2015/06/03 - 23:17~16:19 のログ
ご案内:「商店街」に久喜棗さんが現れました。
久喜棗 > (ある晴れた昼下がり、ここは某白い犬がマスコットを務める某携帯ショップ)
(店の雰囲気とは不釣り合いな和服を着た少女が店頭掲示のスマホを眺めている)

久喜棗 > うーむ、どれがいいんじゃろうかのう…
(知人にスマホのひとつぐらい持つよう勧められたものの、何分こういった機械に疎い少女は何がどう良いモノかもわからず、うんうんと一人で唸っていた)
誰ぞこういったものに詳しい者でも連れてくればよかったわ

久喜棗 > (一人でうんうんと悩んでも埒が明かないことに気づいた少女は店員を呼び)
のう店主よ、こう、儂でも使えるような簡単なやつはあらぬのか?
うん、ある?老人向けかんたんスマホ?
むう、いや確かに儂は老人と呼んでも差し支えないのであろうが
やはりちと恥ずかしいのう…いやしかしそうか、そういうのもあるのじゃな

久喜棗 > (店員に実物を手渡され、説明を受けながらスマホを操作していく)
ううむ、これがカメラ?ほーう、最近の写真機はこんなに小さくなっておるのじゃなぁ
ほんの200年ほど前までは、バカでかい箱の前で何時間も直立不動のまま動かずにいないと撮れなかったのを思い出すのう
うむ、あの頃は写真に取られたら魂が抜けるとかそのようなことが噂されておってな
流石に今ではそうではないことぐらい儂も知っておるが、当時は儂も恐る恐る写真機の前に立ったものじゃよ
(スマホをそっちのけで店員に延々と昔話を続ける)

久喜棗 > (昔話を続ける内に店員が苦笑い混じりになってきたことにようやく気付き、話を止め)
おっと、すまんな老人ゆえ一度昔話をしてしまうとどうにも止まらなくなってしまってのう
うんと、それでこれは他に何ができるのじゃ?めーるといんたーねっと?なんじゃそれは?
うむ…そうか、つまりめーるというのは電報のことじゃな。儂も何度かは使ったことがあるよ
しかし、いんたーねっとというのは新しいのう…いわば複数の人間が超高速でやりとりする交換日記といったところか
(ふむふむと店員の説明に聞き入る、ここに来るまで長い間隠遁生活を送っていたためか、新しい技術はどれも少女の好奇心を満たす楽しい物だった)

久喜棗 > (一連の説明を聴き終わった後、少女は掲示用のスマホを店員へ返し)
そうじゃな、儂にはこれが良かろう。また操作に慣れてきた頃に新しいのに変えればよかろうしの
……なに、まだ決めるものがあると?料金ぷらん?それはどれがよいのじゃ?
ふむ…そうじゃのう、なるほど、いんたーねっとというのを使いすぎると定額制でなければお金が沢山かかってしまうのじゃな
ならばそれは定額制が良いかのう…なに、電話料金はまた別なのか?
しかし儂はあまり電話する相手もおらぬからな…そこはまぁ普通のぷらんで良いのではないか?
(店員の説明にしたがい着々と料金プランを決めていく、店員はそれに沿い慣れた手つきで契約書を制作する)
おお、これであとは判を付けば儂もすまほを手に入れられるのだな!
いやしかし…月払いにしては意外と高いのう……年金生活の儂にはそこそこ重い負担じゃな
何かバイトでもして収入を増やしてみるかのう

ご案内:「商店街」に蒼穹さんが現れました。<補足:PCNo53/気まぐれな邪神様。リミット早目。>
ご案内:「商店街」に橿原眞人さんが現れました。<補足:制服姿の青年/表向きは至って真面目な生徒>
久喜棗 > (必要事項を記入し、判を押し、契約をし終わった後。店員はスマホの入った箱を白い犬の顔がプリントされた袋にいれ、少女に手渡す)
店主よ、丁寧な説明をしてくれて感謝するぞ。これで儂も今日から文明的な生活が送れるというものじゃ
さて、誰ぞにこのめーるあどれすを教えてやらねばな…ふむ、まずはおこんにでも会いに行くかのう
そういえばあやつはスマホなど持っておるのかな?まぁ儂よりだいぶ社交的な妖怪であるからに、多分持ってるであろうな

