2015/06/01 - 20:27~02:05 のログ
ご案内:「落第街大通り」に麻美子さんが現れました。<補足:未見不麻美子(NO40)>
麻美子 > (落第街の大通りから、裏路地でのやり取りをこっそりと覗き込む)
「あの女、一体何をやってるッスかね。
汚職の証拠でも掴んでやればギャフンと言わせられるッスよ。
……いや、これは私怨じゃないッス。正義の鉄槌ってやつッス。
悪は滅ぶべしッスよ。」
(誰にしてるのかも分からないような言い訳をしながらも、
彼女はこそこそと裏路地を覗き込む。)
麻美子 > 「売り上げとか言ってるッスから、
麻薬の売買とかやってるに違いないッス、
………というかやってても何の違和感もない悪人面ッスよあの女。」
そういいながらも、何度かシャッターを切る。
「……あのノート、何がかかれてるッスかね。
後であのおじさんに聞いてみるッスよ。」
麻美子 > 「うーん、さすがに路地裏に居るってだけじゃスキャンダルとしては弱いッスねー。」
(携帯に収めた写真をぱらぱらと捲る。
これでは変な男から女がノートを受け取った事しか分からない。
やはりノートの内容を調べるべきか……。)
麻美子 > 「それにしてもこう、
落第街にはあんまり長居したくないッスね。
大通りは比較的治安がいいとはいえ、
顔のコワーイおにいさんとか
お姉さんがうようよいるッス、
チンピラとかに絡まれる前に退散したいッス。」
(いやな汗をたらしながら、周囲を見渡す。
おおよそ、場違いなのは間違いない。
というか、間違いなく場違いだ。
出来ればチンピラに絡まれる前に逃げ出しておきたい。)
麻美子 > (路地裏に動きがあったのを確認すると、再び視線を路地裏に戻した)
「風紀委員さーん、やっちまうッスー
その性悪女をぶっ殺すッスー」
(小さい声で風紀委員の少女を応援する。)
「いや、私怨とかじゃないッス。
これは正義の鉄槌ッス。」
麻美子 > (隠れて路地裏を覗き込みながら、不穏な言葉を口にする少女は、
周りからみればさぞ怪しいだろう。)
麻美子 > 『面倒事は簡便ッスけど、これは間違いなく好機ッス、
あの女、明らかに慌ててるッス。
公安の男どもの反応から見て、汚職は確実。
せめて、あのノートくらいは確保したほうが……』
そう考えを廻らせながらうんうんと唸る。
麻美子 > 『いやいやいやいや!!!やっぱり怖いッス!!!
銃とかここは法治国家だったはずッスよ!!!
犯罪放置国家じゃないッス!!!法治国家ッス!!!』
銃を取り出しての捕り物になりそうな
現場を眺めて頭を抱える。
麻美子 > 『「レイチェル・ラムレイは落第街で気が狂って公安委員に銃を向けた』
とでも報告書には書いて差し上げましょう」って確かに言ったッス。
あいつやっぱり性悪ッス。』
ボイスレコーダーで音声を録音しながら、2人のやり取りを見守る。
『啖呵を切ったくらいッスから、まぁ、多分負けないッス
時空圧壊《バレットタイム》レイチェル・ラムレイ。
確か相当な使い手のはずッス。』
麻美子 > そう考えて、臆病な自分が少し嫌になる。
……が、すぐに首を振った
『そうッス、アタシが行かなくても平気ッス。』
ご案内:「落第街大通り」に五代 基一郎さんが現れました。<補足:食事中>
麻美子 > 『怖いものは怖いッスよ、
最悪、負けても骨は拾ってやるッス。』
ボイスレコーダーを握り締める。
おそらく、これがあれば少なくとも彼女の潔白は証明できるだろう。
五代 基一郎 > 『落第街。異邦人街が多種多様な存在のるつぼであるなら食もまた然りであるように。
