2021/01/20 のログ
ご案内:「演習施設」に神代理央さんが現れました。<補足:風紀委員の制服に腕章/腰には45口径の拳銃/金髪紅眼/顔立ちだけは少女っぽい>
神代理央 >
無機質な演習場の隅に腰掛ける、一人の少年の姿。
演習を行っている訳ではなく、機器を操作して演習場のシステムを捜査している…といった様子。
「……ふむ。この設定では少々難しいかな。異能や魔術を持たぬ者も多いし、先ずは連携して対処可能なレベルのものを作成すべきだろうか…」
部下の為の訓練メニューの設定。
実際に設定して表示しては、また消すといった地道な繰り返し。
書類上だけでは上手くいかないだろう、と実際に施設を訪れて機器を弄っているのだが、中々に難しい。
神代理央 >
廃墟の様な建物が浮かんでは消え、浮かんでは消える。
敵の種類も様々。荒くれ、魔物、幻想生物から戦車迄。
様々なシミュレーションが、浮かんでは消えて、浮かんでは消える。
「……敵は群れよりも強力な個体の方がやりやすいのかな。
まあ、実際にそういった怪異の類を討伐する機会は少ないかも知れないが…」
悩みは尽きない。出来れば一服したいところだが、公共の施設では流石に憚られる。
甘い物でも持って来ればよかったな、なんて思いながら小さく背伸びをして一休み。
ご案内:「演習施設」に幣美奈穂さんが現れました。<補足:きゃしゃでちっちゃい巫女さん>
幣美奈穂 >
実家から常世島に今週戻ってきました美奈穂です。
いつも通り、仕事をしたり、鍛錬したり。真面目な子なのです。
今日も、板張りの古風な練習場で身体を動かして、型の練習は欠かしません。
「・・何をしておりますの?」
そんな帰り道、なんか人がおります気配に大きな演習場を覗いてみました。
そこには、広報部の理央お兄様のお姿です。
なんか、色々と景色が動く様子に、興味深げにきょろりとします。
自分で触ったりはしません・・たぶん、壊しちゃうからです。
神代理央 >
投げかけられた声に視線を向ける。
其処に居たのは風紀委員の同僚でもあり、見舞いにも来てくれた少女。
珍しく大人しい…というより、此方を眺めているだけの少女に、小さく笑いかけるだろうか。
「…今晩は。幣も演習か?邪魔だったら、此方は片付けるが」
演習のプログラムを設定する為だけに専有しているのは申し訳ない、と一度操作していた機器を閉じる。
「私は演習プログラムの設定をしていただけだから、幣が使うなら譲るよ。使わないのに居座っていては、利用者に迷惑だしな」
結構長い時間居座ってしまったかな、と思いながら小さく首を傾げて尋ねるだろうか。
幣美奈穂 >
笑顔を見ますと、ぱぁ~っと春の空が晴れるような笑顔を見せます。
「ううん、もう帰るところでしたの。
この場所、何もないとこだと思ってましたけど、
色々ある・・あっ、消えました!」
危機が閉じられると、映像が切れたのでびっくりしてお目めを大きくします。
なんかのカラクリみたいです!
「わたくしはいつも、あっちの武道場とかお借りしたりしてます。
・・壁新聞やお寿司のお仕事も、体力大事なのですね・・」
ほむほむと、わかってますというように頷くのです。
そういえば、節分行事のお知らせはそろそろでしょうか。
神代理央 >
「そうか。じゃあ、見回りか何かかな?
……演習場を見るのは初めてかな。此処は戦う敵や状況を自由に設定できるから、色々な人が訓練代わりにしようするんだけど」
と説明しながら機器を軽く掲げて見せる。
此れで操作するんだよ、と説明の言葉を締め括って。
「ああ、確かに体術の訓練なら武道場の方が向いているかもしれないしな……ん?壁新聞…お寿司…?」
何だか、未だに微妙に勘違いされている様な気がするが、流石に幼い少女に己や部下達の任務を細かく説明するのは憚られる。
どうしたものかな、と悩みながら誤魔化す様に取り敢えずぽふぽふと少女の頭を撫でようとするだろうか。
幣美奈穂 >
「はいっ!
動物さんたちに挨拶回りはしてきました!
そうなのですか?
わたくし、機械たくさんのところあまり近づかないですから・・。
よく吠えて飛びついて舐めてくる大きなわんこさんから、
しゅばっと避ける訓練とかもできますでしょうか・・」
大きなわんこさん、フレンドリーなのはいいのですけど。
それがとても過剰なのです。
なんとかしたいところです。
頭をぽふぽふされますと、へにょりと笑顔が崩れます。
「えへへっ・・わたくしも、マグロとかの特訓しました!
