2015/06/26 - 22:37~03:14 のログ
ご案内:「落第街とある屋上」にクロノスさんが現れました。<補足:白い髪、紅い目、公安委員会の制服。にっこりと笑みを浮かべている。>
クロノス > 屋上に、純白の衣がはためく。
数日前、彼女自身が穴をあけ、
エッフェル塔の形になったビルの屋上。

そこに彼女は立っている。

高いビルの屋上からは、委員会街が一望できる。
過去に憧れて見上げたその委員会街の教室棟、
―――そして今は、こうして『並んで』。

その彼女にとっての『憧れ』であり『敵』であるそれを、
真紅の双眸に捕らえ、口元を歪めた。

『ツヅラ、私は何もせずに死ぬつもりはありませんよ。
 ええ、公安委員会に、思い知らせてやりましょう。
 窮鼠は猫を噛むということを。』

彼女は呪文を唱える。―――ある、目的の為に。

クロノス >  
           『―――序文《A preamble》』

『―――偉大なる父《Ouranos》すら殺すクロノス《Kronos》の鎌よ。』

          『―――叛逆者の大鎌よ。』
         
       『―――我は叛逆を成さんとするもの。』
       
         『―――その意思を継ぐもの。』

     『―――その鎌は我が右手に宿りて、叛逆を成さん。』

クロノス > 右手に現れる鎌を握りながら、彼女は思考する。
「活路」から得た情報が正しく、
『門』が『破壊』されていないのなら。

いや、そもそも、情報が正しいのなら、
それが『破壊』される事は絶対に無い。

何しろそれは、今までも、そしてこれからも、
『かの世界』と『この世界』を繋ぐ『門』であり、『鍵』なのだから。

クロノス >  


 
           『―――破文《A break》』
 
『―――天と地を裂き、時間を生み出したクロノス《Xronos》の鎌よ。』

          『―――時の大鎌よ。』
     
     『―――我は新たな秩序を成さんとするもの。』

        『―――その時を待ち望む者。』       

     『―――その鎌は我が左手に顕りて、秩序を成さん。』




 

クロノス > 左手に現れる純白の鎌を握り、
目を細め、口元を歪める。

いや、情報が嘘偽りであるはずがない。
なにしろ、私の中にある『■イ■ーラ■■■■』は本物だ。
間違いなく、その情報は真実だろう

だから、その門までの『道』を切り裂いてやれば、

『―――再び、この世界に『門』が開く。』

クロノス >  

         『―――終文《Epilogue》』
 
    『―――万物を引き裂くクロノス《CXronos》の鎌よ』
 
   『―――征服され得ぬアダマス《adamantine》の鎌よ。』

    『―――双つの鎌を寄る辺に、今ここに顕現せよ。』

      『―――我が名はクロノス《CXronos》』
         
    『―――『叛逆《Kronos》』の『時《Cronos》』を告げる者ッ!!』




―――背に時を司る『翼』が現れる。
   ―――二色の鎌を持った両手を胸の前で合わせる。それは神に祈るように。
      ―――二本が解《ほど》け、絡まりあい、彼女の目の前に現れるのは黄金の鎌。
         ――――『万物を引き裂くアダマンの鎌』


神器を握り、その身は『神』へと変ずる。

クロノス > 『門』を隠す『混沌』を切り裂き、『門』を露出させる。
―――それによって何が起こるかは『計算できない』。
混沌がどこにあるかは、『私』が教えてくれる。

その鎌を握り、その純白の翼を羽ばたかせると、
彼女はふわりとビルの屋上から飛び降り、
自身が抉り取った『穴』に向けて、その鎌を構える。

『第一の門《否支中活路》』には既に招かれている。

ならばこれが『窮極の門』になるだろう。

クロノス >  

          「  私に『道』を開け  」

            ク ロ ノ ス ・ ク ロ ス
       「  『万物を切り裂くアダマスの鎌』ッッ!!!!!」

彼女の背の翼が開く、
   彼女の瞳が魔力の放出に鮮紅に輝く。
         辺りに、魔力の雪が舞い踊る。
               彼女がその鎌を、振った。


 
                    ―――そして、全ては『停止』する。




停止した世界を駆けるのは光、万物を引き裂く光。
時すら切裂いた光は、距離という概念すら持たずに『0秒』で目標に到達する。



その鎌の名の通り、『万物を切裂く』為に。

クロノス > 「さて、『始まりの混沌』のはじまりですよ、公安委員会。
 ―――私と『勝負』致しましょう。」

『ダルブシ、アドゥラ、ウル、バアクル。

 あらわれたまえ、ヨグ=ソトースよ。あらわれいでたまえ』

その黄金の鎌を再び2本の鎌に戻し、
翼で空に浮かびながら、口元を歪に歪める。

彼女はその『再び開かれたつつある門』
エッフェル塔のようになったそれの『穴』、
その何もないはずの『空間』に入った『亀裂』をそのままに、

ふわりと浮かび上がると、ビルの屋上に立つ。

クロノス > どろどろと彼女から零れ落ちる紅い液体、
そこから大量の『ヒトガタ』を生み出しながら、

彼女はその屋上で、笑う。

ご案内:「落第街とある屋上」からクロノスさんが去りました。<補足:白い髪、紅い目、公安委員会の制服。にっこりと笑みを浮かべている。>
ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」にクロノスさんが現れました。<補足:白い髪、紅い目、公安委員会の制服。左右に黒と白の鎌を持ち、翼が生えている。>
クロノス > 落第街の一角に、紅いヒトガタが溢れていく、
その中心で笑うのは、翼の生えた少女、紅いヒトガタは、
ゆっくり、ゆっくりと歩を進めている。

二級学生がヒトガタに喰われ、憐れな悲鳴を上げる、
血に染まった二級学生からは新たなヒトガタが生まれていく。
そうやって、紅い軍勢は徐々に数を増やしながら、

学生街、そして、その中心区である委員会街を目指して進んでいく。

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」にメアさんが現れました。<補足:長い黒髪に黒服の少女>
クロノス > 彼女の背後には、空中にも関わらずヒビが入った空間が広がっている。
そのヒビは徐々に割れ、広がりつつある。

―――まだ開いてはいないが、ほうっておけば『門』への道が開かれ、
そこから『門』が『門そのもの』が現れるだろう。

メア > 【建物の屋上に少女は現れる、突如デバイスに届けられた新たなカリキュラム
内容はここに来れば分かると書かれていたが…】

何…これ……

【足元に広がる光景に絶句する
赤い人型に襲われていく学生、そんな光景を見ている内にショックで気を失い
屋上に倒れ……】

ハハ♪
何これ…超面白いじゃん♪

【楽しそうに笑顔を浮かべた少女が立ち上がり、デバイスでこの地獄を撮影する】

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」に白崎玲刃さんが現れました。<補足:自由人な、なんでも屋。>
ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」にソラとルナさんが現れました。<補足:【No3 交流歓迎】金髪赤目のへらへらした少女と銀髪青目のぼんやりした少年。>
ソラとルナ > 黒髪の少女の隣に不機嫌そうな金髪の少女が歩いてくる。
ソラは、メアさんのほうを見てべーっと舌をだした。

ルナはそのあとからゆっくりついてくる。
顔色はあまりよろしくないようだ。

白崎玲刃 > おいおい…どうなってるんだよ……
【図書館で魔道書を適当に見繕って借り、ジャンクショップで課題を片付ける為の魔術の為の媒介に必要なものを買った帰りに
落第街を歩いていた玲刃は、目の前の異様な光景を見て、
唖然とするのであった…】

あれ、クロノス…?
そして、門……か?何をするつもりだ…?
【大量に現れるヒトガタを見て顔を顰めつつ
玲刃はそのヒトガタ達の奥に立つ人影を見て
その人影がクロノスだと気付き、何をするつもりかと訝しんだ。】

そして、メア……?
いや、あっちの方か
【そして、別の建物の屋上にいた見知った少女を見ながら、
表情を見て、別の性格の方かと察した。】

メア > 【10秒ほどの映像だがこれで十分、後はこれを…】

アップロードしちゃおっかなぁ♪

【そのまま学生用の掲示板にアップロードする
数分もしないうちにギャラリーは増える事だろう】

さてと…本丸はあれかな♪

【翼の生えた少女に見えるが…問題はその背後だろう
遠目でも空間に亀裂が生じているのがわかる、カリキュラムの内容を大体理解し】

あ、お前らも来たんだ♪
ヤッホー♪

【あらわれたソラとルナに挨拶する。楽しそうに笑顔を浮かべたまま】

ソラとルナ > ソラは相変わらず、隠そうともしない不満を
メアさんのほうへと向け続けている。

ルナは何も答えない。
ただ、少し離れたところに通りがかった白崎さんに視線を向け、
それから『門』と『ヒトガタ』の観察を始めた。

白崎玲刃 > 一体どういうつもりなんだよクロノス……
こんな事したら関係無い奴まで死んじまうだろう……?
【湧きでるヒトガタを見ながら、
玲刃は身体強化重ね掛けでを発動し、
そして、収納の魔術を使い大剣を取り出す。
その途中に、屋上にいるクロノスへと向けて聞こえないだろうと思いながら苦々しい表情で呟く】

ああ、仕方ない……やってやろうじゃないか…
【玲刃は、苦々しい表情で呟くと
決意を込めた表情で、ヒトガタの波へと大剣を片手
否、収納の魔術を再び発動すると、もう片手にも大剣を持ち
異色な、大剣の二刀流でヒトガタの波へと飛び込んでゆく】

メア > うーん…お前ら動けるわけ?

