2024/06/15 のログ
ご案内:「常世渋谷 黒街(ブラック・ストリート)」にテンタクロウさんが現れました。
■テンタクロウ >
時刻にして先の先生手紙との戦いから17分後。
打撃の傷は痛むが、エネルギーにはまだ余力がある。
焦燥感。
自分が何れ終わるという、その感情が。
自分に、そのまま次の人を襲うという行動を選ばせた。
まだ常夜街では消火活動が続いているだろう。
見つけた。一人だ。
夜道を早足で帰っている女生徒の前に出る。
「ハァァ……今日は遅いお帰りですね…?」
今日という日に心地よく眠るために。
こいつを拷問してやる。
夜のストリートに悲鳴が響いた。無駄だ、風紀は常夜街だよ。
ご案内:「常世渋谷 黒街(ブラック・ストリート)」に伊都波 凛霞さんが現れました。
■伊都波 凛霞 >
『きゃああああああ!!』
女生徒は悲鳴をあげ、踵を返し駆け出してゆく。
恐怖の面持ちで振り返りながら、自分を追ってくるだろう存在を恐怖の色に満ちたその眼に移して。
どうして自分が、なんで、何も悪いことしていない。
そんな、汎ゆる感情の混じった表情は、追う者にはどう映ったか。
女生徒は必死に逃げる、バッグを放りだし、こけつまろびつ…到達したのは、行き止まり。
『───』
迫る多腕の機怪人に、その少女は恐怖から眼をぎゅっ…と瞑る。
それだけならば、人のとる普通の行動だった、だろうか。
しかしその少女の片手は左耳を塞ぎ、右手は二の腕で右の耳を塞いで。
高く掲げられたその手には───"黒い鈍色に光る拳銃"が在った
パンッ───。
周辺に乾いた音が響く───それを合図としたように。
少女の姿がじわりと滲み、歪み。少女の像が一つひとつ、切り取られるようにして──姿が変わってゆく。
魔法科謹製の簡易術書。光の屈折を複雑に利用した疑似モンタージュによる…変身魔法だ。
「──こんにちわ。こんばんわ?機界魔人」
そこに在る姿は先程の女とは似つかぬ、私服の少女。
下ろした手元にくるりと指先に捉えた風紀委員の腕章を、その文字を見えるように我が腕へと通し、引き上げる──。
「自己紹介は、必要?」
威風堂々。まっすぐな"強い"視線を、彼へと向ける───。
■テンタクロウ >
「!!」
拳銃から放たれた銃弾はパルスフィールドで弾かれる。
はずだった、あまり減衰せずに複合装甲を穿つ。
衝撃が体に痛みを奔らせる。
ただの拳銃ではないのか!?
そしてこいつも────ただの羊ではない!!
光の屈折が収まると、現れたその姿は。
凛霞さん……?
「ハァァ……名乗る必要はない」
「風紀の伊都波凛霞は有名だからな……」
風紀委員の腕章が光る。
「それで……その拳銃で私と戦う気かね…?」
口ではこうは言っても。
油断ならない相手だ。
凛霞さんと一対一で戦って勝てる相手というのは。
僕はなかなか想像がつかない。
でも、今は自分がそうなるしかない。
■伊都波 凛霞 >
拳銃の一発目は、命中した。
弾頭自体は普通のものだ。
報告にあった件のフィールドなら弾けた筈。──先の戦闘の影響が残り減衰しているのか。
そして、彼は言った。
知っている…私の名前を。
より明確に…嫌な方向へと予想は近づいている。──それならば、いっそ。
「…その前に」
拳銃を降ろす。
そして代わりに彼を制止するように、掌を差し向けた。
「投降する意志の有無を問おうと思う。
風紀も、公安も、もう直に貴方を制圧する。……正体に辿り着く。
…その前にこんな真似を辞める意志が、在るのか否か」
淡々と口にするのは──つまるところの自首勧告。
これまでの彼の行動を見れば、言葉一つで止まるなどとは思っていない。
それでも、それでも──彼がもし、想像の通りならば……。
その言葉に、思うところくらいはあるだろうか、と。
自分がそうなるしかない、そう考える貴方に与えられたのは、選択肢だった。
■テンタクロウ >
投降勧告。
凛霞さんは優しいから。
そう言うと思っていた。
僕が凶悪犯で、連続暴行事件の犯人で。
器物損壊と放火までやっている現行犯だったとしても。
彼女はそう言う。
だから。だからね、凛霞さん。
僕の言うべき言葉は決まっているんだよ。
「ハァァ……無礼るなよ風紀委員ッ!!」
「この私を相手にして!!」
際限なく悪意が広がっていく。周囲にいたネズミが逃げ出した。
「格下を相手取るように投降勧告かッ!!」
私は!! 私こそが!! テンタクロウだ!!
