2020/09/23 のログ
ご案内:「委員会街」に幣美奈穂さんが現れました。<補足:華奢なちっちゃい巫女さん>
幣美奈穂 >
今日の放課後は、黄泉の穴の外周部に行ってきたのです。
周りにある封の1つに力を注ぐため。
やることは火を焚いて、その周囲で神楽舞を舞うことなのですけど。
ただ、途中から雨が激しく降ってきて大変でした。
傍に生えていた大きなフキの葉をありがたく拝借させて頂いて傘代わりに。
そうして送り迎えしてくださる車に乗っても持ってきたフキの葉は現在玄関で干してあります。
もったいないので、家に帰る時も傘になって頂く所存。
そしてあってよかったロッカーの予備のお着換え。
くしゅんっ、と身体が冷えてしまったので、シャワーを借りまして。
そして下着を変えてサマーセーターに着替えたのです。
・・また少し大きくなった気がします。
少し肌寒いので、風紀委員の上着も身に付けます。
めったに着ないもので、まだこれも3度ほどしか袖を通していないもの。
「・・成長期だからですね」
妙に窮屈です。袖も短くなっでいます。
これ、前のと交換したのは春頃です。まだ半年、着れます着れます。
ついでに、装束も干しておきます。
特別誂えですから洗濯機は使えず、帰ったら洗濯しないといけませんけど。
少しでも水気を切っておきたいのです。
素足に草履で、委員共有で使えます喫茶店(オープンカフェ)でひと休憩です。
お外が見える席で、高いスツールに上って座りまして。
注文したホットココアをちびちび頂きます。
砂糖マシマシ、甘くさせて頂いたココアなのです。
まだ定時前の夕方ですが、あまり遅くならないうちに帰りたい所存なのです。
幣美奈穂 >
風紀委員の事務所ではありませんので、いつものクッションがなく。
椅子に上りましたが、ちょっとテーブルが高いのです。
でも、サラシを解いたお胸をテーブルに置くには都合よく。
少し行儀が悪いですが、浅い腰かけで足をぶらぶらさせながら、
お胸を乗せさせていただくのです。
ちなみにサラシは普通に洗えるので、帰るまで乾燥機行きなのです。
「・・ちょっと緩んでましたわね・・」
前に外周部の封に力を入れる前に比べ、今回はちょっと封が緩くなっていた気がするのです。
微妙な差なのですけど。
窓の先は大変な雨模様。
それをぼおっと見ながら、両手で持ったカップをくぴり。
ほお、っとなります。
あったかいので、手も体の中もぽかっとするのです。
幣美奈穂 >
まだカップの中は熱いので、恐る恐るでちょぴっとずつしか飲めません。
風紀委員会への報告自体は、送り迎えしてくださった方がしてくださるようで。
身体を休めるようにとの配慮をされたのです。
ただ、その報告手続きが終わるまでは、美奈穂も帰るわけにはいかないのです。
その間にある程度、装束の水気がとれていてほしいのですが。
後で洗うといっても、ぐっしょりとしたままのものを持ち帰るのは重いですし大変です。
ぼおっとお外を見ていますと。
カップをもった両腕がゆっくりと下がり・・
「あつっ!?」
カップの底がセーター生地に包まれた胸の上に触れたのです。
サマーセーターなので、糸が細くて目が少し荒めなのです。
ご案内:「委員会街」に金剛 経太郎さんが現れました。<補足:小学生程の容姿の少年/実年齢18歳/普通の学生服を着ている/…はずなのだけど今は何故か二足歩行するウサギ(ロップイヤー)>
金剛 経太郎 > うさうさ。喫茶店内をちょろちょろと動くウサギが一羽。
何故か二足歩行をして、何故か学園の制服を羽織っているけれどその姿はまさしくロップイヤー。
実のところアルバイトとして手伝いをしている何でも屋に舞い込んだ依頼で古物商の棚卸を手伝っていたのだが、
その中に呪物が紛れ込んでいたらしく。うっかり触れてしまったためこんな姿と相成った金剛経太郎である。
「解呪の依頼をしに来た事無い委員会街まで来たは良いけど、祭祀局ってのはどこだろなァ……」
挙句に雨にまで降られ、逃げ込む様にこの喫茶店へとやってきたのだった。
1m弱のウサギ姿になってからは周りの物がとことんビッグサイズで居心地が悪いけれど、ニンジンスティックを貰って空いてる席を探す最中、悲鳴のような声をウサミミがキャッチ。
「なんだなんだ、だいじょーぶか?」
声のした方を見上げ、声をかけてみたり。
幣美奈穂 >
「んもぉ~・・」
ちょっと唇を尖らしまして。
カップを置いて、カップが当たりましたところをなでなでとします。
と、ふと窓を見ますと。
映っているものに、なんか動くものがあるのです。そして掛けられます声。
振り向きますと・・なんか大きな垂れ耳うさぎさんがおられます!
