2015/06/26 - 18:18~04:44 のログ
ご案内:「風紀委員会本部会議室」に五代 基一郎さんが現れました。<補足:特殊警備一課の制服。>
五代 基一郎 > 「では刑事部と警備部での合同で本案件に対処するに辺り
刑事部より推薦のあった委員より選抜された一名に……」
立体的なディスプレイ上のは
案件に関する対象者。そしてそれに対処するための人員の
プロフィール等が映し出されている。
「本案件は対象に関する本部を設立の後に、選抜者による部隊を編制することが最善の対処ですが
現在まで続く他の案件や先の件から続く社会秩序への不安を助長しかねないこともあり
選抜者のみによる捜査が妥当とされます。」
五代 基一郎 > ディスプレイに映し出されているのは
”既に終わった組織”(ロストサイン)の幹部とされていた者達。
しかしそれらは組織を抜きにしても、凶悪犯罪者と言える存在である。
これらを表立ってどうこうするには現在はまだ早すぎる。
風紀に対する攻撃的な凶悪犯罪者や、先の事件の混乱もまだ尾を引いている。
それに現在進行形で不安とされる案件がいくつか存在する。
そんな中で2年前の一件を穿り返すようなことを公的に表立って進めれば
この学園に幾つ危機があるんだ、治安はもうだめだと
治安維持組織の機能不全を認めることに他ならない。
故に刑事部が捜査としてではあるが、凶悪犯罪者に対する
威力的な捜査として対処するのが現状は好ましいと判断された。
最も小数での編成どころかほぼ選抜者一人に任せるのだから
相当に慎重な対応と
最大限の装備の用意が必要とされる。
必要なことではあるが、風紀の人間を捨て駒にするわけにはいかない。
現状ではここまでしかできないが、死なれたらそれは風紀の敗北も意味している。
「よって選抜者の中から先の案件での功労者でもある
レイチェル・ラムレイを任命したいと思います。」
五代 基一郎 > 犯罪あるところに遭遇、というより自ら行き
名も通っている。選抜者の中から任命されるのも納得できる
十分な理由がある。
今回の任命により警備部、それも
特殊警備一課で研究されている装備の使用も許可される。
風紀の一般委員に許可が下りる装備よりも強力なものだ。
それらを以って、捜査という名の攻撃にうって出る。
軍的な言葉で言いかえれば”威力偵察”である。
最も対象を撃破することを目的とはせず削ぐ、または調査することを目的とするものだ。
対象とする者達にそれらが出来るのは、風紀の中でも少なく
故にレイチェル・ラムレイが推挙された。
「では特殊警備一課第二小隊から試作装備や特殊装備に関する
説明等を行うように。」
以上、と警備部長によりこの会議は締めくくられる。
第一小隊はそも控えているし出動の可能性もある。
故に空いている第二小隊がこういう時に働くのである。
五代 基一郎 > 正式な辞令は今日にでも出る。
それら書類とレイチェル個人への通達と連絡を取り
装備の受理や選定に入るだろう。
これにより混乱が広がるか、終息に向かうかという段階ではない。
というよりも政治的に近い駆け引きが必要な
組織的な情勢ではないが故に出来ることだ。
書類とデータを纏め、他の風紀の幹部役員が退出する中で
一人残り。一番最後にその会議室を後にした。
ご案内:「風紀委員会本部会議室」から五代 基一郎さんが去りました。<補足:特殊警備一課の制服。>