2015/06/16 - 22:44~00:23 のログ
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」に石蒜さんが現れました。<補足:黒髪に漆黒の巫女装束の少女、隻腕。【乱入歓迎】>
石蒜 > 楽しかったなァ……。昨日の戦いと、快感を思い出しながら、石蒜は異邦人街の大通りをうろついていた。
ここは異邦人の自治に任されているため、風紀委員もおおっぴらには手を出して来ないだろうと考えてだ、一応人相を隠すために網代笠をかぶっている。
特に何処へ向かうでもなく、大通りを行ったり来たりを繰り返す。

石蒜 > 足に食い込んだゴム弾の鈍痛、左上に突き刺さったナイフの、その刃に塗られた毒の焼けつく痛み。
骨まで突き刺さった杭の全身を走る衝撃、どれも素晴らしかった。でも左腕を切り離したのはやりすぎたかもしれない。とても気持ちよかったけど。
ご主人様に言えば直してもらえるだろう、でもあまり手間をかけされては悪い気がする。それに体のバランスが変わって歩きづらい。

石蒜 > ふらふらと蛇行するように歩いていると、通行人と肩がぶつかった。じろりと睨まれる。
『気をつけろガキが』苛立ちをそのままぶつけられ、石蒜の中で一瞬、殺意が膨れ上がる。
悪いのお前だろう、殺してやろうか。
しかし、ケシ粒ほどの理性がそれはまずいと告げる。ここで騒ぎを起こすな、と。
右腕の指で空をつかむようにして怒りをこらえながら「失礼しました」にこやかに謝る。
通行人は肩を怒らせて去っていった。その背中に斬りかからないようにするには、その場に立ち止まってじっと下を見ている必要があった。

石蒜 > ああ、斬りたい。人を斬りたい、斬られたい。殴りたい、殴られたい。
撃ちたい、撃たれたい。打ちたい、打たれたい。痛めつけたい、傷めつけられたい。
思考があの強烈な快楽への欲求に満たされて、薄ら笑いを浮かべながら立ち尽くしている。

石蒜 > 何故私は今何もしてないんだろう?
刀は人を斬るためのものだ、私は刀でもある。なら斬らなくては。
ほんの僅かに残った理性は言う。ここは唯一安全な場所だ、ここからも追われてはまずい。
どうして?荒れ狂う衝動が問う、安全な場所なんか必要ない、襲ってくる相手が居たら全員殺せばいい。
忌々しい良心が叫ぶ、誰も傷つけてはいけない。
思考の奔流に、顔をしかめて壁に手をつく。
私は何をしているんだ、斬り合いの最中なら、こんなに考えこむことはないのに。

ご案内:「異邦人街大通り/商店街」にメアさんが現れました。<補足:長い黒髪の少女>
メア > (何かを探すように歩く少女が一人。
ここまで様々な場所を回ってきたのか少しふらついている)

ん...どこ..

(ゆっくりと通りを進む)

石蒜 > 「黒く塗り 赤く彩り 我が御魂 鳴り鳴り響く 主の声ばや(私の魂を黒と赤だけで塗りつぶし、聞こえるのがご主人様の声だけならいいのに。)」即興で、歌を詠んだ。季語がないが、どうでもいい。
辛い時、悲しい時はそれを歌にしろと、誰かに教わった気がする。
誰にだったかな……。まぁ、どうでもいい……。

石蒜 > 感情と思考の奔流が少し鎮まった。
立ち止まって考えると良くない、また歩き始めようとして。
ふと、ふらつきながら歩く少女に目が止まった。
どこか、浮いている……異邦人ではなく、この世界の人間だろう。
なんとなく、観察する。

メア > ふぅ..

(疲労が溜まっているのか、ふらつく足取りのまま
先ほど少女が方をぶつけてしまった通行人にぶつかって
しまいました、転んだ)

ん、うぅ...

(ゆっくりと立ち上がろうとするが、疲れのせいか
うまく立ち上がれない。
男は謝罪のない事に肩を震わせている)

石蒜 > 「…………。」倒れた少女は、のろのろとした動作で起き上がろうとしている。通行人の男は続けてぶつかられたことに怒り心頭だろう。
それをどうでも良さそうに見ている。
私には関係ない、なんとなしに、つめ先ほどの小石を拾う。
右手に力場を展開し、親指で石を弾く。
斥力によって加速された小石は、怒鳴りつけようと口を開けた男のこめかみにぶつかり。男はそのまま倒れた。

「…………。」何をやってるんだろう、私は。自分でも何をしたか信じられないまま、少女に歩み寄り。手を差し伸べる。

メア > ..あ、ありが..と...

(差し伸べられた手に気づき、その手を掴み立ち上がる。)

ん..?

(背後で倒れた男に気付き、首を傾げる。)

石蒜 > 「……」きっとあの男に仕返しがしたかったんだ。私はそう結論づけて、これ以上理由を考えるのをやめることにした。

「行きましょう。」手を掴んだまま、少女を引っ張って、大通り脇のベンチまで連れて行こうとする。

「殺してはいません」首をかしげる少女に告げる。いきなり倒れた男の周りには、人垣ができ始めていた。

メア > え..ぅん..

(手を引かれそのまま着いて行き、ベンチに腰掛ける)

あ、あの...私は、メア...さっきは、ありがと....

