2015/06/20 - 23:44~03:23 のログ
ご案内:「落第街大通り」にスラッシュさんが現れました。<補足:薬物商の女性。腰まで届く金髪のポニーテール、猫耳カチューシャ、制服の上にジャージを着ている。緑色の目と頬のホクロが特徴的。>
スラッシュ > (今日は受けじゃなくて攻めで行こう)
一本外れれば暗く狭い路地。
ココならばお客を捕まえたらそっちに移動すればよい。
今は午後11時になったばかり。
表の世界がそろそろ眠り始める頃、この町ではやっと動き出したものも少なくない。
彼女もその一人だ。
腰まで届く長いポニーテール、謎のネコ耳カチューシャ。
ギラギラ輝く猫のステッカーを付けた地味なトランクを引き、見た目のうるさい女が現れた。
いつもならへらへらと笑っているところだが、今日は何だか重い表情だ。
最近の不調はかなり応えているのだ。
ふぅーっとため息を吐くとトランクに腰掛けた。
スラッシュ > 小さな路地の入口から、通りを眺める。
いつになく真剣な表情で通りを行く人の顔をじろじろと。
「あ~やってられんのニャー…。」
胸ポケットから煙草を取り出すと一本咥え火をつける。
最近の失敗から、確実にお客は選ばなくてはならない。
しかし、そもそも通る人が少ないのだ。
歓楽街であればこんなことではなかったのに。
己風紀め公安め。
そんな苛立ちが彼女に煙を促す。
スラッシュ > 「ふにゃぁ~あ」
と大きなあくびを一発。
真剣に客を探している、とはいえ連日後始末でいつも以上に寝るのが遅かった。
しかも昼間は普通の学生生活として研究室で教授の手伝い。
いくらエナジードリンクでドーピングしていても普通の人間だ。
ちょっとつらい。
「今日はさっさと切り上げてーって、お金も無いんだよニャー…」
ガクッと肩を落とすと煙と一緒に大きくため息をつく。
ご案内:「落第街大通り」に秋尾 鬨堂さんが現れました。<補足:悪魔のLと呼ばれたマシンを操るドライバー。踏んでいける男>
ご案内:「落第街大通り」に瀬田 瑞央さんが現れました。<補足:眼鏡で白衣の女>
瀬田 瑞央 > 「……ふむ。」
一息つく。怪しげな出物、といえばこの辺りが一番なのは確かだろうと思っていたが……最近はどうも不思議に静かである。
うわさに聞く、怪人のせいであろうか……と、一人ごちる。
「やはり、雲をつかむような話、というのはつらいものがありますね……」
ぶつぶつ、と思わず呟く。
秋尾 鬨堂 > 大通り。いくら車線が広いとはいえ、下道には変わりない。
飲み帰りの客を狙ってタクシーが寿司詰めになる時間帯。
その列から、一台のチューンド・カーが抜け出して来て、
小さな路地の入口に停車する。
降車する男は、ボンネットの上を転がるように滑り。
その結果、助手席側に肘をついて立つ形。
何らかのパフォーマンスを疑う派手な動きだが。
…降車するときは、いつもこう!
