2015/06/18 - 19:41~00:35 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に桜井 雄二さんが現れました。<補足:不燃不凍のスーツに身を包んでいる。(乱入歓迎)>
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」にウィリーさんが現れました。<補足:長駆の青年、私服姿>
桜井 雄二 > (夕暮れのファミレスに姿を現し、煙草は吸わないことを告げる)
(そして着席するとメニューを睨んで唸り始めて)
むぅ………あの、すいません店員さん。
(店員を呼び止め)グァバジュースはないんですか?
(グァバジュースは取り扱いしておりません、と返されれば眉を八の字に曲げた)
そうか………どうも…(テンションが大分落ちた男の表情)
ウィリー > 「ここがファミリーレストランの世界か…」
当り障りのない接客を受けた。カフェテラス以外の飲食店を
開拓するのは久しぶりだ。なんとなくだが、雑然とした雰囲気が否めない。
『ただ今お席にご案内いたしますので少々お待ちください』
ふと桜井の姿を認めた。軽く手を挙げて気づいてもらえるだろうか?
桜井 雄二 > (ウィリーに向かって手を上げて)ウィリー・トムスン。
相席しないか? 一人でこの広いテーブルを使うのは少し忍びない。
(そう声をかけてからメニューを再び眺めて)
うーん………グァバジュース以外か…
オレンジ、バナナ、ブドウ、メロン、ドリアンジュースはあるのにグァバジュースがないのか…
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に三千歳 泪さんが現れました。<補足:金髪碧眼ダブルおさげの女子生徒。ニルヤカナヤの制服姿。巨大モンキーレンチつき。>
三千歳 泪 > おかしい。冷蔵庫の修理に来たはずなのにどうして制服を着てるんだろう。
お客さんの到来を告げるベルが鳴ってまたひとり男子生徒がやってくる。一番混みあう時間帯だもんね。
キッチンの中はまるで戦場みたい。ウェイトレスさんたちは衛生兵ってとこかな。よし。私にまかしといて!
「いらっしゃいませー!! ご注文はおきまりですか?」
「一番人気は夏みかんにパッションフルーツがどっさりの常夏パフェ…桜井くん!!!」
ウィリー > 「ああ、そうしよう。ここは一人じゃあどうにも居心地が悪い」
苦笑いしながら対面の席に腰掛けた。一息ついて。
飯にしよう。何があるかは知らないから、桜井の広げたメニューを眺める。
逆さまでいまいちわからないが、パスタやピザが充実しているようだ。
「お前は健康志向か、もしくは甘党か? さっきからジュースのことばかりブツブツ言っているようだg」
質問に割って入るように、少女の闊達な声が入る。
まあ、相変わらず間が悪い。
桜井 雄二 > 三千歳泪。(ウェイトレスの制服を着た彼女を上から下まで眺めて)
まさかニルヤカナヤでバイトをしていたとはな。
ファミレスの制服姿も似合っているじゃないか。
(一番人気を聞けば難しい顔でメニューを見て)
……スイーツ好きの川添孝一への土産話になりそうだ。その常夏パフェを頼む。
(ウィリーにメニューを渡して)甘いものは好きだ。脳が働くからな。
ただ、グァバジュースが何より大好きなんだ。ここにはなくて少し残念だよ。
ああ、ウィリーは彼女を知らないか。彼女は三千歳泪、学園の直し屋だ。
三千歳泪、彼はウィリー・トムスンだ。怪異対策室三課に協力してくれている、自警団の。
(相互に紹介してから)……俺も改めて名乗るべきか?(それは彼なりの冗談)
三千歳 泪 > 「バイト? 当たらずとも遠からず。いつもと同じだよ! 臨時のお雇い外国人。私はどこにでも現れるのだ」
「ここのお店で一番大きな冷蔵庫が調子わるくってさー。食べものたくさん扱ってるし、ふつーに大ピンチだったんだよ!」
「そういう君こそ。窓を拭きに来たなら間にあってるよ。なにか食べに来たならごゆっくり。常夏パフェだね!! まいどー!」
常夏パフェひとつ。ボタンを押してキッチンに注文が飛ぶ。これでOK? 間違ってないといいんだけど。
「すごい!! ウィリーくんがふたりも。ウィリー・トムスンくんが窓拭きウィリーくんとご相席してる…ウィリーくんは惹かれあうんだね」
「私は三千歳泪(みちとせ・るい)。16歳の三千歳だよ。メール一本でどこでも駆けつけちゃう《直し屋》さんだ! 君はどうするのさ?」
ウィリー > 桜井が気を利かせて互いの紹介をしてくれたことで、幾分やりやすくなった。
「よろしくな、泪ちゃん。あと桜井がそのウエイトレス姿を
上から下まで舐め回すように見てたから気をつけて。
んで、ペペロンチーノのダブルサイズ一つとティラミス」
軽口を叩いた彼にも、彼女の姿は可愛らしく見える。
もちろん素材がいいからだろう、とは思うのだが。
「そもそもグァバが何だったか思い出せないな……ああいや、説明は結構。
代わりに自己紹介を頼もうか桜井? 例えば…『何かご趣味はございますか?』」
冗談を冗談で返して笑った。
桜井 雄二 > 臨時で入っているのか? 働き者だな、三千歳泪。
なるほど、冷蔵庫を直しにきたら鉄火場に放り込まれたと。
……さすがにファミレスに来てまで窓を拭く気はない。掃除子さんも置いてきたしな。
だから俺は窓拭きウィリーではないと言っているだろう。
(ウィリーの言葉にさすがに動揺して)
お、おいウィリー。そういう言い方はよせ。
(確かに彼女のニルヤカナヤ制服姿を見ていたのは間違いないのだが)
そうだな……生け花ですと答えるべきだろうな、ここは。
(まるで見合いだな、と無表情に答えて)
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に来島さいこさんが現れました。<補足:黒い髪に、アメジストとエメラルドのようなムラサキと緑のオッドアイ、シャツにタイトスカートにヘッドドレス、さいころの髪飾り。>
三千歳 泪 > 「いーよー別にへるものじゃなし。似合ってるっていってくれたしさ」
「ほめられたら伸びる子だよ私は! トムスンさんちのウィリーくん。略してトムだね!!」
かわいい系のデザインは一分の隙もなく、統一感が心地いい。でも胸の形が隠せないから、けっこう人を選ぶかも。
その胸には私の名前が入ったネームプレートがついている。無駄に用意がいいよね。一日だけのお仕事なのに。
「トムはぺペロンチーノのダブルサイズとー…ティラミスはちょっと時間あけてもってこようか」
「ウィリーくんのひみつ暴露大会なの? 望むところだ! ちょっとまっててくれる?」
はらぺこのお客さんを待たせるのはよくないよね。一旦キッチンに戻ってみよう。食べものの恨みはこわいのだ。
来島さいこ > 「うぅん、来てみたはいいけれど……。」
きょろ、きょろ、と周囲を見渡す。
店内は盛況となっているのか席が空いてなさそうなので、
待つかどうしようかと思案している。
「混んでるねえ……」
ウィリー > 「ほらな、褒めろ褒めろ。世辞じゃなくて素直な感想ならいいんだよ。
…生け花か、悪くないんじゃないか? 花は心を穏やかにする」
ニヤリと笑って、問答を打ち切った。
「ありがとう、そうしてくれ。一緒に持って来られても食い合せが悪そうだ
『窓ふき』の方の暴露大会に間に合う程度でゆっくり持ってきてくれればいいさ」
「いやしかし…掃除に打ち込んでた桜井にあんな可愛いガールフレンドがな
うらやましいことだよ、全く」いわゆる恋話を振ってみる。理由は面白そうだから。
三千歳 泪 > お店の中をうろうろするたびどこかの席に捕まって、あっという間に時間が流れていく。
――お客さんだ!!
