2021/10/21 のログ
ご案内:「修学旅行中」に幣美奈穂さんが現れました。<補足:ちっちゃな巫女さん>
幣美奈穂 >  
旅館ですやすやぐっすり。
朝はいつも通り5時過ぎには起きてしまいます。
てきぱき、お布団を畳んでおきます。
ふと、横を見れば。
同じ大部屋の女子たち、みんなきちんとお布団に入ってます。
昨日の夜、あの後で起きて布団を敷いたのでしょう。
まだお外暗いですわねーとか窓から見てから、ちょっとお外に。
旅館の草履スリッパを履きまして、手にはタオル。
庭を歩いてからお風呂にそのまま入るつもりなのです。

廊下に出ますと、なにか簀巻きにされている何か。
うん、眠っておられる男子のよう。
お休みのお邪魔しないように、そろり歩きます。
お隣の大部屋、少し空間に隙間をあけまし確認。
うん、こっちの方々も元気、まだ飲まれてますね!

隙間を元に戻しておきます。
そして、中庭に出るところを探して、まだ暗く常夜灯だけの廊下を歩くのです。
実は、不思議なお宿なためか、霊力みたいなので美奈穂にはかなりしっかり見えるのです。

幣美奈穂 >  
とててっと階段を下ります。
そして、右に曲がって、左に曲がって。
まっすぐ行って左に曲がると行き止まりでしたので、
戻って階段を下って、更に左にあった階段を登ります。
・・・・
・・・
・・

お庭に出れました!
ちょうど白みかけている時間です。
お外用のこじゃれた下駄に履き替えまして、からりんころりんっ。
おー、綺麗な庭です。
あちらでは藤棚の東屋もあり、天気がいいお昼とかに見ますと、
池に緑が移り綺麗に見えるのではないでしょうか?
もう少し先だと、赤い紅葉が映えるのだと思います。

傍のしげみ、がさごそ。
昨日、お風呂に来てた子がくるのかしら?
と脚を止めますと、現れたのは青灰な毛並みが綺麗なにゃんこさん。
んなぁお、とご挨拶の声です。

「はいっ、おはようございます。
 お出かけですか?
 それともお散歩から戻ってきましたの?」

綺麗に毛並みを整えられたにゃんこさん。
ちりりんっと小さく音が鳴る鈴が付いた首輪をしているので、
この宿の子でしょうか?
しゃがんで、ちょっと待ちます。
するりと近付き、腰のあたりに頭を擦りつけて、うにゃぁ。
そのまま、前足でお顔を洗う仕草です。
いい子ですねー、と撫でる美奈穂です。

幣美奈穂 >  
「お庭見ながらお風呂行きたいのですけど。
 どう行けばいいか判りますかしら?」

わしゃわしゃとしてから撫でつけ。
気持ちよさそうなにゃんこさんに尋ねてみます。
すると、長い尻尾を美奈穂の脚に軽く触れさせてから、
こっちだよ、と先を歩き振り返ります。

「はい、ついていきます」

にこにこ、景色と、尻尾を立てながらぷりぷりお尻を動かすにゃんこさん。
丸い毛玉があるので男の子なようです。
うーん。二郎三郎宗衛門ちゃんのお嫁さんにはなれませんわね。

東屋を通り、池を半周めぐるようなコース。
あれ?、向こう廻った方が近くない?
と気付きましたけど、どうやらお庭も見どころを案内しながらのようです。
景観に足を止めると、少し先で待っててくださいますし。

からりんころりんっ。
木の陰に隠れているような小道。
知っている人しか通らないような道に入ります。
竹林の小道になっています。
まだ完全には明けていないからなのか、小道の脇に足元を照らすようにある灯篭のあかり。
夜通ったら、とても幻想的かもしれません。
竹笹のドームを少し見上げて歩いてますと、脚をくすぐるものが。
ん?、と見下ろすとにゃんこさんです。
なぁお、と見上げて啼いてから、元に戻る方向に。
どうやら、曲がる道があったようです。

人一人分ほど空いた竹の小道の生垣。
そこを入るのですね。
ごめんなさい、からころと追いかけます。

幣美奈穂 >  
そこを通ると、いくつも並ぶ鳥居。
その中ごろに出たようです。
ショートカットコース?
それとも別の道でしょうか。
横から鳥居の間の石畳な道に入ります。
この先、社です。
狐様ですね。
お祈りをあげてから、にゃんこさんどこ?ときょろりとしますと。
社の横で待っていてくださいました。
その後を続きます。
社の横手から、少し建物が見えます。
離れの露天温泉なようです。
渡り廊下で旅館に繋がっており、本当はそっちから入るのでしょうね。
低い石階段を登り渡り廊下に横から入ります。
こういう作りは、お家のと一緒です。
温泉の入り口のところでにゃんこさんが待っています。
格子戸を横に滑らせ手入り口をあけますと、さささっとにゃんこさん。
女湯の入り口に入っていきます。
あれ?、にゃんこさんも入りますの?
一緒に入れたらちょっと嬉しい。

下駄は石階段に置いてきましたし、草履スリッパは庭に入る前のところ。
ですので、素足でぺたぺたです。

幣美奈穂 >  
男の子だけどこっちはいて大丈夫?
怒られない?
にゃんこさんに声を掛けてから、朝の温泉です。
ここのは澄んだ温泉ですね!

朝になると冷えてきている季節です。
お風呂に入ると、じんわり。
・・いえ、いつも通りです。
美奈穂、加護のおかげというかせいというか。
寒すぎたり暑すぎたりするのは体感できないのです。

にゃんこさんが桶を持ってきて、お湯を入れろと。
そういうので、湯船につかる美奈穂は、すぐそばで桶に入って目を細めるにゃんこさんと一緒。
ぬくぬくになってから上がります。
もうそろそろ、お腹の時計が朝ごはんと伝えているのです。
ご飯かなー、パンと目玉焼きかしらー。
なんて旅館朝ごはんもちょっと楽しみ。
タオルはタオル籠に入れてしまえばいいようで、にゃんこさんもきちんとぬぐい乾かしまして。
小さなポーチだけ持って、ぺたぺた。
あ、素足だけど・・いいですか!
旅行の解放感です。
にゃんこさんに案内されて無事にお部屋に帰りつきますと、起きあがっているのは半数ぐらい。
皆さん、昨日は楽しかったようで、肌がつやつやですね!

朝ごはん、小鍋付きでした。
朝からお鍋です。
美味しく頂いてから、荷物片づけ、お部屋もちょっとお掃除。
綺麗にしてから、待ち時間はロビーで。
すぐそばの売店を覗きます。
風紀委員へのお土産に、この栗饅頭を買って帰りましょう。

そうしてお友達とおしゃべりしていましたら、バスに乗る時間です。
点呼を取り、人がきちんといるか、忘れ物、神隠しとかあっていないか確認です。

そうしてバスに乗り、次は農業区方面です。
そちらで学習するのです。
帰りは夕方、修学旅行二日目はこれからなのです!

ご案内:「修学旅行中」から幣美奈穂さんが去りました。<補足:ちっちゃな巫女さん>