するりと、慣れた様子で椅子を滑り降りますと。
ぱたぱたっと駆け寄ってしまうのです。
「・・・うさぎさん、あなたのお声?。
ううん、大丈夫。ちょっと胸にカップが当たっただけだから!」
上半身を傾けてにこにこと。
ほらっ、と。風紀委員の赤い制服の胸元が開いて強調されておりますベージュのサマーセーターのお胸。そこを軽く撫でて見せるのです。
金剛 経太郎 > この委員会街に来るまで色んな目に遭って来たラビット経太郎。
少しの距離がだいぶ広かったり、カラスに襲われたり、雨に降られたり、喫茶店のドアが開かなかったり。
これはもう少しバリアフリーを考えて貰うべく生活委員にも投書する必要があるな、と考えたりもした。
まあ、道すがら女子生徒や一部の男子生徒にキャーキャー言われるのは悪い気がしなかったけれど。
「そうそう、僕の声。大丈夫、幻覚とかじゃないから。
ああ、そう。胸にね……そう。」
声を掛けた少女が早業でこちらへと近付いて来たのにまず1ビビり。
その後わざわざ被害の合ったお胸を示して来て2ビビり。
この姿になってから若干ビビり気味になったなあ、と鼻をピクピク動かしながら回想しつつ。
「ともかく、怪我とかしてないようで何よりだよ。」
幣美奈穂 >
目の前の大きな垂れ耳うさぎさん。
感性でなのですが、イナバ老子みたいな神性は感じはうけません。
若干の穢れを感じますが、それは内面からのものではないようです。
・・獣率の高い獣人さん?
なんか変なものを触ってしまったのかもしれないと感じるのです。
ちょっと乱れておられます濡れた毛並みを、無意識にハンカチを手にして伸ばして水気をとって差し上げてしまいます。
人参スティックを片手にしているのがラブリーなのです。
「よかった・・何か困りごとですかしら?」
と言いながら、伸ばした手で耳やお顔もついつい拭いてしまう美奈穂。
大きなお目めがとても可愛いのです。
金剛 経太郎 > 「そうそう、そうなんだよ。
ちょっと困りごとで委員会街に来たんだけどさ。」
赤い制服は確か風紀委員の制服だったと思い出し。
それならこの辺りの地理や委員会周りの組織にも詳しいかもと判断した経太郎。
早速身の上を相談しようかと思ったのだが、ハンカチで濡れた身体を拭かれ、顔や耳も拭かれ。
顔を上げように上げられず、俯き加減で奇しくも少女のお胸に話しかけるような状態に。
「祭祀局を探しに来たんだけどさ。
知ってる?祭祀局。呪いでこんな姿になっちゃったんだけど、何とかして貰いたくって。」
目のやり場に困りながら、ぽりぽりとニンジンスティックを齧るラビット。
味覚まで変わってるのか、普段は食べない生のニンジンがやたらと美味しく感じるのは得かなあ、と。
幣美奈穂 >
なんか男の子っぽい感じな垂れ耳うさぎさん。
ふにゃっと笑みがこぼれてしまいます。
ちなみに、拭く動作をするたびに。背や体格に会わず豊かなものが。
うさぎさんの目の前で軽く揺れてます。
「そうなの。お困りごとなのですか?