「ボンジュール!! ようこそ注文の多い料理店へ。お客さんだね!」
「今はちょっと待つよー。君はどこのどちらさまかな?」
「どこかにお知り合いがいたら相席を頼んでみてもいかも。いそう??」
来島さいこ > 「えっと、予約はしてなくて……普通に待つと、暫く掛かりそう?」
きょろきょろと周囲を見渡す。
相席を頼めそうな誰かは居ないだろうかと、見渡してみる。
桜井 雄二 > 参ったな……(頬を掻いて)
秘密暴露大会……いつの間にそういう流れになったのやら。
(三千歳泪を見送って)
(悩んでいる様子の教師を見つけて)
さいこ先生。ここ、席が空いていますよ。
ご一緒しませんか。(無表情に手招きして)
俺の暴露大会なのか……!? 待て、たいした隠し事は持っていないぞ。
(ウィリーの言葉に腕を組んで)
ガールフレンド? 女友達という意味か? 確かに三千歳泪は可愛いが。
この前、一緒に円上神社に行った時の浴衣姿も良かったぞ。記念の写真を撮ればよかったな。
(ウィリーの言葉に無表情に言葉を重ねる)
来島さいこ > 「あっ、キミは確か生活委員会の桜井君……
……えっと、じゃあ、相席お願いしちゃっても、大丈夫かなぁ?」
桜井の姿を見て取れば、とてとてと彼らのいる席へと近づいて、
ウィリーの姿を見て取れば、改めて尋ねるだろう。
「こんばんわ。ご一緒して、いいかな?」
三千歳 泪 > 「異例のスピード決着だね! え、「さいこ先生」って。もしかして君は井戸木さいこちゃん?」
「へー、君がそうなんだ。来島先生の。いいなー…えへへへへ」
「オーダーが決まったらボタンを押してだれか呼ぶといいよ。それじゃ、ごゆっくり!!」
そろそろできそう? もう一回のぞいてみよう。今度は途中で捕まらないようにして。
ウィリー > 「もちろん。どうぞ」妙な既視感は、名前によるものか。
以前どこかで、チラと見かけたような。…ともかく桜井の横に座らせるのは、別の意味でよろしくない。
自分が奥に詰めて、そこへ座るように促した。
「隠し事がないって言うやつに限って……あるじゃねえか!
浴衣姿って、おいおい羨ましい限りだ。オリエンタルなデートしやがって」
は~あ、と大げさなため息。この桜井という無愛想な男にも、
人並みに何かを楽しむ一面があったのかと少し失礼な感想を抱いてしまった。
来島さいこ > 「うふふ。びっくりだけどね。うん、来島さいこになる予定の、井戸木さいこだよ。役所にも届けちゃった。」
くすり、と三千歳――ウェイトレスへと微笑んでみせてから、メニューを開く。
「うふふ、桜井君も隅に置けないねえ。
……あ、ありがとね。そっちのキミ、えっと……」
名前を思い出そうとしている模様だが、上手く出てこないらしい。
桜井 雄二 > 大丈夫です、混んでいるので可能な限り相席に協力しましょう。
…生活委員会で名前を覚えられているほうがやっぱり嬉しいですね。
怪異対策室三課の新人扱いよりも、ずっと。
デートか、そうだ。デートをしたんだ。
(腕組みをしたままウィリーと話して)
焼きそばを二人で食べたり、線香花火をしたりな。
……何故ため息をつくんだ、ウィリー・トムスン。
(この会話が一体なんの意味を持つのか、と小首を傾げて)
隅に置けない……? 確かに中央に座っていますが。
いや、待て……隅に置けないというのは、色男を囃し立てる言葉だったか…?
(ぶつぶつと呟きながら自分の中で言葉の意味を確認する)
ウィリー > 結婚でもして苗字が変わったのだろうか?
それならばそれでいい。逆に何か事情があったとしても、こんなところで笑い話にできるものとは思えなかった。
「ええ、ウィリー・トムスンです。よろしく先生」
どこかピントぼけしたような答えを返して小首を傾げる男に、
ウィリーは珍しく真面目な口調で語りだした。
「……桜井、青春は短いんだ。そのデートという経験は間違いなく未来に
資するもの。だから、ほんの隙間時間でもいい。
時間を見つけて、色んな所で色んなデートをしろ。きっといい思い出になる」
「……俺は何を言ってるんだろうな……」
勝手に恥ずかしくなって、頭を抱えた。
三千歳 泪 > 揚げたてのフライドポテトが飛び交って、オーブンの中ではピザのチーズがいい色に変わる。
硝煙弾雨の戦場は目が回りそうな修羅場ぶりだ。出入り口のそばには、二人のオーダーらしきものとステンレスの食器がたくさん。
シェフ担当のバイトくんが気を利かせて桃のシャーベットを出してくれた。それも一緒にトレイに集めてのせていく。
「おまちどうさま!! 常夏パフェのお客さま?」
「そっちの君にはパスタがあるぞ! トムは食いしん坊だなぁ! チーズとタバスコはお好みでどうぞだよ」
「最後にこれは私から。なんかおめでたいみたいだからお祝いってことで」
人数分のトロピカルアイスティーを置いて、私もそのまま席に着く。四人がけの席はこれにて満杯。大入り満員だね。
ガラスの器にたっぷり盛られたシャーベットの上で、缶詰から出てきたばかりの白桃がつやつやと輝いていた。
来島さいこ > 「うふふ。それくらいは。
特に桜井君は。真面目って話は良く聞くし――怪異対策室三課?」
続く言葉は知らないものだったのだろう。
不思議そうに、桜井へと尋ねる。
(怪異って言うと、色々浮かぶけど……)
「うん。宜しくね。ウィリー君。
……うふふ、でもちょっとかっこよかったよ。なんて。」
頭を抱えたウィリーに弾んだ声を掛けながら、
ボタンを押してサラダとドリアを頼むだろうか。
「あ、すみません。シーザーサラダと、このシーフードドリアをお願いします。」
桜井 雄二 > ……青春は、短い…? そうか、確かに学生時代が終われば青春も終わるという記述の本も多い。
色んな場所で色んなデートを?
(メモ帳を取り出してその言葉を書き記す)
わかった、善処しよう。
(三千歳泪から常夏パフェを受け取り)
ありがとう、三千歳泪。これはボリュームがあるな。
おめでたい………?(その言葉を吟味するが)
(とりあえずスプーンを手に)いただきます。
……ああ、そうか。さいこ先生が。(鈍い)
真面目だけが取り得の男です、俺は。
怪異対策室三課は怪異と戦ったり、ゲートから来た異邦人の保護のための私設組織ですよ。
川添孝一という男が室長の。
(隣の三千歳泪に声をかけて)なぁ、おめでとうとはどのタイミングで言うべきなんだ?
ウィリー > 「勘弁して下さい……」なぜ同世代に恋愛に関する説教をしているのか。
救いがあるとすれば、桜井の受け取り方が好意的だったことくらいか。
ともかく視線を上げて、料理に目をやった。
「おお、結構な量だな。悪くない……味はどうかわからないが」
気を取り直しきれてないのか、少し斜に構えてパスタと対峙する。
桜井のすっとぼけた発言は、気の効きそうなさいこ先生にぶん投げる形である。
三千歳 泪 > 「デートの約束? いいよ。次はどこいこっかー?」
「そして私は野生のウェイトレス。ティアー・スリーサウザント!! 三千歳泪(みちとせ・るい)と人は呼ぶ。よろしく!」
「来島さいこちゃんも先生ってことは来島先生が二人になるんだ。でも、どうして私が知ってるのか気にならないかな」
「どうしよかっなー言っちゃおっかなー? というかね! 私がいいたいのさ。来島先生のひみつ!」
「しゃべるなって言ってなかったし、もうゴールインしちゃったことは時効のはず」
「しばらく前にね、ほかならぬ先生の口から君の名前を聞いたんだよ」
桃のシャーベットをひとすくい。熱に浮かされてあたふたしてたからこの冷たさがありがたい。
さいこちゃん先生のオーダーを聞きに来たウェイトレスちゃんがこっちをガン見してる。すごい顔をして奥にもどっていった。
「それ私に聞いちゃう? じゃあ今言おうよ。おめでとうさいこちゃん先生!! おめでとう!」
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に崎守 鐡さんが現れました。<補足:角っぽい機械が両耳についてるロングコート青年、メカい>
崎守 鐡 > (……あっ多い)
取り敢えずそんな感想を抱いたそうな。
…ファミレスだから仕方ないんだけれど。
「……機嫌直ったからこういうとこに来てみたけど」
「………嫌な予感しかしない、なぁ、これ」
なお、この予感が的中する可能性は結構ある。
来島さいこ >
「うふふ、青春とか関係なく、"行動する事は大事かも。"なんてね。
って、え、あの川添君が室長なの?……随分と変わったんだねぇ。流石男伊達かも。うふふ。
でも、怪異と戦う……。ここの怪異となると枯れ尾花じゃないと思うけれど……大変じゃない?」
彼女にとって意外な名前が出てくれば驚くだろうか。
少し間を置いたのは想起の時間か。くすりと笑った。
(……あ、パスタもいい匂いで美味しそうかも。)
「うふふ、三千歳さんって言うんだ。ありがとねえ。来島先生が言ってたんだ。何だか嬉しいかも。」
そんな話に頬を綻ばせる。所謂"てれてれ"、と言う素振りだろう。
桜井 雄二 > (パフェの夏みかんとパッションフルーツをあわせて口に運ぶ)
(爽やかな酸味と芳醇な甘味が舌をくすぐるかのようだった)
ウィリー・トムスンは食事にはこだわりがあるほうなのか?