落第街もまたその雰囲気と同様、ジャンクフードが発達する場所でもある。
屋台に腰を据えればまずめだったそれを注文する』
パクチーうどん1つ
五代 基一郎 > 『パクチーうどん。それはうどんに本来的、かつ伝統的意味合いで乗せられるネギ類ではなくコリアンダー、パクチー、香菜(シャンツァイ)と呼ばれる香草をこれでもかと乗せたものだ。
出てきたそのうどんの器を見れば、初見であれば箸をつけるには有機がいるだろう。
なにせうどんの温かい湯気にのってパクチーを刻んだ時の独特の甘いともいえる香りが鼻をくすぐるのだ』
麻美子 > 「ん、なんか美味しそうな匂いがするッスね。」
スンスンと鼻をならした、思えば、
今日は放課後のおやつを食べてない。
くるる……とおなかがなる。
「いや、確かにするッスけど、
今はそれどころじゃないッス」
ぶんぶんぶんぶんと首を振ると、
路地裏のほうに視線を戻した。
五代 基一郎 > ……いただきます。
『だが箸で軽くかき回して、その草的パクチーの盛りと共にうどんを啜るとどうだろうか。うどん本来のカツオやコブの出汁が効いたスープとパクチーとの相性。
元々麺類と共に食べるエキゾチック、アジアンな料理を思い出す。あれは確か魚醤を使ったものだ。
中々に美味、そしてジャンクだった。悪くない。』
五代 基一郎 > 『これは追加で何か頼まなくても、これとして完成されている……そんな気分がしてくる。
出汁事態も中々。中の下というのがまたそそる。
さて二口目、このまま完食しようかと思っていた時。
屋台の店主から声をかけられた。店主はある場所を指さして示して……いいのか、と呟く。
よくはないんだが』
五代 基一郎 > 『代金を置き……うどんの丼を左手に、割り箸を右手に持ってそこへ歩いて行き
それらに集中しているだろうその少女に声をかけた』
ねぇ、どんなもんですか
五代 基一郎 > 『広報部所属一年の未見不 麻美子。その彼女に後ろからうどんの匂いを漂わせて五代 基一郎は話しかけた。
路地裏を覗きこむ君へ、うどんの香りが背後から声をかける』
麻美子 > いきなり話しかけるとビクゥッ!!と体が震える
よほど集中していたのか、背後の気配には気がつかなかったらしい。
「お、脅かさないで欲しいッスよ!!
………どんなもんって何がッスか?」
うどんの丼をちらちらと見ながらそう返した
五代 基一郎 > いやほら、ほらアレ。あ、食べる?
『箸が突っ込まれたうどんの器を未見不に差しだしつつ
何とはわかっているだろうこと、を態々聞いた。
路地裏で行われている公安委員会副委員長と風紀委員の彼女らの戦いのことだ。』
多勢に無勢だろうなとかさ。あ、これ結構いけるから。
麻美子 > 差し出されたどんぶりを受け取るか受け取らないか悩んだが、
驚かされた駄賃と思って受け取る事にし、
箸がさされたままのどんぶりを受け取った。
「折角だから貰うッス。」
少し考える……。
「そうっすね、多勢に無勢とはいえ、
お互いの戦力的に差はそれほど無いと思うッス。」
受け取ったうどんを食べる。
確かに結構美味しい。変わった味だが。
「確かに悪くない味ッスね。」
麻美子 > と、そこでしまったと口を塞いだ。
『あまりにも自然に聞いてくるから答えたッスけど、
そもそも見ているの自体悟られない為に態々
「何のことッスか?」って答えたのに、無為にしちゃったッス……』
『……この男、出来るッスね。』
そう考えて、少し警戒心を強める。
何しろ、ここは落第街だ。
この男が安全とは限らない。
五代 基一郎 > 『同じように、チラ見しつつそれら異能者同士の戦いを観察し未見不が答えた言葉に頷きつつ