【顔色の悪いルナの方を見て尋ねる】

見殺しとか僕したくないからさぁ、勝手に喰われたりしないでよね♪

【眼下でヒトガタに突貫した白崎も含めて、放っておいて死にました
なんてあの子が知ればどれだけショックを受けるか…】

(って言うか、こいつら子供の教育に悪すぎだよねー♪)

【クスリと笑い、カリキュラムを出した男に舌打ちをしながら一先ず建物の下に降りる目の前には多数のヒトガタ達。いずれも赤い色のせいか返り血などはよく見えない】

でもまぁ…とりあえず遊ぼうかな♪

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」にエルピスさんが現れました。<補足:赤いショートドレスにニーソックスを履いた、長い栗色の髪を持つサイボーグちゃん。右腕には公安委員の腕章。左腕は兵器だったり普通だったり。>
エルピス >  
 空を飛んで、開けた場所に着地する少女。
 落第街大通りの方から、飛んできたらしい。

「こ、公安委員会です!
 な、何が起こっているんですか!?」

 幼く、ボーイッシュさのある声で叫ぶ。
 大通りで光景を見かけ慌てて飛んできた、そんな感じだ。

クロノス > その場に現れた数人を見下ろし、彼女は笑う。
純白のマントをはためかせ、その帽子に、顔の半分を隠しながら。

「ええ、そうでしょう、無関係な人も沢山死んで行くでしょう。」

彼女は口元を歪め、その二つの鎌を肩に置きながら、
その翼をはためかせる。

「落第街も学生街も関係なく、皆死ぬんです。全て、『平等』に。」

クックと顔を抑えて笑いながら、
彼女から涙のようにだらだらと流れていく紅い液体は、
ゆっくりと確実に辺りを満たしていく。

メア > 公安…?

【空から舞い降りた少女の方を見て】

対応はえーな…まぁいいや♪
お姉さん、口より手を動かしてないと死んじゃうよ♪

【影を自由に操り、赤いヒトガタ達を屠りながら小さな少女が近づいていく】

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」に有澤 零砂さんが現れました。<補足:銀髪少年系教師 普段とは違い大型の飛ぶ乗り物のようなものに魔法使いが箒に載るように乗っている>
白崎玲刃 > 【玲刃がヒトガタの波へと向かって数秒立った時
ヒトガタの波の中に赤い渦が生まれる、
それは、玲刃の大剣による衝撃波を伴った斬撃でヒトガタを蹂躙してゆく事によって生まれたものであった
ヒトガタの死骸から飛び散る赤い液体の台風
玲刃は、その赤い台風の目の中心でヒトガタを切り刻みながらクロノスのいるビルへと向けて突撃してゆく】

………とはいえ、流石にこの数はきついぞ…
【高速でヒトガタを斬り裂き蹂躙してゆく玲刃ではあるものの
流石にこの数であり、多少の斬り漏らしは出てしまう

斬り漏らしたヒトガタの一部が、
玲刃へと攻撃を加え、
それにより、玲刃も多少なりとも傷は負っていた】

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」に道鉄さんが現れました。<補足:制服着た翡翠眼・灰色髪の女子高生。殺気は滲む、手錠をつけた手で今日も食事を求めてさまよう 乱入歓迎/戦闘歓迎>
エルピス >  
「……って、な、なんですかこれ!?
 と、兎に角対応しないと……!」

 胸を文字通りに『開く。』
 そこから魔法弾をばらまいて、玲刃の撃ち漏らしを射抜く。 

「え、えと、公安委員会です!
 そこの黒髪のお兄さん、大丈夫ですか!?」

白崎玲刃 > ………っ!?助かった。
【再度ヒトガタによって首筋に攻撃を受けそうになっていた時、
背後から飛来した銃弾によってそのヒトガタが赤い飛沫をあげながら飛散し
玲刃は、驚きながらしかし、背後へと振り向かずに、ヒトガタを切り刻んでゆきながら
背後に居る自分を助けてくれた人物へと礼を言った。】

エルピス > 「お姉さんって、ボク……? う、うん!」

 ワンテンポ遅れてから自分の事だと振り向き、振り向いて頷く。
 そのまま交戦を続ける。

ソラとルナ > ルナが新しく飛んできた人の方へ視線を向ける。
ソラはメアさんと白崎さんの方を気にしているようだ。

「……『******* ** ***』」

知らない言語で、ルナが呟く。
『情報』が歪められ、『実』が『虚』に変わっていく。

作られたのは複素数的な方向性を持った『速度』。

それは擬似的なワープ空間を作り出す。

ソラは、子供とは思えない足運びであたりを走り回り、
ひとまず、まだ巻き込まれていない人、
なおかつ戦意、あるいは戦闘能力の無い物を片っ端からそこに放り込む。

有澤 零砂 > 「さて、これはどうした事態ですかね。」
おおよそ長さ3.5mほどのメカ的な風貌の箒のようなものに載りながら、飛んでくる。

「ふむ・・・、一体なんだやら、アレは。」
それに載りながら、ライフルのような機械を構えておき。

「撃って見ればわかるか。」
人ではないと判断し、放電武器による攻撃を始める。

メア > あぁ?
誰がお兄さんですかぁ?
こんなに可愛い子捕まえてお兄さんですかぁ?

【はぁ?とエルピスに詰め寄る。途中に居たヒトガタは乱暴に
吹き飛ばされ建物やほかのヒトガタにぶつかり液体になる】

って、ロボットか…なら、これが終わったら僕が直々にメンテナンスしてあげるよ♪

【開いた胸を見てニヤリと笑い、白崎とエルピスが開いた道を進んでいく】

エルピス >  
「い、いやそうじゃなくて、お兄さんはあっちの!
 て、ちょ、ちょっと待って 途中に……!」

 って、何かヒトガタが潰れた。
 ずいずいと詰め寄られる。

「メ、メンテナンスって……ま、間に合ってます、間に合ってますからっ!?」

 首を大きく横に振りながら、右拳、左拳、追加の蹴りと加えてヒトガタを撃破。


「お兄さん、気をつけてくださいっ。
 と、とりあえず一端背中は守ります!」

 白崎の後ろに立ち、格闘や射撃で対応を続ける。

(っ、一体一体はそこまで脅威じゃないし、攻撃も装甲で防げる範囲だけど……数が、多い……!)

白崎玲刃 > 【赤い台風は、クロノスの立つビルの屋上の真下へと向けて進んでゆく】

クロノス……
この前の再開(つづき)だ…!
前は、邪魔が入ったが、今度こそ決着をつけようじゃないか!
【そして、ビルの真下に立ち、
屋上へと向けて一言呟く
収納の魔術を発動し、銀色のフックロープを取り出すと、
ビルの屋上の手すりへと投げ、
フックロープを掴み、そのままクロノスのいる屋上へと向けてビルの側面を駆けあがってゆく】
(ああ……あの店主の言葉本当だったな……
今、役に立ったよ……!)

ソラとルナ > 「『 Allgemeine Relativitätstheorie』
『Alcubierre drive』」

ルナは周りの様子を一切気にしていないようにさえ見える。

ヒトガタの手の届かない安全な場所に座り、
ぼんやりと言葉をつむぎ、『情報』を動かす。

ソラは他に戦えない人がいないかを確認しつつ、
ヒトガタの間を縫うように走り回る。
時折、戦う人の姿に目を向けながら。

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」に矛海 遼さんが現れました。<補足:着物の上にロングコートを羽織った青年>
メア > あぁそうなの?
じゃぁいいや♪

【眼前のヒトガタは白崎が、漏らしたものはエルピスが破壊していく
そしてそれにより生まれた安全空間、そこを少女は悠々と進み】

楽ちん楽ちん♪

【一先ず、二人が動けている間は楽をさせてもらおう
そう考え二人の後に着いて行く】

矛海 遼 > 【一仕事】終えて、感じた気配を頼りに街中へ姿を現す


「………嫌な予感という物ほどよく当たる物だ」

見知った顔をちらりと見渡すと共に、今在るこの状態はやはり異常であると確信する。

「なんにせよ、これを放置するわけには行かないようだな……」

腰元から二振りの刀を抜刀すると、街中を疾走して行く。

有澤 零砂 > 「ふむ、効くか。 不死身のモンスターでなくて一安心、ですね。」
電子ライフルによる射撃がヒトガタに通じるのを確認する。

「とはいえ、こう数が多い相手は苦手ですね。
本体を探すとしましょうか、これが大規模な生成であれば、術者やらがいるはずです。」
そういいながら、人型を撃ちつつも、状況を確認しようと高度を上げていく。

エルピス >  跳んだ白崎を見送れば、ヒトガタが後を追わないように――
 ――彼や僕ほど機動力に長けてなさそうといえ、その場で足止めを行う。

 幸い救助は他の誰かがやっていると見れば、数を減らす事に専念をする。

 
 胸から発射される魔力弾と格闘を用い、堅実にヒトガタの数を減らす。
 取り敢えず動いていれば数は減らせる。――と、そこで疾走する誰かが見える。確か。

「あっ、有澤先生、来たんですっ!?」

白崎玲刃 > メア……と言うか、もう一つのメアの方だけど、
お前な……
【後ろを楽そうに歩く見知った人影を見ながら
その相変わらずな様子に苦笑いで呟く】

【そして、ビルの側面を屋上へと駆けあがった玲刃は、
一つ大きく跳躍し、
そのままクロノスへと2本の大剣で切り掛った。】

道鉄 > 殺戮は一時間、だからまだ様子見。
この数は相手にしてられない。
”まだ”時間じゃない。
だから鬼は、雌伏する。

「ま、少しぐらい最期にお話ぐらいはいいよね、おねーさん」

聞こえるはずもないつぶやき。
黒ずんだ腕をそのままに、ゆっくりとのらりくらりと交わしながら時を、待つ

クロノス > 「いいでしょう、監視番号46」

彼女は口元を歪め、玲刃のほうを見据える。

「以前の決着をつけましょう。」

―――彼女のマント、そして、翼がはためく。
鎌を構えると、彼の大剣の一撃を受け止める。
ギリギリとその双大剣と、
彼女の双鎌がつばぜり合いをしている中、彼女は彼に問いかける。

「―――監視番号46、
 貴方はこの学園について何も考えないんですか?
 弱者が虐げられ、そして『悪』が放置されている、
 この学園を、どうにかして変えようとは思わないんですか?」