パスタの量が多いようだが。(ぱくぱくとパフェを食べる)
(三千歳泪のほうを向いて)
そうだな、デートは楽しかった。次はどこかへハイキングというのはどうだ?
弁当と水筒を持参して。少し暑いくらいがちょうどいいだろう。
(とはいっても桜井は異能の効果で常に何とも過ごしやすい適温の空気を放っているのだが)
そうか、じゃあ今言おう。さいこ先生、おめでとうございます。
(無表情に頷いてその言葉を言って)
(崎守を見て)…やはり客が多い時間帯なんだな。
行動することが大事、ですか。(さいこのその言葉もメモるメモ魔だった)
そう、川添孝一が設立した組織で。男伊達と言うには奴は俺をからかいすぎる。
そうですね………怪異と戦うのは大変だけれど。
(視線を下げた、これ会話の先には少し言いづらい言葉が待っている)
…やりがいがあるので。目的も。
三千歳 泪 > 「お客さんだ。うーん誰もいないみたい? ごめん、すぐ戻ってくるね!」
この子見たことある。助手くんでした。
「いらっしゃいませお客さまー。おひとり様ですね? お煙草はお吸いになられますか?」
「ただいま混みあっておりますので、すこしお待ちいただけますか? それとも、ご相席でもよろしいでしょうか?」
にこにこ。営業スマイル大事。フレンドリーとても大事。岩手県民嘘つかない。
崎守 鐡 > 「あー、…昨日振りだね、昨日は有難う、のごめんなさい。ちょっと昨日機嫌悪くて……」
「……いや、一応俺未成年だし、その、なんで此処に居るの?修理業だけだとお金持たないの?」
その目は昨日会った時とは違って、普通の歳相応、というかそんな目をしていた。
……多少マイルドになったとはいえ、少々辛辣な言葉が飛んだが。
「別に…相席だろうといいんだけどねー。混んでるしどうしようもないだろ…?」
一人で座れる、とは思ってなかったけどね。
ウィリー > 「なるほど、それならおめでとうございます」
最近は疑心暗鬼というか、穿った物の見方をしてしまう癖がついているようだ。
自戒して、頭を振って、それから手を付ける前にパスタを取り皿にのせてさいこ先生へ。
「まま、とりあえずどうぞご祝儀代わりといってはあれですが」
「料理は美味いに越したことはない。マズかったらマズかったで
我慢して食べてるけどな。結局粗末にはできないもんさ」
デートの約束を早速に取り付けている桜井。
良いことだ。なんというか、少しずれた青春ではあるが。
桜井自身の言動ではなく、「敵」と戦わなければいけないという要素が、である。
「怪異も異能悪用者も、はたまたアヤシイ者の売人だの。
ヤンナルネ」
来島さいこ > 「ありがとう。桜井君。とても嬉しいよ。本当だよ?」
とても嬉しそうに表情を緩ませる。
惚気けた空気が伝わってくるかもしれない。
温度に変化はないのに、お熱くなるような。
「――うふふ、桜井君と川添君はお友達なんだね。
やり甲斐があるなら良かったけれど――目的?」
なんだろう。反射的に尋ねていた。
そして運ばれるドリアとサラダ。いい匂い。
そして、そっと運ばれてくるパスタ。
「うふふ。美味しい御祝儀は嬉しいかも。
ウィリー君の時にもちゃんと御祝儀あげちゃうかも。
……って、どうしたの?」
ヤンナルネ。そう聞けば、どこか疲れた様子を受け取れば、
それへも尋ねる言葉を発するか。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に岡部 吹雪さんが現れました。<補足:まだら髪の教師。灰色のスーツ姿>
岡部 吹雪 > 店先で揉めに揉めてる男女の姿あり。
よくよく見てみれば、客の何人かは見知った顔だろうか。
「なあおい、話ぐらい聞いてくれたっていいだろ!?」
「いっつも仕事とか言ってドタキャンじゃん! もう知らない!」
女の痛烈な平手打ち。
肩を怒らせながら一人帰って行く。
「ンだよクソ女! もうしらねー!」
深いため息を一つ。
乱雑に髪を掻きながらの入店である。
「あー……一名なんだけど。空いてる?」
三千歳 泪 > 「今日は大丈夫? こっちこそ、ちゃんとお礼もできなくてごめんね。席はあっち。一名さまご案内だよ」
「お金がないのもあるけど、困ってる人をほっとけないだけ! 直したいから直してる。今日もそういうお仕事なのだよ」
助手くんのためにお誕生日席を増設する。椅子があまってなかったらチャイルドシートになってたかも。危ないところだったね。
「というわけで、特別ゲストを連れてきました! みなの衆。この子は……誰でしょう??」
「私の助手くんなんだけどね。昨日ちょっと手伝ってくれて、すぐに分かれて…そうだよ。君の名前を私は知らない」
「メニューはこっち! 白玉アイスとかどうかな。宇治抹茶アイスに黒蜜がたっぷりかかってるの。おいしいよ!」
「で、行き先は山になりそう? 私は山、得意な人だよ。生まれも育ちも山奥だからさーー!」
桜井 雄二 > そうだな、ウィリー・トムスン。俺も同じ意見だ。
(パフェを食べながら)ここの料理は美味いな。
また来てもいいと思えるくらいに。
そうだな、嫌になる。(スプーンを持ったままウィリーを真っ直ぐ見て)
人と人はわかりあえる。異邦人は受け入れられる。
なのに争いは減らない。悲しいことだ。
(さいこの言葉に悲しげな色の視線を絡ませて)
蟻人(ギジン)を殺すことです。人類の敵である、最悪の亜人を……
(表情を歪めて)すいません、楽しい食事の席で。
(店先で揉めている人間を見れば目を丸くして)
お、岡部先生……女性関係の縺れか。
(無表情に岡部に手を振って)先生、顔に手形ついてますよ。
(崎守鐡のほうを見て、三千歳泪の知り合いかと)
ここの学生たちは色んな人間関係を構築しているな。
よろしく、特別ゲスト。俺の名前は桜井雄二だ。
そうだな、三千歳泪。次のデートは山にしよう。
虫除けはしっかり、安全確認はじっくり。
来島さいこ > ゆっくりとパスタやドリア、サラダを楽しみつつ、新たな人が見えれば柔らかい表情で迎え入れるだろうか。
岡部の姿にはまだ気がついていない様子。
「うふふ、ロングコートのお兄さんもこんばんわ。はじめまして、かなぁ?」
ウィリー > 「千客万来だな」ファミリーレストランというものが何となくわかってきた気がする。
だのに回転率を下げていて良いものか? いいのだ。客が王様でいられるうちは。
「末永くお幸せに。困ったことがあったら言ってください、引っ越しで荷物を運ぶとかその程度しかしませんが」
カップルと新妻と。お熱いムードとパスタに喜ぶさいこ先生に当てられて、また安請け合いをしてしまった。
「ああいや……まあ、ほら。この街は色々あるじゃないですか。
いい面も悪い面もあって、悪い面は時に牙を向いて、
俺はどこまで強くなれば、何もかんも守れるのかなあと」
何の話をしているのだか。自分でも笑ってしまうような、曖昧模糊な口調だ。
三千歳 泪 > 「追いかけないの?」
ちょっとドラマっぽい。
この人はたしか岡部先生。のカノジョさんみたいな人がぷんすか怒って遠ざかっていく。
「あれは引き止めてほしいんじゃないかなー。いいの? 行っちゃうよ。行かせちゃう?」
「ようこそ岡部先生。今日もサイテーだね!! ご相席…いけるかなー大丈夫かなー…あの席混じってみます?」
来島さいこ > 「あ、ごめんね。
でも、蟻人かぁ……ううん。ちょっと気になる所はあるから、今度聞かせて欲しいな。
生徒が学業に専念出来るようにするのも生徒の仕事だからね。私でも、出来る事はあるかも。
取り敢えず、このお話は今度にしよっか。川添君にもよろしくね?」
小さく頷いて、話を打ち切る。
「うふふ、荷物はとりあえず大丈夫かも。
でも、何かあったら頼んじゃおうかなぁ。なんてね。
そっか……ウィリー君って、結構困ってる人とか見過ごせないタイプ?
