2015/06/23 - 19:55~22:22 のログ
ご案内:「図書館」に桜井 雄二さんが現れました。<補足:不燃不凍のスーツに身を包んでいる。>
桜井 雄二 > (図書館で勉強を始める男が一人)
(掃除に全ての時間を費やすわけにはいかない)
(学生の本分は、勉強なのだから)
(とりあえず異能学だけは絶対に落とせない、数学も勉強しておきたい)
桜井 雄二 > (CTFRAのページを開く)
(これは全部暗記して試験に備えておきたい―――そう考える桜井の勉強は効率が悪い)
(ふと、考える)
(自分はCTFRAだとどのランクの能力者なのだろう、と)
(ランク4.Intermediateか、よくいってランク5.Expertだろう)
(ランク6だと自分の炎で発電所一基賄えるか?と考えて想像するだけで疲れた)
(やれるかやれないかの前にやりたくない)
ご案内:「図書館」に蓋盛 椎月さんが現れました。<補足:蜥蜴のヘアピンをした白衣の女性。いわゆる保健医>
桜井 雄二 > (計測したことはないが、自分の炎はどれくらいの熱量を持つのだろう?)
(常世港に出現したS級怪異災害“名もなきもの”を岡部先生と協力して討伐した時)
(全力で炎を使った――――ベタ踏みで右の力を使ったことは久しぶりだ)
(あれは一体、どれくらいの熱を放ったのだろう?)
(思考が勉強から脱線していく)
蓋盛 椎月 > 「よう桜井少年。
試験勉強かな? 精が出るねえ」
(桜井の席の後ろを通りかかって、その背中に声をかける)
(その手には『超わかる!家庭の医学』
『猫でもできる外科手術』などといった
怪しすぎるタイトルの本が抱えられている)
桜井 雄二 > 蓋盛先生。(小声で声をかけて)
(続きはノートに書き始める)
『先生、持っている本が怪しすぎます』
『猫に外科手術はしてほしくありません』
(そうノートに書くと、自分のノートを1ページ破ってペンと一緒に蓋盛に差し出した)
(周りに迷惑をかけないように筆談をしようと暗に告げている)
蓋盛 椎月 > (了解のアイコンタクトを送り、
ペンと頁を受け取って桜井少年の横の席に座る)
『いやほら表紙がかわいくてさ(ΦωΦ)』
(表紙を向ける。茶猫が前足で鉗子にタッチしている)
『ドクターが猫なら患者もリラックスするんじゃないかな無理かな』
桜井 雄二 > 『無理でしょう』
『ドクターが猫だったらリラックスの前に死を覚悟しますよ』
(しばらく沈思黙考)
『蓋盛先生、少し相談いいですか』
(と、筆談で目の前の養護教諭に相談してみた)
蓋盛 椎月 > 『可愛いだけじゃゴマカしきれないか 現実は世知辛いニャ』
(『猫でもできる外科手術』はちょっと信じがたいことに
れっきとした医学書であるらしい)
『なんだ悩みか
勉強か 恋愛か 性か なんでもいいたまへ』
(どんとこい、と言わんばかりの鷹揚な笑い)
桜井 雄二 > 『ニャってつけても無理なもんは無理ですよ…』
『猫による外科手術の結果、体の中に毛が入ったら医療事故もいいとこです』
(猫でもできる外科手術の本を見て目を丸くする)
(そもそも学校の図書館にこれがあるのも驚きだがその前に実在するのが驚きポイント)
(ふぅ、と溜息をついて)
『恋愛です、両想いの子ができたんですがどうすればいいのでしょう?』
『ちなみに一年の三千歳泪です』
(そう書いて差し出す、その手にちょっと汗が滲んでいる)
蓋盛 椎月 > 「えっ」
(めっちゃ単刀直入な発言に思わず声が出た)
『どうすればいいのでしょうって』
『それは相談っていうか 報告ニャんじゃないのか』
『おめでとう?』
『ええと 謳歌すればいいんじゃないかニャ
それとも どう謳歌すればいいかわかんないかって話?』
(とりあえず無難かつ率直な意見を書く。
汗が滲む理由はわからないが……)
桜井 雄二 > (しー、と人差し指を口元に当てて静かにのジェスチャー)
『ありがとうございます』
『それはいいとして、どう謳歌すればいいのかがわかりません』
『そもそもお互いのことが好きだと認め合った時点で付き合っていることになるのでしょうか?』
『仮に付き合っているとして、これからどうすればいいのでしょうか』
(そこまで書いて差し出す)
(正直、かなり恥ずかしい、手に汗も滲む)
蓋盛 椎月 > (すまんすまんのジェスチャー)
『なるほど』
(神妙な顔つきになって、一度ペンを止める)
『そういうのに正解はないよ
CTFRAみたいな明確な認定基準があるわけでもない
両者付き合ってるって思ったら付き合ってるのさ』
『どう楽しめばいいか、って話もそうだ』
『お互いにどういう風に好きなのかあたしは知らないし
具体的なアドバイスはできかねるよ』
『たとえば、一緒に同じ景色を見るとか』
『同じものを食べてみるとか』
『身体を添わせて眠ってみるとか』
『何か試してみたことはあるかい?』
『どうだった? あるいは楽しそうかい?』
『なんだっていい なにをやったって楽しめるはずだ
好きあっているならね』
(表情を変えず、静かな調子で書き並べていった)
桜井 雄二 > (しばらく考え込んで)