ソラとルナ > 強く地を蹴り、ソラが飛び上がる。
上空からヒトガタに飲まれた地を見下ろし、
また新たに戦えない人影を見つけて飛び降りる。

「…………。」

ルナは目を閉じ、もう一度『情報』の操作に回る。
伝えるのは、『ヒトガタ』の挙動と、本体の位置。

それらを、戦いに集まった人の脳内へと送り込む。

与えられた情報を利用すれば、
多少の効率的な動きが可能になるかもしれない。

だが、従わせるつもりはない。
あくまで与えるのみ。

この情報を使うかどうかは、受け取ったもの次第だろう。

矛海 遼 > 街を跳ぶ――――疾ける――――

すれ違いざまにヒトガタを斬り裂いて行く。

ひとつ、またひとつと加速し、街中に風が抜ける

「………数が多い、か。」

一体のヒトガタの額に突き立ててから引き抜くと、
それを盾にしながら前線へ向かってゆく。

メア > 白崎くぅん、頑張ってねぇん♪

【ニヤリと笑い、クロノスに斬りかかったのを見て小さく舌打ち】

ちっ、あいつかよ……

……まぁいいや、適当に支援してあげるよ♪

【ヒトガタ達の中心、もちろんほかの場所よりもヒトガタ達が集中しているここで。
少女の影が地面時から剥がれていく】

ハハ、久々にやる気出してよね♪

【メアの影から現れた黒一色の二本の腕
大樹の様に太いその日本の腕が周りにいるヒトガタのみを屠っていく
強い衝撃にさらされたヒトガタ達はみるみる紅い液体に戻っていき…】

上の邪魔はさせないよ♪

【ニコリと笑い、少女はヒトガタ達の末路を眺める】

白崎玲刃 > ……ああ、知ってるぞ?
悪が放置され、弱者が妨げられている現実知ってるさ……
だけどな……その助けるべき弱者にまで危害を加えてどうするんだよ……!
【クロノスの鎌と鍔迫り合いしながら、
クロノスの問いに答える

玲刃は知っている、
いつも、情報収集で落第街を歩いて見ている
この学園の悲惨な現実を
虐げられている弱者たちを、
虐げたげている者たちを
自分の見える範囲で適当に助けた所でどうにかなる問題では無いのも知っている

だけど、
これは違うだろうと、
こんな事をするのは違うだろうと、単に死で平等になった所で何があるのだと】

【そして、片方の大剣に力を込めて押し、
その反動で距離を取ると、もう片方の大剣を放り投げ、
収納の魔術で投げナイフを空いた片手に3本取り出しながらクロノスへと投げ放つ】

有澤 零砂 > 「流石にここまで大事だと、止めにいくのが教師としても正しいと思いますからね。」
エルピスにそう答えながらも周囲を見回す。

「さてさて、アレか。」
攻撃を仕掛けた生徒と今回の中心人物であろう生徒を確認し遠方から様子を見ている。

「ふむ、どういうギミックかはわかりませんが、
ルーチンがわかるのはありがたいですね。」
そんなところへ、脳に送られた情報を即座に思考で処理し、対地への攻撃を効率化する。
まるで雨のようにライフル型の装置から放電を降らせ、ながら中心へと確実に距離をつめていく。

エルピス >  
「分かりました。先生、ちょっと下がるか上がってください、
 ――対人兵器を解放しますっ!」

 自前のブースターで空中へと逃げ、真下へ向かって再度『胸を開く』
 ――先程とは違う種類の弾丸、もとい、魔法の弾丸でも実弾でもなく、
 『細かい鉄の破片』を広範囲へと降り注がせ、十数体程のヒトガタを一網打尽に射抜く。

 その後、上空から地面を掃射しつつ、皆が向かったビルの方へと向かう。

 彼らが見える位置まで、くれば。

「コレで少し――って、何で――
 ボクの見間違えじゃなければ、公安委員会の人が、さっきのお兄さんと……!?」

 名前は確か、クロノス、だったような。
 それも、記憶が正しければ特殊な役職についている――

クロノス > 紅いヒトガタは、切り刻まれ、潰され、屠られながらも、
その数をどこまでも増していく。

―――限が無い、というのはまさにこの事だろう。

ヒトガタのうち数体がたまたま『目をつけた』のか、
集中的に、同時に、貴方に襲い掛かった。
ランダム指名(自分以外) > ソラとルナ
矛海 遼 > ビルを蹴り、奇襲を範囲攻撃のレンジ外に群れるヒトガタに掛けて行く。
関節、足首を狙って峰での一撃を叩きこみながら、
門と昇って行く少年、そして【尋常ではないプレッシャー】を放つ女性を見上げる。

「………やはり君もいたか、メア」

メア > ちっ、何で…

【ソラとルナに向かって行くヒトガタ達を見て焦る
ここからあそこまではさすがに援護も届かないうえに今ここを離れるには…】

って、いいところにいるじゃん先生♪
悪いけどここ任せた!

【殺到するヒトガタ達を押し付けるように矛海に任せ、自分は
ソラとルナのいる方へと駆ける。邪魔者を剛腕で蹴散らしながら一直線に】

ソラとルナ > ソラは人を探す内に。
ルナは離れた場所にいるのを見つかって。

『ヒトガタ』に囲まれる。

先に動いたのはルナだった。

「……『出典:******』『Shantaks』」

何か呟くと、ガラスを引っかいたような音。
それは何かの鳴き声か。

突然上空に巨大な影が現れたと思うと、
『ソレ』は『ヒトガタ』を攫って消え去った。

たった一度の魔術の使用。
それだけでルナの顔色は一気に悪くなる。

片割れの様子に気づいたソラはルナに駆け寄る。
魔術を駆使したルナとはまったく対照的に、
肉体と物理だけで『ヒトガタ』を蹴散らすと、
ルナの手をつかんで安全な場所まで飛び跳ねた。

クロノス > 「それでも、私は何かを変えたかったッ!!!」

大剣を押せば甲高い音を立てて、彼女と玲刃の距離が開く。

「全員が平等にあるものによって死ぬならば、強者と弱者は
 それに抗うべく手を取り合える。―――そうは思いませんか?」

彼のその思いを跳ね除けるように、
2本の鎌は2本のナイフを叩き落す。
それでも、1本のナイフは彼女に突き立ち、彼女に傷をつけた。

「―――ええ、何もせずに死ぬくらいなら。
 何かを変えるきっかけになって死ぬ事を選びましょう。」

白い鎌を振うと、数十メートルもの杭が
彼の頭上に突如として現れ、
彼を押し戻すように彼に向けて『落ちて』いく。
サイズがサイズだ、ただ避ければ、他の人間にも被害が出るだろう。

クロノス > 口元を歪に歪め、再び、彼女は白鎌を振う、
玲刃に襲い掛かった『数十メートル』の杭と同じものが、
突如として頭上に現れて貴方に襲い掛かった。
ランダム指名(自分以外) > エルピス
有澤 零砂 > 「では上昇しておきますか。」
そちらの効果範囲外に逃げつつ、さらに状況を確認する。
戦闘範囲において各自の動きを確認していく中、戦闘行動を行っていない非戦闘員であろう少年少女へ、
ヒトガタが攻撃を行ったことを確認する。

「無差別、か! これは単純に狩れば終わりというわけにはいかないな!」
遠方からではあるが、対処できないようであれば『空白』で防ぎ時間を稼ぐ手も考えたが、何らかの手でソレを凌いだことを確認し、ひとまず安堵するが。

「規格外、だな。 ハイドラ用のパイルバンカーの杭よりもでかいぞありゃ。
本気で殺しに着てるな、これは…」
接近をいったん取りやめる、防御手段がないメンバーがいる場合、サポートがいると判断し、
自身は安全圏に逃げつつも、他の様子を確認している。

メア > っ…!!

【ガラスを思い切りひっかくような音に顔をしかめる
だが次の瞬間にヒトガタ達が消え去ったのを見て驚き、同時に
ルナと共に安全なところまで飛んで行ったソラを見て…】

くそ…慣れない事するもんじゃないね…

【突っ切ってきたのは無駄だったが、一先ずソラが居れば安心と
考え周囲を見る。先ほどから大量に倒しているし周りの者達もかなりの
量を削っている筈なのに一向に数が減らず、むしろ増えているのに苦笑する】

ハハ…頼むよ。
白崎ぃ……

【いつまで戦い続けられるか、不安を拭うようにヒトガタ達に剛腕を振るう】

矛海 遼 > 此処まで派手な騒ぎの場だ。もしかしたらと思った故の発言である。
鎌を持つ少女の叫びはその騒ぎの中に溶けたからか、あまり耳には入っては来ない。


しかし、だがしかし。
この惨状を、平等に死が撒かれる物を傍観できるような物を肯定できるほど己は寛容では無い。

「覚悟には覚悟を―――――」

二振りの刀を連結、薙刀状にしてヒトガタの群れを薙ぎ払い、
地獄を駆けながらメアの近くへ合流する。

「………無事か?」

白崎玲刃 > 何かを変えたい……か
相変わらずお前の理念は素晴らしいな…
【今を生きるだけで、
目の届く範囲を助けてるだけで大局的には何も変えていない自分を顧みながら自照気味に呟く】

ああ、お前の思いは今されてるよ…
これだけの奴らが、ヒトガタに立ち向かって、共に抗ってる
【屋上から眼下の光景を一瞥しながら呟く。】

お前は素晴らしいよ…
なら、だからこそ、俺もそのまま死なせるつもりは無いさ…
【きっかけになって死ぬと言ったクロノスに対し、
今回の戦いをクロノスを殺して終わるという結末
では無い方向を目指すと玲刃は言う。】

そうだな……俺もこれが終わったら何か考えてみるか…
【玲刃は苦笑いを浮かべて呟きながら、
落ちてくる杭に対し跳躍し片手で大剣を持ったまま衝突する、
大質量だ、全身の骨が軋む、
しかし、それと同時にもう片方の手で、
電気の魔剣を取り出し起動すると、巨大な杭を分子レベルで分解するべく
大剣で落ちてくる巨大な杭を支えながら、
そのプラズマの刃を杭へと向けて、高速で何度も切り刻もうとする
玲刃は、杭の質量によって、身体強化を施した身体でさえも、みしみしと軋んで今にも骨が折れそうになってゆくのを感じる
玲刃、杭を分解しきる事が出来るか……】

ソラとルナ > ルナを抱きしめ、ソラがメアさんに向かって再び舌を出す。
それを見たルナが嗜めるようにその額を軽く小突いた。
ソラに触れられれば、ルナの顔色にも少しだけ
血色が戻り始めた。

危険な場所にいるというのに、二人は全くもって
いつもと変わらない様子を見せる。

これ以上救助できる人がいないと見て取ると、
ルナは再び『情報』の操作を開始する。
『ヒトガタ』の動きを中心に整理された情報は
殲滅の助けになるかもしれない。

ソラはルナを守るように手をつないだまま
『ヒトガタ』の挙動に目を配っている。

エルピス > 「こっちにも来た――!?
 なっ、なんで、公安同士なのに……――ぐぅッ!」

 突如飛来する数十メートルの杭。
 避けてしまえば後ろがただでは済まない。
 となれば、壊すか受けるしかない。

 ――全身で受け止める。
 勢いを殺しながら、また別のビルの壁に自分の背を預け支えにし、受け止めた。

「……受け止めたッ!」

 ……その杭を抱えたまま、再度接近する。
 声を張り上げ、クロノスに問うか。

「ねぇ、貴方も公安委員会の人ですよね!
 最近来たって話の! なんでこんなことをするんですか……!?」

クロノス > 門に入ったヒビは、徐々に広がる。

そこから漏れ出る『虹色の液体』は、
紅い液体と同じく辺りに広がって行く。
『なんだこれは』と近寄った生徒の1人が悲鳴を上げる。

―――どうやら、触れると危険なものらしい。

メア > まだ何とかね…って言うか、数多すぎじゃない?
戦いは数だよとか言っちゃう奴でも居るわけ?

