2020/12/05 のログ
ご案内:「公安委員会本庁」に幣美奈穂さんが現れました。<補足:華奢なちっちゃい巫女さん>
幣美奈穂 >  
「すたたっ。すたっ!」

葉が散り始めている木の幹の後ろを辿るように、
素早く見つからないように移動している・・つもりの美奈穂です。
そおっと幹からお顔を出しまして、そして次の木を見繕ってから、
とてて~。
誰かと視線が合いましたら、ささっ?とお顔を隠しまして。
それからまたそおっとお顔を出します。
まだこっち見てて手を振られましたので、手を振り返しましてから。
ささっと隠れるのです。

「今、秘密の調査中ですの」

どうしたの?、なんかご用事?、お使いでもしにきたの?
と言われてしまいましたので、お仕事なのだと胸を張って答えます。
だから、ここにいることはしーっです、と人差し指をたてて口前に。

寒くなってきて暖かめなところで丸まっていたにゃんこさん。
こっちに気付くとお顔を上げて耳をたてます。
なんや?、また撫でに来たんかいな?
そんなお顔です。
そう、美奈穂は時々、こちらに集まるにゃんこさんにもご挨拶をしているので、
顔見知りなのです。

本庁の入り口を、柱に体を隠しながらそおっと中を覗きます。
さらりと流れる長い髪。
足下ではにゃあにゃあと身体をこすりつけたり、
足袋の上にお腹を乗せて座り込むにゃんこさんの姿。

幣美奈穂 >  
「ここの中にヒントが・・」

美奈穂が追っているのは、とある傷害事件。
今までの捜査(ご友人たちへの相談とその妄想暴走)により、
お相手は男性か女性か判りませんが、こじれた恋愛の可能性が高いようです。
あの方かしら・・それともあの方?
窓越しに見える受付の方や職員の方。
そのどれもが事件の関係者なのかもしれません。

腰を落としますと、こちらを見上げてアピールしてくるキジトラの子を
抱き上げまして太ももの上、そのお腹をのびーんと撫でてあげながら、
今日のお仕事は秘密捜査官な美奈穂は考えるのです。
こしょこしょこしょ~。
ゴロゴロ喉を鳴らすにゃんこさんのマッサージには手慣れたものです。
あとはこういう事件の時は、大体、秘書や家政婦さんが見ちゃうそうです。
えっちゃん情報ですけど、そういうところもチェックです。

幣美奈穂 >  
中を覗いておりましたら、こっちに気付く視線が。
ささっ?と美奈穂は柱の陰に隠れます。
動いたのが不満なのか啼く、足元に居たにゃんこさん。
仕方がないので、こっちこっちと手ぶりしまして。
めんどくさそうにこっちに来て、また足袋の上にごろりん。
美奈穂も足があったかなので、WINWINな関係です。

そしてまた覗きますと、目が合ってしまいました。
どうしたの?、と扉を開けてこちらを覗きます受付の方。

「いま、秘密の調査中なのです。
 ちじょーのもつれで刺されちゃった人がおりますけど。
 その刺した方にもなにか大事な想いがあったのかもしれませんから・・。
 お話をきちんと聞きたいのです」

美奈穂、個人情報を守ります。
こくりっ、と頷きますと。
何か反応がいい受付のお姉様。
何か手伝えるかもしれないから、もっとお話し聞かせて、と。
公安委員会の本庁の中にと引きづり込まれてしまいます。
・・にゃんこさんたち、らっきーとばかりに。
暖房の効いたロビーに入ってくるのです。

幣美奈穂 >  
あれよあれよと、公安委員会の一階休憩室に連れていかれる美奈穂。

「わたくしのお友達が『薔薇衆道会』というのを作ったそうです。
 あっ、異邦部活動ではなくて、有志のサークルみたいなのだそうですけど。
 そこの見解ですと・・」

そして、知らず感染を拡大してしまう腐教。
なにそれ、とおののき両手で口元を隠して震える方や。
クリスマスまでに・・!、と何か敵愾心を燃やす方。
――色々です。
何が彼女たちをここまで駆り立てるのか。
美奈穂にはまだ分かりません。
が、何か協力してあげる、という方が増えています。

今、演習場でお話し合いを続けられているそうです。
そう伝えますと、数人の方がいそいそと早退申請。
あそこでは何が行われているのでしょうか・・。
美奈穂はおやつのどら焼きを頂きながら、深く?考えるのでした。

ご案内:「公安委員会本庁」から幣美奈穂さんが去りました。<補足:華奢なちっちゃい巫女さん>