2015/07/05 - 15:10~22:05 のログ
ご案内:「ダンジョン探索試験最後の聖戦」に松渓 つばめさんが現れました。<補足:夏服の運動着に首下までのポニーテール。腰にはパンパンのポーチを装備>
松渓 つばめ > カツ、カツ、カツ。……と、もしベースが硬い靴を履いていたら響くだろう石階段を、少しくすんだ白の運動靴で降りる。
「入り口辺り、ケッコ雰囲気出てたわね。ふふ、夕方挑戦ってのは正解だったかな?」
手には貸し出しの懐中電灯。少しだけ頼りなくチカチカとしている。
あまり時間をかけると切れてしまうだろうか?と一抹の不安もある、が。
「ま、大丈夫でしょ」と、腰のポーチをポンと叩いた。
予備の電池は携帯の充電器と一緒に入っている。電源いらずの優秀な品物だ。
松渓 つばめ > 「マグナ先生、結構ダンジョン出かけてるんだっけ?」
何らかの音がないとちょっと怖い気がする。階段を降りて少しした辺りから、携帯は圏外だ。電力消費を抑えるモードに変更しておく。
自分の声をラジオの代わりとし、元気を奮い起こして――
「おや」
参加者名を書いて下さい。なるほど。 [1d15→2=2]
松渓 つばめ > 「さ、て、と。鬼が出るか蛇が出るかー…ってね。」
最初の部屋につき、数歩踏み出す。
そしてなにもおこらない事を確認し、歩いて行く。
「うん……?」
しかし妙を感じる。薄暗くて正確にはわからないが、少しばかり下っているような……。
それに、道は完全な直線で、天井を見るとちょっとアーチ状。
そして、左右の壁にあるこの、おんなじような高さで擦ったような跡、は――
背後遠くで、『ごと』と聞こえた瞬間、ロケットスタートで走りだしていた!
松渓 つばめ > 「本格的ーーーーーッ!?初級って何の話よ何のぉっ!」
大岩の転がってくる音、時々ガツンガツンと坂道の左右を削っているのがわかる。シャレにならない!
「出口、出口っ!てかそもそもあるの!?」
試験なのであるものだが、咄嗟にここまでの危機となると回らない。
しかし脚は早い。段々加速しているだろう岩を引き離し……
「あ、ったぁ!」横道を発見……飛び込む!
そのまま数秒、息を殺して待つ……。
松渓 つばめ > 「大掛かりなーあーもー、チビるかと思ったじゃないのっ」
眼前には、先ほどまで圧迫感を放っていた物体。
彼女が逃れた横道は殆ど壁の割れ目としか言えないような代物で、結局岩の通過後出口まで歩いてきたのだった。
スポンジの岩に体当りするように腹からよりかかる。重低音までしっかり流すとか心臓に悪いったら……
お化け屋敷か何かなのかしら、とぶつくさしつつ、次の部屋を目指した。 [1d15→11=11]
松渓 つばめ > 扉を開けっ放しで部屋に入ったつもりなのだが、後ろで『ガチャリ』と不吉な音がした。
「これは、見た感じ拷問部屋―― げっ」
海底遺跡が崩壊でも起こしたのか、という状況。水攻めとはえげつない。
「たしかテキスト24ページ……っ、拷問部屋の写真があったような……!」
座学の記憶を掘り起こす。試験の時間制限は自分の命か!