自らも口を開いて感想のような、覚書のようなことを呟く』
レイチェル・ラムレイ。彼女、出来るからなぁ。
風紀委員としての活動は聞いてるけど、過激な行動を補うぐらいには能力と使いこなす経験と知恵があるのがわかるな。
一度食えば十分と思うが時折食べたくなるかもしれない味がソレなんだよなぁ……
麻美子 > 覚書のような感想を聞くと、それに同意する。
「そうッスねー、能力も銃も、
かなり使い込んで使いこなしてるッス。
対する相手は数はいるッスけど所詮烏合の衆ッスからね。」
もぐもぐと怪しげなうどんを食べながら、
自分の記憶の中で目の前の男を検索する。
『……そもそもこいつ、風紀委員じゃなかったッスか?』
「確かに飽きるようで飽きない、
絶妙な味ッス、悪くないッスね。
落第街は怖いッスけど、また食べにくるのも悪くない気がするッス。」
五代 基一郎 > ただ相手がな、ほら公安委員会の副委員長だろう。
西園寺偲……彼女も過激な行動が目立つのは話で聞いてるけど。烏合の集と言うけどさ。
あぁして複数の部下に指示して強靭な一人に対抗してるんだから
彼女自身も地位相応の実力は持っていると見て間違いないんじゃないかな。
ほら、一対一で叩きのめすだけが公職の仕事じゃないしさ。
特に公安となるとそっちのほうが主でしょう。
ただあまりこういうの、長く続くとマズいんじゃないかなぁ。
最もこの場所で何が起きようと、ヨタ話で済んじゃうんだろうなぁとは思うけど。
五代 基一郎 > パクチーうどん、その面白さはそれで完成されているところにあると思う。
これにフライやコロッケ、テンプラを入れるか……という発想に至らないのが神秘的なものを感じると思わない?
俺は思うなァ……東洋の神秘かな……
麻美子 > 「指示は確かに的確ッスけど、
レイチェル・ラムレイサンの能力には相性が悪いッスよ。
レイチェルサンの能力は速度がキモッス。
対して、相手は指示を聞いて動く為に1手要するッス。
相手が指示を聞かないと動けないような連中なら、
そこまで脅威ではないッスよ。」
「まぁ、そうッスね、
公安委員と風紀委員がガチバトルしてるーって話が噂になって、
野次馬が集まってきたらアウトッス。
公安と風紀が陰湿にやりあってたのが表に出てきたら、大戦争に発展する可能性があるッスよ。
……現に、ちらほらと路地裏を覗き込みにくる人が増えてきてるッス」
麻美子 > やりあってる双方が良くも悪くも有名っていうのも手伝うッスからね。……と、付けたし
麻美子 > 「確かに、これ以上何か入れたらちょっとしつこい気がするッスね、
まさに絶妙なバランスッス、まさに東洋の神秘、あるいは神の奇跡ッスね。」
なんとなく口を合わせているわけではなく、本心だ。
食べれば食べるほど、このうどんには引き込まれるものを感じる。
五代 基一郎 > 今回は連れている連中が悪かったかなぁ。
能力者自身で固められているから、今回は優勢にコトを運んでいるけど
次があったらそうも言ってられないかもな。
だが次があると困る問題になるよなぁコレは。
どっちに転んでも問題にならない?
現職の風紀委員が公安の副委員長をふんじばったり
公安の副委員長が現職の風紀委員をどうこうしたりとかさ。
大戦争ってわけにはならないだろうけど
お察しの通りネームが、ゴシップに拍車をかけて真実味を持てば……
五代 基一郎 > まぁ、ほら他の公安の連中や風紀委員会ももう察して動いているだろうし
そういった悪い方向にはコトは運ばないでしょ、たぶん。
適度なところで打ち切られて……あぁ、なんかまたかみたいな展開になりそうじゃない?
