2015/06/07 - 01:43~19:09 のログ
ご案内:「転移荒野」に蒼穹さんが現れました。<補足:PCNo:53/気紛れな邪神様。>
蒼穹 > うーん…。
(かれこれ、指名手配の件から何日経っただろうか。己はと言えば、名前すら明かされない状態で、ただただ西園寺の知り合いでしかも共犯「かもしれない」レベルだからか、西園寺さえも風紀委員や公安委員の末端の者さえ追って来ない。それはそれでいいのだが、それってつまり、他の者への優先度が高まってるわけで。)
…で、どうしたもんかなぁ。…「護ってくれ」…か。はぁ。
(東雲七生との約束を果たすため、その他の者を探しに出かけた、と言ったところだった。転移魔術で転移したならこの辺にいると思ったんだが。いない様だ。それにしたって、この邪神様が取引とは言え人の願いを聞くとは、中々に自嘲めいた笑みが浮かんでくる。人の為に動くなど、まして、正義感ぶるなど、己の在り方に相応しくないというのに。)
蒼穹 > んー、じゃ、気を取り直して散策といこっかな。
(あっちへこっちへ、取り敢えず、練り歩いてみる。それにしても、この荒野…何がどうなっているのやら。正しく混沌空間と言うに相応しい場所である。流れてくる者で、便利そうなのがあったら拾おうと思うが、結構ガラクタばっかりである。それにしたって、やっぱり、邪神たる己が人の祈りや願いの為に動いているのは、滑稽であるとしか形容のしようがない、そんな気がする。…今更、そんな事を言っても始まらないし、それは過去の事だから、触れない方が良いのだろうか。)
ご案内:「転移荒野」にシュリクさんが現れました。<補足:真っ白なロングヘア 金の瞳 ややゴスロリチックな服>
シュリク > (蒼穹が荒れ地を散策していると、およそその場に似つかわしくない小さな白い髪をした少女がいた)
……ふむ、確かにこの辺りは力場が不安定なようですね……何が出てきても不思議では、ない
(歩いては落ちているものを拾い、興味がなければそっと元の場所に戻す)
蒼穹 > んん、誰キミ。
…こーんなところじゃ、その通り。何が出てきても不思議ではない。…んで、何でうろついてるの?私もだけど。
(ちら、ちら、と御互いの姿に視線を馳せるなら、取り敢えず、両方とも見た目だけならこの場に似つかわしくないだろう、と言わんばかり。)
シュリク > はい?
(まさか声をかけてくるような人物がいるとは思わなかったのだろう、割と素っ頓狂な声を上げる)
いえ、<<ゲート>>の開き具合がどの程度のものなのか調査しに来たのです。……なんでも、破壊神とやらも現界したようなので、もし良からぬ存在が現れようとしていたら排除しようかと。
(見た目の割にかなり物騒だ)
貴女こそ、こんな所で何を? 異能の修行か何かでしょうか。
(およそ少女らしくない受け答え、発言。――神であるならば、この少女が生命エネルギーを持っていないことに気づくかもしれない。人工的に作られたなにかであることも)
蒼穹 > ふぅん、…そう。
(にんまりと、不敵に口角を歪める。「破壊神」…それが、己であり、知名度が高い存在であるのであれば、悪名であれ、嬉しいものだ。)
ゲートがどうのうはしったことじゃない。
でもねぇ、…やめときな。例えば、破壊神がどういう存在か、キミは知っているかな?