"見ていられない"けど、目を背けられないからきっとそう思うんだよね。
強さ、強さかぁ……難しいよね。強さだけがあったら人を守れるかって言うと、そう云う訳でもないし……
私なんか、大した異能も持ってないし――狂わせる体質ぐらいしか――?」
ふと、妙な違和感を自分に覚える。
とは言え、場所が場所なので、一度頭の隅においておくに留めるか。
崎守 鐡 > 「お兄さん……って言っても、一応此処の生徒なんですけどねー。」
「崎守 鐡って言います。一応高1ですが……」
ボリボリと頭を掻きつつ。ウィリーの方を向いてペコリと頭を下げる。
「………争いが減らないのはそりゃあ、価値観の問題ですから。」
「あと、言語の壁や、異物を排斥したい、とかの何かってのもあるけれどさ。」
数瞬だけ、ウィリーや三千歳さんは見たことのある機械的な目になるが、直ぐに元に戻る。
「…………山(マウンテン)?」
……それが通じるのは某県民と『登山家』だけだ。
「あ、じゃあドリンクバーだけ貰うのでデザートは白玉アイスでお願いしますー。」
……和物の方が結構ストライクなようだ。
岡部 吹雪 > 「げえっ桜井! お前いたの!?」
普段来ない店のためか、客層はあまり詳しくなかった。
教え子の前で見せるべきシーンではなかったが、起こったものは仕方ない。
「そっちは何、デートの約束?」
「こっちはごらんの有様よ。」
「休日返上して島の平和を守ったものの、得られたものは季節はずれのもみじだぜ?」
「嫌ンなるよな。まったくよ。」
席の縁にもたれ掛かりながら。
「いいんだよ。行かせちゃって。」
「元から大した付き合いじゃねーしな。」
「相互理解がなければ、人間寄り添ったところで無理が出てくんのさ。」
「それよりも三千歳、お前ここでバイトしてんの?」
「似合うじゃん。その口さえなけりゃ言うことねーんだけどよ!」
苦笑いして来島に視線を落とす。
「悪いさいこちゃん、詰めてもらっていい?」
来島さいこ > 「ん、うん。ウィリー君、ちょっとごめんね。」
岡部の言葉に、よいしょ、よいしょとウィリーの方へと詰めるだろう。
女の子っぽい、いい匂いがするかもしれない。
岡部 吹雪 > 「お、サンキュー。」
「しっかしなんだな、あんまり集まってるの見ない組み合わせだな。」
「俺の知らないところで友情をエンジョイしてたってワケ?」
手癖で煙草を取り出そうとするが、流石にどうだと思い直す。
「ウィリー。ついでで悪いンだけどメニュー取ってくんない?」
桜井 雄二 > (ウィリーの言葉に物憂げな表情をして)
異能は人の心を歪ませることもある。
(右目が熱を持った気がして、閉じた右目の瞼を撫でた)
わかりました、さいこ先生。
今度、お話します。今はそれでこの話を終わりとしましょう。
川添孝一には伝えておきます、さいこ先生の苗字が変わる話も。
崎守鐡か、覚えたが一応メモらせてもらおう。
(メモになんて文字を書くのか聞きながら書き記す)
俺は二年だが、呼び捨てで構わない。
岡部先生……俺は岡部先生のことを少し誤解していたかも知れませんね…
(複雑な表情を浮かべて)
はい、デートの約束をしています。
……島の平和を守ったことは誇るべきですが、女性の事情も鑑みると仕方ないですね。
崎守 鐡 > 「………いやぁ、良かったじゃないですか。真っ赤な紅葉が見頃を迎えるレベルにならなくて」
……と、その岡部先生の紅葉を眺める。この瞬間も機械的な瞳だった。
「冗談は置いておいて、桜井のにーさんは、修理屋さんと山登りするんです?」
「……此処にある山って名前よく聞くの一箇所しか無かったような、気がするんで…出歯亀だけは、気をつけてくださいね?」
心配なんだが意地悪なんだか。意地悪っぽく、笑う。
にしてもこの教師陣を見ていると明らかな格差を感じる。
主に幸せ的な意味で。
岡部 吹雪 > 「えっさいこちゃん結婚したの!?」
桜井 雄二 > 今更そこですか、岡部先生。
崎守 鐡 > 「偉い違いですね。」
短く岡部先生のリアクションに反応する。
来島さいこ > 「。崎守君だね。うふふ、わたしは井戸木さいこ改め、来島さいこ。
一応、学園で教師をしているから、見かけたらよろしくね。
体育とか保険のアシスタントと、レンジャーやスカウトに通ずる概論や実習、サバイバルや狩猟学が主だよ。」
それとなく自己紹介をしつつ
桜井君へもうん、よろしくね、と。付け加える。
結婚した、の言葉はには、やはりにへらとしてみせて。
「――うん。まだ婚約の段階だけどね。うふふ……」
岡部 吹雪 > 苗字が変わったということは婚約でもしたのだろう。
何だこの席はめでてーな。
えっ俺だけ敗北者? 時代の時代の敗北者?
岡部は頭がおかしくなりそうだった。
「崎守君なんですかその視線。」
「笑いか! 目で笑ってるのかこの野郎!」
岡部 吹雪 > 「エエッー! マジで婚約してるゥーッ!?11/!!?!?!?」
「えっ あっ はい。 おめでとうございます。」
「あ、相手はどちらさまで……?」
三千歳 泪 > 「――そろそろいつもの服に戻りたくなってきたよ!! うわっシャーベットが溶けてる…!」
「《直し屋》さんのお仕事で呼ばれてるだけ! 今日だけの限定版だから目に焼きつけとくといいよ」
ボックス席を出たり入ったりいそがしい。溶けちゃっても甘さが変わらないのがせめてもの救いだ。
四人がけのボックス席に六人座るのは無理があるよね。桜井くんとふともも同士がぶつかって、ぎゅうぎゅうに詰まっていく。
「遠野の山ガールと言われた私だよ! まかしといて!! こんな小さな島にもちゃんと山があるんだから不思議だよね」
「たしか「青垣山」だっけ。でもヘンな山なんだ? 行ったことないから楽しみなんだけど」
「いったね、白玉アイス! トロピカルアイスティーもふたつ追加で! それでね、えっと…来島先生の話!! たぶん結婚直前くらい。聞きたくない?」
ウェイトレスちゃんが遠い目をしてオーダーを受け取っていく。
岡部 吹雪 > 「三千歳は相変わらず、止まったら死ぬ回遊魚みたいな奴だな……。」
ウィリー > 「時には地雷を踏むもまたよし。料理は戸口の広い分野なんだろうな
暇があったらどっか飯屋探しでもしようや」
含蓄があるようで全くない発言を桜井に投げた。
違和感を覚えたモノへの、違和感。直感がさいこに関する何かを告げようとして――
その女性の香りに、思考をかき乱されてしまった。
とりあえず詰めて、教師らしからぬ教師にメニューを渡した。
(俺も相手がいないとは言えないっていうか一緒にされるのやだなあ…)という顔。
崎守 鐡 > 「さいこ先生は幸せで、岡部先生は紅葉で。……神は居るんですかね?」
「………別になんでもないですよ?」
その笑みは深淵たる感情と接続したのか酷く悪意があった。
少なくとも教師に向けていい顔ではない。
「ドリンクバーを頼んでる人が何人か居れば取ってくるんですけどねー。」
「割りと個別で頼んでる人の方が多そうだしなぁ。」
「修理屋さんはあれですよ。止まったら『金銭的に』死んじゃうのでは」
……突然不意打ち気味に辛辣な発言をする。
来島さいこ > 「うん。保険医の来島宗仁先生。知らない?」
きょとんと一つ。不思議そうにしてみせて。
そう、岡部へと応えてみるだろう。
桜井 雄二 > (崎守鐡に頷き)ああ、その予定だ。デートというのは山でも成立するらしいからな。
出歯亀? 歯の出た亀に気をつければいいのか……?
(むぎゅう、三千歳と太ももがぶつかると詰める場所がない)
……山ガールというのは一体。青垣山か、あそこしか山はないのだろうか。
まぁ、行ってみるのは良いだろう。デートは楽しいものだ。楽しめるということは、良いことだからな。
(ウィリーの言葉に頷き)
わかった、それじゃウィリーともデートだな。
いや、デートというのは男女間でしか成立しない言葉だったか?
