2015/06/21 - 23:46~02:21 のログ
ご案内:「第一演習場」に雪城 氷架さんが現れました。<補足:地面まで届くような銀髪ツインテールの少女、背が低くて細すぎるくらいには華奢、制服姿>
雪城 氷架 > 炎熱系異能の演習フィールド
その中に佇む銀髪ツインテールの少女

次々に現れるデコイに集中して爆炎を巻き起こし、破壊していく
今日の氷架は力の使い方が荒い

イライラをぶつけるように、フィールド内に炎を巻き起こしていく

雪城 氷架 > 別に何か嫌なことがあったわけではない

ただ全身を倦怠感が襲う、嫌な時期なだけだ
同じ、女の子ならきっとわかってもらえるはずだ

訓練も最終工程
一気に大量のデコイが射出される
耐熱処理を施された、特殊な攻撃目標

「───Riesen der Stichflamme」

広範囲を埋め尽くす灼熱が巻き起こる
デコイをすべて焼き砕き、紅蓮の巨躯が立ち登る

炎の巨人───

広報や公安の調べでは、能力が暴走して生み出されたと思われていたもの
なんてことはない
氷架の精神状態によっては"これぐらい"のことはいくらでも再現できるのだ

氷架の精神が、攻撃的な方へブレていれば

雪城 氷架 > 爆炎を吐き散らす狂熱の巨人、
とっくに訓練の結果は出ている。
デコイはすべて瞬時に破壊された
"破壊能力"を測定する訓練としては文句なし、A++の結果が弾き出される

炎の巨人がフィールドの天井に触れるぐらいに膨れ上がる
まるではじけ飛ぶように炎の塊となって爆散し、その中心へと収縮する

白熱する、人頭大の熱の球体
真夏の太陽を思わせる白焔は炎が炎である熱量を超え、プラズマ化する

中心熱量はゆうに4000度を超える

訓練フィールドの警報が鳴り響くと同時、
氷架の心臓が跳ね上がる

「………っはう!」

胸を抑えて蹲る
やりすぎた

プラズマ級は制御を離れ、炎の渦となって消えた

雪城 氷架 > 「げほッ、けほッ……!!」

いつもこうだ
体がもたない

これが講義中であったなら、厳重注意、
A++の評価も間違いなく取り消しだ

ただ、力に振り回されているだけに過ぎないと

「っは───ぁは…ッ…・・」

呼吸が乱れ、空気が上手く取り込めない
ぎゅう、と胸を押さえつける

なんでこんなにも貧弱なんだ、自分の体は

ご案内:「第一演習場」に五代 基一郎さんが現れました。<補足:食事中。>
五代 基一郎 > 飯を食う場所がなくてふら付いていたらここまで足を運び
防壁の外のベンチで飯でもと思っていたら何かやってたらしく。
かといって何かどうするわけでもなく。
何かしているらしい学生が蹲っている。

医務室案件だろうか。ゴボウサラダパン等の惣菜パンが入ったレジ袋を片手に学生を見やる。
放っておいてどうかされてもだし、とりあえず防壁の中に入ることにした。
ゴボウサラダパンの袋を開けながら。

熱気が感じられる。それが異能か魔術か何をやってたかはさておき、とりあえずその学生に声を掛けた。

「医務室の先生か呼ぼうか?」

雪城 氷架 > 「…? …いいよ、別に。休めば、なおるし……」

冷や汗を流しつつ胸を抑えて蹲る少女は傍目には大丈夫に見えないだろう
自分でもそう思う、だからとりあえず頑張って、立つ

呼吸が落ち着かない様子、
軽い酸欠状態だ、立ったはいいが、足取りもフラついてしまう

五代 基一郎 > 「なら座ってればいいのに。立つことないよ」

袋から取り出した冷えた緑茶のペットボトル飲料
(袋の中にあるいくつかの飲料から選ばれたのはお茶)の飲み口を持つと
底を雪城氷架の額に当てる様に押し付ける。
倒す、というよりそのまま座らせるような力加減で。