(有体に言えば、己の事だ。)
ん、私?…ただの人探しだよ。
(彼女の存在には気付いたのだろうか。恐らく、気付いてはいるのだろう。だが、別に口にする必要はあるまい。したとすれば「お人形さんみたいだね。」とだけ、後付したことだろう。)
シュリク > ただ、まあ、その破壊神はそこまで恐ろしい存在ではないとも聞きましたが……とは言え、神というのはいつ何時どう心が変わるか分かりませんからね。注意するに越したことはないでしょう。
(何故笑う? と首を傾げながら、周囲の波長を読み取る。……なぜだか蒼穹の周りだけ靄がかかったように見えた)
そうですねえ、破壊神、という単語から連想されるのは一種の災害……でしょうか。神というのは自然と一体と聞いていますので、それが破壊をするのであれば、きっとそういうことなんでしょうね。今の私では、どうにもならないでしょう。
(今の、というところに少しアクセントを置いた。まるで今じゃなければ勝てる見込があるかのような口ぶりだ)
人? でしたらこのような場所より街を探したほうが懸命でしょう。普通の人はこんな荒れ地には来ませんよ。
蒼穹 > あはは、それはね。もし、破壊神が破壊神として暴れたら恐ろしいって情報が伝わる前に終焉だよ。…ああうん、そうかもね。注意してどうなるか分かったもんじゃないけど。
(ネタバレしてもいいんだけどね。そう思ったが、面倒だし止めておこう。)
…あはは、今の、ねぇ。一つ、訂正しとこっかな。
災害…或いは、そうかもしれない。けれど、それにはちゃんと意思がある。そして、意思を以て破壊を行う。だからそれは、災害ではなく、一種の通過儀礼であり、悪意…そんな所だよ。
(災害だったなら、勝てる気はするだろうが、それにしても、己が彼女に負ける気は…こう言ってはなんだが、微塵とてしないのだ。機械であろうが、人であろうが。)
ああうん、ちょっとわけありでね。強引な転移魔法で別れたから、この辺にいるんじゃないかってね。
シュリク > ――成る程、道理です。つまり、現れた破壊神は不完全ということなのでしょうか。
(訳知り顔の蒼穹に、興味深々といった表情で伺う。顔だけ見れば、子供なのだが)
通過儀礼……ああ、なるほど。悪意をぶつけて人間たちを懲らしめる通過儀礼、と言ったところでしょうか。ということは、他にも現界してるという神々はその後のバックアップなのでしょうか。
(もちろん、神に勝てるようなスペックはシュリクにはない。それは、能力が開放されてもだ。神の力を知らないシュリクには、相手がどれほど強大で、それに対して自分がどれほど小さなものなのか、計算できていない)
はあ。……よろしければ、一緒にお探ししますよ。どのような方なのですか?
(いい子ではあるようだが)
蒼穹 > …あはは、そういうこと…なのかもね。…不完全。
(実際、その通りだった。だが、それでも或いは何かを滅ぼすくらいの自信はあるのだが…随分力を失ったものだと、乾いた笑いに落胆の息を。)
そうそう、通過儀礼。…他の神については…ああ、ええっと、天罰を与える神だとか、大体そんなもんだね。
あとは、信仰稼ぎ。神って、信仰ないとやってられないらしいし。
(まるで、己の事のように語る。それは、相手を或いは機械な上ただの女子供と低く見て、油断している表れなのかもしれない。)
…んー。いや、良いよ。私一人で探すから、大丈夫。ありがと。
(一考の末、首を振った。普通は受け入れるだろうが、まさか「指名手配犯を一緒に探して下さい」なんて、言えるはずなかったから。)
シュリク > ならば、今のうちでしたら倒せるかもしれませんね。……あるいは、ずっとそのまま何もしないで頂けたら……
(その先の言葉は言わずに、頭を横に振った。あまり言いたくないことなのだろう)
……は? 破壊されたあとに更に天罰を食らうのですか? それで信仰が得られるわけ無いじゃないですか……非合理的です。
(吐き出すようにため息を付いて、――違和感に気づく。何故彼女はそこまで詳しいのか。それに、口調が自分のことを語るそれである。目を細める……が、流石に目の前の少女が破壊神であるとまでは結びつかず)
あまり破壊神を煽るような信仰の仕方は謹んでくださいね。
(信者か何かと考えることにした)
そう、ですか。それでは人探しを邪魔しても行けませんし、私はこれで。――私はシュリク。貴重なお話、有難うございました。
(丁寧に頭を下げると、その場を去っていった)
蒼穹 > …あはは、今のうち、でも無理かもね。
(少なくとも、倒されるような気はしない。)
…ふっ、あはははっ!
面白いねぇ、キミ。…気に入った、かも。
可愛らしいお人形さん、なら…シュリクって呼ばせてもらおうかな。
私は蒼穹《ソラ》…破壊神だよ。信じようが信じまいが結構。
こちらこそ。またあったら、どうぞよしなに。
気を付けて、帰ると良いよ。
(緩く手を振って、去り行く彼女の後ろ姿を見送った。最後に、己の名と、自己紹介を馳せて。それで、彼女が振り向くかどうかは、分からない。)
ご案内:「転移荒野」からシュリクさんが去りました。<補足:真っ白なロングヘア 金の瞳 ややゴスロリチックな服>
蒼穹 > さてと、もう少し、探索しようかな。
(そして、転移荒野に彼女がいない事を悟るのは、また少し、あとの出来事となるだろうか。)
ご案内:「転移荒野」から蒼穹さんが去りました。<補足:PCNo:53/気紛れな邪神様。>