まぁいい、飯屋を新規開拓できれば俺にとっても助かる話だからな。
(来島宗仁先生、確か、あの)
(さいこ先生から岡部先生へと視線を巡らせる)
岡部 吹雪 > 「こんな不公平な神なら俺が張り倒してやるっつーの。」
「畜生。」
ウィリーから手渡されたメニューに視線を移しながら水を飲む。
それが原因で来島の発言にむせてしまうのだが。
「エエーッ!? いや知ってるけど、めっちゃ同僚だし!」
「職場結婚かよ! あ~~~~~~~マジで!?」
「ついこの間入ってきたばっかだと思ったらもうとか、もう。」
「もう、なんなの?」
自問自答である。
とりあえずドリンクバーとパンケーキでいいかなと席を立った。
崎守 鐡 > 「保険医の……」
ああ、それで思い当たる人と面識がないわけだ。
丈夫な機械の身体、というとあんまり怪我という路線には走らないし。
「岡部先生が立たなくても良かったんですが………」
「俺も取りに行くつもりだったんですけど、ね……」
後を追うようにドリンクバーへ向かう。
三千歳 泪 > 「江戸っ子は宵越しの金をもたないのだ。憧れるよねそういう生き方」
金銭的に死ぬ? イエスでもありノーでもある。稼いだそばから自分の楽しみに派手に使って消えていく。それだけ。
「あれは夏のあつい夜のことだった! 私は『崑崙』っていう酒場で修理の仕事があって、音響の機械を直してたんだ」
「修理のほうは無事に終わって、さあ帰ろうとした矢先。なんと来島先生がいるじゃありませんか」
「そこから雪城先生のお悩み相談室がはじまっちゃって、出るに出られなくて。先生の話、ちょっとだけ聞こえちゃったんだ」
「さいこちゃん先生が好き。でもあの子は大事な家族だし、お医者さんは患者を好きになっちゃいけないんだって、苦しそうに話してた。酔っ払っててさ」
「結局ハッピーエンドになったってことはそういうことでしょ? おめでとう先生。本当によかったねえ」
「まさかのダブルデート宣言。やるねー桜井くん! ちなみにどっちのウィリーくんが女の子役するのさ?」
岡部 吹雪 > 「別に外側だからいいんだよ」と、崎守と岡部の会話が遠くに聞こえる。
定番のコーラを並々と注いで、何が置いてあるんだ?とティーバッグのコーナーを見やる。
紅茶の類は当然として、粉末の梅昆布茶や即席のスープなんてのも置いてあった。
「ま、あとでいっか。」
と戻ってきたわけだが。
「三千歳お前、ブン屋みたいだな……。」
「あ、ついでにパンケーキとドリンクバー、伝票に付けといて。」
「メープル付きでな。」
来島さいこ > 「うふふ……」
くすくす笑って惚気けながら誤魔化すだろう。
尚、ドリンクバーは取りにいけないと思って頼んでない様子。
「うふふ。うん。ありがとう。
色々大変だったけど、本当に嬉しかったよ。うふふ……
って、これしか言ってないかも。でもそれだけ嬉しかったんだもん。
……酔い潰れる程考えてくれたんだ。宗仁。」
と、好意的に解釈しつつ。
「ある時はブンヤ、ある時はウェイトレス、みたいな?」
ウィリー > 「まあこの席の人達、平均的には幸せな感じなんじゃないですか」
まあまあな味のパスタをもしゃもしゃと食べつつ、ある種の平穏を感じている。
一部ピリピリしているのもいるが、綺麗に均せばほら、普通。
「男と男のデートっていうのもぞっとしない話だ、勘弁してくれ。
だから、『オフィーリア』役も必要ない」
フォーク片手に小さく肩をすくめた。
そして、俘虜収容所で男が女役を務めた舞台があったという、わかりづらい例えを用いて煙にまく。
「さいこ先生の惚気が勢いを増してきた気がするんだが、
気のせいか? 気のせいじゃないな……」
三千歳 泪 > 「でっしょー? でも仕事の中身は喋らない約束だよ。この世界じゃ口の軽い子は長生きできないのだ」
《直し屋》さんのところには日夜さまざまな筋の仕事が入る。誰にも言えない秘密はどんどん増えていくばかり。
「来島先生はきっと誠実な人。根がまじめだから真正面から向き合って、逃げることさえ思いつかなかったんだよ」
「なので来島先生x2のことは全力で応援しようと思います。思いました! がんばれ!!」
桜井 雄二 > 神を不公平を理由に殴れるのであれば、神の体が持たないでしょう。
岡部先生がそんな気持ちになっているということは痛いほどよくわかりましたが。
ウィリー・トムスンか俺が女性役にならないとデートは成立しないのか…(三千歳の言葉の後に沈思黙考)
参ったな。(困惑の表情、どうやら本気で悩んでいるようだ)
そうだな、デートという言葉が不適当であった感は否めない。
二人で食事に行く、というだけだ。そうだろうウィリー・トムスン。
オフィーリア? あの戯曲『ハムレット』の?
とにかく二人の来島先生が祝福されるべき立場にいることはわかった。
結婚か……結婚。(本州にいる自分の両親を思い出す、元気にしているだろうか?)
崎守 鐡 > 「……別にのんびりしてたっていいんじゃないですか。俺は体的に詰めて座るのが難しいですし」
機械の身体だとどーしても一部硬い所が出てくるから、仕方ない。
結構この鉄の塊は普通のものを飲食するようで、
注いできたのはアイスティーにガムシロとミルクのセットだった。
…あったかいもの、注げるスペース無さそうだし。
「でも、まぁ、……その場に居た俺に手伝い寄越してきた時は何事かと思ったけどな?」
公園での話。ちなみに目の前の彼(桜井のにーさん)より先に修理屋さんを抱えたのかもしれない。
岡部 吹雪 > 「そういや二人の馴れ初めってどの辺りなんだろうな。」
「俺ふっつーに働いてたけど、まったく気付かなかったよ。」
こんなことなら手を出しておきゃよかったなとも思ったが
流石にあんまりなので口には出さないでいた。
はあ……かわいいなと思ってたのに先を越されてしまったなと。
「他に誰か、フリーの女教師いたっけなあ。」
来島さいこ > 「えっと……うふふ、秘密。でも、救けて貰った感じかも。」
話しづらい事なので、誤魔化す事にした。
きっかけとなった事を考えると、言えない。桜井君もいれば尚更か。
「案外、この島なら神様も殴れる位置にいたりして。
でも、普通に生活しているかもしれないしいきなり殴っちゃダメだよぉ?」
岡部 吹雪 > 「じゃあ神様に『幸せください』って頼んだら受理されっかなあ。」
「なんかすげー粗雑な対応されそうな気がする。」
コーラを流し込んでおかわりを取りに行った。
崎守 鐡 > 「なんで女教師というか同僚前提なんですかね?」
岡部先生への対応が辛辣なまま維持されかけている。
「いや、なんで桜井のにーさんはそこで悩むんですか?」
「桜井のにーさんそういうケが有るんですか?それとも、単に分からない?」
目の前の人が思ったより真面目すぎて困惑する。
岡部 吹雪 > 「そりゃあお前……そっちの方が興奮するだろ……。」
逆に"何言ってるの?"とでも言いたげな視線が返ってきた。
来島さいこ > 「興奮……?」
きょとん、と、岡部をみる。
ウィリー > 「……とは言っても、人の口に戸は立てられないとも言う。問題があったら、すぐ
桜井を頼れよ。バカ真面目だから必ず助けてくれるだろう」
三千歳にやんわり釘を刺す。抱えきれない問題もあるかもしれないのだから、と。
「参るのは俺だ。全く……普通に飯食いに行くだけだろうが
そう、ハムレットだよ。昔男同士で演じたって逸話があったのさ」
知識に対して貪欲さを見せる桜井に苦笑い。
そして、女教師に興奮する教師?に白けた視線を飛ばした。
「ちょっとそれはないです」
桜井 雄二 > (崎守に向けて首を左右に振り)
わからない。そもそもそういうケとは何だ? 髪の毛なら大丈夫だが。
父親は禿頭なので将来はわからない……(突然哀愁漂う言葉が放たれた)
そうだな、ウィリー・トムスン。(頷いてパフェを食べ終わり)俺が悪かった。
ハムレットを男同士で……? 何とも変わった話だな。
だが男だけのバレエ団が存在する以上、あり得る話なのか…?
(興味深い、後で調べようとメモを取る)
岡部先生、女教師のほうが興奮するとはどういうことでしょう……?
