2021/10/15 のログ
ご案内:「宗教施設群 共同墓地横運動公園」に幣美奈穂さんが現れました。<補足:ちっちゃな巫女さん>
幣美奈穂 >  
体育の秋である。
暑さも和らぎ、そして寒くもないこの時期だから、身体を動かすのにいいのかもしれません。

そんな午前中。
お仕事として運動公園に車で送られtやってきたのです。
家から歩いて、あと電車とバスでいくと伝えたのですが、必ず委員会に寄ってからということでした。
実は、そこそこ離れているので迷子にならないようにと画策された、そんな画策を知らない美奈穂です。

「はい、そこの方。
 どこのチームにしますか?
 善神派?、邪神派?、中立もお勧めですわ」

受付の机に座り、霊符の腕で筆を構えて。
ちなみに、周囲を自然と霊的浄化するので、穢れを持つモノはあまり美奈穂の座る受付にはこないのですけど。

「あ~、火教ですとあちらのほうに集まっておられます」

ついでにパンフレットを見せ、火教の方が集まるあたりをお教えいたします。

神様が宴会ちゅ――お出かけ中のこの時期、様々な封が緩みやすく。
それを抑えるのにも忙しく学校の授業になかなか出られませんが、頼まれたお仕事です。
今日は、ちょっと荒野の奥の危険な方向にある結界がほころび賭け、祭祀局の方が結構出てしまったよう。
そんな中、行われる運動会。
幽霊も見える美奈穂に白羽の矢がたったのです。

幣美奈穂 >  
そう、今日は運動会。
それも妖怪主催の。
元は夜にやっていたそうですが、人口?増加や夜よりも昼に動く化生も増え。
またハロウィンも近づくので、そういう方の人口?流入も多く。
複数日の、日の中の部と月夜の部などになっています。

お祭り、妖怪も大好き。

屋台なども出ており、そこで商売するのは主に一般人。
商魂たくましいというか、この世界に慣れきってしまっているといいますか。
主に、なのは素養などがなければ見えない幽霊さんも結構な数だからです。
彼ら相手に商売するのは、魔術師や聖職者の関係者たち。

「毎年、この時期に長期滞在・・きちんと入島管理局の霊符ポートお持ちなんですね。
 はい、これがゼッケンです」

霊符を使うのは、物理に干渉できない化生もいるからです。
ただ、位相が異なってぶつからない(干渉しあわない)からと、複数の協議を同時進行は、
見える人からするとごちゃごちゃな協議に見えるのです。

幣美奈穂 >  
ちなみに、座っているだけで。
十数体の霊を成仏させ、また穢れを払ってしまっている美奈穂です。
邪なモノや穢れからみれば、バイオテロです。

「こっちの引換券で、お好きなお飲み物と交換できます。
 聖水、浄水、精霊水、井戸水、水たまりの水、泥水、汚水とかいろいろありますわ。
 吸血鬼さんとか用に輸血パックなんかもありますわ」

パンフレットの隅、切り離せるようになっている三角を示すのです。
年々、この墓場運動会も大きくなっているそうです。
そういえば、ここの運動公園もできてまだ10年経っていないそうです。

お仕事しっかり。
あと、ちゃっかり風紀委員作成の『ハロウィン中での過ごし方』も、人?に合わせてご提供。
幽霊用や海外妖怪用などなど。
日本のハロウィンです。海外のモノと色々違うそうですので、そういう注意や。
住宅街で夜に騒がない、ごみの分別、生活空間保護の為、住宅街での飛行高さ制限などなど。
とても大事なことです。
どうやら繁華街や学園内、荒野などではあまり厳しくないようです。
繁華街、美奈穂はめったに行きませんけど。

幣美奈穂 >  
日本のように妖怪が墓場で運動会するのは、海外では珍しいとのこと。
そもそも、運動会とかあまりしないらしいです。
ほむほむ。
それでしたら、しっかり楽しんでいってくださいませ!

「あ~・・成仏の受付ですか。
 これはこちらでなく、あちらのスペースとなります」

各種宗教家が控えているエリアを示します。
日頃であれば問答無用、となるところでしょうが。
自分から成仏に来る幽霊さんならと、自分できちんと選べるように。
お髭が長い禿げたおじい様のとことか、黒い服に十字のアクセサリーを付けたおじ様が比較的多いです。
中には、見目麗しい鎧を着たお姉様の所に行く、赤ひげ肉だるまな方みたいなのもおります。
あれは、アピールしてヴァルハラに連れて行けというやつですね。

こういう時にある、期間限定の渡し賃割引サービスも人気です。
運動して、すっきりした心持ちになって、そのままお船で黄泉の国、というコースです。
川を渡るのは多いのですが、その船が木船だったりゴンドラだったり桶だったりといろいろ。
美奈穂はまだ見たことがないのですが、黄泉に流れる川って大きいのでしょうか?、それとも複数あるのでしょうか?
近くらしいところは、何度か異界で見たことがあります。
でも、川は見たことがありません。どうやら、美奈穂にはまだ見えない川なようです。
亡くなった後でしか判らない謎です。

幣美奈穂 >  
午前中の参加者ピーク、8時から10時ぐらいまで。
このあと、12時半から2時までが美奈穂のシフトです。
多く来るところだけお手伝いな応援要員なのです。

お手伝いのお礼に、パンプキンカップケーキを頂きまして。
10時から11時半ぐらいは宗教施設群内の空間綻び修繕。
お昼2時以降は学生街中心で行う予定。
この時期だからちょっとお忙しな美奈穂です。
案内、というか物理的な護衛かつ迷子防止と、風紀委員からと祭祀局からの職員さんと待ち合わせ。
綻び探しは、美奈穂のうんにゃらかんたらな、単なる感性というか勘の赴くままが結局いいと、
放し飼いのわんこさんが如く扱われているのも知らず、楽し気に話しかけぱたぱた動く美奈穂なのでした。

ご案内:「宗教施設群 共同墓地横運動公園」から幣美奈穂さんが去りました。<補足:ちっちゃな巫女さん>