言動から無理に連れて行ったりやれなんだ言うと
どうなるかは推測できる。適当に弱っているなら適当に休ませるのが一番だろうと。
座るように物理的に勧めた。

雪城 氷架 > 「大丈夫だって、心配してもらうほどじゃ───ん」

額にひんやりと押し付けられたペットボトル、
そのまま、すとんと座ってしまう

ふぅ、ふぅ、と呼吸を落ち着ける
少しずつだが、体調は戻ってきた

じ…と五代───目の前の男子を見上げる
結構年上のようにも見えるが……

「……何年生?」

制服が違うのもあって、風紀委員とは気づかないだろう

五代 基一郎 > 「三年。あげるよ、それ。他にもあるから」

そのまま対面に座るように腰を置くと、ペットボトルをそのまま渡し
レジ袋の中のものを広げ始めた。
ゴボウサラダパン、カレーパン等の惣菜パンに
クリームパン等の菓子パン。
飲料は野菜ジュース、ソルティライチ、紅茶等
一人で食うのか、という量だった。

落ち着き始めた雪城氷架の様子をちらと見つつゴボウサラダパンを食い始めた。

「演習場なんだから無理して何かする必要はないんじゃないの」
それでこれなんだから、とでも言うように食いながら話す。
行儀は悪い。

雪城 氷架 > 「悪いな、センパイ」
ペットボトルのキャップを開けて口に運ぶ
冷たい飲料が体の熱を奪っていく

随分食べるな…とは思わなかった
なぜならこの少女もまた大食いの系譜だからだ

「無理するっていうか……」
イライラしてついやりすぎた、とは流石に格好悪いので言わないでおこう

「なんだっけ…名前思い出せないけど異能のレーティング試験近いし…。
 ちょっと力が入っちゃってさ」
そう言い訳をしておこう
ウソは言っていない

五代 基一郎 > 安いときに買い、残した分は翌日に回すというアレなのだが
それはさておこう。大体にしてあれもこれもと飯のことになると大体好きなものを考え無しに買うのとか。

制御できていないだろうに力が入ったとか
そもそも試験の名前事態知らないとなると
特に目的もなく、感情的にやっているのが妥当なのだろう。
だが言って苛めるほど性根が悪いわけでもない。

「自分の異能が、自分の中にあるから程度の差はあれ
 全て思いの通りになるものであると思っているのかな
 前提から間違えているというのもあるんじゃないの」

雪城 氷架 > 「───!」
口からペットボトルを離す

ムッとした表情だ

「思い通りにするためにこの学園に来たんだよ。
 自在にならなきゃ、異能なんて危ないだけだろ」

イライラも手伝って、つい睨みつけてしまう

五代 基一郎 > 「君の言ってることは間違いじゃないし、それは正しいよ」

模範的だしな、と野菜ジュースの紙パックを開けてストローを差し込んだ。
500程度のパックだ。氷架の睨む顔などそしらぬように啜ってから続ける。

「制御できないものが、周りに被害を出すからとかいうのもわかる。
 けど使う自分もどうこうなる、という自分に対する恐れが無い人結構多いよ。
 考えてごらんよ、異能というのは文字通り本来人にはない能力じゃないか。
 本来ない機能を使う人間が許容値超えるほど使えばどうなるか
 今身を以って知ってると思うけど」

雪城 氷架 > 「それでも使いこなしてるやつはいっぱいいるよ。
 私と同じ学年のヤツだって、完璧に自分の異能を制御してるやつはいる。
 落ちこぼれは努力しなきゃ届かないからな。少しくらいは無茶しても。
 ………ま、今のはまた別だけど」