そう思いませんか、未見不さん
五代 基一郎 > 入れてもやしか、と思うけどもフォーと違ってうどん自体がしっかりと存在感を持っているもので
他に何かいれても口当たりが……って気分になる、そんな良さを内包している……パクチーうどん。
麻美子 > 「確かに次があれば危ないかもしれないッスね、
少なくとも、次には十分に対策してくるはずッスよ
相手も無能ってわけじゃないッスから。」
「確かに、そんなに悪い方向には行かないと思うッスけど、
今回レイチェルサンがあの子をふんじばったら、
少なくとも公安側は風紀委員への対抗心をますます強くするはずッスよ。
学園全体に波及するほどではないにせよ、そこの二つが争いはじめると、
今度はそこ二つに抑えられてた『不良生徒』が強くなるッス。
少なくとも、若干治安は悪くなるんじゃないッスかねー。」
麻美子 > 「公安委員も風紀委員も不良生徒を放っておいてでも
争うような大人気ない人達じゃない事を信じたいッスね。
そうっすよね、五代サン。」
麻美子 > 「そうッスねー、
これ以上に何かを入れるのはたとえもやしでも蛇足な気がするッス。
折角の食感が悪くなるッスからね。」
けらけらと笑い、路地裏に視線を戻と、
予想通り、風紀の側が勝ったらしい。
「どうやら終わったみたいッスね。」
五代 基一郎 > まぁ、そうなるよなぁ。
どちらにせよ上がそれなりの【配慮】をして何事もなし。となるのが常だしさ。
現風紀委員長も公安委員長も事態を混乱させたくはないだろうし。
ある意味ネームバリューが助けた感じになるのかなぁ……
未不見さん、どうしますこの一件。記事にします?
『自分の名前を思い出したか、知っているのかはさておき。
その呼びかけに肯定の意味も含めて貴方の名前を返し、今回について考えを聞いた。
些か不信な物言いや風体だが記事やらなにか出すことについて咎めるだろう口調ではないのは明らかだった』
五代 基一郎 > ラムレイ君の他に最初からいたか、途中で駆け付けたか。
どちらにせよ数が逆転してこの結果に、ってことだなぁ。
見えてた?もう一人。俺は見えなかったけど
麻美子 > 「記事にはしないッスよ、
記事にしたら確かに退屈してる学生達には
刺激的で面白い記事にはなると思うッスけど、
アタシは記者であって扇動家じゃないッスから。」
麻美子 > 取材道具をしまいこむ、
記事にはしないとはいえ、学校には報告する事になる。
この男が言うように、おそらく学校側がなんとかするのだろう。
「気配は消してたッスけど、
目視なら余裕で見えてたはずッスよ?
途中でレイチェルサンが通信機を使ってたッスから、
応援として呼んだか、たまたま通りすがったかッスね。」
五代 基一郎 > 成程、流石広報部の精鋭”エース”
ジャーナリストのポリシー、思慮深いご判断を伺えて私は嬉しいです。
これが記事になったとして喜ぶのは暇な連中か、わる~い連中だもんな。
五代 基一郎 > すごいな、ちょっと影に入ってるから見えなかったよ俺は。
通信機を使っていたのは見えた……
『が、その時路地裏から溢れるように聞こえた咆哮が耳を刺す。言葉が遮られた。
終わった、と影ながら見るものは……少なくともここにいる二人は思ったはずだが』
麻美子 > 「学園の平和が脅かされるのは広報部以前に
一人の人畜無害な学生として困るッス、
一度きりの学園生活、
薔薇色、かっこ血的な意味かっことじ、
の青春なんて送りたくはないッスよ。」
麻美子 > 同じく咆哮にビクっと身体を震わせ、
慌てて路地裏を覗き込む。
「あれはちょっとまずいッスね!!
というか、あの反応は話題の薬物の反応ッスよね、
公安が握ってていい代物じゃなくないッスか!?」
五代 基一郎 > ……これは、ちょっとただの組織間の争いで落ち着く話にはならなそうだな。
取材道具、閉まったけど出したほうが良くない?