【矛海の姿に安心を覚える、この男が近くに居れば少し楽ができる】

まぁいいけどさぁ…ハハ、我らがヒーローが勝ってくれるのを待とうか♪

【白崎の方をちらりと見ながら、こちらに向けて舌を出したソラを見て】

あんのがき…いつかしめる…

【そう呟き、背後を矛海に任せるように目の前のヒトガタに集中する】

クロノス > 玲刃の杭を分解しきるが、
その超重量を受け止めた彼は空中にから地に落とされる。
軋む彼の身体に、紅い海が容赦なく襲い掛かった。

「―――ええ、是非考えるといいですよ、監視番号46。」

彼に笑いかけると、彼女は視線を再び『委員会街』へと移した。
―――お前にはもう用はない、と言うように。

有澤 零砂 > 「さっきの子は大丈夫だが・・・ 前線の子はまずいね。」
状況を冷静に確認できる場にいるため、判断は早かった。
白崎が支えている杭の後方に位置する部分と周りの空間が歪む。
多くな空白がそこに現れ、杭の後方部分を切り落とす、これで分解の必要がある杭の長さが減るだろう。

「で、あの液体は…まずいな、これはまずいやつです。」
触れるとヤバイというのだけはよーくわかった、高度は下げないほうがいいと判断する。

ソラとルナ > 「……窮極の門……その先に向かうためには……」

ぽつり、ルナが呟く。
そして、思い出した。



その先に向かうために必要なものは。



そして、それを持つものは。



「ごめん、任せた。」
握った手を離し、ルナだけが姿を消す。
ソラは頷くと、『ヒトガタ』に対峙した。

白崎玲刃 > とはいえ……
どうなってるんだよ、相当やばい世界と繋げてるんじゃないのか……?
【杭を分解しながら
虹色の液体を見ながら顔を顰めて呟く
門を早々に閉じなければ大惨事になると直感で悟る。】

あっ……まず……
【玲刃は、地に落とされながら不味いと悟る、
この体勢では受け身を取る事が出来ない。
そして、下にはヒトガタ達が大量にいる
このままではやばいと】

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」からソラとルナさんが去りました。<補足:【No3 交流歓迎】金髪赤目のへらへらした少女と銀髪青目のぼんやりした少年。>
ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」にソラさんが現れました。<補足:【No3 交流歓迎】金髪赤目のへらへらした少女。今はひとり。>
クロノス > 「何故?それを聞いてどうするんですか?監視番号『392』」

彼女は帽子を抑えて笑うと、嘲るように彼女を見下ろす。

「―――『聞けば納得する』とでも?
 ここまでの事が起こっておきながら随分能天気なんですね、貴方は。
 貴方のような善良な公安委員が居て、公安委員会はさぞ安心でしょうねェ。」

クックックと笑いながら、彼女を見る。
目障りだ、とでも言うように手を振うと、彼女に向けてヒトガタが襲い掛かった。

ソラ > 全力で走り、城崎さんを受け止めて
そのまま安全な場所に跳ぼうとする。

間に合うか。

矛海 遼 > ヒーローと呼ばれる少年、白崎に一度視線を配ると、回し蹴りと一閃をヒトガタに放ち少女の背後を守るように弾き飛ばして行く。

響く悲鳴、先ほど囲まれていた場から離脱した少女と少年を見ると共に
思考を廻す、廻す、廻す。

「…………皆、上に昇れ。今はそれを考えろ」

轟音に負けないように、響く様に声を放ちながら周囲を薙ぎ払う

エルピス >  
「『調べて』『お話する』ことが我々の仕事の第一歩でしょう!
 そんなことも、忘れちゃったんですか……っ!」

 クロノスへ声を荒げながらも――
 受け止めた巨大な杭を、白崎やソラに迫る紅い水の遮蔽となるように振り下ろすだろう。

「これで、少しはっ」

 迫るヒトガタには、踏みつけによる迎撃を加える。

白崎玲刃 > ああ、ソラ助かった。
【ソラに受け止められて、
礼を言う玲刃。】

【幸い骨にひびは多少しか入っておらず、そのまま、
再び大剣を両手に持ってヒトガタへと突撃してゆく】

……あ、あれ何処行った…
貴重なやつなんだが………
【玲刃はヒトガタを切り刻みながらふと呟いた
電気の魔剣は、地面に落ちる時に、落としてしまったようだ。】

メア > ハハ、了解先生♪

【剛腕を両方地面にたたきつけ、その反動でクロノスへ向けて…跳ぶ】

ヤッホーカニバちゃん♪
いつぞやのお礼しに来たよ♪

【クロノスのいる建物に降り立ち、声をかける】

クロノス > 「―――そのような甘い考えが、
 公安委員会の腐敗を招いているんですよ、監視番号392。」

瞳を細め、彼女は笑う。

「調べて、お話する?お話すれば「はいそうですか」と
 納得してくれるとでも?笑わせてくれますね。
 ―――話すだけでは、誰も救えない。
 そんなことは、現場に出れない臆病者がすることですよ。」

彼女はさらに手を振う、彼女の背後から現れた2本の鎌が、
彼女の立てた杭を切り裂いて彼女に襲い掛かる。

有澤 零砂 > 「おや、無駄になったか。」
先ほど出した『空白』を消し、受け止められた白崎の様子を見つつ。

「これは、連携を取れるようにしたほうが良いですね、恨むなよみんな。」
上空に浮かんだまま、周囲にホログラフを浮かべつつ、そのホログラフをキーボードのようにたたく。

「さて、この場の全員の携帯を…、少しいじるとしましょうか。」
携帯電話や、それに類するものを持っている人は、
うまく言ったのならばソレがこの場のメンバーどうして使える無線機として機能しだすだろう、
セキュリティが硬い電話にはもぐれなかったかもしれないが。

クロノス > 次は貴女ですか、と瞳を細める。

「貴方には前にも会いましたね。『殺人未遂』。」

じわり、と笑みを零しながら、余裕の表情を彼女に向けた。

「それで?どんなお礼をしてくれるんですか?」

矛海 遼 > 飛行できる者が多かったのは幸いだった。
自身もその場からヒトガタの肩を踏み、ビルの壁を蹴りながら上へと昇って行く。

同刻、白崎の手元から離れた剣を視界に収める

「…………少年、君の得物は誰でも【触れる】物か?」

声を挙げながら薙刀を分解、刀に戻しながら壁に張り付きながら答えを待つ。

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」からソラさんが去りました。<補足:【No3 交流歓迎】金髪赤目のへらへらした少女。今はひとり。>
ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」にソラさんが現れました。<補足:【No3 交流歓迎】金髪赤目のへらへらした少女。今はひとり。>
メア > あれぇ?
人のこと言えるのかなぁ『殺人鬼』。

でもまぁそんなのいいや…何せ今は僕正義のヒーロー側だから♪
悪の親玉はぶっ倒しちゃうぞ☆

【軽口をたたきながら、メアに追従する形で宙に浮く二本の腕ののうち、左の剛腕がクロノスに
殴り掛かる手加減をして変えてる相手ではないのはもうわかっている、だから全力で…
クロノスを砕く勢いで】

白崎玲刃 > 次はメアが行ったか。
ならば俺は……
【虹色の液体に触れるのは危険だと判断した玲刃は、
クロノスへと飛びかかる時に回収していた
フックロープを再度使い、
別のクロノスがいる場所とは離れたビルへと登り立った。】

……おいおい、これは不味いぞ…
落第街、そして、歓楽街までも向かっていきそうなヒトガタの波を見ながら、
【収納の魔術を使い弓と長剣を取り出すと、
それをつがえて、人がいなくヒトガタばかりになっている場所へと向けて放つ。
立ち止まって弦を強く引き絞って放たれたそれは
音速を超えマッハ3の速度へと至り、ヒトガタで溢れた地点に衝突し
TNT火薬1kgに相当する衝撃でヒトガタを殲滅してゆく】

【玲刃は、携帯を持っていなかった為、零砂のハッキングの恩恵を受ける事が出来なかった、】

【電気の魔剣は、玲刃がその剣を報酬で受け取った元の異世界ではそこそこ流通している装備であり、
誰でも普通に扱える。
ただ、刃は起動するとプラズマの為、取扱いに注意】

ソラ > 地面を蹴り、『ヒトガタ』をひとり引っ掴むと
壁を垂直に走りながらそれをぶん投げる。

他の『ヒトガタ』数人分を巻き込んで地面に叩きつけた。

が。

不意にその姿が消える。
何かを追いかけたように見えたかもしれない。

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」からソラさんが去りました。<補足:【No3 交流歓迎】金髪赤目のへらへらした少女。今はひとり。>
エルピス > 「――で、でもっ!
 最近の公安委員会、確かにおかしいです、けどっ……!」