「いるかナ。」
探している人物は、あまり表には出てこないが。
縄張りを当たっていけば、見つかるはずだ。
ここもその一つ。
スラッシュ > ≫瀬田さん
(なーんだか…怪しいナァ。白衣のまんま、あのナリでこの街に来るかフツー)
ちらりと貴方の姿を見て、お客様にはならなそうだと感じた。
次の人に目を移すとふーっと煙を吐く。
瀬田 瑞央 > 「……車?」
流石に入ってきた車には気がつく。そちらに注意を向けると、やたらと派手なアクションで出てくる男……
「……別に人間観察に来たわけではないのですが、非常に興味深い、というか……」
ようするに、奇行種というやつであろうか。まあ、変わり者など、この辺りにはいくらでもいるのだろうが……思わず視線を奪われる。
スラッシュ > ≫秋尾さん
「…って今度は悪魔のLかニャ!?」
目を丸く見開き、そのチューンド・カーを見る。
深夜の道路で湾岸なミッドナイトするはた迷惑な暴走族。
その爆音の噂は嫌でも自分の耳にも入ってくる。
「な、なんだかヤバソーなヤツが集まってきてる気がするのニャー…はぁ。」
自分の事を棚に上げ、今来た2人の文句を言う。
煙草をぽろりと口から落とすと脚で踏み消した。
ご案内:「落第街大通り」に岡部 吹雪さんが現れました。<補足:まだら髪の教師。灰色のスーツ姿>
岡部 吹雪 > 不規則に煙を吐き出して、路地でいきなり止まるスクーター。
見るからに年代物であるために、一目見てもまあ仕方ないかといったところ。
「ったく、いくらメンテだっつってもこんなポンコツよこしやがって……。」
つま先でホイールを小突き、路地の奥へと入っていった。
瀬田 瑞央 > 「ふむ……なるほど。こうしてみると、目立つ、というのは良くないことかもしれませんね……
今後は考慮に入れたほうがいいかもしれません」
秋尾の様子をしげしげと眺め、ひどく生真面目な感想を漏らす。
言っていることは大概失礼であった。
「ん……?」
声に気がついたのか、猫耳カチューシャの女性に目を向ける。
……こちらも大概目立つ格好であった。いや、とすると目立つ格好のほうがいいのか……?
思わず首を傾げる。
秋尾 鬨堂 > >スラッシュ
「おっと、キミまで悪魔呼ばわりかい?」
耳ざとく。その声を拾えば、路地に―まだ、姿を捉えたわけではないので―話しかける。
「闇バイヤー・スラッシュ。この島全てのチューナーの噂だ。キミのエンジンオイル、随分いいそうじゃないか」
肘をついたまま。ずらりと腕を伸ばし指さす先に、あなたはいるのだろうか。
スラッシュ > ≫岡部さん
不可解なエンジン音に気付きそちらに目をやる。
道で止まるスクーター、そしてそれを押しグチる男性…。
「今度は先公かニャ…マジ不幸ニャ…」
と小さく呟いた。
岡部 吹雪 > >ALL
「別に取って喰ったりはしねーよ。」
キーを指先に掛け、ぐるぐると回しながら秋尾に続く。
「その噂っての、俺も見てみたくなっちまってな。」
瀬田 瑞央 > >ALL
「ふむ……察するに、機械工学の名人がいるということでしょうか。」
二人の男の様子に、一人、納得する。
だいぶ勘違いのような気がするが、本人は全く気がついていない。
「後学のために、私もご一緒させてもらうとしますか。」
スラッシュ > ≫秋尾さん
「コレ、アンタの自称じゃないのかニャ?」
次々訪れる付近の騒動にウッカリ見とれていたら壁ドンされてしまっていた。
少し焦りを隠した笑顔で、首を傾げている。
「て、いうか、ウチ、オイルなんて売った覚え無いのニャ??」
もしかして【規制事項】の滑りが良いとかそういう話をしているんだろうか。もしかして。如何せん人が多い、とぼけている…のもあるが、実際オイル何て扱ったことがないので大層困っている。
≫岡部さん
「ってコトで、アンタにも売れるモン無いニャ、ボク何も知らないニャ」
と岡部さんにもぷるぷると震えながら焦った笑顔を見せ
≫瀬田さん
「で!アンタまでコッチくんじゃ無いニャ!!アタシは知らんって言ってるニャ!!!」