今度、食べてくださいませ」
頭を撫でられまして、憧れのお寿司マスター様にお願いもしてみるのです。
神代理央 >
「…わんこを避ける訓練か…。いやまあ、出来なくはないと思うけど…。幣に懐いている犬なら、態々避けなくても良いんじゃないか?」
少女の事情がどのようなものなのかは想像するしかないのだが。
うーん、と考え込んだ後、苦笑いを浮かべながら尋ねてみたり。
勿論、本当に少女が嫌がっているようなら、そういう訓練の設定くらいは付き合おうとは思うのだが。
「……マグロの特訓…?
……あー…ああ。ああ、勿論。ぜひ今度御馳走になるよ」
マグロの訓練とは、一体どんなものなのだろうか。
不可思議な想像を繰り広げながらも、取り敢えずこくこくと頷いておく。
撫でればへにょりと笑う少女の愛らしさに、此方も穏やかに頬を緩ませながら、ではあるが。
幣美奈穂 >
くわっ。
目を大きくして上目気味に、両手を胸の前で握って力説です。
「わんわん吠えられるのは怖いですし、
急にぐわっときますので、押しつぶされそうになりながら
お顔を涎でべたべたにされるのです!
何度注意してもやめてくれないのです!」
ふんすふんす、やる気な美奈穂です。
押しつぶされそうなのではなくて、毎回押し倒されてるのです。
ですが、そこは美奈穂の名誉の為に押し負けてないことにするのです。
「そうです。
やはり、漬けの液の改良と、シャリへのこだわりが大事でした・・。
あっ、そういえば・・お友達から、調査資料を預かってます!
委員会のロッカーにいれてますから、今度持っていきますわね。
これが問題の解決になればと思うのですけど・・」
鉄火の世界も深かったのです。
白身魚を使った白鉄火なんかもありました。
と、うむうむ頷いている美奈穂。
はたっ、と思い出したことがあるのでした。
神代理央 >
力説する少女の姿に思わず若干気圧されながらも、その切実な訴えは伝わった。
やる気に満ち満ちた少女に若干ぽかん、とした表情を浮かべた後…くすり、と笑みを浮かべるのだろうか。
「…ふむ、なるほど。それは確かに重要な問題だな。
それなら、演習場にそういうプログラムが追加出来ないか調べておこう。それと、本当に苦労している様なら応援を呼ぶのも手だぞ。
何なら、私の手が空いていれば犬の一匹くらい……」
一匹くらい、殺してしまう訳にはいかないな、と。
物騒な思考に奔りかけた己に自嘲的な笑み。
しかし、少女が犬に押し潰されそうな状況とは。
余程の大型犬なのか、少女の抵抗がか弱いのか。
両方かな、と思考を締め括る。
「……あ、ありがとう…。資料は、今度読ませて貰うよ。
問題の解決……あー…うん。そうだな、きっと解決するよ」
果たして、少女の中で己が抱えている問題とは一体どのようなものなのかと気にはなるのだが。
まあ、それを否定するのも野暮かな、と思いながら――何かに思い至った様な少女に、何事かと首を傾げてみせるだろうか。
幣美奈穂 >
「あっ、大変なのですよ!