マシンアームを動かせ、思考を張り巡らせろ!!
眼の前の相手に勝て!!
鞭打2発、打突2発の触腕による連続攻撃!!
■伊都波 凛霞 >
──悪意が、増幅した。
それは私の言葉に反応してのものか。それとも風紀委員そのものに対しての反応だったのか。
…どちらにせよ、厭な予感はより強くなっていく。
思念を感じ取る力が強い自分にとっては、その悪意の拡がりだけで圧し潰されそうになる。
けれど、後退らない。
「(私の納める古流武術は飽くまでも武装込みとはいえ対人を想定したもの)」
「(こういった、怪物を相手どるには不向き──でも)」
テンタクロウのマシンアームが駆動音をあげ、迫る。
報告にあった通り、凄まじい瞬発力と速度…獣どころじゃない。
一つ、二つは薙、
そして三つ、四つは、貫。
複合されれば並の反応では回避不能。
角度、速度、着弾点予測──神速で行われる神経伝達。
その場から跳躍。四つのマシンアームの同時攻撃、その全てが空振りするあまりにも狭いエリアへと身を投じる。
これが高次予測、知らぬ者が見ればどこを狙うかが事前に理解っていたようにすら見える動き。
「──それは、自分が上から見下ろされてると思ってるの?」
攻撃を回避すると同時、手にしていたバッグを狭い路地の、のぞき窓のような空目掛け投げ捨てる。
宙に待ったバッグからは大量の羊皮紙が散らばり、中空にて発火し燃え尽き──。
そして二人の上空に出現したのは、そのエリアを隔離するような光条。
短時間、犯人の逃走を防ぐために風紀委員に使われる結界魔法だ。
それを多重に張り巡らせたものが、空を覆った。
「──自分が、下から見上げてそう思っているんじゃなくて?」
■テンタクロウ >
回避か、やはりこの程度の攻撃では凛霞さんはやれない。
そして……凛霞さんなら僕のアドバンテージを潰してくる。
どうする? どう出る?
相手の思考をトレースするにも規格外の相手だ。
自身の最悪を想定するくらいでちょうどいい。
狭い路地へ入り込む、ここならビルとビルの間に触腕を貼って三次元戦闘ができる。
だが恐らくは彼女はそうはさせまい。
「………!!」
やられた、結界魔法だ!!
使い捨てでとんでもないものを持ってくる!!
