2015/06/27 - 20:15~15:58 のログ
ご案内:「商店街」にチェシャさんが現れました。<補足:人の言葉を喋るペルシャ猫>
ご案内:「商店街」に川添 孝一さんが現れました。<補足:時代錯誤なヤンキーファッション。>
川添 孝一 > 商店街をブラついている時代錯誤なヤンキーファッションの男。
「あー、テストだりぃなぁ………」
嘆息しながらあちこちを見て歩く。
一応、真面目に勉強してはいるものの結果がついてくるとは限らない。
それがこの男、川添孝一であった。

チェシャ > お昼時の商店街は、様々に美味しい物の香りが風に乗り
鼻孔をくすぐりながら、幸せな誘惑に満ちている

その中を、日課のパトロールをしながら歩く白いぬいぐるみの様な一匹のこにゃにゃの姿
「今日も街は平和ねぇー」
等と言いながら、短いあんよでよちよちと進むが――……
今日は、見たことの無いヤンキーファッションの男を見れば
そちらの方に駆け寄って――……

「おにいちゃん見ない顔ねー? テストだるいのー?
じゃあふわふわと遊んでくれるー?」
と、言いながら ちょこんと川添の目の前に来て座る

川添 孝一 > 「…………………」
猫が目の前に座る。喋ってる。可愛いなぁ。喋ってる。ふわふわだ。喋ってる。喋っ……
「猫が喋った!?」
驚いて猫をまじまじと見る。
「異能猫か……? いやぁ、珍しいもん見たぜ……」
「ああ、いいぜ。テスト勉強以外だったらなんだってやる気分だ、遊んでやるよー」
「俺は川添孝一、お前の名前は?」
ヤンキー座りで視線を合わせる川添孝一。

チェシャ > 「うん、チェシャはねーお喋りこにゃにゃなの」
初めて会う人は、喋る猫を見ると大抵驚愕の表情をする
慣れているかのように落ち着きながら喋って

「異能じゃないけど似た様なものだよー
珍しいしふわふわはねぇー人が大好きなん!!
遊んでくれる人はねぇ、特に大好きなのー!」
遊んでくれると言われれば、嬉しそうに『やったぁ』と喜びをあらわにしながら
川添の足元の周囲をぐるぐると回る

「ふわふわはね『チェシャ』っていうよ。でもねー自分の事ふわふわって言う時もあるのー」
ぐるぐるを止めれば、ヤンキー座りする彼の前に来て座って、じーっと川添を見つめるふわふわ

川添 孝一 > 「そうか、喋れる猫なのかー……さっすが常世だぜ、なんでもありだ」
ヤンキー座りのままカラカラと笑う。
川添は基本的に可愛いものが大好きだ。

「なるほどなるほど、人懐っこい猫だってのはよーくわかったぜ」
「んじゃあお喋りするかぁ」
首元についているご飯代と書かれた貯金箱を指差す。
「それ、自分でメシの金を稼いでるのか?」
「俺もいくらか入れたほうがいいのか……?」

「チェシャ、もしくはふわふわか……覚えたぜ」
にへら、とだらしなく笑う川添。かなり不気味だ。

チェシャ > 「うんー!言葉が分かるからね、おりこうさんだよ、ちゃんという事も聞けるんだよー」
カラカラと笑う彼をじーっとみつめる
(この人は遊んでくれる優しい人だ!)
と、本能的に察しながら

「うん、あのね 人は遊んでくれるしご飯をくれるしお世話をしてくれるし大好きだよ
お喋りしよーねー、こういち君の事も聞きたいよー学校楽しい?」
等と忙しなく喋り、時には質問をして――……
貯金箱を聞かれれば
「これ?これはねぇー その通り。自分でご飯代を稼いでるよ
入れてくれると嬉しいん ふわふわはね、貰ったお金でご飯を買いに行けるんだよ」

