が膨張する痛みに否応なしに悲鳴は口から溢れる。
それがこの化け物を愉しませていると思うと我慢したいのだけれど、そんな次元の痛みではない。
まるで身体が作り変えられて行くかのような、そんな感覚がする。
ー――愛しい我が子?何を言って…
言葉を理解し思考するよりも前に化け物の足が腹の上に来た。
害来腫 > こういう事だ、よ!!
【勢いよく、ポンプを踏むように菖蒲野原へ力をかける】
【限界を超えて膨張した中のモノは、かけられた力から逃げるように、子宮口から膣を通り、勢いよく体外へ排出される】
【大量の粘液と愛液、そして破瓜の血と共に生み出されたそれは…】
どうだ、可愛いわが子の顔は、ほら、遠慮せず拝めよ。
【びちびちと動き回る、醜悪な何種類もの蟲の幼体だった】
ひひ、貴重な体験だぜ?処女を内側から破られるなんて、滅多にないだろうしよ!
【げらげら嗤いながら、男は菖蒲が産んだ蟲を拾い、顔へ投げつける】
遠条寺菖蒲 > 「ひ…っ!」
これはー――恐怖だ。
化け物足が腹に力をかけて、
「ぃやあぁあぁぁぁーーーっ!」
拒絶の声とともに身体を裂くようなその痛みに悲鳴を上げて、体中から嫌な汗が溢れ出す。
一瞬の激痛のように思えたが、菖蒲にとってはその苦痛は何分もの時のように感じるものであった。
「……、……っ」
痛みからか変に身体が強張ったせいもあり過呼吸になりかけて声が出ない。
化け物に言われるがままに視線を下腹部とその先へと向けて血の気が引く。
自分の股から多量の血が流れその血が飛び散る先に嫌悪の対象である蟲が血と液体に塗れてそこにいて、一瞬貧血のように意識が遠くなりかけた。
いや、この場合ここで気絶した方が幸せだったのだろうが、菖蒲の意識は踏みとどまってしまった。
そして、いつの間にか頬に涙が伝う。
害来腫 > ヒヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!
おいおい最初の威勢はどこイッたんだよ!?あぁ!?
【待ち望んだその瞬間をついに目にし、可笑しくてたまらないとばかりに】
【笑い声を上げる】
おいおい、もう泣き入れんのかぁ?正義の味方ならヨ…
【待ち構えていたかのように、グロテスクな触手が、黒い海から生える】
ちゃんと最後まで耐えて、逆転して見せろヨ
【これ見よがしに汚猥な液体を垂らし、うねり狂う触手が、先程出産を終え、消耗した秘部に】
【突き当てられる…】
【悪夢は終わらない、直後に生えた二本目の触手が、今度は肛門へと…】
遠条寺菖蒲 > 整わない呼吸、ただ苦しくて痛くて辛い。
いくらこれまで幼いころから訓練で鍛えていたとは言え、身体の内側からの痛みには抗えない。
そのような訓練をする必要などないが故に耐えれない。
自身を嘲笑する化け物の声は嫌にクリアに聞こえる。
五月蝿いと怒りさえ湧いてくる。
そんな菖蒲の感情など無視して化け物と蟲は蠢く。
まだ裂けたような痛みを伴う下腹部に触手が躙り寄り、校門にも押し付けられる。
ここまでくればこの後どうなるかなんて予想するのは性行為というものに保健体育ほどの知識しかなかった菖蒲にも分かる。
強張ると呼吸は僅かに悲鳴のように盛れる。
害来腫 > それじゃあ、たっぷり楽しんでくレ…
【触手が、自身の粘液を潤滑油代わりにし】
【無理やりその太い体をねじ込んでいく】
【気絶するほどの痛みが再び襲い掛かるが、寄生虫の影響か痛みと同時に、身を焦がすほどの強烈な快楽も同時に菖蒲を襲う】
【痛みと快楽が交互に波のように、代わる代わる迫ってきては、理性が焼ききれんばかりの衝撃がくる】
【それから、どれだけ時間がたっただろうか】
【ぴったりと閉じていた秘所は、がばがばに開ききり、何度も注がれた分泌液と卵が】
【ごぽごぽと音を立てて、流れる液と共に溢れ出てくる】
【幾つかは既に孵化し、誕生の産声を上げ、黒い海へ】
【肛門の方もほぼ同じような有様で、真っ赤に腫れた肉ははみだし、この先まともに機能するかどうかも怪しい】
さあ、て・・・遊びはここまでにして…
【既に寄生虫が馴染みきったのか、何をしても快楽の声しか上げる様子のない菖蒲を見下す】
そろそろそのいらねえもん、落すか
【黒い海が、快楽に喘ぐ菖蒲の手足に、じりじりと寄って来る…】
遠条寺菖蒲 > 「や、めっ……!」
ミシミシとこじ開けられるかのよう音が聞こえた気がする。
それが体内から聞こえた音なのか耳に届いた音なのかは分からない。
触手が身体を突き進むにつれて視界は点滅し、そこに異様な熱を感じ始めた。
「はぁ、はっ…ひぅ、う…」
思考が白く包まれて何も思考できなくなっていった。
ふと誰かが何かを言っている声が聞こえた気がした。
それは余りにも遠くて意味は分からない。