それとも遅いかなもう
麻美子 > 『この男が言っていた『上が上手くやる』ってのはこういう意味だったッスか』
と、考えて男の方を見る。
……もし、この相手が公安側の味方をして、
レイチェルを『暴走した風紀委員』
という名の悪役としてつるし上げるならば、
アタシの存在は不都合だ。
別に誰の味方をするわけではないが、
冤罪だけは認めるわけにはいかない。
……一応身構える、が、
どうやら予想は良い方向に外れたらしい。
『この男は無関与…?ッスか……?』
一応身構えつつ、再び取材道具を取り出した。
麻美子 > 「そうッスね、もう少し使うことになりそうッス」
笑みをつくって答えつつ、路地裏に視線を戻した。
一応、五代の事も警戒しつつ、経過を見守る。
ご案内:「落第街大通り」に否支中 活路さんが現れました。<補足:公安委員会機密監視対象「破門の男」>
五代 基一郎 > 公安は底が知れないなぁ、常々思うけど。
助けに来た彼女があぁとはさ。上の連中もうまく使っているもんだ。
これ適当なところで退散しておいたほうがよさそうだよ。
俺はさておき、君はさ。
『ただの喧嘩染みた騒動から、上の意向が強く混ざった現場。
如何に広報部というある種特権的な立場であってもここで何かを保証するには足りないものがある。
それとなく、トンズラ決め込むことを進めつつ騒動から視線は外さず』
否支中 活路 > ジブンらこんなとこでずーっと通りにケツ向けて何やっとんねん
『路地裏を観戦しながら話し合い続ける二人に、少し離れたところから声がかかる。
顔を包帯で覆った、崩れた学生服の男。
片手で持ったトランクを肩で支えている』
麻美子 > 『このままだと不正の証拠のノートは結局闇から闇ッスね。
さすがにレイチェルサンも多勢に無勢ッス。』
少しの間考えたが、それ以外にまともな案は思い浮かばなかった。
『一か八かッス、この人を信じるッスよ』
「退散したいッスけど、
公安が怪しげなノートを取引してたのがこの騒動の発端ッス。
真実を追い求める者として、
その不正の明らかな証拠のノートが
ちゃんと明るみに出る状態にならない限りは安心して逃げれないッスよ。」
一応、逃げ出す準備は整えつつ、
それを聞いて彼が動く事を期待して話を振った。
麻美子 > 後ろから現れた怪しげな男を振り返る
「いや、別に変な事をしてるわけじゃないッスよ、
なんか派手にやりやってるッスから、ただの野次馬ッス。」
にへらーと笑って、背後に現れた怪しげな男に答えた。
麻美子 > 『なんかやばそうなの来たッスよ!!!
そろそろやっぱり潮時な気がするッス。
やっぱり君子危うきに近寄るべからずッスーーーーー!!!』
五代 基一郎 > ノートも、だけどあの薬も相当怪しいよな。
あれも公安委員会副委員長が絡んでるとしたら、まぁきな臭いよなぁ、とても。
明るみに出したその先にその情報がどうなるかはさておき。
結構勇気あるね、未見不さん。あっちで巨漢が暴れ
こっちでミイラ男が出現したけど
ご案内:「落第街大通り」にカエラムさんが現れました。<補足:ロングコートについてるフードを深く被っており、口元はマフラー、目元はゴーグルで隠している。身長約2メートル半。>
五代 基一郎 > 俺最近知り合いが怪我して、病院にお見舞いに行くようなコトなかったんだけどなぁ……
広報部は顔が広いということが伺える、情報収集の結果かな。
カエラム > のし……のし……と路地裏に向かっていく巨躯が一つ。
フードを被っていて顔はよく見えないが、
そちらの三人は視界に入っているようだ。
麻美子 > 「ちょっと泣きそうッスよ、
正しい意味で薔薇色の青春が送りたかったッス。
これじゃあ果てはバラバラ死体の青春ッス。」
そう、五代に愚痴った。
正直言ってわりと逃げ出したい。目は微妙に涙目だ。
麻美子 > 「あと、この男の人は知り合いじゃないッス。
まったくこれっぽっちも知らないッス。」
麻美子 > 見慣れた巨体を見かけると、手を振り、声をかける
「カエラムじゃないッスか!!ここで何してるッスか?」
五代 基一郎 > 華やかとは縁遠くなるかもなぁ……大丈夫?未見不さん。
なんかもうその表現通りのが起きそうだけど……
あと巨漢も増えたね。やったね、何がやったんだろう。
否支中 活路 > いや、言葉通りの意味やあらへんで。
『呆れたように首をすくめ』
公安と風紀のは見えとるがな……ここの街のやつらもアホちゃうんやから。いい加減な。
せやからこんなトコで風紀と広報がきゃいきゃいしとったらあかん、やろ
『言いながらまず麻美子、続けて五代へ視線を移す』
カエラム > 「……まみ、こ」
名前を呼んだが、いつものように手を振りかえさない。
元気がないというよりも、おあずけを食らった犬がエサを眼前に近づけられているかのような挙動だ。
麻美子 > 指摘され、あたりを見渡せば、大分野次馬が増えている。
『広報部』の事を知っている人間が何人いるかは分からないが、
確かに、ここで風紀とキャイキャイしていたら
『広報が公安の敵にまわる』と勘違いされてもおかしくない。
「確かにそれもそうッスね」
そう答えると、苦笑した。
五代 基一郎 > 知り合いなの?彼が知り合いなのになんでこのミイラマンは知り合いじゃないの?