ビッと指をさし、大声を上げる。
勘違いの3連星だかわからないが、扱ってない商品の話までされては困る。
しかも、先生であろう人物2人の前で。
しょっぴかれでもしたら誰がどう責任を取ってくれるというのだ。
瀬田 瑞央 > >スラッシュさん
「ニャ……? 独特な語尾ですね。動物系の亜人だったりするのでしょうか」
はて、と妙に真面目に考察する。
「まあ、此処では氏素性は関係ありませんね。オイルの取り扱いについては、私は特に気にしないのですが……
其のような噂が立つということは、なにか他に扱っているのでしょうか?」
ごくごく、真顔で聞いてきた。
岡部 吹雪 > >>秋尾
「おい鬨堂、話が違うぜ?」
「『ここなら表に出回らねーような、最高にキてるパーツが揃ってる』って」
「そう言わなかったっけ?」
電柱に背中を預け不満げに。
>>スラッシュ
慌てるスラッシュを特に気に留めることなく、興味は"じゃあ何売ってるの?"に移る。
「オイルないってんなら、何なら取り扱ってるワケ?」
「折角だし見せてくれよ。取り扱い品。」
秋尾 鬨堂 > >スラッシュ
「いやぁ『悪魔』なんて名乗るヤツ…ああ、いるな ルシファーとか」
この世界の常識に照らし合わせてみれば、そう思われるのも普通か。
上から覗き込み。まあ、自称ではないネと付け加えてから、後ろを振り向く。
>岡部
「あれぇー?おかしいナ、エルもジュンサンもそう言ってたんだけど」
そも、エンジンオイルとは何か。
油である。紛れも無い油である。
当然その由来は多岐にわたり、
植物性、鉱物性、そして純粋な化合物。
精製の過程、そして流通の過程。
薬物と油、副産物と主産物。
同時に扱うモノも少なくない。
それ故の混同。
おそらくは勘違い。
「掴まされたかナ…」
あるいは誰かのイタヅラ心。
スラッシュ > ≫瀬田さん
「別にオレの趣味だしただの人間だニャ。白衣着てるクセに意外と頭悪いのニャ~」
なんたる偏見。
カチューシャに気付かないとは、と小馬鹿にしている様だ。
「で、別に、アンタらに見せたところで買いそうに無いから見せないのニャ。おとといから冷やかしばっかで困ってんのニャ。」
すこしその顔には苛立ちが見える。
≫岡部さん
「それにアンタの態度は気に入らねーのニャ!!!
それが人にモノを頼む態度かニャ!??
オーへ―にも程があるのニャ!!」」
貴方の鼻の頭を人差し指で刺しながら続けざまに。
その声は怒気をはらんでいるような。
連日の売れなさでピリピリとしているのだ。
≫秋尾さん
「自称じゃないのかニャ…なんだか残念だニャ。
って、そんなコトはどうでも良くて、とりあえずこの状況をどうにかするニャ。
アンタが何掴まされようと興味ないケド、私が囲まれて質問攻めに会うのは困るのニャ。」
と、貴方の顔を見上げて、ふてくされ気味の顔で命令する。
岡部 吹雪 > >>秋尾
「お前、やめてやれよ……わりと気に入ってるらしいんだぞ川添の奴。」
教え子は見た目どおりの仰々しい異名に誇りを持っていた。
それを公道で競り潰したのは目の前の秋尾ではあるが。
「そういえば後ろの女、誰?」
「知り合い?」
財団絡みで見たことあるような。ないような。
瀬田に抱く微妙な違和感は、スラッシュの勢いに飲み込まれた。
>>スラッシュ
「あー……何、客商売じゃねえの?」
「フッツーに品物について聞きたいだけだったんだけど。」
>>秋尾
時間を無駄にしたかなと、ため息ひとつ交えて秋尾に視線を戻す。
「なんか違うらしいじゃん。」
「もう行こうぜ?」
瀬田 瑞央 > >秋尾さん
「……と、この方はおっしゃっていますが……さて、どうしたものでしょうか。」
困りましたね、と肩をすくめる。
>スラッシュさん
「カチューシャのように見えるからといって、最初からカチューシャと決めてかかる……それは、科学としては盲目に近いことなのです。
まあ、私の頭が悪いことは認めます。」
ごく真面目に真顔で答えつつ……
「ふむ、なるほど。つまり、何にしても商売人であることは間違いないようですね?