(純粋な好奇心で聞いているが何とも空気が読めていない)
三千歳 泪 > 「ゆゆしき事態だね! トムは女の子ですか? トムかわいい顔してるし、顔の輪郭が隠れるタイプのウィッグつけて服を替えればなんとか…?」
「二人のなれそれは私も気になる。きっと大変なドラマがあったんだと思う! でも秘密かーそっかーうーん気になるなー!!」
白桃は優しいシロップの味がして、シャーベットの生き残りとめくるめく甘味の二重奏を奏でる。
「岡部先生は先生が好きなんだ。よかった…生徒に手を出して風紀のご厄介になっちゃう先生はいなかったんだ…」
「困ったことになったら桜井くんが助けてくれる。そうかもしれないけど、頼ってもいいのかなー」
「ある日突然、この島のすべてが敵になってもおかしくない。私が役に立つ存在で、利用価値があるあいだはたぶん平気。でも、いつかは――」
崎守 鐡 > 「酷い、なぁ……」
頭を抱える。主に2人に対して。
「生徒に手を出さないことが良いコトなのかも知れないけれど」
「………興奮するって言い切るって」
アイスティーを飲みきり、カランと氷の音がする。
「別に父親が禿頭だから子供も―ってのは無いと思いますけどねぇ」
「隔世遺伝とか、次男坊だったら、知りませんが」
そもそも、この身体になったせいでハゲとも老化とも強制的に無縁にされてる男だった。
岡部 吹雪 > 「お前ら真面目ぶってるけどな! 実際に疲れて職員室戻ったときに笑顔振りまかれてみろ!」
「男なんてマジイチコロだからな! マァジで!」
熱弁するほどの魅力が、常世学園の女教師陣にはあるのだろう。
きっとそうだ。そうに違いない。
「まあつまり、魅力的ってコト。」
「さいこちゃんも魅力的だからな。流石にお手つきはしねーけど。」
そそくさと席へ戻る。
三千歳 泪 > 「わかった! 今度ためしてみるね!!!」
なにそれ面白そう。スプーンを握ったままフローズンいちご大福をオーダーする。一撃で陥とす。かっこいいなー。
桜井 雄二 > ああ、頼れ三千歳泪。俺にできることなんて高が知れているが。
それでもこの手の届く範囲の人間を守れないほど弱くはない。
……この定義で言うとこの場の全員、俺の手が届くが。
(人口密集率?がやや高いファミレスの一席だった)
俺は次男だ………(崎守の言葉に絶望と悲哀の色が深まる)
良いシャンプーを知っている人がいたら、頼む………教えてくれ…
(自分の額に触れる、大丈夫まだ広くなってないと自分に言い聞かせて)
ウィリー > 「ああもう話をそっちに持って行くな……」三千歳の言に空になった皿を力なくフォークで突いた。
ボケ役が多すぎて収拾がつかない。非常に辛いところである。
そして、桜井の父親の毛髪にも若干の辛い同情を禁じ得ない。
(桜井に目配せする。ここで『それでも、世界のすべてを敵に回したとしても君を守るよ』的なクッサイセリフで追撃いっとこうぜ! 的な)
(複雑すぎて通じなさそうだ)
崎守 鐡 > 「いやぁ、その いいですか」
「………犯行予告聞いてる気分ですよ。岡部先生」
私はこの学園の女教師の誰かに手を出します、という言葉にしか聞こえなかったようだ。
白玉アイスの白玉を口腔でもちもちとさせつつ、食べ進める。
よく見るとコートだけ羽織ってるらしく(ボトムスはズボンがちゃんと穿かれているが)、
もう面倒くさいからなのか、コートの前は開かれて、機械の身体が見えまくっている。
「………一応言いますけど、禿げる前から育毛剤だけはやめておいて下さいね」
「……育毛剤じゃないと生えなくなるらしいですから」
…と、真偽不明だがそんな噂を口走る。
桜井 雄二 > (ウィリーの目配せに気付いて)
ああ、そうだな。髪の毛の心配なんてしても仕方ないことだ。
気をつけよう。(まるで通じていなかった)
岡部 吹雪 > 「ところで男子諸君。」
「オススメの女子っていないワケ?」
「ほら、折角の社交場なんだ。」
「先生にちょ~~~っとだけでいいから、教えてみない?」
届いたパンケーキにゆらりとメープルシロップを注ぎつつ。
甘味の強い食べ物を前にして、飛ばす内容に品はなく。
来島さいこ > 「うふふ。ありがとう。
お手つきされてもごめんなさいしちゃうけどね。」
魅力的と云われると、頬を緩めるだろう。
……桜井の、この場の全員全てに手が届く、と聞けば。
「桜井君も、やっぱり真っ直ぐで、格好いいね。
ウィリー君や川添君と仲が良いのも何となく頷けちゃうかも。ね、三千歳さん。」
「……禿げる前から育毛剤を使うとそれでしか育たなくなる。
そんな噂もあるんだねぇ……」
時折パスタやドリア、サラダをもぐもぐしながら、雑談に耳を傾ける。
桜井 雄二 > ハゲる前から育毛剤はダメなのか……そうか…(崎守の言葉をメモる)
それじゃ男のスカルプケアはどうしたらいいんだ……
(まるで悲しみの欠片がその場に座っているような重力を発した)
(岡部にオススメの女子を聞かれれば首を傾げて)
おすすめ…………?(言葉の意味を図りかねる)
戦闘能力の話ですか。(突飛な発言が出るのも桜井だから仕方ない)
(さいこの言葉に頬を掻いて)格好いい、ですか。
あまり言われない言葉ですね。でも、ありがとうございます。
ウィリー > (桜井違う違うそうじゃない)まあ、こんなものである。
「ああ、この間落第街の裏手で可愛い女の子見ましたよ
深夜の路地裏、妙にでかい鞄を持って商売してたんで
声かけてみたらどうですか」
事実ではある。恐らく危険極まりない相手であるが。
「そもそもオススメの女子がいたとして、紹介なんかするわけないでしょう」
崎守 鐡 > 「もちろん完全に禿げてからだと遅いんでタイミングの問題だと思いますけどねー」
とか言いつつ、アイスを口にする。
ちなみに完全に禿げる前から意識することは結構有効らしいです。
「…………仮に居たとしても先生に教えます?」
この教師、本当に女の子絡みの話しか求めないなぁ、という顔をする。
三千歳 泪 > 「うむ。たのもしいぞ。君は期待を裏切らないな! 私が変わってるっていう時はだいたいいい意味だけど、やっぱり変わってるよ」
「私的にはタカさんを推したい。風紀のタカさん。佐伯貴子。あの子はいいよ! 強くてかっこよくて優しくて。でも押されると弱いとこもあってかわいいんだ」
「おまけに巫女さんの衣装が似合う!! これ重要。テストに出ます。みてみてこの晴れ姿! 私のはこっち。全然違うでしょ?」
タブレットに大和撫子の写真を出して画面を切り替える。私の巫女さん姿も何枚か撮ってもらったのだ。
タカさんの分は流出しなければOK。顔を真っ赤にして恥ずかしがるかもしれないけれど、見せるだけなら平気のはず。
岡部 吹雪 > 「お前らのガードの固さなんなの?」
「処女の女子大生かなんかなの?」
「一人なんかおかしい奴いた気がするけど、まあこいつおかしいからな……。」
はあとため息。もそもそとパンケーキを食む。
「ちなみにここで三千歳とさいこちゃんの名前上げとくのが、『一つ上の男』って奴だぜ。」
「紳士の嗜みってヤツ。」
岡部 吹雪 > 「女子が一番食いついてるじゃねェーか!!」
ウィリー > 「そうですね」
崎守 鐡 > 「そうですね」
来島さいこ > 「そうだねえ」 くす、と、冗談めかして。
三千歳 泪 > 「えっでも棗さんとシャーリーもいい子だよ!!」
桜井 雄二 > タイミング……タイミングか…本当なら育毛剤が必要なタイミングなんて一生来ないでほしい…
できればこの髪という友人と一生一緒にいたいんだ。
(三千歳に変わってると、岡部におかしいと言われれば頷いて)
一番よく聞く言葉だな。(何故か満足げに頷いた)
そうですか、紳士の嗜みですか。(無表情に頷いてメモを取り)
三千歳泪とさいこ先生。(直後に名前を挙げた、鸚鵡返しとなんら変わらない)
岡部 吹雪 > 「佐伯なー。オッ しっかり撮れてるじゃん。」
「これ何かの祭事のとき? へー、艶やかですなあ。」
「三千歳お前、普段すげーラフな格好してるのに、こういうのも似合うのな。」
単純に関心する様は、姪のアルバムでも見てるかのよう。
そこまで老け込んでるわけではないのだが、教職に殉じるあまり感性がそうなのだろう。
それとはまた別口で、崎守とウィリーの評価点は落としておこうと強く誓う岡部であった。
ウィリー > 「わかった、わかったから。まずさ、俺はその人たちのことをよく知らない。
だからいい人だって言われてもいまいちピンとこないってだけの話」
実際、女性と話をするよりも化け物とドンパチしている時間のほうが長い。
交友関係も自然と狭くなるというもので。
「ただ一人、気になってる奴はいるんだよな。なんとか…ツヅラ、とか言ったか」
崎守 鐡 > 「いや、そこは修理屋さんだけにしてアピールしましょうよ」
その鸚鵡返しにツッコミを入れる。デートするんじゃないん?