やっぱり友達が作りにくいのかな、包帯はさ。
いやでも俺らよか君の方が問題じゃないの、あまり出歩かれると方々がうるさいでしょ。
公安から何か言われてない?
『先の未見不への声掛けや、自身の言葉すら裏返すような。否支中 活路のことを知っているようなそぶりで
その問いかけに答えた。どうあれここにあまり長いはしない方がよさそうでもある』
麻美子 > カエラムの不思議な挙動を見ると首を傾げた
「どうしたッスか?カエラム?」
カエラム > 「……rr」
カエラムはフードの下に身に付けていたゴーグルを外すと、麻美子に差し出す。
持っていてくれ、ということだろうか。
フードの中を覗けば、マフラーの上にある髑髏頭の上半分が見えることだろう。
麻美子 > もうなんか隠し立てしても、
誤魔化そうとしてもしゃーない感じッスね。
(五代の口ぶりを聞くと、はぁ、とため息をついた)
五代サンの言うとおりッスよ包帯にーさん、
あんたのほうがよっぽどここに長居するとまずいッス。
ここは皆仲良く退散するッスよ。
麻美子 > カエラムからゴーグルを受け取る。
「ああ、なるほど、頑張ってくるッスよ?」
そう言うと、笑顔でカエラムを送り出した。
否支中 活路 > 『路地裏へ突き進んでいく巨体に気づくと、やや慌てたようにそちらを緑の瞳が捉えた。
数拍の凝視。
一瞬片手が動きかけるが、麻美子の緊張感のない声を受けて、それが止まる』
……オレのはいつものことやんか。気にしぃな。
それよりアイツええんか、なんや、このままやと路地裏にぶっこみそうやけどや
『一応生徒であれば、風紀委員にお伺いはたてるとでも言うように五代へ』
カエラム > 「――gg, Ke」
その微笑に、力強く頷く。
そして再び、路地裏の方へと歩き出した。
ご案内:「落第街大通り」からカエラムさんが去りました。<補足:ロングコートについてるフードを深く被っており、口元はマフラー、目元はゴーグルで隠している。身長約2メートル半。>
麻美子 > 「ま、そうッスけどね、
あんまりふらふら出歩くと公安に見つかるッスよ?」
苦笑しつつそう答え
その問いかけに、五代に変わって
頬をかきながら答える。
「大丈夫ッスよ、アレ、生徒じゃないッスから。
レイチェルサン達の力にはなってくれるはずッス。」
五代 基一郎 > いいとも悪いとも言えないなぁ。だってほら、管轄外だしさ。
俺がどうこう言えることじゃあないなぁ……
『我関せず。というよりも責任問題を何故今ここでというようなタイミングで出す。
そこがおそらく。今戦っているだろうレイチェル・ラムレイらとは違うのだろう。
といってもそれこそここで何か公務的なものをすれば余計なにかしらの波紋を与えかねないのは確かでもあり
いていないような亡霊的立場をそのまま役立たずとして果たすほうが何かと収まりがいいだろうこともあってだろう
そう納得してほしい』
否支中 活路 > 会う相手選んどったら、出会い頭に囲んで棒で叩かれるわけやない。
それに、まあ、さっきも言うたけど街のやつらも阿呆やない、けど代わりに余計なことしぃはいくらでもおるからな。
ま、あの兄さんが頼れるーいうんやったら助かる話やでほんまんとこ。
やけど見たことあらへんなぁ、ありゃ最近来たんか?