結局未熟なのだ、精神的に
ようやく落ち着いたのか、ぎゅっと抑えていた胸から手を離す

五代 基一郎 > 「使いこなしているように見えているだけじゃないの。
 下手をすればどうなるかわからない、見えない綱渡りをしてるのがそう見えてるだけでさ。
 そういうのはやめようよ。落ちこぼれとか、さ。
 無茶して自分の体傷つけても本末転倒じゃないの。
 いくら異能がすごかろうが、自分を省みずになんかどうかしてオダブツするより
 誰からどう評価されようが、生きてるほうがいいと思うよ。
 ”大丈夫、死にはしない”なんて誰が保証するのさ」

食いきれなかったパンを仕舞いつつ、野菜ジュースを飲み干して。

「君が暴走するようには見えないけど、見えない何かに急かされて
 踊っても何にもなりゃしないんじゃないの。」

雪城 氷架 > 「入学してる時点で立ってるステージが違うんだ。
 そこから這い上がれなきゃ落ちこぼれ以外のなんだっていうんだよ」
イライラが止まらない
このセンパイにそんなことを言ったってどうしようもないのに

「私が何かに踊らされてるとでもいいたいのかよ」

攻撃的な口調がやめられない

五代 基一郎 > 「だからさ、その”ステージ”で”踊らされてる”んじゃないの」

イラつき攻撃的に、噛みつくような氷架をどこ吹く風で
飲み終えた野菜ジュースのパックを潰し
手元にいつのまにかいる黒猫を撫でる。

「CTFRA……異能のテストの一部だけどさあれも。
 ようは成果や評価、優遇という餌をちらつかせ
 ネズミさんにやる気を出させて
 どれだけ踊れるか見ているだけなんだよ。
 あくまで個人的見解だけど、まぁ往々にしてそうでしょ。」

雪城 氷架 > 「………随分斜に構えて見てるんだな」
ペットボトルを口へ運ぶ

「あぁそうだCTFRA、ソレ。
 個人的異見もケッコーだけどさ、
 もしそうだとして誰か得するヤツがいなきゃ、踊らせたりしないだろ」

それともいるのだろうか
そういうことで得をする、誰かが

五代 基一郎 > 「一枚めくれば世の中そんなもんだよ。別に世の中に絶望してるわけじゃないけど」

黒猫を撫でながら、時折尻尾で叩かれる。

「そうした能力に対する評価試験が対象にどういった心理的影響を与えるか。
 集団に与え続けた結果どうなるかというのは昔からよくある実験で
 その異能のが、みたいなもんだと思うよ。
 だから学園としては推奨してるんじゃないの?」

引っかかれたので、新しくペットボトルを開けた。

雪城 氷架 > 「私はセンパイよか多分4年ほど人生経験少ないけど、
 何もしらないまま踊らされるってのは気に入らないよな」

肩を竦める

「ただ陰謀論とかそういうのを考えるほどでもないよ。
 この学園都市は私の未来に繋がってくれた場所なんだ。
 なんの役にも立たない成績不良の落ちこぼれが、
 人にはない異能を発現して、ようやく認められるチャンスなんだよ。
 ──それを疑ってかかるなら、私は此処にいる意味がない……」

顔を伏せる

五代 基一郎 > 「気に入らないと俺も思ってるけど、ようは社会のためでもあるからな」

何が悪いとか、陰謀論的なのとはまた違うよと付けて

「異能が上手に使えなくて役に立たないから此処にいてはいけない。
 というのは極端すぎない?それこそどうかと思うけど。
 まぁ、脱線したから話を戻すけど。
 ゆっくりやればいいってことだよ。今すぐどうにか出来るわけじゃないのは
 承知だろうし、無理して自分を崩しても本末転倒って話。
 此処にいたいからってあの世行ってもさ、って
 焦らず焦らず」

雪城 氷架 > 「此処にいちゃけない、とまでは思わないけど」
苦笑する

「ま…焦らずやるのがいいのはわかってるよ。
 ただ、将来のことを考えるとこの力を何かに活かせないか、
 それを見つけたいんだ。
 そのためにもやっぱり完璧に制御はできないとな。
 此処にいたいから、っていうよりも、私これしか取り柄ないんだよ」

