2024/06/19 のログ
ご案内:「学生通り」にテンタクロウさんが現れました。
ご案内:「学生通り」に伊都波 悠薇さんが現れました。
テンタクロウ >  
星と月、惨劇と守護者。
絡みつくような足音。

今日は防衛側の勝利か……一般人の骨を折る前に撃退された。
だが私は諦めない。

太陽と月に背いた日から、私の悪意は尽きることはないのだから。
 

リフターを使って駐車場にマシンアームを支えに降り立つ。
ここから上手く逃げ切れるか。あるいは。

伊都波 悠薇 >  
賭けには、『負けなかった』。

「はぁはぁ……」

走った、先。
そこは駐車場。

これは偶然だ。
偶だ。でも‐‐

「……はぁ、はぁ」

自分が、走り出したから、得た、偶然だ。

駐車場の出口、そこに、少女が、立ち塞がる。

でも、その少女は、今までのどの、『対面』よりも。

『震えて』、いた。

テンタクロウ >  
「……!」

足音、もう追いつかれたのか!?
バカな、リフターの時速を考えればそんなことはあり得ない。
そして振り返った先にいたのは。

悠薇ちゃん……だった。
凛霞さんの妹の。

 
それがなんだ。
僕は……私は相手が誰であろうと骨を折ると決めている。
昨日、あの女の骨を折った時に。

覚悟は決まったはずだ、テンタクロウ。

「単騎駆とは感心しないな、御嬢様(フロイライン)

伊都波 悠薇 >  
「…………テンタ、クロウさん、ですか」

ぜぇ、ぜぇと、息を整える。

姉であれば、こんな事になっていない。

妹だからだ。そう、妹は『才能がない』。

テストの結果も、運動も。知っている人こそ、少ないが。
知っている人は知っている。

風紀委員に、姉に縋るように、所属している、やつだと、ばかにするやつも、いるということも。

「単騎、ではありません」

ふーっと、息を整える。
でも、震えは、止まっていない。

怖い。あぁ、怖い……逃げ出したい。興味本位。
そう、好奇心は猫をも、殺す。

だったら、逃げればいいのに……

「だって、戦いに、来たわけじゃ、ないですから」

震えた、唇。絞り出すような声。
恐怖に屈しそうになりながらも。

言葉を、紡ぐ。

テンタクロウ >  
息が切れている。
彼女は姉のような完璧な存在ではない。
『凛霞じゃないほう』『不全なる妹(インパーフェクト)』『伊都波の平凡』
口さがない噂を聞いたことも一度や二度じゃない。

それでも、追いついた。
このテンタクロウの行動の先を読んだ。

面白い

「ハァァ……キミにそのつもりがなくても私は誰だって骨を砕いてきた」
「力任せに関節を外してきた」

「この私に風紀委員の真似事をして投降勧告かね?」
「それとも説得? どちらも馬鹿馬鹿しいと先んじておこう」

月下、両手を広げてみせた。

伊都波 悠薇 >  
「いいえ」

首を横に振った。
その、どちらでもない。

「あなたを、止める、なんて。姉のようなことはできません。私は、そんな実力がないからです」

誰よりも、自分の無力を、知っている。

「あなたを、説得できるほど、私は弁が立ちません」

でも。

「私は、あなたと『話』に来ました」

タイムリミットは、『他の風紀委員』が来るまで。

「でも、あなたは、付き合う義理が、ありません。そんなリスクを、背負う、理由も、ない」

息を大きく吸う。ようやく、息切れが、なくなった。

「だから、対価を支払います」

ざぁっっと、風が撫でた。
舞う前髪。見える双眸。

その、顔は。恐怖に体を震わせながらも、テンタクロウを正面から、見ていた。

まっすぐに。まっすぐに。

「腕、一本。差し上げます。折るなり、好きにしていただいて構いません。

時間稼ぎ、ではありません。他の風紀を、呼ぶつもりもない。あなたと、ちゃんと、話をしたいんです」

テンタクロウ >  
頭が真っ白になった。
それは薬毒の影響ではない。

思考の虚を突かれた発言だったからだ。

「何を………」

これは本当にあの悠薇ちゃんなのか?
光学欺瞞で姿を変えた別人ではないのか?
罠……しかし、そんなことをする意味が薄い行動…

────馬鹿がッ!!
取り繕え、テンタクロウッ!!
何を呆けている!!
悪の矜持のままに動け!!