仲良しさんなのですけど、スキンシップが多いと言いますか。
お散歩のお仕事する時も、ぐいぐい引っ張っていくのですから・・!」
くすり、という笑みに大変さを全身で伝えようと、背伸びもぐぐっ。
ですが、応援というので。
「ありがとうございます・・!。
えと、そうなったら応援のホイッスル鳴らします!」
携帯電話で・・とできれば早いでしょうけど。
美奈穂、電気製品は持ち歩かないのです。
「はい、お友達に相談しましたら・・たくさん話し合ってくれたらしくて。
厚めな封筒になってます。
・・あの、でも。わたくしが読んでもよく判らなくて・・」
眉をへにょりと下げてしまいます。
周囲曰く、感染力の高い報告書のようですが。
美奈穂、読んでも感染していないのです。
神代理央 >
「…何というか、本当に幣に懐いているんだな。その犬。
幣が楽しそうな様子が伝わってくるよ」
大変さは勿論伝わってくるのだけれど。
それ以上に、少女の普段の様子が伝わってくるようで思わずほっこりしてしまう。
背伸びする様を微笑まし気に眺めながら、うんうんと頷いてみせるだろうか。
「ああ。その時は遠慮なく鳴らすと良い。
……聞こえる場所に居たら、直ぐに駆けつけるから」
普段落第街を任務地にする己が、確実に駆けつけるとは言えなかったから。
ちょっとだけトーンを落としつつ、それでも聞こえたら駆けつけると告げるのだろう。
「……ふむ?まあ、お友達がそれだけ考えてくれたのなら、きっと読み応えのある資料になっているのだろう。
今から、見るのが楽しみだよ」
調理部辺りが協力したのかな、なんて考えながら気にしていないよ、と言わんばかりに眉尻を下げた少女の頭を今度はよしよしと撫でようか。
……まさか、途方もなく胡乱な内容になっているのだとは露知らず。
幣美奈穂 >
掌を頬に添えまして、ちょっと首を傾げさせまして。
「吠えたり、急にとびかかってきたりしなければ。
とても可愛いのですけど・・」
でも、躾は大事です。
子供にやったら危険なのです。
「冬休みの間にとか、なんかコミュケ?とかで作ったのとか。
教室にいったら、色々と更に頂きました・・。
理央お兄様が見たら、喜んでくれるってみんな言ってました!」
そろそろロッカーも限界なのです。
しかし、大事な調査資料、捨てる事は出来ません。
そして今日、広報部の壁新聞を張る場所が、なんか人気がない朽ちた建物。
そんな場所も行動範囲だと、初めてしった美奈穂なのです。
そういうところにいくので、危険対処に訓練も必要なのでしょう。
神代理央 >
「あー……先ずは躾からか。そういうのは、風紀委員会よりも生活委員会とかの方が詳しいかも知れないな。
幣は、そっち方面にも友達が多そうなイメージがあるんだけど…」
というか、少女は交友関係が広いイメージがある。
そちらの方に声をかけてみるのも良いのではないかと尋ねてみる。
因みに、己にはそっち方面の友人はいない。クレームは度々入るので知り合いはいるが。
「…………コミュケ?えーと…うーん……?
…その資料とやらは漫画かなにか、なのかな?」
コミュケ。
聞いた事はあるが参加した事はない。
警備に訪れている委員がいるとは聞いたことがあるが…。
「……その資料は、じっくり見てから作成者に色々聞いてみる必要があるかもしれないね。
ところで、幣はまだ仕事が残っているのかな。私はちょうど一区切りつけようと思っていたから、何かあるなら手伝うよ」
さて、少女がそんな危ない場所に行くとは露知らぬ儘。
此方は丁度一息といったところもあって、少女に何かしら助力を申し出ようか。
何かあるなら手伝うし、何もなければ帰り道は送ろうかな、くらいのものではあるのだが。
幣美奈穂 >
「生活委員・・なるほどなのです!
躾教室とかございますかしら・・?」
わんこさんだけでなく、にゃんこさんあちも。
色々とできる事がまだあるのかもしれません。
「休み前ですと、資料見たんな感じでで・・。
えと、戻ってきて教室で渡されましたのですと。
漫画とか、小説とか。あと、CDとかもございました・・」
口元に人差し指を当てまして、ちょっと思い出します。
数が増えていたので、まだ全然目を通していないのです。
「あっ、そうですわね。
トロメイアさんとかは、もっと調査したいと言っておりましたし・・」
にこにこ笑顔、お友達と仲良しさんになってもらえるなら、美奈穂としても嬉しい事なのです。
「いいえ、もう帰るところですの。
お夕食とか、お弁当とか作りませんと!」
のんびりな委員会生活な美奈穂です。
夜遅くなったり急ぎなお仕事なんて、めったに回ってこないのです。
神代理央 >
「多分、だけどね。
あそこなら、そういった細々した要望にも応えてくれるかもしれないし…或いは、部活動とかかな?
