2021/07/30 のログ
ご案内:「違反部活群隠れアジト」に幣美奈穂さんが現れました。<補足:ちっちゃな巫女さん>
幣美奈穂 >  
大きな大きな土鍋を探して幾十里。
そこまでは遠くなかったですが、スッポン鍋にするための大鍋を探す旅。
まだ某マンションを出て数時間の午前中です。
何時ものスーパーで、今お勧めな2kgの常世錦飾米を購入して抱え、ぼちぼち。
マンションの某氏の部屋で中身を出した人参リュックの中には、お醤油と味醂、料理酒。それにお砂糖や粗塩、昆布など。
結構美奈穂にはずっしりです。
百貨店にまでいき探しましたが、11号鍋まで・・少しまだ小さいと探した美奈穂。
知ら学生区を過ぎてしまい、見つけましたお店。
本当に欲しい物はないけれど、ちょっと欲しくなって買った後に邪魔になるという、
捨て値の殿堂、『サンチョパンザ』異邦人街西店。
入ってみますと、ありました。
ご家庭で使うにはよっぽどの大家族でないと邪魔になりそうな、大きなお鍋。
黒い柄で銀峯菊花織部な15号鍋!
直径が40cm弱ありそうなそのお鍋、購入です。
重いので、背中に括り付けてぽてぽてとマンションを目指し・・どこだったかしら?
うろうろしていましたら、抗争に巻き込まれたのです。

幣美奈穂 >  
急な抗争勃発。
あわわとしてましたら、背中にがぃーん!
何か硬いものが当たり、衝撃で美奈穂は転びます。
ちたぱた!
重くて起き上がれません。
助けを呼んでいると、サルノコシカケと思わんばかりの大きさ乾物を盾にした
年上の男性に『風紀委員だ!?、やべっ、こっちだっ!』と助け出されて引っ張られ。
気付いたら、なんかビルの三階の一室。
そう、今、美奈穂はそのお部屋の窓からお外を見ています。

「ここ、どこでしょう・・あっ、にゃんこさん!」

正面もビル。
下のあまりきれいでない路地を見下ろすと、野良猫らしい子が歩いているのが見れたのです。
隣のお部屋からは、切れ切れに話声も聞こえます。
扉には鍵が、外からかちゃりされてます。

『くっ、だからあのタケノコ派が・・!』
『きっと、あの犬たちもタケノコ派に・・』
『仲間のキノコが、何人か捕まった・・』

――あれです。
美奈穂はぴーんときました。
聞いたり巻き込まれたりしてはいけない、あの話です。
過激派がいるとは聞いてましたが、もしかして・・。
でも、絶対にかかわっちゃだめだと聞いていますので、お耳に蓋です。
荷物は重いのでお部屋の隅に置かせていただきます。
ソファーや机とかありますが・・ちょっと埃っぽいお部屋です。
嘘をつきました。
ちょっとでなく、かなり埃っぽいです。

それはともかく、そわそわ。
扉に向かい、鍵を開けます。
そう、鍵穴は無効ですが、内側のこちらには摘みがあるので簡単に開けれます。
そーっと扉を開けますと、顔をのぞかせます。

男性2人、女性3人。
机を囲んで、何やら難しい顔・・。
美奈穂はどっちでもいいけどキノコ3でタケノコ7の派。
それを言ったらダメな気がします。

「あの・・お手洗いかしていただいていいですかしら・・?」

生理現象です。
女性の一人が、あぁこっちよ、とお手洗いに。
済ませるのですが、ちょっと汚れています。
気になります。
何かないかと探しますと、上の棚に掃除道具、トイレに登って手に取ります。
使い捨ての手袋もあります!
きゅっきゅっきゅっ。
お手洗いを綺麗にしてしまう美奈穂なのです。

幣美奈穂 >  
ふぅ~、満足。
ごみはごみ袋に入れておきます。
出てきて洗面所・・洗面所もちょっと汚れてます。
きゅっきゅっきゅーっ!

ぴかぴかにして出てきますと、遅かったな、とかいう男性が女性に叩かれます。
結構痛そうです!

「あの、ここどこですか・・?」

尋ねてみます。
顔を見合わせる男女、隠れアジトなので言えないようです。
まぁまぁ、とお菓子を渡され。
元のお部屋の方へと背中を押してくる女性。
――キノコのチョコ!
ぱぁっと表情を明るくした美奈穂、お礼を言いまして。
お部屋にイン。
また鍵を閉められます。

扉の向こうで『なんで連れてきたんだ』とか『ロリコン!』とか、
『どこの子なんだ?』とかお声が漏れ聞こえてくるのですが。
美奈穂がカギを開けて顔を出しまして。

「いま食べちゃってもいいのですか?」

きらきらお目めで尋ねますと、いいという言葉。
ぱたんと扉を閉じて、鍵を掛け。
いそいそ椅子に正座です。
いただき・・机が汚いです。へにょり。
トイレに入った女性が驚きの声を上げる中、また扉を開けます美奈穂です。

「あの、お掃除道具ありませんかしら・・あと、お洗濯とかしてもいいですか?」

尋ねる美奈穂なのでした。

幣美奈穂 >  
水の入ったバケツに雑巾・・汚い雑巾でしたので、綺麗な布切れもお願いします。
はたきに箒など。
あっ、掃除機は使えないのでいらないのです。
お礼を言いまして、お部屋にイン。
窓を開けて換気をしながらお掃除開始です。
下を歓楽街健全化運動中の、赤い制服を着た風紀委員が通りかかりました。
お手てを振ってご挨拶。
よし!

上から下にがお掃除の基本。
置かれている棚の上とか、椅子に登って一生懸命手を伸ばします。
埃を落として一度乾拭き。
そして水拭き。
更に乾拭きです。
ソファーカバーは剥がしてしまい、マットも窓の外でぱんぱんとします。
少しすっきりです!
いらなそうなのはごみ袋、きちんと分別。
すっきりして、お掃除道具を外にだし、ごみもお願いしてから手を洗い。
すっきりです。

今度こそ、と椅子に正座して。
クッキーの先にチョコがついたキノコ形状のお菓子を頂きます。
おいしーのです!

幣美奈穂 >  
お洗濯もしてしまおうと思いましたが。
美奈穂のお腹の時計、そろそろお昼ご飯の時間と言ってます。
扉をまた開けて、顔をのぞかせます。

「あの、そろそろお昼ご飯の時間です・・」

頭を突き合わせて議論をしていた男女。
顔を上げて壁時計。
12時ちょっと過ぎたぐらい。
美奈穂のお腹、時間に正確です。
あぁ、待ってて、と言われ待つ美奈穂。
こっちを見る男女に、ふにゃりとしたお顔を見せるのです。

ご案内:「違反部活群隠れアジト」から幣美奈穂さんが去りました。<補足:ちっちゃな巫女さん>