2021/04/13 のログ
ご案内:「常世公園」に幣美奈穂さんが現れました。<補足:ちっちゃな巫女さん>
幣美奈穂 >  
これは春休み中のことです。
春になったこの時期、大事なお仕事があります。
それは戦い、そう、戦いなのです。
そのお役目をお昼前から夕方までを受け持っている美奈穂です。

――そう、花見の場所取り。
新学期になり、時間が合えば花見をしたいという委員会の委員のために、
桜が見ごろの場所を一定の範囲、ずっと確保するのです。
油断してはいけません。
風が強く吹くことがあるこの時期、気を抜けば、敷いたシートがめくれてしまい。
その場所を取られることもあります。
席を外したら、いつの間にか場所を狭められていることもあるのです。
大事なお役目。
――4年目な美奈穂がすることではないかもしれない、なんて思いもしません。
美奈穂は大事なお役目を任されたのです!

幣美奈穂 >  
というので、お茶や食事も持参で。
自分の時間になれば、場所取りの方と交代して座ります。
ほのほの。
桜がひらひらと舞う様子はとても綺麗なのです。
お尻の下にはクッション。
膝の上にはブランケット。
そして、その上に近くに来た野良のわんこさんを乗せまして、
手で毛並みを撫でて万全です。

「あっ、ここは風紀委員会の場所ですの・・」

少し広くていい場所を一人で確保しているので、少し場所を分けてという方もおります。
ですが、眉をへにょりとさせて申し訳ないように言うのです。

「でもでも、委員の方がくるまでなら・・」

と、隅の方を少しお貸しします。
そうしましたら、お礼にと焼きそばを頂きました。
焼きそば、家で作れなくはないですが作らないのです。
お祭りの味ですね。
 

幣美奈穂 >  
うなぁご

散歩してきた野良にゃんこさん、顔見知りなので挨拶してきてくれます。
鞄に入れた小魚をご挨拶に差し上げますと、
それを前足で挟んでごろり。
その場であむあむしはじめるのです。
春うららかな日ですので、そのままうとうとしはじめます。
美奈穂的には脚の右側もぬくぬくなのでお得です。

公園だと、野良リスさんもちょろちょろ現れます。
ふっふっふっ。
美奈穂の用意は万全です。
ヒマワリの種を掌にのせてそっと差し出します。
・・ヒマワリの殻が寝ているわんこさんの胴体の上にぽろぽろ落ちます。
 

幣美奈穂 >  
野良の鹿さんもてくてくやってきます。
公園、いろんな動物さんが暮らしているのです。
立派な角のこの子は・・ヘラジカさんですね!
どこからやってきた子なのでしょうか。
でも、すっかり常世公園に慣れたようです。
どかりっと背中側に座り込みます。
背もたれにちょうどいいですけど、いいのでしょうか?
ここで、人が持ってくる食べ物を待つ作戦のようです。

そんな様子を、桜の木の根元でずっと立ちっぱなしでこっちを見ています、
野良ハシビロコウさん。
気になります。
・・ごめんなさい、生魚はもってきてません。
・・そんなに見られても、ないものはないのです。

幣美奈穂 >  
しゅたたっと走り抜けていく野良のエリマキトカゲさんを
野良のミーアキャットさんたちが見送る姿を見かけます。
春ですね~。

お膝にわんこさんを乗せたまま、梅昆布茶を頂きます。
お腹の中もぽかぽかです。
コップを水筒に戻しますと。
美奈穂もちょっとうっつらうっつらです。
周りを動物さんたちに囲まれて、すっかりぬくぬくなのです。
ちょっとお昼寝です・・。

幣美奈穂 >  
夕方、交代の方が来るまでお昼寝をしてしまった美奈穂です。
気付くと、公園に住まう色々な動物さんが敷物の上で座っていました。
交代ですね、と美奈穂がわんこさんを起こしますと、
そろそろ終わりなのかと、動物さんたちも解散していきます。

はたから見てると、いろんな動物さんたちにすっかり囲まれうずもれて寝ていた美奈穂なのです。
わらわらわら~、と去っていく動物さんたちにも挨拶をしまして。
美奈穂は今日もしっかりお仕事しましたと、満足げに帰るのでした。

ご案内:「常世公園」から幣美奈穂さんが去りました。<補足:ちっちゃな巫女さん>