―-祭祀局?。それなら・・あ、やっぱり呪いですの?」
水気を取った頭を、素手で軽く撫でるのです。
そうしますと、触れた肌から温かいものがウサギさんに流れるのを感じられるかもしれません。
もしかして・・ぴんっと立っていたお耳が垂れてしまって困っているのかもしれません。
と、やっぱり獣人さんなのね、と思う美奈穂なのでした。
「呪いがどんなものかですけど、わたくしでもなんとかなるかもしれません・・。
あっ、でも。今、装束とか乾かしてますから・・」
ちょっと悩ましいお顔をするのです。
金剛 経太郎 > 「そうなんだよ。呪いでこんな姿に。」
目のやり場に大変困っているラビット。
しかし近くで物音がする度に条件反射で音のする方へと視線が動き、目の前で揺れるものがあっても反射的に見てしまうビビり癖。
そうこうしている内に拭き終えられ、柔らかな毛並みを撫でられればほんのり身体が温かくなって。
「うおっ、あったかい……
あ、えっと……歓楽街の古道具屋で何か変なの触っちゃったみたいで。
君が……何とか出来るの?ほんと?」
疑いの眼差しを少女へと向ける。
真面目そうで、動物が好きだっていうのは伝わるけれど。
呪いをどうこう出来る様には見えないから無理もない。
幣美奈穂 >
「そうなの・・それで(耳が垂れた)姿に・・」
なんか、しょんもり。
ぴんっとしていたお耳が垂れますと、うさぎさんとして大変でしょう。
そんなウサギさんがどこを見ているのかなんて気付いていないのですけど。
じんわりほわほわっとしみこむような、回復の力です。
「そう?、元気出してくださいませ。
そうですわね・・少しだけですけど、そういうのもできますわ。
あっ、立ち話もあれですからお椅子に・・」
と自分が座っていたスツールを見て、悩みます。
そのお隣、空いてますけどウサギさんが座れるでしょうか。
金剛 経太郎 > 「うん、こんな(ウサギの)姿に。」
絶望的な行き違いが発生しているけれど悲しいかな気付く事は無く。
少女はうさぎさんの(耳の)心配をしているし、ラビットは少女の我儘さんな一部分に気を取られているから仕方ない……?
じんわりと体の芯から温まる様な感覚に、ほぉ、と声を漏らしながら目を細めたり。
「ふうん……ごめんだけど、そういう風には見えなかったから。
じゃあ、君も祭祀局の人なの?風紀委員の服だけど、風紀と祭祀局って同じとこ?」
そしてスツールを勧められれば、それを見上げて、そして自分のふっかふかな足を見下ろすラビット。
跳ねるのは得意な足だけど、登るのはちょっと大変そう。
幣美奈穂 >
「大変でしたわね。
もう、大丈夫ですわ」
手触りが良くなってきました毛並み。
すれ違い・・なんて気付く要素もなく。
美奈穂としては、雨に濡れて汚れたうさぎさんを洗ってあげたくなります。
「え、祭祀局と風紀委員は少し違いますけれど・・。
わたくし、祭祀局から風紀委員に来ているようなものなのです。
そういう、呪いとか穢れなどをどうこうするのには、ちょっと自信がありますの」
ふわっと案伸身してくださいませ、という笑顔を見せます。
うさぎさんの視線がその足に向けば、一緒に向けてしまいます。
スツールと見るとちょっと難しそう。
別の座席がないかときょろきょろとさせて、そこそこ埋まってますけど。
小テーブルの対面であります一人用ソファー席の方を見ます。
あっち、どお?、と小首傾げさせるのです。
金剛 経太郎 > 「まあ、確かに大変っちゃ大変だったけどさ。
こうして得する事もあったし、そこまで大変だったって実感は薄いかなー」
ぽりぽり。ニンジンスティックをかじりかじり答えるラビット経太郎。
雨に降られた結果こうして優しい子に巡り合えたと思えば結果オーライだ。
「なるほどなるほど。これは僕ってば相当ツイてると見た。
祭祀局からの出張風紀委員さんに会えるとは、日頃の行いかなあ。
……とはいえ、この姿になってるのも日頃の行いな気もするけど。」
とほほ、と肩を落とすように項垂れてから、少女が示す方へと顔を向ける。
なるほどあのひとり掛けソファなら何とかなりそうだ。最悪跳べば届きそう。
こちらを見て提案する様に首を傾げる少女へと肯きを返すラビット。垂れた耳がふるんふるん揺れる。
幣美奈穂 >
「でも、こんなに毛並みが汚れて・・。
ほら、足の毛も汚れておりますわ?」
雨の日なのです。歩いてきたなら大変だったでしょう・・!
