2021/10/17 のログ
ご案内:「商店街」に幣美奈穂さんが現れました。<補足:ちっちゃな巫女さん>
幣美奈穂 >
「・・雨、やみませんわね・・」
お外を見ながら、アンニュイな感じの美奈穂。
いえ、客観的に見れば、晴れでお外で遊べないと残念に思っている雰囲気ですけど。
折角の日曜日、雨です。
とても残念です。
美奈穂がいくら電子機器を壊しやすい、といっても。
おうちに何もないわけではありません。
おじいさまが小学生の頃に作ったという鉱石ラジオ。
とても大事に使っています。
周波数を合わせるとか細かいことはできませんから、公共放送一択ですけど。
雑音交じりに聞いたお天気予報。
今日は雨だそうです。
晴れないかなーとか、縁側からお空を見ましたり。
てるてる坊主を作って吊るしてみたりしましたが、今日は雨なようです。
やっぱり、時計塔からおっきなてるてる坊主を吊るさないとダメかもしれません。
午前中で、今日は駄目と判ったので、お電話。
黒電話です。
電子機器をちょっと触っただけで壊す美奈穂、電話と言えば黒電話。
携帯電話など持ったことありません。
柱に張り付けておいた電話番号を見ながら、じーころころころっ、じーころっ。
黒電話でも、あまり使いません。
どうしてもな時に電話が掛かってくることもありますが、
あまり触ると、中の金属が溶けるそうです。
だから、黒電話でも毎年のようにお取替えしてます。
お電話先は農業区の農家。
こけーっ、というお声に、今日は芋煮会できないようです。
熊さんにお伝えくださいませ、と丁寧に電話です。
今日の材料は熊さん一家で頂いてくださいませ。
米農家から、狩人のおじいさん、そこから熊さんへ伝言と。
そんなことを頼んだのです。
それでも止まないかなー、と。
お空を見て、そしてお出かけしたお昼前のことでした。
幣美奈穂 >
折角の日曜日なので、お出かけ。
近くの商店街、そこを北にまっすぐ行けば学校に行けるアーケード通り。
屋根があるのです。
今日の用事(芋煮会)が出来なくなったので、お散歩です。
巡回なのもありますし、歩くだけで浄化する巫女歩き、お仕事の一環でもあります。
お家から、渡り廊下から玄関口の建屋に入り、そこから昇降口。
結構高い場所にあるのでエレベーターもありますが、迷わず階段を選ぶ美奈穂です。
えっちらおっちら、階段をぐるぐる回って降りていく美奈穂です。
ちなみに、よほどのことがなければ登る時も階段。
エレベーター、時々壊れますから。
マンションの4階から地下1階は商業区。
色々なお店がありますが、なんか美奈穂には敷居が高いのです。
ですので、専用のエントランスから裏口に、商店街側に出ていきます。
表口側は路面電車駅も走る大きな道路です。
幣美奈穂 >
芋煮会で自家製お味噌を使いたかったのですが、また機会もあります。
自家製お味噌、麦がちょっと入ったので毎年作ります。
でも、余るので芋煮会で使うのです。
使わないと、次のお味噌を作れませんから。
お味噌が余るのは、赤味噌白味噌八丁味噌などなど。
お料理によって美味しいお味噌は、市販や専門店のものもよく使うから。
ぽてぽて巡回しておりましたら、挨拶にくるにゃんこさんとか色々。
撫でて、おやつの煮干し(使用済みで乾燥させたもの)をあげたりしまして。
そしてはろうぃん時期。
何か変化している方々が多く、脅かして押し付けず、きちんとご挨拶してプレゼントするよう指導です。
指導したら、お菓子を何故か頂けます。
win-winな関係なのでしょうか。
御呼ばれしたので、カフェテラスに入ります。
テラス席で、椅子に逆向きに座りお外を眺めてしまいます。
雨、やみませんわね・・。
隣の席で、このお店のにゃんこさんが、
椅子の上に乗り立ち上がり、背もたれに前足乗せてお外を一緒に見ています。
こっちを見ましてなぁお、そうだねーと言っているようです。
幣美奈穂 >
ナンキントンと緑茶のセット。
ナンキントン、栗きんとんのカボチャ版です。
試作品とのこと、頂きます。
ダメよ、あなたはこっちですよ?
席を向き直り、頂こうとすると。
興味津々でお鼻を近づけて来るにゃんこさん。
これはだめっ、と。煮干しをおやつにあげるのです。
出汁に取った煮干しの有効活用。
甘辛く炊いてご飯のお供にするのもいいのですけど、
にゃんこさんたちのおやつにもちょうどいいのです。
風紀委員と落第街や違反部活動の抗争、そんな話は知らない、平和な美奈穂です。
奉仕部のボランティア活動もするので、落第街の方々もいい人、なんて方が大きいのです。
試食が終わり、巡回再開。
お昼ご飯のことも考えなくてはいけません。
平日ならお弁当を作っておりますが、今日はノープランです。
楽しみにしていた芋煮会も雨ですし。
実際は、テントを立ててやっている方々も結構いるのですけど。
雨が降った=中止。
そう思っているのです。
秋蕎麦、いいかもしれません。
ちょっと贅沢に天ざるです。
いえ、涼しくなっているので鰊蕎麦・・。
なんて考えていると、立ちはだかる敵!
幣美奈穂 >
ぽっぽ~、おれたちゃ平和
ぽっぽ~ みるだけ平和
ぽっぽ~ やるときゃやるぜ
ぽっぽ~ パン屑わたせ!
と、三角に陣形を取り、頭を振りながら迫りくる鳩たち。
白くなく灰色です。
くるりと回って翼を広げるのも息ぴったり!
集団行動、歩道を占拠
脅迫無効 言語道断
平和な死者 喧嘩で死者
そうならない様 仲良くしてね!
ばさり、竹扇を広げゆったり舞踊で返します。
鳩と人、言葉では分かり合えないですから。
にらみ合いが少し。
そんな美奈穂に、パン屋さんがパンの耳が入った袋を渡します。
ばっ、っと撒き。
万事解決。
幣美奈穂 >
そして、食べ終わると。
ぱたぱたぱた~っと、隊列を組んで飛び立つ鳩たち。
綺麗に整っています。
その後、箒と塵取りでお掃除お掃除。
お昼の時間、老舗なお蕎麦屋さん。
たのもうっ!
とばかりに、えっちら手で開きます。
自動扉ではない、手動の扉です。
一人で入るのは、来たばかりの頃は敷居が高かったですけど。
常世島に来て4年、一人暮らしも4年です。
ここのお店がお爺ちゃんたちだというのと、学園の校門からすぐというのもあって
ちょっと慣れました。
座敷席に相席させていただき、木の板に書かれたメニュー表を見ます。
「えっと・・カルボナーラ、チーズたっぷりで!」
そう、ここのお店。
お蕎麦、あんまり美味しくないのです。
粉はいいのを使っているので、帰る時に買って帰ろうと思います。
それよりも、元フレンチのシェフだったというおじい様の裏メニューまかないの方が美味しいのです。
幣美奈穂 >
あむあむ。
スパゲティーを頂きます。
フォークでくるくるくるっ、あむりっ。
量をわきまえられておりますので、ハーフサイズ。
でも、燻製お肉も卵もたっぷり、食べ応えがある逸品です。
止まない雨の休日。
それはそれで楽しむ美奈穂なのでした。
ご案内:「商店街」から幣美奈穂さんが去りました。<補足:ちっちゃな巫女さん>