害来腫 > 【手足を覆うように、黒い群が菖蒲の手足を多い、租借音が部屋に響き始める】
【手足からは血が流れるが、蟲が何かしているのかその血も死につながる量には程遠く】
【ただただ皮と、肉と、骨が黒い海に溶けていく…】
【おそらく、今の菖蒲にはそれすら快楽としてしか感じ取れないだろうが】
【蟲達の方は、良質な肉と魔力を持つ彼女を気に入ったのか、未だに胎内と肛門を蹂躙し続けている】
【腹と背にそれとわかるほどの蚯蚓腫れのような跡が浮き上がり、リアルタイムでグネグネと動き回っては】
【時折結合部から大量の液体と幼虫が排出される】
さあて
【既に他の犠牲者と同じ、呻くような喘ぎ声しか上げない彼女から視線を離し】
【その場を後にする】
【向かった先は、広間の奥、そこには…醜悪に膨れ上がった、巨人の死体】
【その中には何かがいるのか、もぞもぞと時折、痙攣するような動きを見せる】
ヒ、ヒヒヒヒ…こいつを街中で動かせば、さぞ愉快な事になるだろうな…
【男はその時がくるのを思い浮かべ、その場で陰気な笑いを響かせ続けた】
遠条寺菖蒲 > 身体を蟲に喰われていくことすら既に快感の様に思えた。
どこかで、なにかが。
身体が軽くなり蟲と触手にいいようにされてただ気持ちよく感じて。
遠いどこかで、ジリジリと何かが。
ー―ゆっくりと。
蟲に覆い尽くされた暗闇から化け物は去る。
遠条寺菖蒲 > それから何時間が経過したのか分からない。
カチリ、カチリ…
真っ白になった菖蒲の頭の中に何かゼンマイを巻くような音が徐々に大きく聞こえるようになっていた。
最初は違和感だった。
ゆっくりとただ、ゆっくりと。
カチリ、カチリ、カチリ……。
ゆっくりと近づいてくるように大きくなる音。
遠条寺菖蒲 > ガチャー―
何かが開く音が聞こえた。
それは錠の開くような音だったか、何かが接続されるような音だったのか。
はたまた全く音などなかったのかもしれないが、菖蒲にはそのように聞こえた。
その瞬間であった。
世界が停止する。
否、正確には菖蒲が世界から切り離される。
視界は灰色で快感も痛覚も存在しない。
これは世界が灰色なのだ。
意識は突然、回復して訳が分からない。
「私、どうして…」
横になっていたようで立ち上がろうとして足に力が入らないことに気がついて身体を起き上がらせようにも腕が動かない事にも気がついた。
遠条寺菖蒲 > 「……?」
仰向けに倒れて顔に何かが張り付いているようだ。気持ち悪い。
そしてゆっくりと腕を前に動かすと、
「え?」
肩から先の感覚がなかった。
先程まであったように思えたのは錯覚であった。
左腕は肘程まで残っているがそこから先がない。
足は付け根からないような感覚がある。
「なんで……」
遠条寺菖蒲 > そう呟くと景色がー―巻き戻るように動き出す。
そして混乱しているはずなのに理解する。
これは『過去』である。
世界に残された過去が今、視界的に再現されている。
恐らく視覚情報の情報源は自分。
しかし、こんな記憶は……いや、ほとんど記憶してないが見ていたかもしれない。
そして見ることになる。
蟲に食われ、蟲を産むためだけの自分の『過去』を。
遠条寺菖蒲 > 「い、いやぁああああああああああああああ!」
嫌。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。嫌だ。
こんなのは認めたくはない。
こんなのはおかしい。
こんな『過去』を認めはしない。
しかし、これは既に『決定』し『行動』さて『確定』した『過去』である。
未来の予定ならまだしも決められた事は覆らない。
遠条寺菖蒲 > (それでもー―)
それは傲慢な願いだ。
世界の規則に叛逆する行為だ。
(それでも私はー―)
肩から先がない右手を前へと伸ばした。
ー―黒い右手が、背後から伸びていく。
よく慣れ親しんだその黒い右手。
ー―私の《影》。
伸ばされた右手の指が灰色の世界を引き裂くように伸びて、
影は菖蒲を越えて行き、引き裂いた世界から光が漏れる。
光は一瞬で世界を溶かし尽くすように広がる。
そして《影》が振り返る。
遠条寺菖蒲 > 「私は《繰り返す》」
《影》は私にそう言うと、世界は真っ白に包まれる。
遠条寺菖蒲 > カチリ…
世界は再び、動き出す。
しかし、この場に遠条寺菖蒲の姿はない。
そこに遠条寺菖蒲が居たという痕跡はあるものの蟲に覆われていたはずの彼女はこの場から消え去っていた。
ご案内:「落第街 下水道」から害来腫さんが去りました。<補足:学生服・黒い髪・隈のある目>
ご案内:「落第街 下水道」から遠条寺菖蒲さんが去りました。<補足:長い黒髪を結い上げてポニーテールにした青い瞳の女生徒。護身に小太刀を携帯している生徒会幹部候補生>