でも、人参スティックを食べます姿はらぶりーです。
なんか一生懸命な感じにみえちゃいうのですよね。
「それに、相当なことや神性なものでありませんと。
穢れを払うなどは祭祀局や風紀委員ではしませんもの」
じゃああっちね、と。
ココアのカップを片手にとりましたら。空いた方の手でうさぎさんの前足を繋ごうとします。
ご一緒に行きましょう、とちょっと前足を引くのです。
金剛 経太郎 > 「まあ、帰って風呂でも入れば綺麗になるでしょ。
外雨だったもん、仕方ないよ。」
そう言ってから果たしてこの姿で寮に帰れるのかと心配になるウサギ。
仮に帰れたとして、寮の大浴場はケモノ厳禁とかじゃあなかったよな、と訝しげに思い返してみたり。
ぽりぽりと食べていたニンジンスティックは最後の一本が口の中へ。
「まあ、そりゃあそうだよなあ。
なんていうか、お疲れさま。色々と苦労してるんだねえ。」
若い身空で大変だなあ、とうんうん頷いてみたりするラビット。
そんな事してるうちに手を取られ、とことこ並んで場所を移動。
ソファには難なく飛び乗れたようだ。
幣美奈穂 >
つやつやでふわふわにしてさしあげたい・・!
もふらーな美奈穂、内心でうずうずしてしまうのです。
「寒いのでしたら、こちらの施設にありますシャワーだけでも浴びて。
すっきりしていかれたらいいですわ」
ほんわか食べるさまを見て、片手を頬に当て可愛い・・!と思っておりますうちに。
全部食べられてしまった様子。
手を引きながら椅子に近づき、お座りすることできるかはらはらと見守りますと。
見事に飛び座れたようなのです。
「うさぎさんも何か飲まれますか・・?」
と、自分も対面の椅子に浅く、背筋を伸ばして座ります。
膝上丈のニットなワンピの裾。正面から見れば、角度によっては中が少し見えそうですけど。
両膝を揃えて上品に座っておりますので大丈夫なのです。
「呪いとかですと、西洋式なら解呪とかするお店が島にはあるそうですけど・・。
聞いた話では、結構するそうです」
金剛 経太郎 > ぞわわ、と背筋に薄ら寒いものを感じるラビット。
いわゆる悪寒というやつ。人間よりも察しの良い耳が誰かさんの内心を聞き取ったかのよう。
「ああいやあんまり毛を散らして帰るのも悪いだろうから、遠慮しとこっかなーって……
シャワーより湯船にゆっくり浸かりたい派だし!」
ちょこん、と椅子に腰かけてみたものの、相変わらず人間用に誂えられたものはどれもこれも大きめサイズ。
まあ幾らかマシか、ともそもそと座り心地の良い所を探してみたり。
「あ、僕は結構。生野菜だけで水分は充分足りるみたい。」
す、と片手を出して制してみた。もっふもふの毛むくじゃらハンド。
対面に座る少女が背筋を伸ばしたのを見て、サマーニットって良いものだよねと認識を新たにするのだった。
ただ目が粗いと何かと危ない気もしてるけど。
「ふむふむなるほど。
ごめん、まず呪いに西洋式とか東洋式ってあるの?あとお金は無いです。」
いきなり壁にぶち当たった。
幣美奈穂 >
全身を丸洗いしまして、トリートメント。
そして念入りなブラッシングで・・!