蒼穹 > (ふと、目に映ったのは、和服、そして人っぽくない頭に何かが生えた少女である。普通であれば、どっちかといえば、和服よりもそっちに目がいくだろうか。いや、この御時世なら、和服のほうが珍しいか。それは、わからない。けれど、己は和服のほうへと目が行った。)
バイトかぁ…お金稼ぐの大変だよねぇ。
分かる分かるー。
(携帯電話、老人向け、そして和服。それらが導き出す答えは、「時代遅れ《タイムスリップ》」という単語だった。何食わぬ顔で、鬼の少女のつぶやきに、横槍を入れてみる。それは、腐った邪神の気まぐれゆえの行いだった。)

橿原眞人 > へえ、ほんとに買いに来てたなんてな、婆さん
(棗の背後から声をかける青年がいた。一年の橿原眞人である。最新のものでも適当にみるか。と店に入ったところ、見付けたのは棗であった。先日スマホを買うだの買わないだの話をしたばかりである。)
悪魔の機械だのなんだのの話にてっきり騙されてんのかと思ってたが、あんがい開明的な婆さんだな……あっ、どうも。
(そうして棗に話しかけていたのだが、棗の傍に見知らぬ姿の少女がいたので、軽く礼をする。棗の友人であろうかと考えながら)

久喜棗 > (強烈な邪気を背後に感じ驚いて振り向く。そこには一見ただの長い髪をした普通の少女のように見えるが、鬼である棗にとっては一種の同族嫌悪的な悪の気配を感じ取れた)
な、なんじゃお主は

蒼穹 > ん、どうも。
(ちなみに、彼女とは知り合いでもなんでもない。彼とも初対面である。だけれど、きわめて気さくに手をすっと上げて。おそらく、伊達眼鏡でもかけているであろう彼に軽い挨拶を遣った。)

蒼穹 > 私?ああ…蒼穹《ソラ》って言うんだ。どうぞ、よしなに。
(相手方は、なんとあろう事か、早くも己の邪神の気を察しているのだろうか?態度から、そう感じさせられる。けれども、己の表情はにっこり、不敵な笑みだった。そして、彼に遣った挨拶に続き、ご挨拶を遣った。)

久喜棗 > (蒼穹のただならぬ気配に少しだけ緊張していたところに知った顔を見かけ安堵する、そもそもがこの少女は人見知りなのだ)
ぬ、お主はえーっと、眞人じゃったか
そうじゃ、馬鹿にするでないぞ。儂はこう見えても百五十年ほど前までは村ではハイカラで通っておったのだからな
まぁその後しばらく文明社会から遠ざかっておったから知る機会もなかったがのう
(以前邪悪な気配が感じられるもとりあえず蒼穹に敵対の意志が見られないことに警戒を解き)
蒼穹というのか。儂は久喜棗という、見れば分かる通りヒトではない
……お主はヒトか?

橿原眞人 > 俺は橿原眞人って言うんだ。よろしく。……なんでそんなに驚いてるんだ?
(電子機器などには強いが魔術などに関してはまだ修得中の男である。蒼穹を見ても、なんとなく気配が違うなという程度のことしかわからなかった。棗の反応にも怪訝な顔をするばかりである。)
スマホとか携帯知らないとか、そういういつの時代から来たのかわからないような奴らと結構出会ったけど、案外柔軟に対応するものなんだな。えっと、蒼穹さんも何か買いにきたわけ?
(頭をかきながらそう尋ねる。)

蒼穹 > ふーん…そう。ナツメ、でいいかな?よろしくね。
…私がヒトか?あっはは、んじゃさ。クイズだよ。
私って、何だと思う?
(相変わらずの笑顔を浮かべて、自分を指差しながら問いかけた。)

お、どうも。よろしくね。ええっと…マヒト、でいいかな?
んーん。ただの散歩。
ま、物見半分でいろいろ見て回ってるってとこかな。
(とん、とん、と足踏みしながら。彼の問いには首を左右に揺らした。)

久喜棗 > 儂をタイムスリップしたような者達と比べるでない。これでも鬼であること以外は不思議な経験などそうはしておらぬよ
あ、そうじゃそうじゃ。眞人はスマホを持っておるのだよな?ならばめるあど交換とやらをしようではないか
店員がそれをすれば何時でもめーるでやりとりが出来ると言っておったぞ
(と言って自分のスマホを差し出す、その画面には棗のメールアドレスや電話番号が乗っていた)