「ハァァ………いいだろう、話をしてやる」
「つまらない話をしたら即座にその腕が折れると知れ」

マシンアームを蠢かせてみせた。
恐怖心を煽るように。

これから始まる惨劇を楽しむかのように。

伊都波 悠薇 >  
びくぅっと、体がすくむ。
そんな、ことでさえ、恐怖を感じる。

そう、本当に、この妹という存在は『弱い』。

いつでも、叩き潰せそうなほどに。

「ありがとうございます」

応じてくれてホッとする。

「テンタクロウ、さんは、どうして、毎回『骨』を折るんですか?」

話をしよう、そう切り出したが、そもコミュ障である自分が咄嗟に出てくるデッキは、天気が多い。

だから、用意してきた会話デッキから。

まず、気になることを、一つ。

「骨、が好きなんですか?」

テンタクロウ >  
「お前はどう社会と関わっている」

質問を一つ、返した。

「私にとって人の骨を折るということは社会との関わりであり、抗議だ」
「人は食事に飢えればレストランに入るだろう」
「思想に飢えれば本を買う」

「私は人の骨を折る時の音に飢えているのだよ」

しばらく見ない間に。
悠薇ちゃんは随分と成長したのか。
僕だけがどこにも行けていない。

僕だけが。

伊都波 悠薇 >  
「私、ですか?」

社会、と言われると、難しい。

「えっと、学校に、行ってます」

すごく、恥ずかしそうに。

「あの、テストで0点取ったとき、とか。体力テストで、全部、評価1、だったときとかも。休みたいなー、と思います、けれど」

すぅっと息を吸って。

「姉に、置いていかれたくない一心で。学校に、行ってます」

骨は、抗議、というのなら。

自分の、抗議、は。

「自分が、ダメであることを、認めない。諦めの悪い、抗議として、学校に行っています」

質問に、応える。

そして、質問を、もう一つ重ねる。

「骨を、折る音は、どんな音がいいんですか。その、音は、テンタクロウさんをどんな気持ちにしてくれるんですか?」

テンタクロウ >  
人は努力しないと成長はできない。
しかし、努力は決して平等な結果を齎してはくれない。
人一倍努力していても。
誰にも追いつけないことだってある。

悠薇ちゃんにとって社会への抗議というのは……
社会の関わりというのは………

次の質問だ。

「美学、と言いたいところだが」
「人の影響だよ」

「初めて事件を起こした時にその場にいた男に、音の良さについてのインスピレーションを受けた」

「実際のところ、骨が折れる時のクラッキング音はセロリを折る音に似ている」

「ハァァ…姉の名前を出したが……お前も姉の影響を受けていないわけではあるまい」

伊都波 悠薇 >  
最初の事件での、影響。

「では、最初の事件では、何を考えて?」

一つずつ、紐解いて、いきたい。
自分は何も知らないから。何も知らないのであれば。
そも‐‐彼の『抗議』を止めたり、その抗議に関わることなんてもっての外だ。

「食事と、同じようなもの、と先ほどはおっしゃっていました。が、最初の一口で、夢中になる前は。なにが『食事』、であったのですか?」

姉のことを言われると。

「もちろんです。なんだったら影響しか受けてないです。なんだったら、人生、終わりというくらい沼ってます……どうにか、しようと、してるんですけどね」

自虐ネタ。こういうことも、できるようになったのはとある悪人のせいだ。

テンタクロウ >  
真っ直ぐな視線。

「私は誰かが傷つけばいいと思った……」
「骨を砕かれ、惨めに患部が腫れ、そのことを思い出すだけで嫌な気分になるように」

「そうなればいいと思って骨を砕いた」

食事と言われると首を左右に振った。

「私も生まれた時から人の骨を折りたかったわけではない」
「人と話し、笑い、一緒に食事をし、友人と帰りに取り留めのない談笑をしていた」

「私を変えたのは摂理だ」

相手を嘲弄するように笑い。

「ハァァ…お前の姉が誰かは知らないが……」
「0点を取る妹に敬愛されて嬉しいのかな…なぁ?」

伊都波 悠薇 >  
「そういう、気分、だったと。そういう気分が、続いて『しまって』いると、そういうことですか?」

あぁ、自分もそう、思う時期がある。共感できる。
でも、共感できる、なんて言えるはずない。

言う、わけにいかない。だって、誰よりも、『苦しんで』いるのはきっと。

‐‐眼の前の人間(かいぶつ)

「喜ぶわけ無いです」

嬉しいのか、と聞かれれば。

「姉が、妹だから、慕ってくれているのを知っています。もし、私が、妹じゃなかったら、そんなふうに思ってくれるわけがないです」

そう‐‐

「なんて、昔は、思ってました」

でも‐‐

「悠薇は、悠薇だからと。そう言ってくれる、言葉が嘘だと思うときがあります。まだ全部なんて信じられていません。でも、自分の敬愛する姉は、そんな‐‐大した事ない人物だなんて