だが閃いた。水攻めには大まか二種類あって……「壁っ!」
振り向いた先。果たして水車の絵がしっかりと描かれていた。もう一つ、滑車やロープにまつわるものは見当たらない。
松渓 つばめ > その水車の絵は、歯車を通じて水車を回し、描かれた拷問される男に責め苦を与えるもので。
「ダンジョンと言ったらクランクだけど……うう、趣味わっるい」
ざぶざぶと歩いて絵に近づく。回すことのできそうな取っ手が、一つの歯車から生えているように見える。
「う、矢印とか描いてないのね」
ここでクイズ、というわけか。焦りは禁物だが、水はもう膝下だ。
松渓 つばめ > いくらなんでも適当な方向に回すというのは無いだろう。落ち着いて、落ち着いて。
水車の絵を見る。禿頭の男が仰向けで括りつけられている……
「確か、こういうのは」拷問を受けた者が死んではならない。そして、十分な効果を得なければならない。
「そう、頭から水に入れることで……水から引き上げたときに呼吸困難に陥るのを防ぐ!」
だからアンタは右回転!勝ち誇ったように叫んでいた。3つの歯車を通して男が右回転になるような方向。つまり左回転で、思い切り回す。
松渓 つばめ > 「っ出た!」最後に出現したボタンを強く押しこめば、水は部屋から逃げていく。
「は……あぶ、っな……」
気づけばへその下まで水に使っていた。危険が無いとわかると、息とともに膝をついた。
「着替えあって良かった……ほんとにもー」
扉を開け、先を目指す。 [1d15→12=12]
松渓 つばめ > 『スゥ……』
さっき何とか水に浸けずに守り切った懐中電灯が、力尽きた。
「あ、と。結構早かったわね。電池電池…… あ゛」
残念ですがポーチはぐっしょりです。中に入っていた電化製品は乾かしてからご利用をおすすめします。
「け、携帯っ!防水20気圧っ!」
中に入っていたもので無事なのは携帯とライター、水がほんの少しに格闘ナイフ一本。
「ぉおぅ……」
ボトルの中身は、さっき正門前でアルラウネちゃんに飲ませました。別に後悔ということはないが。
「さっきの水部屋で汲むのは……。うん、そこまで冷静じゃいられ、な」
べちょ、びたんっ、と嫌ーな音が。
松渓 つばめ > 携帯のライトは、懐中電灯に比べれば弱々しいが……何とか使うことはできそうだ。
「……これって、なんかこう……もーちょっといい匂いさせられないの?」
不満というかなんというか。香りに文句を言う娘。
とはいえ、既に床は『オゥ、さっさと来いや!』という感じだ。壁も。
「天井……」
首を上に向けてみるが、天井は真っ暗。なにも見えない。どうなっているかもわからない。
「これは天井歩きダメ、ね。はぁ。えっと出口までは……」
だいたい15メートル程度だろうか。
松渓 つばめ > 「むうう……」
ちょっとだけ手を出して、少しだけすくい取り、手の上で観察してみる。
毒、とかそういうことは無いようだが。
掌でぷるぷるとする冷たいそれは、ちょっと可愛くも思えなくはない。
「……食べる?」
ポケットに入っていた糸くずをスライムの上に散らしてみる。嬉しそうに(?)シュワシュワと音をさせ、食べてしまった。
かくん、と脱力し、そっかーそういう感じかーとつぶやく。
「さて……方針的には。跳ぶしかないわね。この距離っ」
出来なくはない。むしろ余裕の域だ。魔術により自身の慣性を強めれば。
手に乗せていたスライムを逃がし、仲間に返してやる。
松渓 つばめ > 「カメラ、カメラ止めろーって感じなんだけど。やだなもう」
と、垂れながら。靴下と紐の運動靴をまとめて脱ぐ。紐でポーチに結びつけて。
「食べるものが無ければ大丈夫、と……」
白の運動着シャツ、ハーフパンツも脱いでしまう。ポーチがパンパンになるが、何とか詰め込んだ。
「よし」
ショーツにヒラヒラのタンクトップ。肩でポーチを背負い、
「いち、に、の……」
松渓 つばめ > 「さんっ、かーるいす!」
魔術発現。跳んだ瞬間から自分の持つ上向きの慣性を強化。
ただでさえ4メートル弱跳べる運動神経に上乗せし、6、7、8……。
「わ!?」
不意打ち!天井から1キロくらいのスライムが頭を直撃。失速。残り4メートル。
べちゃんと尻もちをついた。ぷるぷるが擦り寄ってくる。
「だ、ぁ、待っ、勘弁ーっ」
半泣きの半狂乱。すこし焦がされたポーチからスライムを払い、出口まで投擲!