石蒜 > 「別にあなたを助けたかったわけではありませんから。」そうだ、人助けなんて、自己満足をしたい連中がする行為だ。私はそういった連中を憎んでいる。

「私は、石蒜です。さっきの男には個人的な恨みがあった、それだけです。」そうだ、それだけだ。自分に言い聞かせるように心のなかで繰り返す。

メア > ん...でも、助かった...

(よくはわからない、だがあれは多分ぶつかった人で
自分に何かするかもしれなかった。
そう思い素直にお礼を言う)

えと..石蒜....よろ、しく..

石蒜 > 礼を言われると、自分の中の善人ぶった、忌々しいサヤだった部分が
喜ぶのがわかる。かすかに、顔をしかめる。

「ええ、よろしく。あなたは異邦人には見えませんが、ここになんの用です?外の人間に反感を持っている人も居ますから、ここは安全とはいえませんよ。」私のように風紀委員の目から逃れるためにここに潜伏している人間もいる、そういった人間にとって目の前の少女は美味そうな獲物に見えることだろう。

メア > 友達を、探してて...その子も、異邦人..だがら...

(ここにいるかもしれない、そんな思いで探していたようだ)

...ごめん、なさい...

石蒜 > 「友達、ですか……。その友達に、自分の身を危険に晒し、ヘトヘトになるまで探しまわるほどの価値があるんですか?」
私にはそんな人間は居ない、逆に私にそんなことをしてくれる人間も居ないだろう。無自覚な嫉妬から、言いくるめてやろうという、問いかけ。

メア > うん、あるよ...

(悩むこともなく、答える)

大事な、友達...
危ない、から..探す、の...

石蒜 > 悩む素振りすらない、迷いなく答えられたことに、ギリッと奥歯を噛みしめる。
「本当に?相手のほうは、あなたを便利な、都合のいい相手としか思ってないのでは?なんの連絡もなしにいなくなるのは、あなたが疎ましくなっただけじゃないんですか?」否定してやる、否定してやる。私にないものを持っているお前を。反撃の糸口を探して早口にまくしたてる。

メア > んーん、違う...
それに、ソラは..素直で、私を..信じて、くれた...

(少女を見上げ、はっきりと答える)

だから、私も...信じて、探す...

ご案内:「異邦人街大通り/商店街」からメアさんが去りました。<補足:長い黒髪の少女>
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」にメアさんが現れました。<補足:長い黒髪に黒服の少女>
石蒜 > 「信頼など、ただの思いこみです、そんなものありはない。」ぐつぐつと心のなかでマグマが煮えたぎるような、怒りを覚える。何故信じられる、所詮は他人なのに、世界の誰も私を助けてはくれないのに。

殺してやりたい、殺そう。殺せばいい、こいつを黙らせよう。
右腕に力をこめ、その白く細い首へ手を伸ばそうとして……。

「ぐ、ぅぅぅうう……。」強烈な嫌悪感に襲われ、その場にうずくまる。畜生、畜生……!こめかみをガリガリと爪でひっかき、相手と自分に対する憎悪に顔が歪む。

メア > ………

(自分の首に手を伸ばし、うずくまった少女を見つめる。)

まっくろ、だね……

(そっと手を伸ばし、頭を撫でようとする)

…貴方は……何か、あった…の…?

石蒜 > 頭に伸びてきた手を、弾いて拒否する。
「お前に、お前に私の何がわかる……!私には、ご主人様だけしか居ないんだ……!私を愛してくれるのはご主人様だけなんだ……!他の誰も、私を助けてくれやしない!!」怒りを、嫉妬を吐き出しながら、地面に拳を打ち付ける。

そして、何か思いつき、ゆらりと立ち上がる。その口は喜悦にゆがんでいる。
「クフッ、クフフフフ。そうだ、殺してやる、殺してやるよ。お前の、友達を。ヒヒヒヒヒ、ソラと言ったな、殺してやる。そうすればお前もわかるだろう。わからせてやる。」壊れたように笑いながら、殺意を叩きつける。

メア > …ねぇ、知ってる……?

(手を弾かれ、じっと青い瞳で見つめる。
少女は今、ソラを殺すと言った……)

命って、重いんだよ…?

(ポツリと漏らす、子供の戯言とも
警告ともとれるだろう)

私は…貴方を、まだ…愛せない……から…
友達、なら…なれる…

石蒜 > 「黙れ、黙れ黙れ黙れ!!」駄々をこねる子供のように喚く、それは否定、必死の否定。否定できるものではないと知っているのに、感情がそれを許さない。
「命に価値などない!!何もかもが無意味で!無価値なんだ!!私に歩み寄るな!私に近寄るな!!友など要らない!私の友になれる人間など居ない!」それはすっぱいぶどうの寓話に似て、自分が手に入れられないものを羨むことの裏返し。誰よりも求めているがゆえに、それを認められず、否定する。
「二度と、二度と私の前に現れるな……!私を、私をたぶらかすな……!!」よろよろと数歩下がり、震える指で相手を指差す。
そして、素早く踵を返し、そのまま走り去ろうとする。

メア > ……また、会おうね…

(拒絶をしながら去って行く少女を見つめる。
口では拒絶をしているが、あれは違う…そう思いながら)

私は、友達に…なりたい、から……

(ベンチから立ちあがり、自身も歩き出す)

ご案内:「異邦人街大通り/商店街」からメアさんが去りました。<補足:長い黒髪に黒服の少女>
ご案内:「異邦人街大通り/商店街」から石蒜さんが去りました。<補足:黒髪に漆黒の巫女装束の少女、隻腕。【乱入歓迎】>