とか、想像してみるのです。まるまるふわふわな姿に。
「そうですか・・」
残念です、としゅんっとしてしまうのです。
もふもふ計画がいきなりとん挫したのです。
ですが、とりあえずは椅子にお座りする姿を愛でるのです。
制する片手のもふかげん。肉球頂きました。
「それじゃあ・・」
と、野菜スティックの追加を注文しておくのです。
「ん~・・西洋式ですと、確か。
呪いを無理矢理剥ぐ、という教会式が有名ですわね。
あとは、呪術を根元で絶つとか。呪術式なら、別の呪術で押しのけますとか・・」
下唇に人差し指を当てて、少し上を見ます。
常世島での授業で習ったことを思い出しているのです。
金剛 経太郎 > 「それにこの手じゃシャワー掴みづらいし
それとも君が一緒に入って洗ってくれたり?」
なんてね、と座り心地が悪いのかもぞもぞお尻を動かしながら笑ってみたり。
よく考えてみれば尻尾があった。道理で違和感があるはずだ、と納得すれば違和感も気にならなく。
「わ、ありがとー。後でお金出すね。」
追加の野菜スティックに素直に喜びを表すラビット。
先のニンジンは店員さんのサービスだったのである。サラダに使えなかった型落ちニンジンのスティック。
「ふーむ、色々あるんだねえ。
僕はそっち方面さっぱりだから。聞いてもいまいちピンと来ないや。」
もそむ、とテーブルの上に顎を載せてみたり。
ちょっとお行儀が悪いけれど、ウサギということで大目に見て頂きたい。
幣美奈穂 >
一緒に・・と聞こえますと。
しゅんっとしていたお顔が。ぱぁっと花開くようなお顔を見せます。
「もちろんですわ!。
毛並みがしゅっと、ふわふわになるようにいたしますの!」
両手を前で合わせて、嬉しそうなお声になってしまいます。
テーブルに置かれます野菜スティック、うさぎさんに合わせてちょっと大ぶりなものになっています。
「あまりこういうところ行かないから、大丈夫です。
わたくしのは巫術ですけど、無理矢理以外にも。
穢れを散らしたり、抑えましたり・・あと、根源を守りまして、
押し広げてお外に出す・・とかでしょうか?
特にお金とか、いりませんですし」
と、テーブルにお顔を乗せるご様子に。
美奈穂も前に・・テーブルにお胸を乗せるようにしまして。
近付けたウサギさんのお顔、そのお鼻を指先でつんつんっとするのです。
金剛 経太郎 > 冗談のつもりで言ったんだけど、と今更口に出来ない喜び様。
いやいや、見ず知らずのウサギ……幾ら愛くるしいウサギでもそういうのは宜しくないのでは。仮に正真正銘のウサギが相手でも、だ。
真っ当な思考でそう考えるのがおかしいのかと思えるくらいの喜びっぷりに言葉を失うラビット経太郎。
「あ、えーと……お手柔らかにお願い申す……」
今断わればさっき以上のしょんぼりになりそうでお願い申すしかなかった。
だが、テーブルに置かれた野菜スティックによって困惑とかは吹っ飛んでしまう。わーいって。
「ふじゅつ。
あ、お金要らないの?本当?後から要求されない?
それにしても……基本は西洋も東洋も変わらない感じなのかな?
祓ったり、抑えたり……押し出したり。
………押し出したり。」
ぽふん、と目の前に再びお胸さんが。
テーブルの上に載せられた事でより強調される形に。
サマーニットということもあって下着とか透けてしまわないかと自分の事のように心配したり。
鼻先を突かれても特に集中が切れない程度に心配したり。
幣美奈穂 >
もふもふに罪はないのです。
ただ、そこにいるだけで愛される存在になるのです。
「安心してくださいませ。
ぴっかぴかな自慢の毛並みにしてさしあげますわ!」
ふんふふ~ん♪、と思わず鼻歌がこぼれてしまう喜びようなのです。
うさぎさんって、カリカリ食べている姿が一生懸命なんですよね。
「わたくしがする分には、とくには・・。
あっ、シャワー浴びますのなら。ついでにそれで水被りに入れますわ。
そうしましたら、穢れも落ちやすくなりますから・・。
どうしましたの?」
毛糸が細めで目が粗めな風通りのいいサマーセーターです。
去年の夏に買っておりますそのセーターはちょっと窮屈でのびて、少し肌が透けて見えているかもしれません。
それが前かがみで更にちょっと伸ばされて。
おかげで、今の美奈穂は素肌の上にサマーセーターを身に着けているのが判るかどうかは。
うさぎさんの目次第なのです。
そんなのは気が付いてもいない美奈穂さん。
動きが止まったのをいいことに、ひんやりする湿ったウサギさんのお鼻を、
ぷ~にぷ~にと指先で突いて楽しんでしまっています。
金剛 経太郎 > 罪はないのならしょうがない。
もふもふ無罪、素晴らしい文化だと思う。尊重しなければ。
「ぴっかぴか……いやまあ、それは大変ありがたいけれど。」
あんまり綺麗になると戻りたくなくなってしまいそう。
そんな事を考えながらニンジンさんをもっしゃもっしゃと咀嚼しているラビット。
「シャワーを浴びるだけで一つ済むの?