 手を奮う。前にも横にも何もおきな――背後からの鎌が、エルピスを襲う。
 ――頑丈な合金の身体は切断こそされなかったが、それでも疵は入ったか。

「っ……く……だからって、ボクは貴方にいきなり斬りかかったり、出来ませんから。
 でも、やるしかないなら――ボクも、嫌だけど、貴方のこと、お縄頂戴しますからっ!」

 そこまで言った所で、メアがクロノスへ迫る光景を目視した。

クロノス > 彼女から零れ落ちる紅い液体は量徐々に量を減らすが、
ヒトガタは未だ減る気配を見せていない。

『門』のヒビはゆっくりと広がって行き、
そして門から流れ出す虹色の液体は、徐々に量を増している。

このままでは虹色の洪水となって、
落第街、そして歓楽街へ広がっていってしまうだろう。

クロノス > 「お縄頂戴しても、ここまでやらかした人間に待っている末路は
 『死刑』だけでしょうに。貴女は私に死ねと?」

口元を歪めると、目の前に迫る豪腕を見る。

「では、貴女の異能と、『神』と化した私の異能。
 どちらが強いか、勝負をつけましょうか。」

彼女が手を翳すと、彼女の背後から、紅い影の豪腕が立ち上がる。
その豪腕は彼女の豪腕を掴み、そして徐々に押し返す。

「―――監視番号119、学校は楽しいですか?」

矛海 遼 > 答えは帰ってこない、だがしかし使える物は使う主義だ。
再びヒトガタの群れに飛び込むと共に演舞のように流れる回転剣舞を放ち一掃、
背後に投げ捨て、後方から迫るヒトガタに投げ刺しながら魔剣に手を掛ける。

詳しい使い方はわからないが、熱を、プラズマを放つ物であるという事はわかっている。

「…………少年、この剣借りるぞ」

有澤 零砂 > 「おいおい、最近の学生はプロテクトが固いんですかね!」
あまり意味がなかったことに困りつつも、『門』の様子を見て、顔色が変わる。

「アレはどうとじれるか、そもそも閉じれるものなのか。」
もしかしたら、だが手はあるのだが、現状で行えるわけではないソレは後回しだ。
様子を見ながら、どうするべきかを考える。

「・・・?」
ほんの少しだけウェブで妙な動きがあることを感じる、ソレがなにであるかまで確かめる余裕はないが。

白崎玲刃 > ……やばいぞ…
物理的な攻撃は……無理だろうな…
【玲刃は虹色の液体が出てくる門を見ながら
顔を顰めて呟く】

何か良い手段は……
【そして、それを止める手段を考える……】

とりあえず……だ。
【玲刃は、対策が思いつかない現状どうするべきかと考えながら
とりあえずとして、効くか効かないかわからない現状物理的な攻撃でもとりあえずくわえてみない事には変わらないと思い
門の向うへと向けて弓に長剣をつがえ
弦を強く引き絞って放つ。
先程と同じような速度で門へと向けて長剣は放たれる。
果たして効果は……】

エルピス > 「――っ、そ、それは……!
 な、なるでしょう。だからこそ、死になくないなら、なんでこんな事……っ!」

 きっ、と睨んでから――それでもとても可愛らしくて怖くないが――そのまま戦況を伺う。
 何かとば、直ぐに対応出来る様に、と。

メア > 死刑?
ソレはないね♪
あんただって知ってるくせに…

【死刑…それはない、こんな力の持ち主をただ殺す。
ここではそんなことまずありえない、死よりももっと恐ろしい目にあうだろう】

ハハ、神とか言っちゃうわけ?
神様ご乱心なんて怖い怖い♪

【押し戻される腕が解け、紐のように紅の腕に絡みつこうとする】

学校?
あー楽しいんじゃないかな、友達とかも居てめちゃ楽しいよ♪

【自分ではそうは思わない、だが…メアなら、あの子ならきっとそう答える】

あんたは楽しくなさそうだねぇ、殺人鬼♪

クロノス >  
 
玲刃の放った長剣は、吸い込まれるようにその門のヒビに突き立つ。
ビシリ、と広がったヒビからは、益々勢いよく虹色の液体が噴出した。

エルピス >  
「液体が――!?
 壊せば液体、でも壊さないと……っ」

 ……攻撃を加えるか否か。
 攻撃したら不味いと思う感情が強いのか、それを決めあぐねている。

 ……取り敢えずと言わんばかりに残るヒトガタを上空から掃射しつつ、ビルの上へと乗った。

有澤 零砂 > 「…ッ、ダメだな、これ以上は。」
考えても無駄だ、後手後手であるが動くしかあるまい。

「ばかっ、ソレは蓋だ!ソレを攻撃したらダメに決まっているだろ!」
門に攻撃したのをとがめつつ、広がったヒビの前に蓋をするように『空白』を生成する。
すべてを覆えるほどのそれは作れなかったが、勢いをとどめる程度にはなるだろう。

白崎玲刃 > ………あ、逆効果…
【自身の放った長剣が、
狙いと逆の効果を示した事に
どうしようかと苦々しい表情で額を抑えた。】

矛海 遼 > 声が懐に仕舞った携帯から響く。魔剣を片手に持ちながらイヤホンを伸ばして取り出し、声の主へ返す。

「門から放たれるプレッシャーは並大抵の物では無い………だがこのままにしておくことが得とも思えない。
一つ、大きな一撃を使わせてもらう。出来れば…………少年と少女と共に射線上から離れるようにできないだろうか?」

可能性は不明。だが、強烈な一撃を放てるという確証はある。
この剣が雷光を、熱を扱えるならばと思考。
剣を流れ出る虹色の液体へ、鎌を持った少女へ向けて構えると共に神経を一点に集中すると、刀身に光が集まって行く。

クロノス > 「ええ、だから、死ぬより恐ろしい目に合う前に
 ―――こうして、『こんな事』をしているんですよ。」

彼女は笑いながら、2人に向けて答える。
紅い腕は動きを止めるが、さらにもう『2本』の腕が地面から生え、
彼女と、そしてエルピスに向けて薙ぎ払うように振われた。

「楽しいのなら、こんな場所に来てはいけませんよ。
 監視番号119、いえ、楽しいからこそ、ここに来たのかもしれませんね。」

「―――貴女は実に『学校想い』だ。」

エルピス > 「腕っ!?」

 着地直後の隙を狙われた、薙ぎ払いを受ければ、転倒するだろう。
 轟、と、重いものが地面を叩く音が響く。

クロノス > 視線を、矛海遼のほうに向ける。
『紅いヒトガタ』は、自分の目となり耳にもなる。
強力な一撃が来る事を察知すれば、
自身の2本の鎌を束ね、黄金の鎌を作り出した。

「―――力比べなら、乗ってあげても構いませんよ?」

彼女はその鎌を構え、歪に口元を歪める。

―――来るなら来い、そう言うように。

有澤 零砂 > 「僕は、術者を泊めるのが最善だと思いますが、招来ができるのであれば送還もできると考えますが。」
連絡に対して答えながら。

「まぁ、どちらにせよ、か。 OK、指示に従います!」
そういいつつ、高度を上げ、声を張り上げる。

「みなさん!少しばかり!矛海先生の射線からどきなさい!」
そう声を張り上げてから、その射線へ入らないように一応というかたちで『空白』をならべて。

メア > くっ…!

【余った方の剛腕で咄嗟にガードするが、やはりパワーが違う
衝撃に身をさらされながらも不敵に笑い】

ハハ、悪いけど…僕は学校なんかより好きなものがあるんだよね…

【学校なんて正直自分はどうでもいい、だが…あの子が笑い…
楽しそうにしている場所を、やっとつかんだ幸せを】

それを壊す奴にはお仕置きが必要だよね♪

【ポケットから取り出す釘、それを直接クロノスの体内。
腕足胸頭腹部…狙いを付けずに転移させる、神と自称した彼女に
これが通用するかどうか…】

とりあえず、やってから後悔しようかな♪

道鉄 > 「……状況は劣勢、ね?」

とんっと地を蹴る。されど膂力はそこまではない。
地面が凹むほどではないが、身軽なそれでビルに飛び乗る。

「そろそろ、食べれるかな?」

今だ様子見だ。話あいにはまだ遠い……

白崎玲刃 > ………じゃあ、俺は余計な事はしないであの腕をどうにかするかね
【先程の結果を思い出しながら苦笑いし
クロノスが二人へと向けた腕へと向けて、
2本の長剣を1本ずつ弓につがえながら、
弦を強く引き絞り放つ。
長剣が2本、数秒の時間差を持ちながら、
メアとエルピスを狙う、二本の腕へと向かってそれぞれ1本ずつ飛んでゆく】

クロノス > 「―――随分とえげつない攻撃をしますね。
 私でなければ死んでましたよ?」

彼女は『既にそこにはいなかった。』
転移された釘が、ぱらぱらと床に落ちる。

メアのそばに『いきなり』現れると、彼女にの腹に蹴りを入れる。
そのまま吹き飛ばされれば、射線からは外れるだろう。

「その『彼女の為』が『学園の為』になるのなら、
 貴方は十二分に学園想いですよ。」

黄金の鎌を手に持ちながら、遠くのその姿を、紅い双眸が捉える。

「―――さぁ、来るがいい、監視番号120。」

メア > がはっ…!