何方にせよ、風紀委員会外部に協力を請うのも手だと思うよ」
ペット部とか動物部とかあるのかな。いや、ありそうな気がする。
何せ常世学園だし。
なんて思いながら、少女の言葉に頷く。
何方にせよ、そういった平和な任務は…自分には向いていないだろうし。
「……小説にCD?それは…うむ。事情聴取が必要そうだな。
まあ、内容次第ではあると思うけど…」
何というか、絶対碌な物じゃない気がする。
「調査……?いや、まあ、質問に答えるくらいなら構わないけど…。
でも、幣の友人には少々刺激が強い内容になるかもしれないが…」
何せ、自分の任務は人殺しばかりだ。
少女の友人の調査とやらがどんなものかにもよるだろうが、中々素直に答え辛い質問ではある。
……刺激が強い、という言葉はちょっと違うかな、なんて思ったりもするのだが。
「ふむ。であれば、帰りは送ろう。
幣の様な可愛らしい女の子を、一人で帰す訳にはいかないからな」
なんて、髪を撫でていた手をゆっくりと離しながら。
避ければ一緒に帰らないか、と手を差し伸べるのだろう。
幣美奈穂 >
「部活動・・たくさんあって、探すだけでも大変そうです。
募集とかした方がいいですかしら?」
眉尻が少し下がってしまいます。
でも、躾クラブとか調教クラブとか、探すとあるのかもしれません。
「わたくしはまだ見ちゃダメって封された小包もございます。
だから、そっちはまだ中見てないのですけど・・」
カップリングとどちらが前かが重要な世界。
これだけで、お友達やその知り合いが、三日間の紛争になったぐらいです。
「はいっ!
あっ、お屋敷のちゃぶ台、床の板どけまして掘り炬燵にしましたの。
帰ったら炭を入れませんと・・」
躊躇うことなく、差し伸べられた手を繋ぎます。
あったかな小さな手は柔らかです。
楽し気に手を繋ぎながら少し見あげ、冬支度にしたお屋敷のお話をするのです。
神代理央 >
「そうだな……学園のネットワークを使……うのは出来ないか。
学園の事務に聞いてみると良い。幣が探している部活動を検索してくれるだろう。該当する部活動が無ければ、幣が募集しても良いかも知れないね」
少女が探そうとしている素っ頓狂な名前の部活動もあるかもしれないのだが。
そんな事は露知らぬ儘、探す方法を教えてしまう。
少女が思い描く部活動を見つけてしまったら。そして、その後押しをしてしまったのが己だと知れば。
まあ、盛大に頭を抱える事になるのだろう。
「……成程、なんとなく。大体わかった。
今度もし良ければ、お友達と会わせて欲しいな。
"ゆっくり"話をしないといけないかもしれないからね」
補習室行もありかな。
なんて、にこやかな笑みの裏で決意を固めつつ。
アポイントを取れないか尋ねてみるのだろう。
少女の友人が生活指導室の世話になるかどうかは…まだ、分からない。
「へえ、掘り炬燵。良いなあ、そういう和のテイストっていうのかな。嫌いじゃないよ。
炬燵…炬燵かあ…家にも買って置いてみるかなあ…」
掘り炬燵が自宅にあるというのは中々に羨ましいな、なんて思いつつ。
少女の手をそっと握り返して、此方を見上げる少女に笑みを零すのだろう。
……年齢と精神に反比例するかの様に、何というか、発育の良い少女。結構真面目に、帰り道一人にする訳にはいかないな――なんて、決意を固めながら。
仲の良い兄妹の様に話を弾ませながら帰路につく二人の姿があったのだろう。共に高級住宅街住まいという事もあって、帰り道は御互いに慣れた道だったのかもしれない。
相変わらず寒風の染みる時期ではあるが――仲良く繋いだ互いの手は、きっと温かいのだろうから。
幣美奈穂 >
「理央お兄様はそういう感じの部活動、知りませんか?
学園とかに聞いてみますわ・・」
こくこくっ、と頷きます。
見つけましたら、ご報告しませんと!
「——!
もう何かわかったのですか!?
あの、フィァ・・相手の方のことも、大事にしてくださいませ」
誰かは存じませんが、三角な問題です。
大事にして欲しいところです。
「午前中の一般教養授業だと、大体一緒になりますから。
その間の休憩時間だと、大体会えるかと思います」
彼女らの情熱・・どれほどのものでしょうか。
もしかしたら、今もどこかから見ている人がいるかもしれません。
「中央に置台を付けて、そこに炭を置くのもございますけれど。
そうしたらテーブルが狭くなりますから・・。
おこた、ないのですか?」
お目めをぱちぱちとしながら、ほのほのとゆっくりした歩み。
暖かい空気を周囲に作り、寒さを和らげながら。
楽しそうにお話を続ける美奈穂なのでした。
ご案内:「演習施設」から神代理央さんが去りました。<補足:風紀委員の制服に腕章/腰には45口径の拳銃/金髪紅眼/顔立ちだけは少女っぽい>
ご案内:「演習施設」から幣美奈穂さんが去りました。<補足:きゃしゃでちっちゃい巫女さん>