「うん、どっちでもいいよ。ふわふわもこういち君覚えた!」
人からすれば少し怖い容貌と相まって、不気味かもしれない
けれど猫は、孝一から優しさを受け取って、ごろごろと喉を鳴らして懐くように身体を擦りつけるのだった

川添 孝一 > 「そうかー、おりこうさんか…桜井の奴が見たらぜってー喜ぶだろうなぁ」
「あいつ猫大好きだからなぁ………」
友人のことを思い出しながら、この奇妙な出会いを喜んだ。

「そうか、悪戯されたり嫌がらせされたら言えよ? そいつブッ飛ばしてやるからよ」
「学校はやること山積みでカッタルイこともあるけど、まぁ嫌いじゃあねぇよ」
ポケットから財布を取り出して、比較的大きな硬貨を選んで貯金箱に入れる。
「これで今日の飯を買いな。なに、遠慮するこたぁねぇ」

にっこり笑って財布をポケットに入れる。
「おっ、ひょっとして触ってもいいのかお前ー」
猫の背中を恐る恐る撫でる。喋る猫に触るなんて初めての経験だ。

チェシャ > 「桜井…?お友達なのー?
猫が好きな人はねぇ、チェシャも大好きだよ。いつか会いたいんねぇ……」
そういいながら、どんな人だろうと思いながら『一緒にいつか遊べるかな…?』と思う

「うん、ありがとう。この街は基本的に優しい人多いから大丈夫
……でも時々嫌な人とか、動物苛める人が居たら助けて欲しいん」
「学校はねぇ、面倒くさいってふわふわもちょっとだけ知っているよ、聞いたお話だけだけどね…?
けど、他に色んなお友達と出会えるから楽しいって言うのもちょっとだけ知っているよー
こういち君も学校が楽しいならよかったーん」
安心したようにくるくるして
大きい硬貨を入れて貰うと嬉しそうに
「うん!ありがとう……こういち君のお陰で今日は美味しい物食べれるんねー」
お礼を言う様に、こういちの指をぺろぺろと舐める

「うん、チェシャは触っていい猫だよ」
ごろん、とその場で横になれば 撫でやすい様に背中を向ける
きっと、触られれば手入れの行きとどいた艶のある毛の触り心地が気持ちいいでしょう

川添 孝一 > 「ああ、桜井雄二ってんだ。会ったらきっと仲良くしてくれるぜ」

「わかった、約束するぜ! 猫をいじめる奴は人間失格だ!」
「お、おお……さわり心地最高じゃねぇかお前…」
ゴクリと息を呑む。

携帯が鳴り始める。
「おっ、先輩からだ」
生活委員会の先輩からの電話に出る川添。
「えっ、今から掃除っすか!? は、はい……わかったっす、うっす…」
携帯を切る。
「わ、悪いなチェシャ。突然の呼び出しで今日はここまでだ」
「また遊ぼうぜ、んじゃあな!」

ご案内:「商店街」から川添 孝一さんが去りました。<補足:時代錯誤なヤンキーファッション。>
チェシャ > 「ゆうじくんね?うん、名前は覚えたよー
会ったら一緒に遊びたいな。こういち君がね、紹介してくれたって言うのー」

「チェシャもねぇ、動物苛める怖い人は嫌いなの……
こういち君、気遣ってくれてありがとね。こういち君とっても強そうだし、とても安心なの」
「ふわふわはね、ちゃんと毛並みも綺麗なんだよー」
撫でられると気持ち良さそうに喉をゴロゴロと鳴らして
更に気持ちよくなれば、その身をだらしなく伸ばし初めて

携帯が鳴り、会話からお別れを知れば
「ううん、そんなことないよー
ふわふわと遊んでくれてありがとね、とっても嬉しかったよ
また遊ぼうねーバイバイね」
と、言いながら 彼の背中が見えなくなるまで見送った

ご案内:「商店街」からチェシャさんが去りました。<補足:人の言葉を喋るペルシャ猫>