2015/06/20 - 15:38~17:14 のログ
ご案内:「廊下」に桜井 雄二さんが現れました。<補足:不燃不凍のスーツに身を包んでいる。(乱入歓迎)>
桜井 雄二 > (メカと男が長く続く廊下の掃除をしている)
よし、掃除子さんはここまででいい。
(レトロフューチャーなデザインのメカを優しく気遣いながら)
あとは俺がやる。この分ならもうすぐ終わってしまえる。
(掃除子さんと呼んだメカを待機させてモップで廊下を掃除しながら)

桜井 雄二 > (男は生活委員会であった)
(こうして休日も教室や廊下の掃除をしている)
(相棒である文化女中器――――掃除メカ、掃除子さんと共に)

桜井 雄二 > (男は掃除子さんと呼ぶメカを本気で相棒と思っている)
(よって掃除子さんばかり掃除することがないよう、仕事を等分にしているのだ)
(非効率的と言う人もいるかも知れないが、これも男にとっての絆である)

ご案内:「廊下」に来島さいこさんが現れました。<補足:黒い髪に、アメジストとエメラルドのようなムラサキと緑のオッドアイ、シャツにタイトスカートにヘッドドレス、さいころの髪飾り。胸には教員証>
来島さいこ >  廊下を歩いていれば、桜井の姿が目に入る。
 掃除をしていると把握すれば、ゆったりとした足取りで桜井へと近づくだろうか。

「こんにちは、桜井君。うふふ、今日も精が出るね。」

桜井 雄二 > (モップで最後の部分を掃除し終わると顔を上げて)
こんにちは、さいこ先生。今、終わったところです。
(無表情に頭を下げて)掃除子さんのおかげです。
(と、視線をメカに向けて)紹介します、俺の相棒の掃除子さんです。

来島さいこ > 「うふふ。可愛い相棒さんだね。
 ……今日は桜井君と彼女がお掃除当番?」

 軽く周囲を見渡してから、ちょこんと屈んで『掃除子』を眺める。
 うん。廊下はぴっかぴかだ。

桜井 雄二 > はい、俺と掃除子さんで掃除をしました。
休日は人通りが少ないので廊下などの掃除をするチャンスなので。
(掃除子と呼ばれたメカは待機モード、特になんの反応もしない)

……そういえば、ファミレスの時に話しましたね。
蟻人の話をすると……(どこから話したものかと、頬を掻いて)

来島さいこ > 「ん。そうだね。
 あんまり穏やかじゃなさそうだし、耳に入れておきたいな。」

 小さく頷いて、桜井の隣に並ぶ。
 そのまま、壁に背を預けるだろうか。

桜井 雄二 > そうですね、ここならさいこ先生しか聞いてない。
(モップを支えにするように立ちながら、窓から空を眺める)
(そこにはどこまでも憂鬱な青空が広がっている)

……蟻人は黒蟻の亜人です。文化はあるようですが凶暴で、人類とは敵対的で。
時々、俺たちの世界と蟻人の世界がゲートで繋がると、駐屯地と思われる場所から侵攻してくることがあるんです。
……俺が、子供の時にも…………
(目を瞑って思い出す、紅く染まった右目が熱を持っていた)

来島さいこ > 「亜人、侵攻――」

 子供の時にも、の先は突く事はしない。
 だが、悲しそうな表情をしているのは、何かあったと察してしたまった故だろうか。

 空は晴れているのに、どこか淀んでいるようですっきりとしない。
 なんとも言い得ぬ具合の空模様を無理矢理当てはめるなら、憂鬱がふわさしいだろうか。

「……その蟻人の出現が、最近、多いの?」

桜井 雄二 > あいつらは人類の敵だ。許してはおけない『本当の悪』なんです。
だから……俺は…………

(はぁ、と一呼吸をつく、落ち着いてくれば右目の熱は引き)
(彼の周囲は何とも過ごしやすい快適な温度に保たれる)
(モップを右手に持ち替えて教師のほうを向く)

多いです、世界的に見てもここの蟻人出現率は異常。
出る度に怪異対策室一課、二課、三課が出動しています。
まだ民間人に被害は出ていませんが……街の真ん中にゲートが出現するようなことがあれば、わかりません。
……どこかで奴らを滅ぼせればいいんですが、難しいですね。
(不意に口を突いて出る、滅ぼせればという言葉に憎悪は深く、静かに)

来島さいこ > 「そっか……。」

 それはきっと、そういうものなのだろう。
 コミュニケーションの成立しない、そういう存在が居る事は、この少女だって受け止めている。
 でも、その先の言葉を促してはいけない気がして、黙って締まった。

「そっか。空間転移持ちの蟻人でも、いるのかな。
 ――街の真ん中にはまだ、ないんだ。この前の"ドラゴン"騒ぎ以外は、大きなゲートの出現はないみたいだけど……不安、だね。

桜井 雄二 > 蟻人がその手の異能を持っているなら、厄介ですね。
最近、岡部先生が次元境界線が不安定になってきていると言っていたので、その影響かも知れませんが。

……グリーンドラゴンが街に出現した事件、ですか…
(しばらく考えた末にメモ帳を取り出し、当時のメモを開く)
あの日は俺は転移荒野にいたのでわかりませんでしたが。
あんなサイズの怪異が何度も出現したら、島は終わりです。
……次元境界線の影響は、ドラゴンのいる世界にも及ぶのかが気がかりですね。