「ハァァ……怪物と同じ檻に入って喜ぶのか、伊都波凛霞」
続く言葉は僕の心を抉る。
でも、それは僕を激昂させて行動を単調にさせるための話術。
「超越者が人を下から覗くか? 馬鹿馬鹿しい」
触腕を蠢かせ、僕は次の一手を冷静に探る。
伝播ソリトン弾だ、狭所で撃てば自分もタダじゃ済まないけど。
「死ッ!!」
上部二本のメインアームに力が集中していく。
■伊都波 凛霞 >
これで、自分も相手も逃げ場はなくなった。
もうやるしかない。その覚悟は…お互い決まっているのだから。それでいい。
「───……」
超越者、と彼は自身を語る。
たしかに今の彼の力は、常人足りえない。
否、生半可な異能者ですら太刀打ちできるものじゃない。
それは…彼のAFですら仕留めきれなかったことで明らかだ。
あれから彼の使うモデルについての情報を集めた。
基本性能から、防御兵装、最大火力についてまで。
結論、人間の身体で出せる火力では、この敵を破壊することは不可能。
──……そのままの強度なら。
「(──もう、それを使う…!?)」
彼のこちらへの評価が想像以上に高かったか。
それともすでに彼の精神状態が追い詰められていたのか。
こんな閉所でそれを使えば、自身もタダでは済まないだろうに。
…タイミングはかなり早い。ただそれでも、それを使われるだろうことは想定の範疇。
頭の中で作戦をアジャスト。
瞬間的に反応した身体が、片手に携えた拳銃のマガジンを入れ替える。
彼がその力を貯めている、僅かな隙。マシンアームの各部…可能なら、付け根──。
一発、二発、三発───四発五発六発七発八発。
胴体部分以外に狙いを定め、撃ち込む。
命中…したとてさしたるダメージはない。
なぜなら、その命中した箇所に炸裂するのは火花ではなく──赤褐色のペイントだからだ。
命中したなら、次は警戒。
彼の攻撃はどこを狙ってくる?
体感したことのない攻撃、予測はかなり難しい。──構える。
■テンタクロウ >
ペイント弾!?
なんだ、何を考えている!!
そうか、ペイント弾程度をパルスフィールドで弾けないのは!!
橘壱の戦いで全損してから使っている予備が万全ではなかったのか!?
だがこっちは既にエネルギーがチャージできている!!
「ねえええええええええええぇぇぇ!!」
伝播ソリトン弾を撃ち、防御姿勢を取った。
狙うは胴体、一撃で戦闘不能にして終わりだ!!
■伊都波 凛霞 >
───弾頭は無事、ペイントを付着させることに成功した。
ふぅ、と瞬間安堵の溜息が漏れる。
これで、こちらのターンとなる…確信を得たから。
赤褐色のペイント弾。マーキング目的であればもっと明るい蛍光色だ。
それは、その成分がただのペイント塗料でないことを示している。
高次予測完了──回避行動…"不要"
『HF6Sb』そう化学式で表記されるとある物質がある。
それはフッ化水素と五フッ化アンチモンの様々な比の混合物。
1:1の混合物は、これまで知られている中で最も強い超酸を形成する───この酸は、あらゆる物質…炭化水素でさえもプロトン化する。
それの有する強烈なまでの"腐食性"は、純100%濃度硫酸の実に2×10-19倍。
付け根を腐食されれば当然マシンアームは"下がる"
──そんな状態で伝搬ソリトン弾発射の反動にすら影響を受ければ……炸裂するのは、己の足元だ。
「───覚悟。機界魔人」
小さくつぶやき、その眼を細めた凛霞が地を蹴る。
舞い上がった土煙を貫いき、その本体へと肉薄する為に。
■テンタクロウ >
!!
メインのアームがオフラインになった!?
まずい、このタイミングで!!
いや……これは、酸だ!!
折れ曲がるマシンアーム、足元に伝播ソリトン弾が撃ち込まれて衝撃が奔る。
「ぐ、ああぁ!?」
白煙の向こう、人影ッ!!
まずい、マシンアームが複数本オフラインになっている!!
このまま接近戦をされたら!!
「くっ!!」
反応が遅れた!!
触腕を3本、振るう───
鞭打で迎撃を試みる!!
■伊都波 凛霞 >
人間の身で出せる火力には、当然限界がある。
じゃあ何も出来ないね、何もしない。そうしていられる?
