2021/06/07 のログ
ご案内:「武道場」に幣美奈穂さんが現れました。<補足:ちっちゃな巫女さん>
幣美奈穂 >  
お昼、いつもはぱたぱたと委員会に行っている時間。
美奈穂は己を鍛えるために武道場にきたのです。
そう、不埒モノを成敗するためには時には実力行使も必要です。

「――」

きりりと美奈穂的に真剣な表情です。
練習用の木刀・・ではなく、スポーツチャンバラ用のエアーソフト剣の軽量細剣タイプ。
残念ながら、木刀の小太刀は自分の持つ小太刀より重かったのです・・。

剣を持ち上げる姿は決まっています。
ぴしりっ!
体幹がぶれず、この重さであればびしっと動きを綺麗に止めれます。
日頃からの鍛錬の成果と言えます。
それを見守る者たちがいるなかで、美奈穂は剣を振り下ろすのです。

「えーいっ!」

ぎゅっと瞑った目。
気合いがなんともぬける掛け声で振り下ろす剣先は・・へにょへにょへにょ。
ですが、きちんと降ろしたところで剣先を止めます。
――否!
剣先をきちんと止め身体を泳がないようにする頑張った結果なのです。
形だけは、いい。
構えもしっかりしてますし、残身もできてます。
ただ、残念ながら振り抜きがへにょへにょなだけです。

幣美奈穂 >  
見守っていた、というかただ付いてきて何をして遊ぶのかと見ていた、寝転んでるにゃんこさん。
立ち上がって目の前で止まった剣先に近づいていき「にゃっ!」鋭く猫パンチ!
横に流された剣先、同じく付いてきてきていただけのわんこさんはパスされるとぱくっと加えて引っ張ります。
美奈穂の手から奪ったエアーソフト剣を咥えててけてけと離れて振り返ります。

「あっ!?、返してくださいませ!」

引っ張られると、握りが弱い美奈穂の手をするっと抜けます。
美奈穂、慌ててわんこさんを追いかけるのです。
追いかけっこと思ったのか、ちゃっちゃっちゃと足音を立て時折振り返りながら武道場内を回ります。
2周すると返してくれるのですが。

「もう、悪戯したらいけませんよ?」

取り戻してきちんと注意すれば、また中央に戻り。
呼気を整えて集中して、ゆっくりと構えを取ります。
しっかりとめっとするために、イメージとしては光を斬り割くような一閃です。
イメージはできているのです。

幣美奈穂 >  
どんな遊びなのだろう、と見ている寝ころんだにゃんこさんの目。
そしてパスされるのを待っているわんこさん。
そんな見守り隊の前で、ゆっくりと腕を上げていきます。
構えはびしっ!、研鑽しているのが見て取れる、何か技が放てそうな構えで姿。

――でも、振り下ろしはついてきてません。
振り下ろすとき、気合いが入りすぎて目をつむっているのでなんですが、
美奈穂のイメージでは鋭い振り下ろしができているのです。
そして、また猫パンチを受けて剣を撮られ、おいかっけっこする迄が一連。
既に10振りはしているのです。

「ふ~・・これぐらいでしょうか?
 一回に全力を出しますと、それなりに身につきますね!」

流れても居ない汗をタオルで拭きます。
美奈穂、運動神経はともかく体力はバカみたいに続きます。
体力があるのではなく、少ない体力ですが使う端から回復しているだけですけど。

くあぁっと欠伸するにゃんこさんに近づきしゃがみ、撫でます。

「うふふ・・気合いが入ってますから気当てで少し緊張させてしまいましたかしら?
 大丈夫ですわ、悪いことをしなければこの力があなたを害することはありませんから!」

微笑ながらいい子いい子とわんこさんも撫でます。
特に緊張や警戒する雰囲気を一切受けず、いつも通りなふんわり空間でリラックスしていたにゃんこさんとわんこさんです。

幣美奈穂 >  
邪気や穢れには天敵のような美奈穂の能力。
ですが、物理的には脅威は基本的にない美奈穂です。
無意識な「やらかし」は時に物理的な脅威になりますけど。

寝ころんだわんこさんのお腹をわしゃわしゃして戯れましてから、
きちんと武道場をお掃除。
使った後は綺麗にしませんと!
――ろくに汚れるようなことができていないのですので、
来た時よりも綺麗になります。

そうして、にゃんこさんを抱き上げまして。
わんこさんを連れて風紀委員会のビルに向かいます。
今日も元気な美奈穂なのでした。

ご案内:「武道場」から幣美奈穂さんが去りました。<補足:ちっちゃな巫女さん>