穢れ……穢れかあ。よく分からないけども、穢れてるんだね僕は。
ああいや、どんなことをされてしまうのだろうって考えてて……」
あたふたと誤魔化しながらも目線は正直なウサギである。
だって思った以上に大変宜しくなかったから、頭の中の宜しくないものリストに並べるべくしっかり観察してしまう。
遠目に見ていれば分からなかったけど、今の色んな条件が重なれば自ずと結果は見えるというもの。
ぷにぷにと鼻を突かれれば、それに合わせてふんすふんすと鼻息が荒くなるのも仕方ないこと。
幣美奈穂 >
「任せてくださいませ!。
わたくし、ブラッシングには自信がありますの!」
数々のもふをもふもふにしてきた腕前です。
腕がなります。
「日頃から修練しておりましたら、穢れが落ちやすいのですけど。
今日しますのは、穢れ・・呪いを緩めるものです。
穢れの隙間に、清水が入り込む感じです。
――穢れって、呪いの事ですからね?」
呪いを解く、というより浮かべてある程度を流してしまいましょう。
そうして、それでも取れない者を、結界術で散らして・・と。
出来るだけ負担が少ない方法を考えます。
ただ、この方法だけだと一時的に穢れが薄れるだけですので。
穢れの元――呪いの元に近づくと、戻っていってしまいますが。
ふんすっと指に息がかかってくすぐったいのです。
くすくすっと笑ってから身を起こしますと。
両手でカップをとりまして、こくりっ。
温くなってきたので、甘いココアが飲みやすくなったのです。
金剛 経太郎 > 「お手を煩わせないよう頑張るね……」
正直ウサギの姿でブラッシングなんてされた事が無いのでどうなるかは未知数である。
自信満々の少女に比べ、不安そうなロップイヤー。
「修練なんてした事ないからなあ……僕は。
なるほど、穢れ…呪いを緩めて、清水が間に入って……
ん?ちょっと待って。今日は、って事は何日かかかる系?一日で終わらない感じ?」
ふと気になったので聞いてみた。
何日かかかるのであれば、その間の予定を色々とキャンセルしたり連絡したりしなきゃならない。
てっきり一晩くらいでササッと片付くのかと思ったが、案外そう上手く行かないのが世の中らしく。
──ま、いっか。と直後にはあっさり受け入れたりするラビットだけれど。
「ふんす……あ、ああ。ココア、熱くなくなった?」
勝手に眼福……もとい、大変宜しくないものを知る時間が終わりを告げた。
美味しそうにココアを飲む少女に、新たにキュウリスティックをぽりぽり始めながら訊ねる。
なるほど、あの服でココアのカップが触れればそりゃ熱かろうな、と納得もしたり。
幣美奈穂 >
「じっとしていてくだされば、大丈夫ですわ」
ほほえまし気に目を細めてうさぎさんを見るのです。
こんな大きなうさぎさんを洗って差し上げますのは初めてですけど。
小さうウサギさんや大きなわんこさんは何度も洗っているのです。
「そう、そういう感じですの・・。
どれぐらいかは、その呪いがどんな強さか・・によりますわ。
強いものですと、無理矢理ですと後遺症が残ったりしますし。
ですので、少しずつ散らしていくのが一番なのですけど・・?」
感性的に、うさぎさんを垂れ耳にしたものはそこまで強くはないとは思うのですが。
美奈穂的におすすめなやり方ですと。今日一日だと、呪いが残りまして。
呪いがぶり返す恐れがあるぐらいのモノでしょうか。
「はいっ。うさぎさんとおしゃべりしていましたらちょうどよくなりましたわ!」
甘さにほっとしながら、花が咲くような笑顔を見せるのです。
金剛 経太郎 > 「そ、そうですか……あの、抜け毛とかいっぱい出たらごめんよ……?」
どうなるか分からないから、分かりそうな部分は先に謝っておく。
出なければ出ないで良いことだし、出たら出たで謝り済み。完璧。
「呪いの強さがどんなもんか……
ははあ、なるほど。その間あんまりうろつかない方が良い感じ?