来島さいこ > 「うふふ。ありがと。
そうだねえ。桜井君、三千歳ちゃんのどこがいいと思うかなあ?」
ド真面目に答えた桜井を見て、冗談めかしつつ尋ねるだろう。
何時の間にか、料理も空かも。
「ツヅラちゃん、かぁ……」
岡部 吹雪 > 「ツヅラっていやあ、薄野か。」
「あいつあんまり良い噂聞かねーなあ……第一、ロクに授業にも出やしねえし。」
「あー……最近見たのいつだっけかな。」
「ウィリーお前、どこかであったのか?」
崎守 鐡 > 「あ、先に言っときますけど、公平にやらないと上から怒られちゃうんじゃないですか?」
岡部先生の単位関係の「ゆるさ」はなんとなーく把握済みなようだ。
そうでなくてもこいつはあんまりサボるタイプでは無いが。
「気になる人、ですかー。」
……そこら辺疎くて分からないんだよなー、という顔をする。
ウィリー > 「随分前ですね」本当に、かなり前の話になる。
あれは始まりであったが、未だ終わりには至っていない。
「騒動の種をばらまいて、ばら撒いた挙句が……
まあ大騒動になったわけですよ」
炎の巨人の事件の火種たる薬を持っていた少女。
あの戦いは風紀と公安の抗争だと位置づけられていたが、果たして
それは真実か。誰かが悪意を持って、毒を植えているのではないか。
「そう、まあそんな話。話は戻りますけど、九十九ちゃんも可愛いですよ
ああいう妹が欲しくなるくらいだ」
桜井 雄二 > アピール? なんのアピールなんだ……?
アイドルが活動する時に行うタイプのものか………?
(崎守の言葉に疑問符をいっぱい浮かべる、The天然ボケ)
(さいこの言葉に頷き)三千歳泪の良いところですか。個人的には、明るいところがいいと思います。
あまり会話が得意でない俺にもしっかり話しかけてくれて…あとは商売上手なところか……あっ。
(顔を手で覆う)掃除子さんの次の支払い、明日でいいか三千歳。(台無しである)
来島さいこ >
「うふふ、確かに三千歳ちゃんと話したばかりだけど、そんな感じはするかも。うん、ちゃんと見ているんだねえ。」
その後のやりとりを眺めながらも、ごちそうさまと小さく呟いてから立ち上がり。
「私はそろそろ行こっかな。気がついたら大分長居しちゃったし。
うふふ、また学校でね。みんな。」
自分の分の伝票を取れば立ち上がり、そっと席を抜けだしてその場を後にするだろうか。
(……ちょっと探してみよっかな、ツヅラちゃん。)
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から来島さいこさんが去りました。<補足:黒い髪に、アメジストとエメラルドのようなムラサキと緑のオッドアイ、シャツにタイトスカートにヘッドドレス、さいころの髪飾り。>
岡部 吹雪 > 「あー……ンなこともあったな。」
「それで公安がワリ喰って、今も火の車らしいぜ。」
「ま、自浄作用がキッチリ働けばなんとでもなるだろ。」
その結果が流れに流れて、室長補佐代理の退陣劇に繋がっているなどと
この時点で岡部は知るよしもなかったが、それはまた別の話である。
「悪いが俺が触れられる分野じゃないんでね、今薄野がどうしてるかも全然しらねーんだよな。」
財団は基本的に、島の諍いには不干渉だ。
クライアントがそうなのだから、岡部もまたそれに従っている。
心配でないと言えば嘘であるが、それこそ各委員会の領分なのだ。
「っと、さいこちゃん気をつけてな。」
「また旨いメシでも食いに行こうぜ。」
立ち去る来島に意識を引き戻され、見送った。
三千歳 泪 > 「うーん惜しい!! 65点くらいかな! 桜井くんはうそが言えない人だから、言葉をかざるのが苦手なんだよ」
「私は働くことが好きなだけ。そう言ってくれたら合格だったんだけどなー。ハードルはけっこう低いぞ!」
「掃除子ちゃんの。いいけど。律儀だなー」
「そーだ、これも撮ってくれない? 次に着るのいつになるかわからないし。今日の私は今ここにしかいないから」
脱いで終わりじゃもったいない。デジタルデータでもいいから、写真にとどめておきたいものもある。
カメラモードを呼び出してタブレットを桜井くんに渡す。
「こういうの、使ったことはあるかな。画面にさわってピントをあわせたら、下のボタンを軽くたたくだけ」
「何枚撮っても大丈夫。うまくいくまでばしばし撮るといいよ!」
「炎の巨人? それ知ってる。聞いたことある! 霜月のレイレイ先輩が巨人を倒したっていう…」
「またねー、さいこちゃん先生。お幸せに!!」
崎守 鐡 > 「はい、ではまた……授業やその辺りで。」
さいこ先生の姿を見送り、この島の暗い部分を聴く…が、
まぁ、その程度なら、まだ隠せる範囲なんだろうな、と、つい機械的な瞳をしてしまう。
「……零のにーさんも、なんというか、強いじゃないですか。」
「事件については特に知りませんけど、結局外と変わらないんですね」
「ここの世間的な構造、って物は」
やっぱり、そんな結論に至ってしまう俺が嫌だった。
ウィリー > 「ああいや、居場所が知りたいってわけでもないんで」
問題がある場所に行けば、また会えるだろう。その時に真意を問えばいい。
さいこ先生の背中を見送って、自分も席を立つ。
「そろそろ訓練の時間なんでな、失礼」
伝票を全部持って、会計へ。穏やかな時間へのせめてもの礼ということで。
「そんじゃまたな」
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」からウィリーさんが去りました。<補足:長駆の青年、私服姿>
岡部 吹雪 > 「あれ、そうなの? 風紀が始末を付けたって聞いてたけど。」
「霜月って風紀だったっけ……?」
噂話というものは錯綜するものである。
女学生から零れた他愛もない話ともなれば、そんなものなのだろう。
「教師の立場から言えることってったら、無事に毎日を過ごしてくれってぐらいだなあ。」
「お前ら、ちゃんと毎日楽しんでる?」
「そうじゃなかったら、俺たちの立場がないぜ。」
岡部 吹雪 > 「あーあ。伝票持ってっちまったよ。」
「こういうときぐれーオトナにタカっても許されるってのにな?」
それを止めることもない。
男の矜持、遠慮はそれこそ無礼に当たるため。
桜井 雄二 > はい、それではまた会いましょう、さいこ先生。
(教師を見送り)幸せになるというのは、強いな。
炎の巨人事件か……俺が聞いた噂によると異世界から召喚された魔人だったとか。
(三千歳の言葉に難しそうに唸り)65点か、紳士のたしなみというのは難しいんだな。
働くことが好きなのか、良いことじゃないか三千歳泪。
(タブレットを受け取り)ああ、わかった。
大丈夫だ、タブレットの操作はある程度覚えている。
それじゃ撮るぞ、三千歳泪。(写真をぱしゃぱしゃと小気味よく撮っていきながら)
毎日を楽しんでいるか、ですか。
それは…楽しんでいますよ。
(三千歳泪の姿を写真に撮りまくりながらこの言葉はちょっと怪しい)
ああ、またなウィリー・トムスン。次は飯を食いに行こう。
(しばらくして伝票を持っていかれたことに気付き)
……なんだか申し訳ないな。(と、呟いたのだった)
崎守 鐡 > 「妹さんは風紀らしいですけどね。零のにーさんはそういう話聞いたこと無いし。」
アイスの器を空にする。
「……全部持って行って大丈夫、なのかな…ウィリーのにーさん。」
ちょっと不安げであった。
「かと言って自分から大人にタカるのはあんまり気が進まないですけどね……」
少し離れて2杯めを入れに行く。
三千歳 泪 > 「詳しいことは何も。私は現場を見てないから。レイレイ先輩がボロボロで、熱でドロドロに溶けた太刀を打ち直したことはたしかだよ」
「いいよトム、そんなの悪いし! いっちゃったか。岡部先生もおごられちゃったねー。今度あったら大きな声でごちそうさま!!って言おう」
トレーを小道具にして思いつくかぎりいろいろポーズを試してみる。デジタルなシャッター音のリズム感にノせられて結構楽しい。
「おかげさまで!! 毎日楽しい! ごはんがおいしい!! 夜はぐっすり眠れてるし絶好調だよ!」
岡部 吹雪 > 「異世界なー。ゾッとしねえ話だよな。」
「毎日裏でそんなことが起きてると思うと、今この時間も嘘みてーだ。」
「それでもこの島から離れる奴の方が少ないってんだから、おかしな話だぜ。」
「……ま、島の外よりかはマシだけどよ。」
岡部の言うように、文化レベルで統制がされてるこの島は、仮初ではあるが楽園めいている。
どうせ死ぬなら居心地がいい場所を選ぶ、ただそれだけのことなのだろう。
「そうだ桜井。明日の委員会で正式に発表するつもりだったんだが、まあついでだ。」
「次元境界線が非常に不安定になってるらしい。」
「これについては天候の悪化などが考えられるが……一番の問題はそこじゃない。」
「また"何かが飛んでくる"かもしれねえ。」
「異邦人絡みとあっちゃウチの領分だ。」
「近々忙しくなるぜ。」
「デートは早めに済ませとけよ。」
岡部 吹雪 > 「健康優良児だなー、三千歳は。」
「そういや何人か狙ってたって聞いたことあるな。」
「お前のそーゆートコ、確かに素敵だってわかるよ。」
頬杖を突きながら、めまぐるしく変わる少女の表情に視線を流す。
桜井 雄二 > (三千歳泪をひとしきり撮影すると、タブレットを返して)
確認してくれ。これでよかったか?