【蹴り飛ばされ、建物から落下する
剛腕が地面を、そこにいたヒトガタを叩き潰しその反動で重力を軽減する】

子供を思い切り蹴るとか…
そっちの方がえぐいじゃん…♪

【血を吐きながら立ち上がる
だが…クロノスに対する対応策は見つけた…】

避ける…て事は…やれるね♪

【いざという時の最終手段を頭に描きながら、白崎たちのもとへ向かう】

矛海 遼 > 恐らく、従来の一撃ならば傷一つ付けることなく防がれてしまうだろう。
それほどの【説得力】を持った【覚悟の眼】を見据える。

「――――違った出会い方をしたかったな、君とは。」

宿命を背負ってこの場に立つ者の持つ、【信念と言う名の刃】は何物にも勝る。
それに対するには――――――――【覚悟】を持って向かわねばならない。

「私にも、守りたいものはある物でね…………」

背から伸ばす氷の刃と足の裏から出す氷の杭で地面に自身の体を固定、構えた剣を向けると共に、放たれる光が大きくなって行く。
これは魔剣の物でも、男の魔力だけの力でも無い、【覚悟を通して出る力だ】

「―――――――恨みっこなしで頼むぞ?」

自身の全身を、魔剣を砲台に圧倒的なまでに熱量を高められた光の柱と化した砲撃を放つ。

――――目標は、少女の持つ鎌

エルピス >   
「わかりました――先ずは貴方を止めます。
 その後、『腹を割って』話して貰いますから。」

 倒れた状態で、クロノスを見据えながらも――

「……こっ、今度は助けられちゃったね。」
 
 白崎の援護がある間にゆらりと起き上がって、
 お腹を『開く』。――物々しい『砲』、ロスヴァイセと呼ばれるそれが、開いた。

 自身に宿る――要する魂のようなもの高出力のエネルギーに変換し充填、
 出力を高める。狙う、"タイミング"は――

白崎玲刃 > ふむ、集中攻撃か
【玲刃は、眼下の矛海とエルピスの様子を見ながら納得した様に頷いて呟くと
自身も、収納の魔術で大剣を取り出すと、
弓につがえて弦を強く引き絞る

そして、放つタイミングを見定めながら、
強く弦を引いた状態で、手を弦から離してしまわない様に
大剣と弦の重みに待ち耐え忍びながらタイミングを待つ。】

クロノス > 「いい『覚悟』です、確かに、
 ―――貴方とは違った出会い方をしたかった。」

迫る光の柱、それを見て、その【覚悟】を感じ取ると口元を歪めた。

「ですが、私も引く訳にはいかないんですよ。」

構えたその鎌を、その砲撃を『断ち切る』べく構える。

          「  全てを『追放』せよ  」

            ク ロ ノ ス ・ ク ロ ス
       「  『万物を切り裂くアダマスの鎌』ッッ!!!!!」

同じく、彼女から放たれた『覚悟の刃』は、その砲撃に到達すると、
その砲撃を『断ち切る』べく、その『覚悟の砲撃』とせめぎ合う。
【覚悟】と【覚悟】がぶつかり合い、あたりに凄まじい衝撃を撒き散らした。

有澤 零砂 > 「うおっ!?」
その衝撃の波に空中での姿勢が崩れる、
追撃の機会を逃すばかりか、制御を失い近くのビルの屋上に突っ込む。

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」に幕を引くものさんが現れました。<補足:小麦色の肌に黄金の瞳、クセのあるブロンドのショートヘアー、銀色の仮面、半裸に腰巻。身長約2メートル半。刃に七水晶が埋め込まれた背中に灰色の翼が生えている。>
エルピス >  
「二人の、覚悟も、気持ちも分かるけど、
 ボクは、それよりも確実に止めたいから。公安委員としてだけど、エゴかもしれないけど――ごめんなさいっ!」

 ――僕も元、男の子。
 『覚悟』と『覚悟』のぶつかり合い。それが大事でかけがえのない事であることは分かるけど。
 でも、だからと言って、見守っているだけでは居られない、――から"水を差す"。

 
「そっちの先生もごめんなさい――後で、怒られ、ますからっ!」

 ――また別の覚悟を以って、横合いからクロノスの鎌を狙い、所謂"高エネルギー属性のビーム"を放ち、水を差す。

道鉄 > 「おいおい、吹っ飛ぶなよ。来たならちゃんと、腰据えろ」

飛びそうになっている銀髪の少年を掴んで。
そのまま不動で見ている。

みしっと、屋上の床は凹んでいた。

「覚悟。覚悟、ね……ゲハハ……」

見つめる。その衝動を受けながらなお、笑いつつ

メア > ………

【空間に入った亀裂『門』を見つめる】

(何だろ、この感じ……)

【虹色の液体、そしてこの『門』を見て何も感じない…恐怖も、好奇心も何も…
普段から知っているものを見るような…そんな感覚を覚えそっと虹色の液体に手を伸ばし…】

っ…!

【強力な衝撃波に襲われ、手を引き防御する】

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」に神崎 聖さんが現れました。<補足:生徒会幹部候補で女性。銀髪の長髪に深紅の瞳。髪を黒いリボンで止めてる。 #異能や魔術をコピーできる能力持ちです。>
白崎玲刃 > …………っぅぅ…!
【玲刃はクロノスとは離れたビルの屋上で大剣をつがえた弓の弦を引き絞りながら『覚悟』同士の衝突の衝撃を耐えながら
タイミングを待ち続ける
このせめぎ合いが終わった時こそが無防備になる一瞬だと信じて。】

クロノス > 自分に向けて砲を構え、撃ち込んで来るエルピス、
そして大剣を番える玲刃を見てそっと瞳を伏せる。

『―――そろそろ、『潮時』ですかね。』

せめぎ合う光と光は、『拮抗』している。
そこに追撃を受ければ、ただではすまない事は明白だろう。

エネルギービームが加われば、光と光の拮抗は僅かに揺らぐ―――。

『―――でも、まだ、終われない。』

徐々に押し込まれていく光、だが、彼女は退かない。
鎌を握り締め、その瞳を魔力の放出に輝かせる。

―――大きく翼が開き、そして、破れていく。あたりに魔力の雪が降った。

神崎 聖 > さて…門まであと少しまで来たが…
遠目から見ると…虹色の液体が流れている。

あれに触れるとやばいのはたしかだ。
そして私自身は姿を変えている。
【黒いローブに白い仮面に声色も変えてある】
さすがに元の姿では不味いからだ。

「さて…」
とりあえず援護しよう。

道鉄 > 「……さって、いくかぁ」

手錠を破りながら、その衝突に向かって突進する。
両腕をアギトのように広げながら……
ただただ、クロノスに向かって。

「……おおおおおらああああああ!!!!!」

走って、自分から”その衝撃の中に突っ込み”喰らいながら、破壊しながら、”神”へと向かっていく

有澤 零砂 > 「むう、何もできてないな。」
よろよろと立ち上がり、周囲を確認する。
墜落地点の屋上から周囲を見渡す、動く影が二つ増えたのに気づく。

「…ちがうな。」
やるべきことは殺害か?それで良いのか?
どちらにせよ、ダメだ。
めまぐるしい思考の渦が走る、わずか数秒のソレを済ませる。

「…さて、僕のやるべきは。」
再び、箒のようなそれにまたがり、浮かぶ。
そして、まっすぐに飛んでいく、クロノスに向かって。

「僕は目の前で人が死ぬのは嫌いなんだ。
人が傷つくのがいやなのもあるし……、楽に逃がすのがむかつくのもある。」
誰に言うでもなく、まっすぐ、加速していく。
ここが公道であれば、それは踏むと言ってもいいほど、躊躇はない速度で。

矛海 遼 > 力は互いに激しくぶつかり合う。
支えとして創り出した刃と杭の、地面を抉る後を残しながら徐々に反動で後退して行く………。

「終われないのはこちらとて同じことだ……」

魔剣を構える手の甲に禍々しい紋章が浮かび上がると共に、翼のように背から鎖で繋がれた棺桶が六つほど現れると共に、砲撃の出力が増して行く。両腕からは鈍い音が響き渡り、両肩からは血が凄まじい勢いで拭きだして行く。

自身にとっての勝利条件は、彼女と門を止めることだ。
故に………今宵ばかりは【命を守るための死神】として、【生徒を守る教師】としての覚悟で自身の命と光の刃を燃やす

「―――――――――吼えろッ!Θάνατος【タナトス】!!」

眼中に写るは鎌と門のみ――――

クロノス >  
 
拮抗は終わる、彼女はその勝負に『負けた』
エネルギービームと、そして彼の『光の刃』を一身に受け、
その『神』と化した少女の体が、大きく揺らいだ。

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」から幕を引くものさんが去りました。<補足:小麦色の肌に黄金の瞳、クセのあるブロンドのショートヘアー、銀色の仮面、半裸に腰巻。身長約2メートル半。手に持った大鎌の刃には七水晶が埋め込まれており、背中に灰色の翼が生えている。>
ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」に能見さゆりさんが現れました。<補足:優等生のお姉さん?>
白崎玲刃 > 【クロノスを殺す事無く、止める方法
それが思いつかないが故に、
しかし、死ぬ確率が低い方法を選ぼうと玲刃は、大剣をクロノスが立つビルへと向ける
クロノス自身に当たれば…この大質量が高速でぶつかるのだただでは済まないだろう
だからこそ、クロノスが立つビルを倒壊させることで、
ビルの倒壊の衝撃と落下の衝撃で意識不明くらいに留める事が出来ないものかと考え】

今だ…!
【そして、クロノスが勝負に打ち負け、神と化したクロノスの身が揺らいだ瞬間
その瞬間を狙い、ビルへと向けて大剣を放った。
放たれた大剣は、マッハ2程の速さでクロノスが立つビルの中層当たりへと向かって飛んでゆくだろう】

エルピス > 「っ、はぁっ……!」

 大きく仰け反り、尻もちを付く。
 手応えは、あった。

 ……公安委員の不祥事、
 そして周囲にその他の公安委員は一人。

「……ああは言ったけど、どうしよう……」

神崎 聖 > たんたんっと門へ近づく黒衣。

戦闘を見て、杭を真似しそれを足場にしながら
近づく。まるで飛び石の如く。

「しかし、神を名乗るか…【邪神】がふさわしいね。」
そういいながら、飛んでいく。

道鉄 > 衝撃を突き破り、そのまま一番近くに”ボロボロのまま”殺人鬼は
”先輩”を見下ろす。

「……ねぇ、先輩。ほんのちょっとだけ食べていい? 腕も、話しすんのもなしでいいからさ」

腕は”ない”

ぼたぼたと両腕から血をぼたぼたと垂らしながら。
そう尋ねる

有澤 零砂 > 「ちっ!」
間に合わなかったことに舌を打つ、ソレもそうだ、当然だろう、だが。
掠めるように飛んでいく、せめて揺らいだその体をつかもうと。

「医者を呼べ、できる限りはやく!」
できる限りの最善を尽くそうと。

能見さゆり > ……そろそろですかね。
私が言うのもなんですが、運命が許せば、あるいは。

【舞台の邪魔にならないところ。だが、すぐ上のビルからそっと見守っている。
どういった結果になろうと、見届けない訳にはいかない。
そして、最悪、本人が望む望まざるにかかわらず、殺すよりひどいことをするかもしれないと知りつつ。

それでも友人なら来るべきだから】

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」にソラとルナさんが現れました。<補足:【No3 交流歓迎】金髪赤目のへらへらした少女と銀髪青目のぼんやりした少年。>
矛海 遼 > 拮抗が終わる。次に廻る思考は――――

――――彼女の命を救わなくては

ある意味で彼女の覚悟の冒涜ではある。だがしかし、
それではそれを砕いた自身の覚悟への裏切りになる。
砲撃で両腕は大きく焼き爛れ、魔剣は砕けたその状態で、一方通行の魔力しかない力で転移を行う。

堕ちてゆく神の元へ。

メア > ハハ……わっかんないなー…

【さっき自分がしようとしたことに違和感を覚えながら】

……そういう事かよ…

【カリキュラムを思い出し、舌打ちをしながら門へ近づく黒衣の女性を見つける】

あれぇ?お姉さん、どうしたのぉ?

