2020/09/15 のログ
ご案内:「学生通り」に幣美奈穂さんが現れました。<補足:ちょっとだけ>
幣美奈穂 >
通学前の早朝の時間。
美奈穂は、マンションの屋上に建てられております和風なお屋敷のお台所に。
美奈穂の自宅です。
1人で暮らすには大きすぎるのですけど、お庭もあり、周囲の結界で雑音も排しており。学生街の中央近くですのに、静かな邸宅なのです。
凛、とした清浄で静謐な空気もある空間。
そんな台所で、ざっしゅざっしゅと言う音を立てます。
美奈穂にしたらパワフルな音・・たわしで鮫皮をこすっているので音だけは大きいのです。
この前、お魚屋さんで買った立派なふかひれ。
繊維も大変に太いそれの料理の仕方が判りましたので、その準備です。
幣美奈穂 >
美奈穂が両手で抱えないといけないような立派なふかひれさん。
幾つかの本を読みますと、食べる前に干すもののようです。
大きなお鍋でくつくつと煮た後の作業。
鮫皮をはぐための作業です。
お台所も立派なものですけど、すべてに足場があります。
これでも、島に来た頃にくらべると足場の台も低くなっています。
身長は伸びているのです‥今でも控えめな身長ですけど。
まだ成長期、伸びることでしょう。
お台所には、電子レンジや炊飯器もありますが。
それは使われておりません。
いえ、電子レンジは使われたことがあります・・9歳の頃、1度だけ。
お皿に卵を入れて半熟卵を作ろうとしたのですけれど。
やってみると、青い綺麗な光が出てまして。
更に爆発。
どうやら、お皿に金で模様が入っていたのがダメだったらしいのですけど。
それ以来、なんか苦手で触らないようにしたのです。
炊飯器も、炊いたらなんかあまりおいしくなかったので、それで終わり。
使いこなせていたら、炊飯器で作るお菓子や叉焼なんて作れたかもしれませんけど。
それ以来、お米は土鍋派です。
「こんなものかしら?」
丁寧に鮫皮をはぎ、そして汚れなども取り除いた、白いふかひれさん。
水気をとりますと、タコ糸で一部を縛ります。
幣美奈穂 >
とことこ、それをもって縁側に出ます。
上を見上げながら、どこがいいかしらとうろうろと。
やっぱりここよね・・と脚を留めますのは。
いつも干し野菜を作りましたり。
自家製のお漬物用にと大根を干しましたり、干し柿をつるします処。
お魚屋さんでいいお魚が替えました時に一夜干しなども作ります、風通りのいい場所なのです。
傍にある台を引きずりましてセット。
登るのはちょっと怖いのですけど、登りまして。
そしてふかひれさんを吊るします。
干してから使うもののようです。
あまり下にしますと、クロネコの二郎三郎宗右衛門ちゃんが悪戯してしまうかもしれませんので。
そこそこ高めです。
この場所に干します食べ物は、美味しく食べるためのモノです。
二郎三郎宗右衛門ちゃんに今度、きちんとお話し合いをして遊んだら駄目なものと教えてあげなきゃ、と。
心の中に覚書です。
どれぐらい干せばいいのか、また本で確かめないといけませんけれど。
吊るしましたふかひれを満足気に見上げますと。
朝の水被りと神楽舞の修練。
朝食を作りまして、取ってから学校にと向かう美奈穂なのでした。