(岡部の言葉に、右目が熱くなるのを感じる)
(紅い右目を手で押さえたまま)
次元境界線が………(無表情に、それでも仄暗い何かを抱えた言葉)
その何かが、異邦人であったなら。保護をして説明をする。
その何かが、蟻人であるのなら。戦うだけです。
(忙しくなる、その言葉に胸がざわめいた)
(この平和な日常が愛おしい)
(愛おしいのであるならば、戦う価値もある)
そうだな、三千歳泪。デートは早めに、だそうだ。
崎守 鐡 > 「そりゃー」
「………今直ぐ離れても差別される未来しか見えなかったら離れます?」
岡部先生に奥底の淀んだ物をジャブ程度に吐き出す。
「……ちゃんと、帰れる時になったら帰りますけどね。」
「………家の跡継ぎにもなりたいですし」
「……どこまで、隠し通せるか、という問題もあるでしょうけど」
「………何も知らない生徒は平穏に過ごせるように、しなきゃいけませんね?」
無論、こんな話を聞いた手前、もう自分はその「何も知らない」には計上されていない。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に井戸木さいこさんが現れました。<補足:黒い髪に、アメジストとエメラルドのようなムラサキと緑のオッドアイ、シャツにタイトスカートにヘッドドレス、さいころの髪飾り。>
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に井戸木さいこさんが現れました。<補足:黒い髪に、アメジストとエメラルドのようなムラサキと緑のオッドアイ、シャツにタイトスカートにヘッドドレス、さいころの髪飾り。>
岡部 吹雪 > 「俺だったら……そうだな。」
「俺だったら、好きに生きるさ。」
「誰でもない自分の人生なんだから、一番気持ち良い生き方して勝手に死ぬね。」
「それが今の俺の仕事ってワケ。」
あまりにも刹那的な生き方ではあるが、それ以外の道が考えられなかった。
故に島に流れ着きもしたし、島を形成する要素の一部となった。
「正直なところ、正式発表する前にここで告知したのが良いかはわからねえ。」
「だがお前らなら、まあ大丈夫だろ。」
「何かあったらまあ……その時は、頼むわ。」
現れた敵を倒せと、そういうわけではない。
桜井の言うとおり、流れ着いた異邦人とは孤独な存在だ。
受け止めるだけの土壌は、大きい方がいい。
この場に居合わせたメンツならば、それができると踏んでのことだった。
「ま、できたらでいいよ。」
「何も起こらねえのが一番いいんだから。」
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に神崎 聖さんが現れました。<補足:生徒会の人間で女性。銀髪の長髪に深紅の瞳。髪をリボンで止めてる。>
三千歳 泪 > 「ほほう。ガンガン攻めるねこのアングルは! ばっちりだよ。よく撮れてると思う! けっこう見られるんだなー」
記録されたいくつもの視点。そこにはほかのだれかの視点を通してみるバーチャルな自分自身が映っている。
「あ、岡部先生。そうやって口説いてるんだ。真似しちゃだめだよ桜井くん。助手くんも。このおじさんは悪い見本だぞ」
「行きたくなったときが行きどきだよ! ちょっと遊びにいくだけだから、気負わなくても大丈夫。私は逃げないしさ。今度の週末どうかな?」
「壊れたものは私が直す。それが私の戦いかた。被害を食い止めるのは君たちの役目だ。私はけっこう人を信じちゃう方だから、任されてくれるかな」
崎守 鐡 > 「そうですね―」
何か変に期待されているようだが、実際にそれが出来るか、
と問われればその時になるまで分からないだろう。
異邦人かて人間なのは代わりはない。
それは自分がいちばん承知しているつもりの事だ。
人間だから、差別もするし、受け入れもする。
「…しょーじき、何も起きずに適度に馬鹿騒ぎするのが正しい青春ですよ。俺的には」
神崎 聖 > 夜食となる時間だが、何かを食べるのも悪くない。
と、言うわけでファミレスにやって来た。
「さて。」
まずは、回りを見る。
座れそうな所は有るのだろうか?
満員なら、しばらく待とう。
そのつもりだ。
桜井 雄二 > 好きに生きる、か……
(自分の生き方は呪われているのかも知れない、そう思った)
(蟻人への憎悪を抱えたままの自分が、本当に自分の人生を生きているのかどうか―――)
わかりました、岡部先生。
俺にできることを精一杯やるつもりです。
(三千歳泪に頷いて)わかった、今度の週末にデートしよう。
………岡部先生は、悪い見本なんかじゃないさ。
この人は……信用できる人だ。
(神崎聖を見ると立ち上がって)さて、席を占有しすぎたな。
俺はこれで帰ることにする。今日は楽しかった、みんなありがとう。
それじゃ(席を立って帰っていく)
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から桜井 雄二さんが去りました。<補足:不燃不凍のスーツに身を包んでいる。(乱入歓迎)>
神崎 聖 > 桜井を見ると…。
「さて…。」
とりあえず玄関辺りの椅子に腰をかける。
店員を待ってみようか。
崎守 鐡 > 「……桜井のにーさんは『無理はするな』とか言いませんが……まぁ、そういうことに敏感だと、大変ですよね?」
何故かここのいる時間だけで、目の前に居る彼を『こちら側』だと思ってしまった。
ただ、俺よりはよっぽど出来た人だ、とは思う。
「……それじゃあ、また、どこかで。」
「岡部先生は良い人ですけど、一部目を瞑らざるを得ないことは認めますよ、ええ」
女性関係の話とか。
岡部 吹雪 > 「その馬鹿騒ぎってやつは存外貴重だからな。」
「オトナになると難しくなるぜー?」
「俺みてーなのが珍しいんだからよ。」
「見本にするには確かに不出来かもな。」
へらへらと笑いながら、一先ずは話に蹴りを付ける。
「それじゃ解散だな。」
「……あー、明日も仕事だと思うと憂鬱だぜ。」
「授業中寝てたらゴメンな?」
などと言いながら、席を外す。
三千歳 泪 > 「お客さんだ! 行かなくちゃ。あとで連絡くれるかな。待ってるから!!」
「だってさ。岡部先生。もつべきものは可愛い教え子だね!」
休憩終わり。おなかをすかせた女の子がお店にやってきた。案内できそうな席はあるかな。
明日になれば違う自分が別のどこかで働いてるはず。でも、今日だけはお店のために。
身だしなみを整えて、ウェイトレスその1に戻るのだった。
「いらっしゃいませ、お客さま! どうぞこちらへ!!」
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から岡部 吹雪さんが去りました。<補足:まだら髪の教師。灰色のスーツ姿>
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から三千歳 泪さんが去りました。<補足:金髪碧眼ダブルおさげの女子生徒。ニルヤカナヤの制服姿。巨大モンキーレンチつき。>
神崎 聖 > ウェイトレスの案内で、
席は確保をできた…。
さて…何を食べようか…。
メニューを開き…ゆっくり考える。
崎守 鐡 > 「さてと……どうしよっかな?」
もう解散のようだし、伝票持って行かれた手前、ドリンクバーだけで過ごすのも悲しい。
「せめて片付けだけはしておこうかな……」
そんな風に、最後の一人も去っていった。
……今後の身の振り方も少し考えようか、と
どこにも所属していない彼は思ったらしい。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から崎守 鐡さんが去りました。<補足:角っぽい機械が両耳についてるロングコート青年、メカい>
神崎 聖 > とりあえずケーキと珈琲を注文する。
さっきまで、集まりがあったようだが、
私には関係ないことだろう。
そうして考えれば、注文した品が来る。
神崎 聖 > 後は、フォークを使いケーキを食べる。
ゆっくりと味わうように食べていく。
こうして、食べ終えたなら…
珈琲をのむ。砂糖は入れてない。
神崎 聖 > 珈琲をゆっくりと飲んでいく…。
こうして食べ終えたならば…
また来ようかと考えてみる。
こうして支払いを済ませ…
私は寝る前にどこかにうろつくのも
悪くないと考える。
神崎 聖 > さて…次は何処へ行こうか…
私の一日は終わらない。