ま、なるようになるとは思うんだけど。そこんとこは本当にお任せするよ?信じていい?」
耳が垂れる程度の呪いと思われているが、実際は人間がウサギになるほどの呪いである。
強さの程はウサギ自身にも判別がつかないから、プロにお任せする他無い。
それでも一日では無理らしいというのは確実なので、ここは覚悟を決めようと。
「そっかそっか、そりゃ良かった。
あ、そういや僕、ウサギさんだけど経太郎って名前があるんだ、一応ね。」
そう言えば名乗り忘れてた、と思い出して。
うさぎさんと呼ばれるままでも良かったかな、とは思いつつ。
幣美奈穂 >
ふと思うのです。
――そうですわね、急に寒くなってきたから。
生え変わりの時期ですものね。
わかります、とこくりと小さく頷きます。
「――穢れのあるところには、近づかない方がいい感じだと思います。
学校でも図書館とかは、ですわ。
学生街とかは大丈夫だと思います」
散らし薄めた呪い、それが他の呪いに反応したら大変かもしれません。
ほっぺに片手の人差し指を添えながら答えるのです。
「わたくし、幣美奈穂と申します。経太郎ちゃん♪」
実は、名乗って助かったのかもしれません。
美奈穂が付けると、なんか時代がかった和風なお名前を付けられてしまいますので。
ココアを飲み干しながら、経太郎ちゃんのお耳をぴーんとさせませんと、と心に思うのです。
金剛 経太郎 > どうやら理解を得られたようだ。
もしかするとさっき身体を拭いて貰った時にハンカチに毛がついてしまったかもしれない、とハッとしつつ。
「なるほどなるほど?
とりあえず学校の教室と学生街くらいなら行けるのか。寮は?」
学生寮も学生街の中に在るから大丈夫だろうか、なんて確認をしながら。
もしゃもしゃとマイペースに野菜スティックを頬張っていくウサギ。
「ミナホ……ミテグラって凄い名字だね、初めて聞いたかも。
ま、ともかく。よろしくねミテグラさん。」
経太郎でも充分古風な和名だと思うが、その上を行くネーミングを避けたのは意図せぬファインプレーだったらしい。
いやいや良い出会いがあったものだね、と内心満足げにしつつ野菜スティックに舌鼓を打つロップイヤー。
幣美奈穂 >
これからの季節。
ブラッシングには気合を入れませんと。
生え変わりかけだとかゆそうですし。
「教室は、風紀委員が戸締りで見回っておりますので。
まず大丈夫だと思います・・寮は行ったことがないので・・」
ちょっとしゅんっとなってしまいます。
大勢と一緒の寮生活というの、楽しそうなのですが。
美奈穂は加護的に、そういうとこには住めないのです。
「わたくしの家の周りだと大勢おられるのですけど・・。
あっ、美奈穂で構いませんわ」
地元だと、本家分家と色々。
そして、地元でも本家屋敷とその周囲しか動いていないと、会うのは血筋の人か神宮の人か。
それぐらいしかおりませんでしたので。
「じゃあ・・」
と、委員会の共用のシャワールーム。
行きます?、と小首をかしげて見せます。
金剛 経太郎 > 思ったより毛が抜けたらそれはショックかもしれない、と想像する。
人間であれば絶望しそうな量の毛が、ウサギの身体ならあっさり抜けていくかもしれず。
考えるだけでもぞっとしないので考えるのを止めるロップイヤー。
「はあ、そうなんだ。風紀さんお疲れ様。
そっかー、寮の方は分かんないか。ならオッケー、出来るだけ帰らないようにしとく。」
後で寮の方に事情を説明しとこう、と決心し。