ほかでもない、妹である自分が、下げるわけにはいきませんから」

にこりと、微笑む。
そして、その表情は、テンタクロウに。

「私は、あなたも、そういう人間であると勝手に、思っています。だって、あなたは一度も、風紀委員から、逃げたことがありません。戦って、必ず、交戦して、

『自分をこんな目にしやがって』と、抗議を、骨という声を使って、大きく、大きく、声を大きくして。あげている。そういう、こと、ですよ、ね?」

今聞いた話から。

「やり方が、あっている、とは思いませんが。私は、すごいと、そう、思います」

震えは、もう、止まっていた。

テンタクロウ >  
「ハァァ……」

さて、どう反論してやろうか。
そう考えていると、喉に異物感。

「うぐぁ」

短く悲鳴を上げて血の塊を吐き出した。
呼吸循環システムにエラーが発生している。

その場で何度も咳き込む。
クソ、脳神経加速剤の反動がここまでとは…!!

「もういい……!」

その声の色は、怒りに染まっていた。

「私がお前と同じであるわけがない……」
「姉の心に寄り添えているお前がッ!!」
「大切な存在なんてものがあるお前が!!」

「私を理解などできるものか!!」

伊都波 悠薇 >  
「テンタクロウさん!?」

血反吐。

それを見て、駆け寄ろうとして、止まる。

近づいて、どうする? 近づく行為は彼にとってリスクでしかない。

それで、敵対行動だと思われたらと。今の会話の時間がなくなるのが、惜しくて。動けない。

あぁ、なんて、打算的。

「寄り添えているように、見えます?」

悲しい、表情。

ざぁっと、風が撫でれば、その表情は、曇って。今にも泣きそうだった。

「私は、誰も『理解』できないんですよ」

なぜなら。

「私は、憧れしか持てない。憧れなんて、理解から最も遠い、感情なんですから」

‐‐だから。

「はい。テンタクロウさん。理解できません。尊い、『反逆者』。今の行為が、正しいとは思えません。でも憧れます」

血を、吐くほどに、声を上げ続けるあなたが。でも。

「テンタクロウさん。抗議を、もっと長く、あげられる、あげ続けて、変えやがったものたちを、変えるために。

声のあげ方は、変えられないのでしょうか」

理解をしていない、あこがれだけだからこそ。

こんな言葉しか、なげることができない、自分を悠薇は恥じた。

テンタクロウ >  
それでも続く言葉は。彼女の声は。
震えていなかった。

「なッ」

その声は悲痛に響いた。

テンタクロウ > 「何故だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
テンタクロウ >  
半ば錯乱した、叫び。
何故、人を害し続けた私を!! 僕を!!
同情か!? 違う、彼女はそんなこと考えてはいない!!

苦しい!! 苦しい!! 苦しい!!

橘壱の兵装にやられた時も!!
凛霞さんの剄打を受けた時も!!
こんなに苦しい気持ちにはならなかったのに!!

殺すしかないのか……馬鹿が…!!
そんなこと、僕にできるわけがないだろうが!!

仮面を両手で押さえたまま、呻くことしかできない!!

伊都波 悠薇 >  
「…………」

呻く、怪人を見つめる。

苦しい、苦しい。
苦しい、苦しい。

何もできない。もし、ここにいるのが自分じゃなければ、姉であれば。

もしかしたら救えるのだろうかとも、思う。

『いいや』

一歩歩み寄って、見る。

袖を捲る。 素肌が、あらわになり、腕が、見える。

「……骨、必要です、か?」

ふーっと、覚悟を決めたように息を吐く。
狂乱。

やはりと言うべきか。

仮説が、一つ。

根っからの悪人では、ない。

それが、浮上する。本当に心の底からの悪人なら、こんなに苦しそうにしていない。
こんなに、自分が置かれた状況を悲観しない。

なら。

自分が『姉であったのなら』『眼の前の怪人であったなら』

「どう、ぞ」

だったらどうにか、どうにかして。少しでも。
少しでも、苦しみを何処かへといってほしいと。

憧れを抱いたソレに、そう思うのは至って。

普通(いじょう)

テンタクロウ >  
即座にマシンアームが少女の腕に絡みつく。

「私をッ!! 無礼(ナメ)ているのかぁぁぁぁぁ!!」

そうだ、このまま少しでも力を入れれば!!
相手の骨を砕いてまた飛び去るだけだ!!

この苦しみから逃れるためなら!!
こんな苦しみから逃げれるだけなら!!

伊都波 悠薇 >  
ぎゅっと、目をつぶった。
怖い。当たり前だ。痛い。

絶対に痛いはずだ。
だから歯を食いしばった。

泣いてしまうと、良くないだろうか、
骨が折れた音が、かき消えてしまうだろうか。

我慢したほうがいいのだろうか。

いいや、そんなの、絶対に無理。
耐えられない。

だから。

「……ぃゃ」

自分で言いだしたことにも責任が取れない。
でももう、漏れ出した言葉は消すことなんてできない。

テンタクロウを、どこまでもちゃんと。

まっすぐ見て、認めていて、そうであると受け入れているからこその。

‐‐漏れ出てしまった、おと、だった。

テンタクロウ >  
「ハァッハァッ」

肺が苦しい。呼吸が、酸素が。
相手の骨を折れ!!
ねじ切らんばかりの力で関節を砕け!!

