2021/10/16 のログ
ご案内:「川辺 芋煮会場」に幣美奈穂さんが現れました。<補足:ちっちゃな巫女さん>
幣美奈穂 >  
さて、そろそろ日が傾きます。
魅惑の薩摩芋の一人で美味しく頂きまして、帰ろうとしたとき。
そう、それはおこったのです。

あれ?、もうないの?

夕方が近づき、夜の芋煮会にと来た落第街の人々。
ちょうどお昼が綺麗に解散し、今から夜の部となる合間。
一番タイミングが悪い、何も残っていない時間です。

えー?、いまからー?
腹減ってんだけどー?

不満そうな声が聞こえます。
あわわっ、あわわっ。大変な事態です!

まあ、慌ててるのはほんの一握りですし、本人たちも冗談で言っているだけですけど。
それを冗談ととらえられない、生真面目さんが一人。
なんとかしなくては!

立ち上がる美奈穂です。
頭にハチマキ、たすきを掛けて戦いに挑むのです。

幣美奈穂 >  
今あるのは・・お米はまだ結構あります。
でも、他の者はそれぞれあまりもの程度。
ただ、生ごみとして捨てられる前だったのでセーフ!

風紀委員のベテランさんとして、考えます。
そうです!、今日は近くのスーパーでアレが安かったはず!
あっ、でも美奈穂、お金あんまり持ってきていません。

そんな美奈穂の頭をぽんっと。
でっかいでっかい肉球。クマさんです。

俺に任しな。

そんな感じで「ぐわぁ」と話す熊さん。
その毛並みの中に入れておいた、交通ICカード!
便利なもので、これでお買い物が出来たりもするそうです。
美奈穂、持ってませんけど。
男前な雰囲気の熊さんに、きゅんっ、となります。
主に、周囲にいた男性たちが。

「ぐわぁ」案内しろ、とばかりに近くの男性に顎を振る熊さん。
兄貴と呼ばれだすまであと少し。
そんな男性たちを引き連れてスーパーに向かうのです。
ヒグマが突然来店したスーパーさん、びっくりでしょう。

幣美奈穂 >  
とりあえず、お米炊き出し班、動くのです!
本当は洗って水を切ってから少し置きたいところですが、緊急事態の今は我慢。
あるだけ炊いちゃってくださいませ!

そんな合間に、スープ作り。
少しずつ余っている芋煮を合わせます。
お芋の数が少ないのは残念――別の大鍋では、お水で鮭の残骸、骨と頭をぐつぐつ。
使える材料、そう、ダイコンの頭の部分と葉っぱや、カブの頭と葉っぱとか。
キャベツも芯の辺りを使ってない方もいましたし、それを刻みます。
どんどん刻みます。
合わせた芋煮の中身、それを薄めて味をぼかします。
色々混じってます。
ですので、薄めてから味を調えます。

刻んだ野菜の一部は、一度痛めて醤油とかお酒でいためて胡麻パラり。
どれも皆さんの使ったのですが、半分も使わなかったり、そこの方だけ残っていたり。
そんなのを使ってます。

そうこうするうちに、スーパー組お帰りです。

幣美奈穂 >  
庶民の味方、もやし!
足が速いのは難点ですが、美味しいです。
しゃきしゃきとしんなりと、どっちがいいかと争いになるかもしれません。
ですが、もやしは安い!
一袋18円のもやしを箱買いです!
あとは、焼きそば!
3袋入り48円。これも箱買い。

温めて貰っていた鉄板に焼きそば投入!
油と水、解してわっしゃわっしゃ、熊さんや男の方々にお願いします。
ここで刺し水に蒸らしです!
お塩のとか、ソースとか、醤油とか。
鉄板ごとにちょっとバリエーション。

ちんちんとなったお鍋にもやし投入!
ジャンジャン入れてくださいませ!
もやしは時間との勝負、はりあーっぷありあーっぷ!
あまり炒めて水が出てしまう前に、これを!
そう、BBQとかすると余り気味になる焼き肉のたれ。
これがあったので、選んだのです。

あまり野菜と、僅かにあるお肉は別途炒めて頂いている間に。
焼き肉のたれ風味の大量もやしを作り上げるのです。
これを――焼きそばに合わせちゃいます。
屑野菜とちょっぴりお肉入り山盛りもやしの焼きそばです。
お肉が少ないのをもやしが誤魔化します。

胃に優しい鮭スープや、芋煮というより芋入りチャウダーみたいになったスープ。
ご飯のお供の野菜炒めと、山盛り焼きそば。
それで起こりそうであった?大きな争い?の火種?は鎮火されるのであった。
まる。

ご案内:「川辺 芋煮会場」から幣美奈穂さんが去りました。<補足:ちっちゃな巫女さん>