2020/11/14 のログ
ご案内:「常世神社」に幣美奈穂さんが現れました。<補足:ちっちゃな巫女さん。>
幣美奈穂 >
今日も、常世歳の神楽舞の為にと。
お車のお迎えもあって、するすると常世神社にです。
常世島には神職系の方も、巫女系の方もいろいろおられます。
協力できます巫女は常世歳でお手伝いをしたりもするのです。
美奈穂ももう中等部相当生、お手伝いに及ばれされたら喜んでお手伝いです。
ただ、朝から夜にまでやりますなかで、美奈穂は朝か昼で夕方にまでなる事はありません。
暗くなる前に帰るのです。
今日も頑張ります!、とむふんっと気合十分な美奈穂です。
昨日言われましたことを覚えております。
昨日は神様に感謝を一杯しましたけれど、
今日はお友達と仲良くしていることに感謝して舞うように言われているのです。
幣美奈穂 >
身を清めましてから装束を着替えなおしまして。
右手で瓶子を親指で挟むようにして持ち、左手で底を支えるようにしまして。
――この御酒は わが御酒ならず
常世島に来るまで、他の同年代の子と遊ぶ機会はほとんどありませんでした。
体質のせいで、周囲にも影響を与えてしまうからです。
でも、この島に来ますと同じような他とは違う体質の方が幾人もおり、
それが干渉し合うのか、穴が近いせいなのか。
そこまで他人に深い影響を与えることはなかったのです。
――酒の司 常世にいます
島に来てからは、学校にも行けており。
一般教養の授業であれば、同年代の子とも一緒の授業が多いのです。
そこで、仲良くなったお友達もたくさんできました。
『――昨日より神域濃度は低く抑えられてますが・・周囲の温度が上がってきている?』
神社の領域を守るお役目の人達が、離れて表からは見えない場所でから。
観測したデータに首を少し傾げます。
幣美奈穂 >
――石立たす 少名御神の
島の中ですけど、そういうお友達と泊りがけの旅行、修学旅行にも一緒に行けたのです。
それに、委員会でも優しいお兄様やお姉様がたくさんなのです。
長い休みの時は実家に帰りますけど、島に戻って暫くするとホームシックにもなります。
けど、そういう時は優しさに助けられているのです。
――神寿き 寿きくるほし
常世島は穴がある為か、場が不安定になりやすく。
穢れや邪が広がる時がありますけれど。
そういう時も、ご一緒にやりますと達成感があります。
――豊寿き 寿きもとほし
『・・神社周囲数キロの温度がまるで春に・・』
『桜が蕾を付け咲き始めたと緊急の連絡が!?』
なんかまた、離れでざわざわしてきているのです。
幣美奈穂 >
色々と楽しかったことを思い出し、ほわっとした柔らかい表情。
躍動感はないゆるりとした舞ですけれど。
まるで水が流れ、風が流れるように流麗な動き。
そして、何度踊ってもミリのずれもない、あるべきところに、流れるべきところに。
手や足が動き、髪が揺れるようなのです。
――まつりこし御酒ぞ
最後の言葉は言わないというしきたり。
舞台に屈み、膝まづき。
本殿の方へと深く頭を下げるのです。
『桜が・・満開です』
『赤かった葉が緑に・・』
毎の終わりの際にひときわ咲き誇る周囲の木々。
それが、しばらくするとはらはらと花が散り、葉が赤みを帯び直してくるのです。
そんな騒ぎになっているとも知らない美奈穂。
透けるような透明さを帯びたた表情、ふっ、と解けますと。
いつもの無邪気なお目めがぱちぱち。
そしてへにょり。
「できましたでしょうか・・?」
頭を神主さんに撫でられまして、ほのほの嬉しそうな美奈穂。
楽しかったこと沢山思い出せました、とえっへんと伝えますと。
・・次は、何も考えずに踊ってみようか~?。
と、次の舞には力を抑える方法を画策する神主さん。
神木の加護を持つ巫女さん、楽しい気持ちで舞いますと。
周囲にまでその朗らかな感情を映し、ひと時の常春を顕現させてしまったのでした。
ご案内:「常世神社」から幣美奈穂さんが去りました。<補足:ちっちゃな巫女さん。>