 
そして、悠薇ちゃんは。
いや、と小さく言った。

 
「オゴエエエエエェェッ!!」

心的負荷に、吐いた。
もうマシンアームは相手の腕に絡みついてはいなかった。

呼吸循環システムが死んでいく。
いや、本当に死んだのは。

伊都波 悠薇 >  
「…………」

いつまで経っても、音が響かない。
その代わり、耳に届いたのは嗚咽。

「ぇ……」

目を開けて、手を見れば。
無事だった。そして、そこには何も、巻き付いては、いなかった。

「テンタ、クロウさん?」

ひとつ。仮説がまた一つ。

眼の前の怪人は‐‐この、叫び続ける行為で、負荷を、負っている?

あの時の声 > 『藤井先輩、また警邏ですか? ダスクスレイの警戒、続いてるけど…』
テンタクロウ > 『凛霞さん……でも、芥子風くんがこの前ダスクスレイを撃退したって話もあるし』
あの時の声 > 『先輩、気を付けてくださいね』
テンタクロウ > 『大丈夫だよ、桃田さん』
あの時の声 > 『危なくなったら逃げたほうがいいよ』
テンタクロウ > 『はは……芥子風くん、風紀は正義の味方だよ? 逃げたら、誰が島民のことを守るのさ!』
あの時の声 > 『先輩』
テンタクロウ >  
悠薇ちゃん……

気がつくと、自分の手には血がべったりと付着していた。
姿も黒い複合金属で覆われている。
周りの風紀委員たちは、みんな僕のことを汚らわしいものを見る目で見ていた。

テンタクロウ >  
「う」

リフターを起動させてその場に浮き上がる。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉ!!」

そのまま上部メインアームを目の前の少女に向けた。
ハァァ……誰だこいつは…?
伝播ソリトン砲で吹き飛ばしてやる。

光弾が今にも放たれそうな、白い光が集中して。

伊都波 悠薇 >  
「はい」

そう、『それでも』。

声を上げ続けるから。

「すごいな」

避けられない。避けれる、距離でもない。

「ごめんなさい。ちゃんと、我慢、できなくて」

眼の前の、少女は。

まっすぐ、まっすぐ。自分のことを恥じながら。

白い光の集中。風が、舞う。

前髪が揺れて。今度は、ちゃんとと。

「さようなら、テンタクロウさん」

優しく、頑張って。笑みを作って。まっすぐ、見つめて。

『終わり』を待った。

テンタクロウ >  
人間を一撃で吹き飛ばすだけの威力。
伝播ソリトン砲を撃った。

伊都波 悠薇 >  
吹き飛ぶ。

体が、舞い、まるで紙くずのように飛んでいく。

頭が回らない。何が起こったか、わからない。

ドン、っという壁に当たる音。

唯一、救いがあるとすれば、その受け方は無意識の受け身を取っていたことか。

いいや、それでも――無事であるかどうかは、怪しい。

(ほら)

なぜなら駐車場の壁に、あたったあと、ベコンと、凹みができるほどの、威力。

手心を加えてくれたかは、定かではない。

(理解なんてしてない。だからこんな、ことになってる)

当たり前だ。

意識が消える、間際で思ったのは。

(ちゃんと、話ができてよかった)

そこで、意識が途切れて。

吹き飛んだ、壁の音を聞いたからか、どこかから、バタバタと足音が、響く。

何人かがこちらへやってきているようだった。

テンタクロウ >  
壁まで転がる少女。
何故、こいつは私の眼の前に居たのかは知らんが…
正しく報いを受けたな!!

ハハハハ!!
そうだ、私に戦いを挑んで来い!!

「ハァァ…来い……風紀委員ども…」

そうだ、僕はダスクスレイを倒す。
みんなとの約束があるんだ。

「私に勝てるものならな!!」

駆けつけた風紀委員に襲いかかる。
この私に並び立つものなど存在しないことを。

 
証明するために。

伊都波 悠薇 >  
倒れ伏した、少女は。

そのあと保護された。

意識のない状態。だけれど、死んではいない。

普通であれば、重症であったろうが、今までの努力が実を結んだ、のだろう。

そうして、目を覚ましたのは。

不思議と、その日の、夜、であったという。

青い薔薇と、怪人の最初の邂逅。そしてもしかすると、最後、だったのかもしれない。

ご案内:「学生通り」から伊都波 悠薇さんが去りました。
ご案内:「学生通り」からテンタクロウさんが去りました。