(破られたノートの一枚に書き記された文章を矯めつ眇めつ眺めて)
(それから蓋盛の右手をとって強引に握手をした)
(震える左手で出したノートには)
『あなたは素晴らしい養護教諭だ』
(と書いてある)
(どうやら深い感銘を受けたらしい)
(しかし無表情なのでちょっと怖い)
蓋盛 椎月 > (お、おう……と気圧され気味に握手)
『照れる~』
(と、笑って差し出されたノートに書き返す)
『満足していただけたかな』
(これで相談事が終わりなら
『猫でも~』を読もうかなと思いかけて、)
『ちなみにどんな子なの
キミが好きになった三千歳って子は?』
(と書き加える)
桜井 雄二 > (手を離して慌てすぎてペンを落としそうになりながら)
(今の感動を形にするかのようなちょっと乱れた文字で書き始める)
『満足しました、ありがとうございます蓋盛先生』
(その後に三千歳泪のことについて聞かれれば)
『働くのが好きな子、ですね』
『何事にも一生懸命で、明るくて、喋りが可愛くて』
『作ってくれたお弁当が美味しかったし』
『青垣山登山デートなんていう申し出で喜んでくれるし』
(視線が泳いだ、だが結局書く)
『おっぱい大きいし』
(それだけ小さい文字で書かれていた)
蓋盛 椎月 > 『養護教諭の仕事ってのは
生徒の心身の健康を守ることだかんね
何かあったらまた頼りたまへ』
(挙げられた彼の想い人のいいところについて
うんうんと頷く。
最後のそれにはごきげんに肩を揺らして笑い)
『そうか乳かぁ』
『でかいのが好きか~』
『でかいのが!』
『いや悪い なんか安心したわ』
『なんというかキミ、サイボーグみたいな
印象だったから』
(おっぱい好き=人間性だとでも言うのか)
『ちなみにあたしは
小さいおっぱいも大きいおっぱいも好き』
(どうでもいい情報を与えた)
桜井 雄二 > 『岡部先生と同じくらい尊敬できる先生です…』
『また何かあったらお願いします、蓋盛先生』
(ぐぬぬと小さく身悶えして)
『別にいいでしょう、人がどんな乳を好もうと』
『何度も書かなくていいですから!』
(そう書いて頭を抱えるのだった)
(コツ、と何を書こうか反論に迷ってペンの頭でノートの端を叩いた後)
『別に掃除サイボーグでも怪異殺すマンでもないです』
『普通に友人と一緒に遊びますし、好きな人くらいいます』
(と書いて溜息をついた)
『いや蓋盛先生女性じゃないですか。おっぱいの好みとか女性にもあるんですか…?』
(と、至極当然の疑問を書いて)
蓋盛 椎月 > 『面白かったからつい』
『ふくよかな乳を好むのは普遍的な男子の感性だよ
なにも問題ない問題ない』
『ウブな若者をからかいたくなるのは
悪い大人の病気なんだ 許せ』
(拗ねるな拗ねるな、と笑う)
『そりゃああるさ!』
『自分の胸じゃ楽しめないからな』
『埋めたい気分の時とか 含みたい気分の時とかあるわけよ』
(あえて主語が抜かされている)
『性別年齢問わず、あらゆる人間は
おっぱいについていつも気がかりにしているのさ』
(要出典)
蓋盛 椎月 > (ペラペラ、と『猫でも~』を捲る
深刻な表情の猫が外科手術をしているファンシーな挿絵が
チラッと見えた)
桜井 雄二 > 『その悪い大人の病気には問題はあると思うのですが』
『猫に手術してもらっても治らないのですか?』
(蓋盛をジト目で見ながら)
(沈思黙考、難しそうに相手の目を見て)
(しばらくしてようやく書き出す)
『好きという気持ちはいっぱいあるそうなので』
『蓋盛先生がそういう気分になることがあることに関して言及はしません』
(それでも、と前置きするかのように掌を前に差し出して)
『最後のは暴論でしょう!?』
(天然ボケ一辺倒の桜井がツッコミに回るという珍しい光景があった)
桜井 雄二 > (横目で猫が外科手術をしているページを見て)
(猫大好きな男は視線を絡め取られるのだった)
蓋盛 椎月 > 『あいにくこの病気というのは生き方に深く根ざしすぎてて』
『切除すると死に至ってしまうのさ』
(声を出さずにからからと笑う)
『おっとさすがにバレたか』
『キミぐらいウブだったら信じてくれるかと思ったが』
(悪びれない様子でそう書いて、本を閉じ、席を立つ)
「さて、このへんで失礼するよ。
これ以上勉強のジャマしちゃ悪いからね」
(んじゃまた、と手を振って
本を手にして、その場を後にする。
どうやら借りて帰るらしい……)
ご案内:「図書館」から蓋盛 椎月さんが去りました。<補足:蜥蜴のヘアピンをした白衣の女性。いわゆる保健医>
桜井 雄二 > (ぐったりと項垂れる)
(この人はひょっとしたら自分を使って遊んでいるのでは?)
『さすがにこれをメモって人に見つかったらマズそうですし』
『あと俺ってウブなんですか』
(自分で気付いていない桜井だった)
はい、それではまた。
今日はありがとうございました、蓋盛先生。
(頭を下げて養護教諭を見送った)
さて……(勉強の続きを始める)
(少しリフレッシュした後の勉強は、少しだけ捗った)
ご案内:「図書館」から桜井 雄二さんが去りました。<補足:不燃不凍のスーツに身を包んでいる。>