2021/10/30 のログ
ご案内:「祭祀局 臨時入島受付」に幣美奈穂さんが現れました。<補足:ちっちゃな巫女さん>
幣美奈穂 >
「はいっ、きちんとならんでくださいませ!
おさない、かけない、大きな声でしゃべらないです!
お・か・し!
初等部生でも守れますわ!」
午前中の授業が終わり、お昼ご飯も頂いた後に風紀委員会に行きますと、祭祀局からのヘルプです。
幽霊さんが例年よりも多いのに加えて、本番のはろうぃん!
一時来島する怪異さんも増えており、入島手続きがてんやわんやなのです。
午後からのお仕事は、祭祀局のお手伝いにと派遣されます。
美奈穂は、祭祀局預かりで、風紀委員会に派遣されている立場ですので、
祭祀局預かりで風紀委員派遣から祭祀局に派遣された・・よく判りません。
仮設テントで、パイプ椅子の上に正座しまして、折り畳み机で手続き。
『ばけばけ~』『ばけらった』と、シーツお化けの親子連れ?さんに、
お名前と滞在期間、宿泊先などを聞きます。
彼らに書いてもらえばいいのですが、そうしますとポルターガイストですので、細かくペンだけ、
と出来る方は限られております。
ですので、聞いて、筆で所定の用紙に書いておきます。
順番を飛ばそうとする方や、けたけたけた、かたかたかた、と煩くなるのを注意です。
――そうしないと、周囲に霊障が広がりかねないからです。
「あ~・・決めてられないのですのね。
えと、こちらの共同墓地が賑やかで人気ありますけど、お静かなところが良ければ農業区の方も・・」
滞在場所を考えず来られる方もおられますので、その紹介もしなければなりません。
人気のある場所は、生身だと入りきらない数の怪異さんが既に泊まっておられます。
吸血鬼さんなら、異邦人街にある吸血鬼城と場所が決まっているのですけど。
幣美奈穂 >
ここに来られる方は、以前にも来島された方とか、入島についても常世島内の霊的な調和を守護するために、
祭祀局が気にしていることや。
起こりうる祟りや霊障について、風紀委員会や生活委員会が気にしているのもあります。
それらを踏まえ、登録したうえで入るという、はろうぃん穏健派な怪異さんたちです。
それより遥かに多い数の幽霊さんや怪異さんが、不法に入島しているのです。
物理的には持てない方には、一時滞在の霊符ポートを発行。
パスポート替わりです。
「あっ、吸血城のハロウィンナイトなのですわね。
こちらですと、吸血城からの招待状があればOKです」
できるだけ早く手続きを通しましょうと、美奈穂も頑張ります。
吸血鬼さん、もう少しいるのかしら?
横の祭祀局の方に、吸血鬼さんは招待状を確認したら通していいことをお伝えします。
風紀委員会の方に名簿届いてましたので。
何か悪さをしようと邪な思いがある怪異は、美奈穂がいるせいで調子が悪く。
そういうご様子の方は、端にある別場所、祭祀局と風紀委員会の、霊的攻性な人員スタンバイ。
職質です。
事件は未然に塞がれるのです。
「あっ、死神様は今年も・・今年も数が多いですわね?」
なんか一団となった、黒いローブに鎌を持った人たち。
陰気で及び腰になる怪異さんもいる中で、日頃とまるで変わらない美奈穂の姿。
死を司るのでお偉いさんです。
でも、ここは入島手続きなので特別扱いはなしです!
「去年と同じ場所なのですね!。ひのふのみぃの・・」
美奈穂が島に来るより前から、定期的に訪れているという死神さんです。
美奈穂感覚では、おじ様なのかお爺様なのか。
人数と、書類も先に書いてくださいてますので、それをチェックしましてハンコをぽんっ。
幣美奈穂 >
様々な方法で様々な怪異と『交渉』している祭祀局員。
イタコや、こっくりさんでとか、方法は様々。
見え方もいろいろで、見えないですが『交渉』は道具を使ってできるという方もおります。
直接見て、直接に会話しているのまでになると、ちょっと少数でしょうか。
『ハッピーハロウィン』とお菓子を頂いたりしている美奈穂です。
カブ頭のジャック・オーランタンさん。
スコットランドからお越しのようです。
美奈穂、英語は判らないのですが、なんなーくで会話してます。
ウィル・オー・ウィスプさんも、今年も燃えておりますわね。
お昼からのお手伝い。
おやつ休憩タイムはもちろんありますが、夕方ぎりぎりまで、お仕事です。
悪魔さんが来たときは、ちょっと周囲が警戒態勢。
魔法陣で捕えていない悪魔は常識的には危険が伴うからです。
ですが、特に害意を持っておりませんし、穢れを浄化されるなかでも来られたのできちんとした入島手続き者なのです。
できるだけ手早く――あっ、その施設なら宗教施設群にありますわ。
電車マップをお渡しして、傍の祭祀局員の方に、この方があの悪魔崇拝宗教のところに行きたいらしい旨をお伝えします。
ふむふむ、『#$%KHD%$#』、なるほどなるほど、『KFJL%LNVF{$'@』、そうなのですか。
どうやら、召喚されたらしいのですが、島の結界で入れなかったので。
ハロウィンという機会を利用して、正式な手続きで飛行機でやってきたらしいです。
敷地に入る前まではスーツ姿だったのが、近付くにつれて解けたご様子。
「できるだけ、人前ではそのスーツ姿でお願いしますわ」
ぺこり、お願いしておきます。
そんなこんな、ばたばたしながら夕方までお仕事をする美奈穂なのでした。
ご案内:「祭祀局 臨時入島受付」から幣美奈穂さんが去りました。<補足:ちっちゃな巫女さん>