久喜棗 > (蒼穹の口の端が曲がり目が細まる。一般的に言えばそれは笑顔と呼ばれるたぐいの表情であったが、棗にはやはりどうにも素直に笑顔と感じることができなかった)
むう、そうじゃな…妖怪のたぐいでは無いようだが、やはりヒトとは思えぬな
(力こそ表面的にはあまり感じないが、こぼれ出るその匂いは棗が今までであった神性の者と酷似している。そう感じ取ったが喉元までで言葉を止めた)

橿原眞人 > ああ、マヒトでいいよ。好きに呼んでくれ。蒼穹っていうのが名前か。失礼かもだがなんだか不思議だな……。
(棗と蒼穹の会話を見つつ不思議そうな顔をしている。異世界の存在が入り乱れる世界とはいえ、眞人も日本の本土で頻繁に異界の存在と会っていたわけではないのだ。棗の反応や話からすると、異界の存在なのだろうかとも考える。)
最近はこういう手合いとばっかり会うな……。

そうだな、タイムスリップ野郎はあの志葉だけだもんな。
(ハハ、と笑いながら棗の差し出したスマホを見る。)
へえ、老人用のか……こういうのでも使いこなせない人は多いんだけど、まあ今の様子見てたら大丈夫そうだな。時局番号とか見れてるし。
(そういうと、手慣れた様子で棗のメールアドレスや番号を入力していく。)
ああ、ついでに俺の連絡先も入れておいたぜ。
(そう言って棗にスマホを返す。)

久喜棗 > (神性を感じ取ったのに言葉にしなかったのは、神性を持つ者が同時に備える聖性を目の前の女性から感じ取れなかったからだった)
(聖性を持たぬ神性、そういった「感じ」が棗には空恐ろしく感じられてしまった)

蒼穹 > …分かるんだね。
ああでも、結局答えは言ってないじゃん。
ホラ、予想でも何でもいいから、とりあえず、言ってみてごらんよ、ねっ?
(ヒトでない…正解だ。妖怪でもない、それも正解。彼女が、いったいどこまで分かっているか、そして、どこまで分かった上で、押し黙ったのか。純粋な興味だった。だって、今まで、己の存在を言い当てられた者はいなかったのだから。その表情は、相変わらず邪神に似つかわしくない、無邪気な笑みだった。)

蒼穹 > ん、おっけ。
…不思議?何がかな?
あはは、ここに着たらもう不思議も何もない。そうでしょ?
(けらけら、軽く笑いながら、当たり前であることを確認するかのように問いを投げる。初対面でも、この馴れ馴れしさ。そして、きっと彼にも・・・もう己がヒトでないことは悟られているんだろうなぁ、と詠嘆した。)

橿原眞人 > ああ、名字とかないんだなって。そういう文化圏に生まれたのかもしれないが。
……そりゃあ、そうだけどな。俺が生まれたのは世界が変容した後だ。それ以前から生まれてたやつとは違って今のこの世界が普通の世界だ。
(自分のスマホを手の中で弄びながら蒼穹に視線を向ける。)
だから昔から生きてた人よりは遥かに驚きなんて少ないんだが……それでも、ここに来るまでは狐の妖怪とか鬼なんかに会ったことはほとんどなかったよ。
……それで、その蒼穹さんはどんな存在なんだ?
(と、棗の返答に期待するように言う。)

久喜棗 > 志葉というのは確かあの時お主といっしょにおった子であったかな
なに、あやつタイムスリップしておったのか…それは難儀だのう(冗談を真に受け同情する)
(初めて他人のメールアドレスが登録されたスマホを返され子供のように無邪気に喜ぶ)
うむ、感謝するぞ眞人よ!これで儂もぼっち卒業じゃな、おこんのやつに胸を張れるわ

ご案内:「商店街」に蒼穹さんが現れました。<補足:PCNo53/気まぐれな邪神様。リミット早目。>
ご案内:「商店街」に蒼穹さんが現れました。<補足:PCNo53/気まぐれな邪神様。リミット早目。>
ご案内:「商店街」に蒼穹さんが現れました。<補足:PCNo53/気まぐれな邪神様。リミット早目。>
蒼穹 > 苗字は必要ないんだよね、種族柄さ。
私が生まれたのは、実は…ああいや、やめとこ。
(言いかけて、押し黙る。自称十六歳の腐った邪神だった。)

まぁまぁ。あわてるんじゃない。
ナツメの答えを待ってから…ね。
(す、と彼女を指差して。)

久喜棗 > む、むう。そうじゃな…儂も出会ったことは少ないが
(と言って一息呼吸し)失礼になるかもしれんが、祟り神や荒ぶる神に人の知性が備わったら蒼穹のようになるかもしれぬな
ヒトの意志をそっちのけであらゆるものを破壊し尽くす災害の権化
あれらもまた神の一面じゃからな