そういうわけにはいかない。風紀委員なら、火力が足りないなら。
相手の防御的強度を下げればいい。
肉薄できる。そう直感した、最後の仕掛け──。
ソフトボール大の陶器を投げつけ、懐から最後の一枚のスクロールを取り出す。
陶器の中身は先ほどと同じ超酸ペイント──あたりに展開した光条の檻は時間はそう持たない、間もなく消える。
だからこの肉薄がおそらく最後のチャンス。
……時間にしては短すぎる。この短い時間で出来ることを、可能な限り増やす──。
最後の羊皮紙が燃え尽き、魔術が発動する。
これは、あまりにも単純な…情報伝播のスクロール。
己の記憶情報を留め、開放するだけの簡素なものだ。
凛霞の異能、サイコメトリーは膨大な情報を脳へと格納する。
簡単にそれを扱えるのは、凛霞という…天才と称される人間の脳の処理速度が為せる業。
結界に閉ざされた空間に、その膨大な記憶領域の情報全てを伝播する。
と…どうなるか。閉鎖空間を満たし尽くし溢れんばかりの情報、データ量は放出されるその瞬間までに。
その空間の情報処理速度を著しく低下させる
そんな中で"すでにすべての情報を処理済み"、尚且つ高次予測によって先の先を突く。
伊都波凛霞という1人間のフルスペックを開放さえすれば。
擬似的に遅くなった時間の中を高速で動くことが可能になる。
それは、凛霞も、協力してくれた友人も、元風紀委員の先輩も、そして恐らくテンタクロウも知る異能の疑似再現。
知ってるでしょ?
あの頃の風紀委員だったら、誰だって憧れた。誰だって見惚れた。──今はもう見ることが出来ない。
"時空圧壊"の再現を───
瞬間、マシンアームを叩き、蹴り、腐食を受けたものは破壊してまで、かいくぐり肉薄。
放つは──現代には存在しない古流武術の奥義が一つ。
「──は…っ」
「ああああああああああッッ!!!」
裂帛の気合と共に、その胴へ。
全関節駆動連動、遠く貫き通す、浸透剄にも似た一撃。
神速の鎧通し───届くならば、貫け、その最奥(本体)まで…!!
■テンタクロウ >
バカな、これは。
この動きは。
まるで時を支配し、悠然と動くかのような。
レ───レイチェル・ラムレイ……!!
次の瞬間、勁打を受けて大きく吹き飛ぶ。
木箱を突き破り、ジュースの空き瓶を破砕して。
ゴミ山に背中から突き刺さる。
朦朧とする意識。
『そうじゃなくてサ、どれだけ守れるかの話じゃねーカ』
『かもな……犯罪者と戦うだけじゃ先がねーよ』
『なんの話してるの、二人とも』
凛霞さんが園刃さんとレイチェルが話しているところに声をかけている。
『だからあっちゃん、ケチャップが頬についてるんだってば』
『ん? 自分で拭えるって……』
後輩たちも元気だ、芥子風くんと桃田さんがあれこれと騒いでいる。
みんな、笑顔だ。
みんな………
は……意識が途切れていたのか!?
一秒……!!
気絶していたというのか!!