商売も上手く行っていない、と。これは失礼いたしました。ですが、それであれば、多少なりと助力が出来るかもしれませんが……」
暗に、まだ商品に興味がある、といっているようだ。
秋尾 鬨堂 > >スラッシュ
「残念…残念か。ボクも少し残念だな」
スラッシュから離れる。愛車のボンネットに肘をつき、しかし視線は外さず。
>岡部
「そのエンジンオイルを差せば、『どんな』エンジンでも鞭打たれたように走りだし、ブロー(破壊)寸前まで全力を絞りきり回る。無茶ではあるが無理ではない。――まるでオカルト、不思議な力を発揮するなんてハナシもあるけどネ」
そこまで行くと眉唾だなあ、と前に出る瀬田と対称的に、もう引き上げる気分。
>瀬田
「そういうわけだネ。彼女が扱うのはクルマのことじゃあ無いそうだ。――オネーサンには、別に用があるみたいだが」
知らない人だよ、と岡部に返す。
>岡部
ついでに乗ってく?と原付きを指さす。折り畳めば載せられなくもない。
特に何も無ければ、路地裏からその車体は消えるだろう。
スラッシュ > ≫岡部さん
「アタシのショーバイは困った子羊ちゃんを助ける正義のお仕事ニャ。
アンタみたいに悩みの無さそーなヤツには関係ないのニャ。」
ついさっきバイクが壊れていたのを見ていたというのにこの発言である。
あっかんべーまでして見せる。
≫秋尾さん
「ま、キミの注文は機会があれば探しといてやるのニャ。」
もしかしてマッサージ用のオイルが良かったりしてニャーなんてと冗談を言ってわははと笑って見せる。
≫瀬田さん
「…なんだかムズカシソーなこと言われてもわかんないのニャ☆」
てへぺろだ。
どっちが本当に頭が悪いかを露呈しているような。
「っていうかアンタ先生じゃないよニャ?何者ニャ?」
と首を傾げて見せる。
教師のリストもある程度は抑えているが、この顔は見たことが無い気がする。服装で勘違いしていたが、もしかしたら意外と面白い人物かもしれない。
瀬田 瑞央 > >岡部さん
「どうやら、お二人はお知り合いのようで……私ははじめまして、になりますか。
といっても、どうやらお二方の目的は外れてしまったようですから、此処でお別れかもしれませんが……」
>スラッシュさん
「要は、調べる前に決めつけるのは良くない、というくらいの話です。」
ざっくりと説明する。大仰な話ではないのだ。
「……ああ。このような場ですから、あまり正体を宣伝して回るわけにもいきません。
ひとまず、教員でないことは確かですね。」
岡部 吹雪 > >>秋尾
「まあいいさ。仕方ねー仕方ねー。」
「ちょっと纏めるから後ろ開けてくれ。」
「ワイヤーはこっちの使うから、固定終わったら横乗るわ。」
ガラクタをなんとか転がして、秋尾の愛車へ積める。
さて次は何処へ向かおうかなと思案しながら。
幸い朝まで幾分にも余裕はあった。
お楽しみはこれからだ、と。秋尾の助手席へと陣取った。
さらば落第街通り。
おおあくびをしながらシートを倒す。
スラッシュ > ≫瀬田さん
「うーん―・・・ゴメンなのニャー、アンタが何者かわかるまでは売りたくないのニャ。ウチのこと良く思ってない人も多いのニャー」
申し訳そうな顔で首を傾げて見せる。
今までの厄介者を扱うような目ではない。
が、白衣で出歩くような人間、そして年齢からしてあまり生徒には見えない…。あるとすれば研究員だろうか、が、まさかこんなところに来るはずがない。
それでも警戒はして損はないだろう、と踏んでいる。
秋尾 鬨堂 > >岡部
またもやボンネットを滑ると、運転席へ。
積み込みは完了。
「さて…ウェイトが増えたからネ、楽しんでると案外チギられるかもしれないな」
『クラブBTF』。『キャノンボール』。それぞれ、デモカーを仕上げてくる頃のはず。
公道は、強敵であふれている。
>スラッシュ、瀬田
「じゃーネ、お嬢さんがた。今度は…ホンモノのオイル、期待してるよ」
アクセルを踏み抜く。
ゼロヨンもかくやというスピードで、タクシーだらけの大通りをすっ飛ばしていくマシン。
落第街から一番近いジャンクションへ向けて、ミッドナイトが動き出す。
ご案内:「落第街大通り」から岡部 吹雪さんが去りました。<補足:まだら髪の教師。灰色のスーツ姿>
ご案内:「落第街大通り」から秋尾 鬨堂さんが去りました。<補足:悪魔のLと呼ばれたマシンを操るドライバー。踏んでいける男>
スラッシュ > ≫秋尾、岡部さん
「やっぱ動いてた方がカッコいいのニャー☆」
目を輝かせて大きく手を振った。
厄介者扱いしかしていなかったが、密かに見れて喜んでいた。
笑顔でぶんぶんと手を振った。