ご案内:「商店街」に蒼穹さんが現れました。<補足:PCNo53/気まぐれな邪神様。リミット早目。>
ご案内:「商店街」に蒼穹さんが現れました。<補足:PCNo53/気まぐれな邪神様。リミット早目。>
ご案内:「商店街」に蒼穹さんが現れました。<補足:PCNo53/気まぐれな邪神様。リミット早目。>
橿原眞人 > そうだよ、あの眼鏡だ。写真撮られることビビッてたしあいつ間違いなくタイムスリップしてきたやつだぜ、明治時代ぐらいからな。
(普通に現代人だと言っていたのだが、勘違いしていた方が面白そうなので眞人は棗の勘違いを肯定した。)
ほんとその喜んでる姿見てたら子供みたいだな……オッ、あの先生スマホとか持ってねえのかな? 一つ俺にアドバンテージが出来たかもしれないな。
まあ、使い方わからないとかあったら聞いてくれよ。自分でもそういうのには強いと思ってるからな。
(と言った後、棗の言葉を待つのであった。)

ご案内:「商店街」に蒼穹さんが現れました。<補足:PCNo53/気まぐれな邪神様。リミット早目。>
蒼穹 > …へぇ。
面白い答えだね。是非、キミの神についての知識も聞きたかったけど。
―――80点ってとこだよ。
(思わず、感嘆の声を漏らしながら、右手を広げ、左手は三本の指を立て。傲慢にも答えに点数を言ってのけた。)

…んじゃ、模範解答で答えあわせしよっか。
私は破壊し尽くす「災害」じゃない。「破壊」そのもの。
破壊の権化。破壊神、だよ。
(言っていることは物騒だけれど、悪びれない。嘘を言っているわけではないし、なにやら、その表情は得々としたものだった。彼女はともかくとして、彼が聞いているにもかかわらず。)

久喜棗 > いや、あの出で立ちからすると恐らく大正時代じゃな。苦労しとるんじゃなぁ…
どうじゃろうなぁ、聞いたことはないがあやつのことだから持っておるのではないか?
まぁ今度あやつにもメールアドレスを聞いてみるつもりじゃよ、その際お主の番号も教えてよいか?
(蒼穹の答えにショックを受けるもすっと不思議と本当のことだろうと納得した)
なるほど…そのようなものが実在したとは驚きじゃが腑に落ちたわ
確かにお主から感じ取った雰囲気は破壊神と言われればそうであろうな
だが何故お主のようなものがここにおる、神性の中でも上位の存在じゃろうが

橿原眞人 > えっえっ。祟り神? 荒ぶる神? そんな人間みたいな恰好してるもんなのか?
(棗の話を聞いて困惑したような表情を浮かべる。確かに、そう言った物が現実に存在しているのは知っていたし、世界でも色々なことがあったのは知っている。だが、出会うのは初めてだ。)……破壊……「破壊神」だア? そ、そういうギャグではなく……? 本気みたいだな……。
(いわゆるそう言う“神”が21世紀初頭の大変容の後に現れたのも知っている。とはいえ、神という存在に出会うにはあまりに不似合いな場所だ。)
……棗の婆さんの言うとおりだ。なんでこんなところにいるんだ。この世界を破壊しに来たのか?
(緊迫が走る。破壊神だと言われてみれば、確かに何か気配が違うような気もする。この学園都市も完全に平和なわけではない。何が起こっても不思議ではないのだ。眞人は一歩後ずさり、視線を鋭くして言う。)

蒼穹 > あはは、本当に破壊神っぽかったかな?
あーあー。そうそう。
「元」最強の神様だよ。戦闘能力において右に出るものはいなかった。
でもね、万物流転っていうのかな。私は………ああいや。やめておく、答える義理はないよ。これでも苦労してるんだよ、私は…ってね。
(なにやら口を滑らせかけるも、途中で押し黙って、あからさまに沈黙の意思表示を見せる。)

あははは、二人とも、どうにも疑り深いね。
ドラゴンがうろついて、破壊神がうろついちゃいけない道理を説明してほしいもんだよ。
この世界を破壊…かぁ、成程。昔の私だったら、やってたかもしれない。けど、いろいろ私も、変わったんだよ。
…身構えなくて結構。私は少なくとも今、キミらに敵意はないから。
(感じる鋭い視線、なんだか急にまじめで、緊迫した空気の流れを感じる。だから、己もいつもの軽い調子を捨てて、少々まじめな様相にて、視線をかちあわせながら、手を横に揺らした。)