『警戒は潜み、物珍しそうな風にカエラムの背中へ視線を送る』
麻美子 > 取材道具を今度こそ片付け始める、あの女が既に逃げた以上
もはや、これ以上この場に居るメリットは一切無い。
「五代さんの意向に従って、ここに居たのはたまたまうどんを食べに来てた、
ただの野次馬3人だったッス。そういう事にしとくッスよ。」
五代 基一郎 > えっそうなの未見不さん。
彼、そうなの。西園寺副委員長いなくてよかったなぁ。
顔覚えられてもまずいしさ。
麻美子 > 「カエラムは、あいつはあれッス、
最近話題になってた七不思議の一つ、
『地下にある処刑場』に居たんスよ。
恥ずかしながら、麻美子が拾って来ちゃったッス。
つい二日前の話ッスね。」
五代 基一郎 > 拾ったってそんな、犬猫じゃないんだからさ……
えぇ……大丈夫なの未見不さん
『文字通りの顔、というよりやる気のない目じりがより寄って何が何やら
という顔で未見不を見る』
うん、まぁさらに何か起きそうではないが荒っぽいことにはなりそうだし。
そろそろお開きにしたほうがよさそうといえばそうだな。
何か飛んでくるかもしれないしさ。撤収撤収
『未見不が食ってただろう、うどんの器を片付けておくと取りつつ自分もサヨナラするつもりで呟いた』
麻美子 > 「五代サン……。」
呆れ顔で彼を見る。
『いまさらしらばっくれても遅いッスよ。』
という顔だが、少なくとも警戒は解いたようだ。
犬猫じゃないんだから、という問いかけには、
自信満々に答える。
「大丈夫ッスよ、悪いやつではないッス。」
麻美子 > 『本当、どうにも食えない男ッスね……。』
そう、頭の中で五代に対する感想を抱きつつ、
はぁー、とため息をついた。
否支中 活路 > おお、あれかいな!
『包帯の奥の瞳が興味深そうに輝き』
ははあーん、すごいやんか。どうりで初めてみたわけやなぁ。普通に歩きまわっとったらあんなん絶対気づくわな。
『頷きながら、五代の言動については特にふれない。それならあとは自分が状況の推移だけは見守っておく、と。そういうことだろう』
麻美子 > 「すごくないッスよ、
正直、面倒事は簡便して欲しかったッス。」
(そう言うと苦笑気味に笑い)
「それじゃあ、包帯のお兄さん、
この場は任せていいッスね?