クロノス > 「―――ええ、どうぞ、それがお詫びになるのなら。」

ぐらり、と揺らぎ、堕ちて行きながら、
―――道鉄に向けて微笑んだ。

ソラとルナ > 消えたソラの姿が戻ってくる。

真っ青な顔で気を失っているルナを抱えて。

終幕には少し間に合わなかったかもしれない。
それでも、見届けるために。

神崎 聖 > メアに声をかけられて
「ん?簡単にいえば【邪神】の最後を見届けに来たといえばいいかな?」
嘘は言ってない。

「すこし、君の力を借りてもいいかな?
何、私は【視る】だけで、借りれる。」
そう言う。黒衣の女。

能見さゆり > 助かるならそれでよし。

ですが……そうでないなら……

【まだ自分のターンではない。
解決がつくのなら、それは戦った者達の取り分だ。
だが……解決がつかないのなら……】

もし、死んでしまうかそれに近いのであれば、魂を留めるのは私の役目ですね。

道鉄 > 「じゃあ……」

――いただきます……

殺戮じゃない、食事の時間。
初めての。
腕はないのに、腕をあなたの顔に向けて血をばたばたとかけながら。

清めていくように。
そして地を蹴り、”自分の血を飲ませながら”
肩の肉をちぎった。
まるで、なにかの印をひとつ、付けるように

「……ごちそうさま。今までで一番、うまかったよ」

白崎玲刃 > 【大剣を放った後、玲刃はクロノスのいたビルへと向けてパルクールめいた動作でビルの屋上を飛び渡りながら駆け出す
ビルが倒壊すれば、最悪生き埋めになる可能性もある
故に、そうなった場合に、素早く救出する必要があると感じた為だ。】

カリキュラム……まさか…
【そして、それと同時に、メアの様子を見ながら
メアの呟きを聞いて、昨日遭った州崎を思い出しながら訝しんだ】

メア > ……別にいいよ♪
借りるぐらいならね♪

【自分に害がなければどうでもいい、そんな思いから女性の申し出を受ける】

あぁそれと、後で質問には答えてよね♪

【そう言って地面に座り込む】

エルピス > 「……こ、こうしてる場合じゃないっ!?」

 我に返ってブースターを起動し、空を駆りながら一団へと近寄るだろうか。
 ……血肉を食らう道鉄の姿が見える。
 何をしているかは理解出来なかったが、きっと大事な事なのだろうと、近くに降りて立ち尽くし、光景の一部始終を眺めた。

矛海 遼 > 跳躍した男は共に堕ちてゆく。
まともに機能しないであろう両腕を不器用に動かして手を伸ばす、彼女の手を取るために。

「――――――間に合え――――ッ!」

そして、自身の覚悟の為に

有澤 零砂 > 「…!」
どうでもいい、いくつか邪魔が入るが今は飛ぶ、落ちていくからだの下へ飛んでいく。

「とどけえええええええええええええ!」
もう、ただただ狂ったような大声をあげ、落ちるクロノスをとにかく捕まえようとする。

ソラとルナ > つかもうとする人がいるのなら。

ソラはルナを背負い、ルナはソラの背につかまる。

つかみ損ねたときのために、地面近くで待機する。

神崎 聖 > 「助かるよ。質問はこれが終わって
ほとぼりが覚めてからね。」

すると、黒衣の女の影が動き出す。
杭と影がまるで手と足となり
門へたどり着く。

「ふぅ。」
黒衣の女は着地をする。
虹色の液体に当たらぬ位地に

白崎玲刃 > そっちは、任せるべきか…
【玲刃は、クロノスを救う為に向かう一団を見て、
クロノスはそちらに任せても大丈夫そうだと考え、
門の方へと方向転換し向かう。】

さて、二人方は何をするつもりだ?
【そして、門の近くにいる
二人に向けて、冗談めいた笑みを浮かべながら語りかけた。】

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」に薄野ツヅラさんが現れました。<補足:赤いジャージにヘッドフォンの小柄な少女。右手で金属製の前腕部支持型杖をついている。>
ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」から薄野ツヅラさんが去りました。<補足:赤いジャージにヘッドフォンの小柄な少女。右手で金属製の前腕部支持型杖をついている。>
メア > それでいいさ、優しいお姉さん♪

【神崎が去っていくのを見て声のする方へ振り替える】

あぁ白崎♪
おつかれー…僕はもうクタクタだよ♪

クロノス > 背に生えた翼が、ゆっくりと解け、消えていく。

「―――お粗末様でした。」
『彼』に一言そう言って微笑むと、
彼女の身体は速度を増してどこまでも堕ちて行く。

時間がゆっくりと流れるように、
彼らが伸ばした手は、いずれも彼女には届かず、

彼女が目を閉じると同時に、
一斉の『砲撃』によって崩れ落ちていく門《ビル》の瓦礫が、
彼女を巻き込んで、一気に堕ちて行く。

当然、下に居れば潰されてしまうだろう。

メア > ………白崎くぅん、今こそ子供を救うヒーローになろっか?

【上空から降り注ぐ瓦礫、それを見て少女は笑顔で語る。
自分を担いで今すぐ瓦礫から逃げろ。と】

神崎 聖 > 「おおっと」
門が崩れるのを見て…
一目散に黒い翼を生やし
そこから飛び退くであろう。

「さすがに死にたくはないしね。
てか、派手にするものだね。」
安全なところまで飛び着地をする。

白崎玲刃 > ああ、メア
ふむ……メアと呼ぶのも何かな…
今度新しい呼び名考えて良いか…
おつかれさま、だ。疲れたのなら背負うか?
【メアに声を掛けられその方を見ながら
メアの子鬼の方の性格にメアと呼びながら、なんかなと首を傾げる
そして、背負うかと冗談めいた笑みで言った後

メアの言葉を聞き、実際に背負って
降り注ぐ瓦礫をかわし、
かわしきれなかった瓦礫を大剣を取り出して砕きながら、
駆けてゆく
そして、一部かわすことも砕く事もできなかった細かな瓦礫にメアを庇いながらぶつかり、多少の負傷を負う】

お前は…聖か……?
【多数の異能を発動している様な様子の黒衣の少女を見て呟く
確か、理想鏡は姿を変えられるのだったなと思いながら】

有澤 零砂 > 「…くそったれ!」
届かないその手を伸ばしたまま、降下する、追いつくことはできないだろう、間に合うこともないだろう。
もし奇跡が起きても僕には何もできないだろう。

「それでも。」
せめて、最後まであきらめる姿勢は見せたくなかった。
あがくのを放棄する自分を肯定はできなかった。
ビルの瓦礫を空白で凌ぎつつ、せめて届くところまで、限界まで高度を下げ、降りていく。
誰のためでもなく、己のために、エゴのために。

ソラとルナ > 「……『出典:Snorra Edda』」

ルナが呟く。血の気を失った顔で。
ソラが手を上げる。何かをつかむように。


「……『Mjöllnir』」


それは、『打ち砕くもの』。

一振り。雷が走る。

瓦礫だけを、きれいに吹き飛ばす。

メア > だーかーらー…
僕だってメアなんだから気にすんなって…

【白崎に担がれながら軽口をたたく
無事に二人とも安全圏まで駆け抜けられるだろう】

能見さゆり > 【……クロノス。

まだやるべきことがある。
間に合わない、その様子を察知すると、ビルを翔けながら跳躍する

この場ではまだ外側だったが……ブーストを掛けワイヤーを駆使し、
人間ではない速度で引き寄せられるように瓦礫の元へと飛び込んでいく
間に合う間に合わないではない、間に合わせにいくための時間を作りに】

……クロノス!

【まだ、何も話していないでしょう?】

矛海 遼 > 伸ばした手は空を切りながら、体と共に堕ちてゆく。
こうなってしまえば文字通り【賭け】だ。
まともに動くのは背にある六つの棺桶と両足。


信じられるのは己の覚悟。

「諦めの悪さまでかつての【友】から影響を受けたらしい…………ならばやることは一つ……!」

向かうは崩れ行くビルの【先】の【神】では無く【少女】

神崎 聖 > 安全圏に立つ黒衣の女。

「さて、他は逃げ切れたかな?」
もし、逃げ切れなかった場合は、
手を貸そうかと考えている。

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」に幕を引くものさんが現れました。<補足:小麦色の肌に黄金の瞳、クセのあるブロンドのショートヘアー、銀色の仮面、半裸に腰巻。身長約2メートル半。手に持った大鎌の刃には七水晶が埋め込まれており、背中に灰色の翼が生えている。>
白崎玲刃 > メアだったとしても、
折角だから何か別の名前でもあった方が呼びやすいだろう?
【メアを担ぎながら玲刃は落第街を駆けて行きながら、
冗談めいた笑みと共に軽口をたたいた。】

クロノス > 『雷』は神の『武器』、だと言う。
それは『諦めない』という気持ちが生んだ奇跡なのかもしれない、
走った雷は瓦礫を吹き飛ばし、諦めずに手を伸ばし続ける2人に道を作る。

彼女は既に意識を失い、ただおちて行くだけだ。

その諦めの悪い2人のどちらかが『間に合え』ば、
今、この場で彼女の手を取る事は出来るだろう。

矛海 遼 > ――――感謝する――この一瞬に――!