久喜棗 > そうか、ならば聞くまい…そもそも神々の事情はそうでない者にとっては理解し難いからのう
(と言って詮索をやめる。明確な拒否の意思を見てこれ以上探るべきではないと判断した)
いや、ドラゴンと破壊神では話が違うじゃろうに
獰猛な獣と破裂したら付近一帯が消えてなくなるような爆弾では、対処の仕方もそれは異なるじゃろ?
(とは言うものの相手の態度を見て少なくとも今現在に関しては本当にやる気はないのだろうと、一応安心した)

蒼穹 > そうはいっても、キミは鬼。
鬼は神と並ぶって言われてる数少ない種族だよ。
或いは、理解できるのかも…ね。
(彼女が鬼であることは、いまさら確かめるまでもないだろう。言うことはないけれど、いずれ、話すことがあるかもしれないし、ないかもしれない。)

ありゃりゃ、この邪神様を爆弾扱いとは御挨拶だね。
もっとも、爆発させる魔法ももってるんだけど、それは別の話。
(得意げに人差し指振って。)

橿原眞人 > (世界を破壊する、そのようなことができる存在なのだとわかれば、途端に態度を変えた。)
……とんでもない話だな。常世学園は色々ヤバいとは聞いてたがここまでとは思わなかった。
破壊神、なんていわれりゃそりゃ警戒もするぜ。爆弾が一緒に歩いてるみたいなもんだからな。
(眞人も他の世界のことについて詳しくは知らない。破壊神のような存在もほかにも多くいるのかもしれないが。)
今は、敵意はないってか。まあ、どちらにしろ俺なんかはすぐに吹っ飛んじまうだろうからな。あんたがこの世界を破壊しようなんて思わないことを神に祈るばかりだな。昔はヤンチャしてたみたいに言われても安心できねえよ。
(身構えていたものの、どうもここで事を起こすつもりなどはないようだ。眞人は構えを解く。)
……まあ、俺みたいなのが心配してもどうにもならないな。破壊神だか名状し難い何かだか知らないが、世界をぶっ飛ばすのはやめてくれよな。
(そうため息を吐いた。)
ああ、じゃあそろそろ俺は帰るわ。特にめぼしいものもなかったし、破壊神なんて話を聞いたせいで落ち着かないしな。

蒼穹 > …じゃーね。
はぁ、なんでだろ。
やっぱり破壊神って敬遠されるのかな。
私も、帰るよ。それじゃ。
(当然と言えば、当然なのだが、今まではみんな普通に友好的に接するようにつとめて、そして、みんな友好的な関係を築けて来た。けれど、やはり現実はこんなものだろう。皆、皆、己を恐れる。そして、己を遠ざけようとする。それが、当然ではないか。だけど、やっぱり、心あるものとしては、少々寂しくもあった。…そんな溜息を、彼女も彼女で吐きながら、少しだけ肩をすくめて、その場を後にするだろう。)

ご案内:「商店街」から蒼穹さんが去りました。<補足:PCNo53/気まぐれな邪神様。リミット早目。>
久喜棗 > 確かに神に近しい存在とは言えるかもしれんが鬼はヒトにも近しい存在じゃ
どちらにも入れぬ中途半端な存在といった方が正しいかもしれぬな、摂理に準じるお主らとはやはり違うよ
(と少し遠い目で自虐する、棗の人見知りはそういった中途半端な存在の立ち位置に要る自分というコンプレックスからも来ていた)
そうか、眞人は帰るか。ならば儂もそろそろ帰るとしようかの
またな、破壊神よ

ご案内:「商店街」から久喜棗さんが去りました。
橿原眞人 > (去っていく二人を見ながら自分も店を後にする。また棗にはメールでも送っておこうと思った。)
神に鬼か……世界をも破壊できる力、か。
この世は理不尽で満ちているな。
(店の外で遠く空を仰ぐ。)
俺が知らない世界の真実がどこかにあるはずだ。何故、こんな世界になったのか。そういう真実が。
……俺は知らないとだめだ。この世界の事を。
皆を奪った、この世界の理不尽のことを……。
(一人呟き、雑踏の中に姿を消した。)

ご案内:「商店街」から橿原眞人さんが去りました。<補足:制服姿の青年/表向きは至って真面目な生徒>