そういえばスマホも持てないじゃん、と思い出す。事後で良いかな。
「そりゃあね、家族とかはみんな同じ名字だからね。
あー、うーん、分かった。ミナホさん。」
よほど格式高い家柄なのだろう、と勝手に納得している。
それを言えば金剛なんて苗字もそうそう居ない気はするのだが。
「あ、ちょっと待って。まだスティック食べてるから。
待たせるお詫びに少しくらいならさっきみたいに鼻とかつついてて良いよ。」
もしゃもしゃ。マイペースに野菜スティックを食べつつ。
ふふん、と得意げな上目づかいで美奈穂さんを見て、鼻をひくひくさせてみせるのだった。
幣美奈穂 >
生え変わり時にブラッシングしますと。驚くほどごそっと取れるものです。
これだけ大きいウサギさんなら、さぞかしたっぷり抜け毛が出るかもしれません。
ただ、きちんとブラッシングした方が。毛並みがふわっとして見た目もふっくら。
あったかい空気を抱え込めるので身も軽く過ごしやすくなります・・話がずれました。
「いえいえ、それがお仕事ですので」
ぺこり、と小さく頭をさげるのです。
寮の方は、もしかしたら寮生でそういう魔術を使う方がいるかもしれませんので。
入ったことがないので判りませんけど。
「そうなんです。あまり幣って呼ばれませんので。
気付かなかったりすることもありますもの」
みんな「ミテグラ」だと、下の名前呼びになってしまうのです。
「そうですの?」と、それならば。
また机に胸を乗せての前かがみ。
にこにこっとしながら、うさぎさんがスティック食べる仕草を楽しみつつ。
お鼻をつつきましたり、お顔をくすぐるように指先でマッサージとかするのです。
金剛 経太郎 > 抜け毛の処理なんかもお任せしてしまっても良いのだろうか。
抜けた分は持ち帰った方が良いんじゃないか、とか色々と考え始めればキリが無く。
小さなウサギの人形を作って売れば良いんじゃないか、とか思考は飛翔して空のかなた。
「お仕事ねー、大変だよね。
僕もバイトしてるけど、大変だもん。頑張るよねー。」
ひとまずそのバイトもしばらく顔を出せないことになりそうだ。
まあバイト先のお姉さんは事後報告でも気にしなさそうではあるけれど。
「ミナホさんって名前の方が割と居そうな気もするけど。
まあとにかく、君の事はミナホさんって呼べばいいんだね。おっけー。」
そうと決まればその通りに呼びましょう、と。
もしゃもしゃと野菜を食べていれば、ぽゆんと置かれる我儘さん。
うんうん、やっぱり大変宜しくない。ちゃんと覚えておかないととニコニコしながらスティックを食べきって。
「お待たせ、それじゃあ行こうか」
と、連れられる様にして委員共用のシャワーへと向かったそうな。
幣美奈穂 >
「経太郎ちゃん、お仕事してますの・・。
どんなところでしておりますの?」
ぷにぷにっと楽しみながら尋ねます。
野菜スティックを食べ終わったウサギさん。
立ったその後ろにつきまして。
抱き着くように軽く両手をうさぎさんの首に回します。
「こっちですわ」
と案内しながらよっちよっち。
我儘さん、ウサギさんの頭にぽふんとするのです。
そうして、禊にとシャワー室に向かうのでした。
ご案内:「委員会街」から幣美奈穂さんが去りました。<補足:華奢なちっちゃい巫女さん>
ご案内:「委員会街」から金剛 経太郎さんが去りました。<補足:小学生程の容姿の少年/実年齢18歳/普通の学生服を着ている/…はずなのだけど今は何故か二足歩行するウサギ(ロップイヤー)>