「間に合えェェ!!」

棺桶の発生に使っていた魔力を還元し、一つだけ残して空中で下に向けて【跳躍】しながら手を伸ばす。

メア > 質問は…今度させてもらうよ、お姉さん♪

【白崎に担がれるまま、メアはその場から去って行った】

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」からメアさんが去りました。<補足:長い黒髪に黒服の少女>
有澤 零砂 > 「…ほんとに、バカばかりだ。」
呆れるように笑う、身を賭してまで、先ほどまで戦っていた相手を助けるようなバカがそう笑う。
バカのようにまっすぐに手を伸ばし。

「そっちの先生、先にお願いを。
僕一人では加重オーバーです、だから・・・」
迷う必要はないのだ

「手をかせ!」
ほんの少しだけ伸ばした腕が、彼女の腕をつかむ、
載っている箒で生まれた浮力で落下速度を落とすが、
まだ、、あとすこし、足りない。

白崎玲刃 > 【玲刃は、メアを背負いながら瓦礫をかわして、
事後処理は他の者達に任せ
その場から去ってゆくのであった。】

幕を引くもの > 突如として巨大な木の枝が、固められた地面を突き破り、顔を出す。
枝からは無数の葉が生い茂り、重力と共に降りてゆく者達の下にクッションを織り成した。

地下深くから生えてきた樹木が一体何なのか、誰が育んだものなのかは誰も知らない。

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」から白崎玲刃さんが去りました。<補足:自由人な、なんでも屋。>
能見さゆり > 足りない距離と時間は……ワイヤーで作ります!
だから「間に合わせて」ください!
【クロノスに手を伸ばす誰かが間に合えばいい。
距離と時間を稼ぐべく限界距離を伸ばすために補助に回る】

神崎 聖 > 「そう。でも、また会う日は同じ私じゃないよ?」
メアにはそう行って見送るでしょう。

「しかし、今まで殺そうとした相手を
今度は助けようとする。まったく分からないね。
まぁ、手伝ってあげますか。」
安全圏地帯から飛び上がり、助けるのを手伝うでしょう。

クロノス > 彼女の手を一方が掴む。眼下に広がるのは

崩れて行く瓦礫とそこに混じる七色の液体が、
地面に広がる紅い海を、熟れたトマトのように潰していく光景。

―――後に残るのは、紅く染まった大量の瓦礫の山だけだろう。

矛海 遼 > 腕を掴むと共に、自身の体の背を下にしながら足掻きとして棺桶を平面上に薄くして空気抵抗を作り、
落下の衝撃を抑える

「――――――」

言葉は不要だ。

道鉄 > 「死を汚すなよ……?」

そこからどうなるかは残ったもの次第だ。
しかし、その普遍だけは。

「バイバイ、先輩。”食事―おはなし―”、楽しかったよ」

静かにそう告げて腕から尚、血を流しながら。
最初できっと最後の。殺戮じゃない食事の余韻に浸りながら

「またねか、さよならか……わかんないけど……」

――ゲハハ……

その光景を背中に、ただひとり殴らず、助けようともせず。
目的は果たしたと言わんばかりに、その場を去る

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」から道鉄さんが去りました。<補足:制服着た翡翠眼・灰色髪の女子高生。殺気は滲む、手錠をつけた手で今日も食事を求めてさまよう 乱入歓迎/戦闘歓迎>
エルピス > 「……」

 その光景をただ見ている。
 ここからでは遅い。
 「ひとが死ぬのは嫌だから:、それだけだけど、彼女は助けたいと思う。
 
 だけど、 お粗末さまでした。
 そう告げた彼女の声と姿が、妙に脳裏にちらついた。

「と、とりあえず、大丈夫そうなのかな……」

 そう思い、周囲の安全確保に奔る。
 生活委員保険課、風紀委員、公安委員には連絡を入れる。


 ……しかし、結局僕一人しか来なかった。
 咄嗟に居合わせた故に出来た偶然かもしれないけど、それが妙に引っかかる。


 ……安全の確保や通報、現場の把握、一般市民の応急処置や送迎etc
 出来る細々とした事を行うか。
 そして、最後まで遠巻きに一部始終を眺め、『公安委員会に報告書を提出する』だろう。

 ……ボクは今は、出来る事をしよう。

クロノス > 彼女と共に堕ちていった2人は、
箒の浮力を得て速度を落とし、
そして、地面に生やされた植物にふんわりと着地する。

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」からエルピスさんが去りました。<補足:赤いショートドレスにニーソックスを履いた、長い栗色の髪を持つサイボーグちゃん。右腕には公安委員の腕章。左腕は兵器だったり普通だったり。>
有澤 零砂 > 「……!」
確かに、それ以上の言葉は不要であった。
ただただ、つかんだ手を離さぬように、あとは着地に身を任せる。

「…まさか、間に合うか。」
思考力を取り戻した脳が、今の状況に対して驚きを発する。それゆえバカなせりふが口からこぼれた。

「安心している場合じゃない、まだ怪我も見なければ。」
植物の中で姿勢を整えつつ、どうするべきかを考える。
可能であれば医療班を呼ぶなりしようとするだろう

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」から有澤 零砂さんが去りました。<補足:銀髪少年系教師 普段とは違い大型の飛ぶ乗り物のようなものに魔法使いが箒に載るように乗っている>
能見さゆり > ……。
【間に合ったならそれでいい。
死ぬ選択肢はひとつではないし、生きる選択肢もひとつではない。

私ができることは基本的に選択肢を用意することだけだ】

矛海 遼 > 背に掛かる衝撃は予想以上に小さかった。

「…………無事、か?」

正直、肉体の一部が欠損するくらいの衝撃は予想していたのだが………共に落ちた少年と少女の様子を見つつ、なんとか動かせるまでに再生した両腕をゆっくりと動かす。

クロノス > 彼女たちが着地して、そう時間がたたない頃、
2人が安堵の息をつき、立ち上がってしばらくして、

『まるで全てが終わるのを待ち構えていた』ように
その場にあらゆる委員会の人間が、流れ込むように到着する。
怪我人は保健委員会が、調査は公安委員会と風紀委員会が。
入り乱れる人、そして声。

『虹色の液体に触れると危険ですので』
『調査の必要がありますので』
『民間のご協力に感謝いたします。』
『怪我人ですか?お預かりします。』

群集は1個の生命体のように口々にそう言って、その場にいる人間を、
ゆっくりとその騒ぎの外へと追いやって行くだろう。

そんな騒ぎの中、それに紛れるように、彼女はどこかへと運ばれていった。

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」に有澤 零砂さんが現れました。<補足:銀髪少年先生 箒のような機械に載っている>
ソラとルナ > ソラに背負われたルナが、軽くソラの足を蹴る。
驚いたような顔でソラは首を横に振る。
ルナは無言で、もう一度足を蹴る。

何度か、無言のコミュニケーションを繰り返した後、
ソラのほうが押し切られたらしい。

躊躇いながらクロノスさんに近づき、
その手を握った。

できる限りの生命力を、クロノスさんに受け渡す。
そして、人が集まってきたのを見ると
見つからないように、逃げるように。
その場から逃げ去った。

矛海 遼 > 人が集まってきた…………どうしたものか。

怪我人と言われれば間違いなく、目の前の少女と無茶をし過ぎて再生が間に合っていない自身だろう。

実際に負った傷は腕だけでは無くほぼ全身の筋肉細胞や骨が悲鳴を上げている。
それでも運ばれるという事はせずに自身の足で、ゆっくりとその場を後にするだろうか

神崎 聖 > 「さてさて、どうしたものかな…。」
黒衣の女は思考する。

「門は崩壊した。それまでのいきさつは…
たしかに【記録】した。門の間近まで行って正解だった。」
そう呟く。

「しばらくは様子をみよう。」
一歩離れたところで私は巻末を見守る。

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」からソラとルナさんが去りました。<補足:【No3 交流歓迎】金髪赤目のへらへらした少女と銀髪青目のぼんやりした少年。>
ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」からクロノスさんが去りました。<補足:白い髪、紅い目、公安委員会の制服。左右に黒と白の鎌を持ち、翼が生えている。>
神崎 聖 > 「いや、去るか。」
そう考えると、飛び去った。

ある程度の経緯を【記録】して

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」から神崎 聖さんが去りました。<補足:生徒会幹部候補で女性。銀髪の長髪に深紅の瞳。髪を黒いリボンで止めてる。 #異能や魔術をコピーできる能力持ちです。>
有澤 零砂 > 「僕はまぁ無事です。」
疲れきった顔でそう呟くようにこぼす、安堵からかなり気の抜けた表情で。
「もっとはやく来てほしかったなぁ。」
そう愚痴のようにくちにしつつ、彼の変わりに無茶の代償をうけて、
各部のパーツから、煙をあげる箒のようなそれを見つつ。

「…後片付けはたいへんそうだ。」
安堵と苦労の混じるため息を口からこぼし、

「ありがとうございます。」
そこにいたであろう皆に聞こえないが、皆にたいしての言葉を紡ぎ。
人混みに彼も紛れていった。

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」から有澤 零砂さんが去りました。<補足:銀髪少年先生 箒のような機械に載っている>
ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」から矛海 遼さんが去りました。<補足:着物の上にロングコートを羽織った青年>
幕を引くもの > 「――からからこんこん からこんこん」

「――こんこんからこん からこんこん」

木琴のような音で奏でられる、鎮魂の唄。

巨大な樹木の根元……地下から聞こえてくる音楽は、
この日失われた命を慰めるだろうか。

暗い地下室の中で、七つの星が瞬いた。

「――からからかん からからかん」

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」から幕を引くものさんが去りました。<補足:小麦色の肌に黄金の瞳、クセのあるブロンドのショートヘアー、銀色の仮面、半裸に腰巻。身長約2メートル半。手に持った大鎌の刃には七水晶が埋め込まれており、背中に灰色の翼が生えている。>
能見さゆり > ……。
【間に合うならいい。
だが、むしろ問題はその後なのだから

その様子を見届けると、そのままそこをあとにした
まだ、終わっていないからだ】

ご案内:「落第街『開きかけた門』の前」から能見さゆりさんが去りました。<補足:優等生のお姉さん?>