麻美子はそろそろトンズラさせてもらうッスよ?」
麻美子 > 「五代サンも、いい加減退散しとくッスよ。
今度はこんな状況の時じゃなくて、
もっと落ち着いた時に、一緒にあのうどんを食べにくるッス。」
そう言うとケラケラと笑いかけ
否支中 活路 > 『路地裏の方に視線を固定したまま、首に空いた片手をあてて』
おう、すまんな今なんか聞きのがしたわ。
お互い名前も知らん相手とちょい道端でおうただけや。
せやけど、まあ、気ぃつけえや……色々な。
麻美子 > 「そうッスね、
お互い名前も知らない相手と
たまたま顔をあわせただけッス。」
あははと笑って、頬をかく
「ま、包帯のお兄さんも気をつけるッスよ。
それはもう、アタシ以上に色々と。」
そう言うと、人ごみに紛れるように大通りに消えていった
ご案内:「落第街大通り」から麻美子さんが去りました。<補足:未見不麻美子(NO40)>
五代 基一郎 > 見たところ正義の味方ってところか。
だがそういった立場のが公の連中と何かというのはまずいんじゃないかなぁ。
といっても聞きそうにないけどさ彼。
未見不さんも気を付けてね、とばっちりで何かというのは青春がどんどん遠ざかるからさ
『武力的な、というより力的な問題は解決するだろう。ノートがレイチェル・ラムレイに渡ることもなく西園寺偲の手のままだろう。
そしておそらくノートを渡した者は、この一件の後見かけることはないだろう
そういったものを常々、仕事としているのが公安だ。
消えゆくそれらに対し、この一件に関わった……または目撃したものがどう動くのか
それは知りえることかもしれないが、まだ知りえることではないだろう』
否支中 活路 > 『麻美子の背中を一瞥だけして路地裏に眼を戻しつつも』
ま、今回は変なことにゃぁならんやろ
しかしあれやで、確かにココはクズの吹き溜まりやけど、荒れるとなったら、そら、なにがし理由があるっちゅうことやからな。
一応今回の落とし所は見えてるみたいやけど、人の話は早いさかい。
……アンタらも締めるとこ締めとけよ
五代 基一郎 > 情報ならいくらでも流れているさ。
今この瞬間にも、路地裏の出来事も俺らが今ここにいたことも。
ココがどんな場所であれ生きているものがいるんだ。
だが誰にとって都合がいい事、悪い事で餞別されて流れていくんだ。
生きているものが生み出すのに、幻のようにあやふやに。
人の話が早いのと同じ、消えるのも一瞬で消える。
それじゃ、俺もこれで。
また会うかどうかはさておき、今度はそれなりの場所でさ。
『何か続くのかという話を途中でブチ切りにしたような継ぎ方で別れを伝え。
小さく去りゆく未見不に手を振りつつ、どんぶり片手にまた否支中にも手を振って屋台経由でその場を後にした……』
ご案内:「落第街大通り」から五代 基一郎さんが去りました。<補足:食事中>
否支中 活路 > 『あるいは、元よりストレートな返答が来るなどと思っていたわけではないのだろう。
肩をすくめて鼻を軽く鳴らすだけで、五代が去っていく間も視線は動かない。
騒動の収まりつつある路地裏を眺め、何も咥えてはいない口から紫煙のように大きく息を吐く』
否支中 活路 > 『学園内のものが揺れれば、ここも揺れる。
いやむしろより大きく揺れると言っていいだろう。
ここは全く微妙なバランスで立っている。
二年より前はそうではなかったのかもしれないが』
七不思議くんもコーラーオブブラックも帰るみたいやし、ま……あとはこっちか
『ぼやくようにして、振り返る。
ぶんぶんとトランクを振ると大半の野次馬は散っていき』
否支中 活路 > 公安もなんやなぁ……ひばっさんとか何してんやろ
『やる気なくトランクを何度か振り続けると、それでも残っている相手に向かって』
はいはい終わり終わりやでー
はよ散らんとこん中からルミラキルラの腕虫出てきてケツぶっさすぞオラ
否支中 活路 > 『さっきまで何もなく活路の手にあったトランクが、ガタガタッガタガタッと突然震える』
…………にーしても
『再び、路地裏の方を振り返る。
活路の立つ場所からは路地裏のやりとりがすべて見通せる位置にあるわけではない。
が、低度の妖精眼とて、壁の一枚や二枚ごしの動体を見ることぐらいは出来る。』
否支中 活路 > 『それは光学的なものではない。
あるいは熱であり、あるいは魔力であり、あるいは生体の波動であり、意思の放射である』
なんー…………や見覚えある気がするんやけどなぁ……
『考えるように視線を横にすべらせ、顎に指をあてる。
しかししばらくすると頭を振って思考を断った』
否支中 活路 > ちと時間食い過ぎとるか
『言って、手元に視線を落とす。
振り回していたトランクの裏側の隅に小さなマークがある。
燃える瞳と、そこから放たれるような放射状の線。
かつてその印を使っていた違法部活があった。』
否支中 活路 > 『トランクを手に、活路もまた落第街への外へと向かっていった』
ご案内:「落第街大通り」から否支中 活路さんが去りました。<補足:公安委員会機密監視対象「破門の男」>