「ぐ……」
痛みで体が起き上がらない。
いや、元から僕の足は……足は───
■伊都波 凛霞 >
刺さった。
一撃は、確実に鋼に覆われた本体に。
「手応えアリ…っ、ぅ──!」
膝をつく。
腐食させたと言えどマシンアームを徒手空拳で破壊すれば、無傷では済まない。
それに、記憶領域の急激な開放と情報伝播。強烈な頭痛に襲われ、その場に蹲る。それでも。
「(もう、すぐ…檻が、消えちゃう。……応援を)」
腕章の内側に仕込んだスイッチ、予め配備してもらっていた風紀委員達への連絡信号を送る装置だ。
震える指先で腕章を手繰り寄せ、それを押す。
「…これで終わり。投降、するよね……?」
なんとか立ち上がって、痛む頭を抑えて、一歩、一歩と。
まだ起き上がらない、機界魔人へと歩みを進める──。
言葉を投げかけながら。
自分一人ではおそらく無理だと思っていた。
避けることに徹しれば、彼のマシンアームに対応することはきっと出来る。
けれどそれをいなして、破壊して、本体に挑むには…とてもとても、一人では。
情報分析の中でそれが理解ってしまったから…凛霞は自分の持つ最大の力…友人達の力を借りた。
そんな中で、彼の攻撃を回避しつつも攻撃に転じるなら──彼女のような力が要ると思ったのだ。
そう、かけがえのない友人の一人の…。
■テンタクロウ >
「終わり………?」
なんらかのコンソールを操作する、指の動き。
僕にしか見えていないVR操作だ。
「私が終わりだと?」
「だから私を無礼ているというのだ」
首の裏に注射針が刺さり、冷たい薬液が通っていく。
脳神経加速剤を静注させたのだ。
口に血の味、視界も染まる。血の涙か、まぁいい。
残った全てのマシンアームをパージ。
システム:イブリースを稼働。
歪光。
背部からナノマシン形成のマシンアームが生えてくる。
痛み。このシステムは動力のせいで稼働箇所から半径数センチにガンが発生するのが最大の弱点だ。
だが……明日など要らない。
脊髄ガン? 出血を伴う薬剤?
だからなんだというのだ。
身体加速α型類似異能が時空圧壊に勝てない理由などない。
「死ね」
加速する思考の中で、全方位攻撃。
今までのマシンアームよりもずっと強烈な破壊の暴風。
鞭打と打突の乱撃。
ビルの壁が破砕され、破片が舞い散った。
■伊都波 凛霞 >
二度目の降伏勧告。
そんなことをしている暇があったらトドメを刺さなきゃいけなかった。
でも仕方がない。そういう性格だし、今までもそうやってやってきたんだから。
「───!!」
息を呑むような声。
高次予測──は、強烈な頭痛に寸断された。
咄嗟、後ろへ跳ぶも──機界魔人の巻き起こした暴風に弾き飛ばされ─短い悲鳴とともに、路地を囲む壁の一つへと叩きつけられていた。
「ぅあッ……! は…っ」
ずるりと身体が沈み込む。
強かに背を打ち付け、瞬間四肢への意志疎通が阻害される。
確かな手応えは感じていたのに。
それでもまだ動く──…?
やば…どうしよ……。
鈍った思考、動かない身体。視界の中には…新たな腕を生やして見せた彼の姿が見える。
■テンタクロウ >
「ハァァ……伊都波凛霞…」
「やはり、お前が下だ」
次の瞬間、ライフルの発射音がスタッカートを刻んだ。
加速する視界、銃弾の一発一発が見えるかのようだ。
全てをマシンアームで叩き落とす。
駆けつけた風紀委員たちが援護射撃を行っていた。
「これはこれは、風紀委員の諸君」
「今回は逃げるに当たり中央突破をさせてもらおう」
「この力、どうにも収まりが効かないのでな…」
伊都波凛霞に背を向け風紀委員のチームに立ち向かう。
その日、風紀委員に負傷者数名。
魔人の狂気は、ついに数的不利を克服した。
■伊都波 凛霞 >
応援を呼ぶタイミングが功を奏したらしかった。
さすがに脳への負荷がすごくって。その場で意識がなくなってしまっていたことを後で救急車両の中で知る。
これなら万全と思える罠を張ったつもりだったけれど、それでも…。
それとも、最初から完全制圧の為に動いていれば結果は違ったのか。
彼をただたえだ、より凶暴な姿に追い詰めてしまっただけだったのか。
思うところは、様々在れど──テンタクロウ拿捕の作戦は失敗。
協力してくれた風紀委員の仲間数名の負傷と、自分自身も数日の間頭痛に悩まれることになった。
──彼の凶行を止めることは、また出来なかった。
…そう長くない筈の"先"で、彼は一体どこまでに至るのか───。
ご案内:「常世渋谷 黒街(ブラック・ストリート)」から伊都波 凛霞さんが去りました。
ご案内:「常世渋谷 黒街(ブラック・ストリート)」からテンタクロウさんが去りました。