来島さいこ > 「岡部先生がそう言ってたんだ。
 結構軽い調子の所はあるけれど、そう言うのにも真面目に詳しいって思うと、演技なのかなって思っちゃったりするかも。なんてね。
。」

「……例え強い人は生き残れても」

 窓を開けて軽く身を乗り出し、ぼうっと外を見る。

「いっぱいドラゴンや蟻人が街中に出てきたら、都市のインフラはガタガタになるのかな。、死傷の数もきっと多数出る。
 ドラゴンを押し返せる凄く強い人がいたとしても、きっとそれは避けられない。
 転移荒野だって、そういう危険があるから半ば放棄されている。」

 憂いのある面持ちで、窓の外を――学園を景色――常世島の景色を、見下ろした。

桜井 雄二 > ……岡部先生は尊敬できる教師です。
普段はノリが軽いですが、俺は岡部先生に約束を破られたことは一度もありません。

(窓からそよ風が流れてくる、雑音の狭間にあって桜井たちのいる廊下は無音だ)
(彼らの、会話以外は)

蟻人は戦って倒します。もう蟻人の侵攻で悲しむ人を一人だって見たくはないんです。
……ドラゴンは、川添孝一が対処法を探しています。
英雄と呼ばれる存在が、必ず悪龍を殺すと……
川添はその英雄、あるいは聖女を探しているんだそうです。

……俺は、夢を見ることがあります。
怪異が街に溢れて、この島が地獄に変わる夢を。
でも、そんなことを許してはいけない。
そのために戦える俺が平和の一助になるんだ、そう考えて悪夢を振り払っていますよ。

(さいこの表情を見ると、視線を下げた)
(この先生には、笑顔が似合うのに―――そんなことを考えた)

来島さいこ > 「うふふ。約束を違えないのは、
 違えない努力をする人は大好きかも。
 人間って――誘惑に負けがちだもの。」

 "下は賑やかだね。" 軽く、取り留めのない話題を挟む。
 緊迫のある空気を、少しでも和らげようと。

「……英雄に、聖女かぁ。うふふ。私はそんな柄じゃないけれど、
 この島以外に行く所もないし、嫌いじゃないからね。この島が地獄にならないように、
 安心して生徒指導が出来るように頑張りたいかも。なんて。」

 視線を下げた桜井を見る。
 気負わせてしまったと思えば、少し不思議な、どこか読めないような笑みを浮かべるだろうか。

桜井 雄二 > そうですね……ふとした気の緩みで約束なんて違えてしまいそうですが。
(小首を傾げて)あれ、ファミレスの時に女性との約束を破って岡部先生は平手を食らったんでしたっけ。
あれ…………ちょっと待ってください、自分の中で整理するので。
(確かに岡部吹雪がとある事件解決のために奔走したのは事実だが)

(そうですね、と相槌を打つ)
(土曜日の今の時間帯は、運動部が賑々しく練習する声が聞こえてくる)

……それがさいこ先生の戦いなんですね。
(笑みを浮かべる教師を前に)それです。
俺も自然な笑顔ができるようになりたい。
岡部先生や、安室冥路みたいに。笑顔…難しくて。

来島さいこ >  
「うふふ。そうだねえ。だから約束を守るって、とっても難しいんだよ。間違いをしないってことと同義だもん。
 一度も約束を破らない――それはきっと、竜を殺すよりも難題かも。
なんてね。
 だから、もし違えちゃったら、その後をどうするかかも。なんてね。うふふ。」

 ぱちくりと、ウィンクをしてみせる。
 軽い空気を保とうとしているのかもしれない。
 

「うふふ。ありがとう。でも何も表情だけじゃないよ。
 何も笑顔の一つや二つが出来なくたって」


  「桜井君は、十分キモチを伝えられていると思うよ。笑うよりも、大事かも。」


 そう言ってみせれば、うふふ、と笑ってみせただろう。

桜井 雄二 > ………その後、ですか。(頬を掻いて)
難しいですね。謝って済むものなら、きちんと謝りたいものですが。
…ウインクって難しくないですか?(自分も顔を顰めて右目を閉じる)

……そう、ですか。(無表情ながら、どこか嬉しそうな声音で答えて)
気持ちを友達に伝えられているなら…よかった。
それだけで俺はまた頑張れます。
(掃除子さんを移動モードに切り替えて)
それでは俺はこれで。また会いましょう、さいこ先生。
(頭を下げて、廊下から立ち去っていった)

ご案内:「廊下」から桜井 雄二さんが去りました。<補足:不燃不凍のスーツに身を包んでいる。(乱入歓迎)>
来島さいこ >  
「……道化笑いや作り笑い、嘘笑いや嘲笑がしたい訳じゃないと思ったからね。
 ちょっとの愛想笑いはしたいとか、思っちゃってるかもしれないけど、うふふ。」

 ――寧ろ逆に分かりやすい所もあるかも。
 "ウィンクも慣れれば簡単だよ"、としてみせたりもしつつ、見送っただろう。

「うん、またね。
 ……私もそろそろ行かなきゃ。」

ご案内:「廊下」から来島さいこさんが去りました。<補足:黒い髪に、アメジストとエメラルドのようなムラサキと緑のオッドアイ、シャツにタイトスカートにヘッドドレス、さいころの髪飾り。胸には教員証>