2021/10/23 のログ
ご案内:「商店街 猫だまり空き地」に幣美奈穂さんが現れました。<補足:ちっちゃな巫女さん>
幣美奈穂 >
お店が開くぐらいの時間になって、お出かけです。
高いところにあるお屋敷から、ぐるぐる下って1階に。
そこから裏に、商店街です。
活動的であっても、その行動範囲は基本狭い子です。
開いたお店、商店街の方にご挨拶しながらえっさえっさ。
駆け抜けている美奈穂です。
客観的に見れば、ちょこちょこ小股で頑張って早歩きなんですけど。
そしてきましてにゃんこさんのよくいる空き地。
今日も集会が開かれてますかしら?
おります。
誰でも使えるようにと置かれているエサ入れ。
これを軽く洗います。
すぐそばの、庭に水まく蛇口です。
濡れた敷石、それをぺろぺろと舐める子もいます。
その餌入れに、ご飯IN!
食い物か、とぞろぞろ近づいてくる子もいます。
まだですわよ、まだですわよ?
まってくださいと呼びかけます。
脚に擦り付けるにゃんこさんの頭がくすぐったいです。
幣美奈穂 >
ご飯に、出汁とりで使った鰹節や煮干し、細かくした昆布ものせます。
ついでに、砕いたお薬なんかも混ぜてあります。
早っ食わせろや~、と鳴きながらこちらを見上げているにゃんこさんたち。
まだですまだです。
もうちょっとです。
更に、そこに冷やした減塩お味噌のお味噌汁をぶっかけです!
水筒を傾けるのです。
特性にゃんこまんま、はい召し上がれ。
ちょっと離れて、どうぞというと。
皆さん仲良くむしゃむしゃです。
うんうん。
美奈穂も昨日とかで余っていたのです。
お料理が好きなのでついつい買ったり作ったりして、でも人より小食なのです。
一人だと捨てなきゃいけないのです。
たくさんですが、にゃんこさんの数から見ればもっとほしいぐらいでしょう。
すぐに食べ終わり、お皿まできれいに嘗めちゃわれ。
もうないの?、と見上げられます。
ごめんなさい、これで終わりです。
あとは、商店街の方とかがいつものように来るのを待ってくださいませ。
まだないの、もっと食べたいと脚に纏われ疲れながら、餌皿洗っておきます。
壁に立てかけて少し干してもおくのです。
S-1800 >
DADANDANN!DADANDANDANN!
すぐ近くで空間がゆがみます。
僅かに開かれる細い線。
そこに、銀色の指が掛かり――めりめりっとゆっくり開かれていきます。
次元時間転送。
そう、未来からの存在。
それの使命は、人と、六次元生命体・俗称を化け物や怪異と呼ばれる存在。
その仮初の平和を崩し、争いを促進させ疲弊させ。
来るべき時に世界に侵略を開始する情報生命体。
この情報生命体はこの世界の時点では小さなプログラムでしかないが、数十年後には――。
そんなモノが作り出した侵略サイバネティック生命体である。
この時代に、情報生命体へウィルスを感染させた、ある青年がいた。
そのウィルスにより急激に機能を停止し始めた情報生命体はサイバネティック生命体を過去に送り込み、
その青年の祖父母となる者たちを消すために――。
空間を開かれ、すたりっ、と足を踏み出すサイバネティック生命体S-1800。
数々の機能を持ち、性能などもこの時代の戦闘兵器と比べても、比べることがないほど強大。
金属質に変えた表面組織、氷に覆われた表面が白い煙をたて溶けていく。
次元時間空間を超える為に、固体化したうえで機能を停止させていたのを。
リブートさせはじめ――。
幣美奈穂 >
「もー、本当にないんですから。
あとはわたくしのお弁当なんです!」
にゃーにゃ、もっとくれよ~。
と脚にまとわりつく美奈穂、これからちょっと冒険するつもりなのです!。
具体的には、繁華街までいってみようと。
一人で行けたことがほとんどないのでどきどきです。
にゃんこさんに邪魔されながら後ろに下がって商店街のメイン通りに戻ろうと――。
「きゃぁっ!?
ひゃっこいっ!?」
とんっと何かに背中がぶつかりました。
なんか冷たいのです!
と、驚いて後ろを見れば、とろりと銀色の山。
なんか、ばちばちしてます――!
「な、なんでしょう、これ。
え?え?、テレビとか何かかしら?」
このばちばち、見たことあります。
具体的には、テレビ触っちゃったときとか。
わーわー、どしましょう。
なんでしょうこれ?
つんつんっ。
ばちばちがひどくなり・・なんか小さくなってきています。
にゃんだろにゃんだろと、にゃんこさんたちも興味津々。
幣美奈穂 >
「さっきまでありませんでしたわよね?
あっ、こんなとこも緩んでましたわ!」
すぐそばに、空間の歪みを発見。
美奈穂、ちょんちょんと丁寧に整えておきます。
「これなんでしょうか?
冷たいから冷蔵庫とか?
アイスクリームみたいですけど、あー、溶けちゃってますわね・・」
なんでしょう?、と見ている間に消えていきます。
そう、美奈穂の体質、電化製品の敵です。
リブート中のサイバネティック生命体さん。
立ち上げ中のパソコンをぶん回して地面に何度もたたきつけたより酷いのです。
立ち上がり切ればプロテクトとかもできたかもしれませんのに。
「ん~・・見なかったです!」
そう結論した美奈穂です。
だって、もう何にもないんだもん!
そうして、にゃんこさんと別れる、今日も呑気な商店街なのでした。
ご案内:「商店街 猫だまり空き地」から幣美奈穂さんが去りました。<補足:ちっちゃな巫女さん>