ペットボトルをぷらぷらと弄びながらそう答える

五代 基一郎 > 「そうだなぁ、活用法を知るには全部知る必要があるわな」

ソルティライチがうまい。
ペットボトルに口を付け、ぶらぶらすると黒猫が興味を持ち始める。

「一年なんだからこれだけが取り柄って言われてもな。
 なんでもできるって言った方がらしいぞ?
 自分が異能持ちだし何でもできるってヤンチャしてるヤツの方が多いくらいだ。
 そういう焦りが、追い込んでるのかもね自分を。
 他に色々やってみたらいいんじゃないの。大体君でそれなら
 異能や魔術持ってない人なんてどうなるのさ。」

雪城 氷架 > 「物理や数学はてんでダメ、家庭科もおざなり、美術なんてゴミしか出来ない。
 公民歴史は暗記が苦手、唯一外国語だけは子供の頃から喋ってるからできる。
 異能の力が発現する最近までは学業なんて悲惨の二文字だったけどな、そりゃ取り柄もないと思えてくるよ」

空っぽになったペットボトルをぽーい、と施設のゴミ箱にシュート。
ゴチソーサマ、と付け加える

「だから、チャンスだと思ってるんだよ。
 私はこないだまでその、センパイの言う『異能も魔術も持ってない』ヤツだったんだ。
 おまけに他に何も出来ない、のおまけつきでさ」

五代 基一郎 > 「人間なんてそんなもんだよ。出来ない事の方が多い。」

外語出来るだけで十分じゃないの、と呟きつつ
ペットボトルを黒猫に与えると遊び始めた。

「だからこそ異能しか、て思うわけか。なるほどね。」

休憩としてはもう十分だろうかな、と思い立ち上がる。
異能しか取り柄のないものがどうなるかは続けて話さず。

「けどそれしか、て思うより出来ることを探したり増やすほうが健全だよ。
 まだ一年なんだし。異能で出来る人間から学ぶのもアリだよアリ。
 そういう意味じゃいい先生揃ってると思うしさ、学生でもだけど」

意外と繋がりのない技能が繋がってたりするし、とも加えて。

雪城 氷架 > 「そーかもな」
立ち上がる
すっかり休めて体調も元通りだ

「わかってるよ、せっかくこんな場所に来たんだ。
 自分のために活用しないとな。
 ……センパイ、名前は?
 私は雪城、雪城氷架」

五代 基一郎 > 「案外長いしな、学園生活。4年もあれば特技の1つや2つ増えるさ」

黒猫がペットボトルを蹴って叩いてゴミ箱に投げ込む。
どうやればいいのかわからないが、見事なものであり
終われば黒猫は出口に向かって歩きはじめた。

「五代 基一郎。一応風紀。
 元気そうで良かったよ。
 なんかあったけど、これからも体に気を付けてね。
 生きててこそのだし」

雪城氷架は先の事件の時の被害者である。
気になってはいたが様子は見れず、という時間が続いていた。
完全なる偶然だか、その姿が確認できたし何かメンタルに影響がと思っていたが
それらの心配はなかったと思えたのはよかったことだ。

それじゃぁ、と別れの挨拶として
そのままレジ袋持って出口へ歩いて行った……

雪城 氷架 > 「五代先輩、ね……」
その背中を見送る

っていうか風紀委員だったのか……
制服着てないとわからないものである

「はぁ…私も帰ろ……」
疲れた、と伸びをする

帰ってバファ○ンを飲まねば

ご案内:「第一演習場」から雪城 氷架さんが去りました。<補足:地面まで届くような銀髪ツインテールの少女、背が低くて細すぎるくらいには華奢、制服姿>
ご案内:「第一演習場」から五代 基一郎さんが去りました。<補足:食事中。>