松渓 つばめ > 「結局やられてるじゃん……マグナ先生私物弁償ー……ん……?」
ちょっと眉をひそめる。たしかこの種類は服を溶かす以上はしないと思っていたけれど。
「 ……スケベスライム。いるじゃない」
スライムの池から、器用にもすこし選んで引きずり出す。「こいつか」パンツの中に入ってこようとしたヤツは。
睨みつけながら立ち上がると、その掴まれた一団(?)は何か恐縮したような動きをしている。『御用じゃなかったみたいで、スイマセンしたーっ』って言っているよう。
「進化でもしたのかしら……」
捨て置くことにする。部屋は……あとふたつだろうか?
何とか無事だった服を着直して。
松渓 つばめ > [1d15→14=14]
松渓 つばめ > 「……エジプト?」
さっきのスライム部屋の影響か。多少顔が上気しているのがわかる。そしておなかがすいた。……パフェとはなんだったのか。
今度の部屋には獣の石像。土台には「朝は四つ足、昼に二つ足、夜に三つ足、な~んだ?」の有名ななぞなぞ。思わず「えっ、人間よね……」と口にしてしまうくらいだ。
そして。なにもおこらない。
松渓 つばめ > 「これはー……」
答えが間違ってるわけではなさそうだが、答え方でもあるのだろうか。
辺りを見る。携帯に薄暗く照らされて、少し遠くの、高い場所に見えたのは燭台。
「あれ、かな。」
とりあえず思いついたことはなんでもやってみよう。右腕をふるうと、彼女の異能《レイノルズ》が動き出す。謎の粉がふわり、と腕の周りを回る。
さらに「木行。シルクロード」風の魔術。弱々しいそよ風だが、こもった空気には逆に心地よさが強い。
ゆらゆらと帯のように、粉塵が向かっていった。燭台を包む辺りで、ポケットから取り出したライターで。
「着火~、っと」
帯の先端に火をつけた。ポポポポ……と小さな爆発が連鎖的に起こってゆき、最終的には、燭台に火がともる。
松渓 つばめ > 燭台が照らす、自分と石像。
「これでしょ。答えは、に・ん・げ・んっ」
影を指さし、先ほどより大きな声で宣告する。
……声がちゃんと認識されなかったからなのか、それとも、回答方法の問題だったのか。
ともあれ、「次で最後、ね」 [1d15→1=1]
松渓 つばめ > さいごの部屋に入った瞬間。またもガチャンと鍵が。
「ぐ、容赦ないわね、今度は火?水?草?森っ!?」
顔面狙いの矢がすっ飛んできた。
「トラップハウス……!」
矢の先端は布巻きとは言え、当たれば相当痛い。首を左に曲げ見切った動き。
その全身には、既に魔術の影響が及んでいた。
「ニュートン発現。全部避けるっ」
動いている頭の『慣性』を強化。停止している身体の慣性を弱化。
結果は少女の右で生じた。
胸の中心、腹、と狙う第二第三の矢が、扉に激突していたのだ。
「やるやる、次はっ!?」
着地した先の地面が、跳ね上がった。「…っと!」
天井にはぶつかると危ない石の柱。
松渓 つばめ > ちょっと魔術で衝撃を消し切るには時間が足りない。そう判断したつばめ。補助効果にも期待しての行動を取る。
「最後の、水っ!」
吹き飛びながらも、ボトルを握る左腕、と異能を放っている右腕を交差させた。
水と異能で生じた粉塵が混ざる。
異能の力を受けた水は、さっきのスライムのような感触。彼女の肌の色に濁った。ほんの100ミリリットル程度。
しかし。
「ふ、……くぅっ」
身体の一点で石の柱にぶつかるような体勢を取った。本来は危険な行動だが、異能により特殊な『ダイラタント流体』となった水は、衝撃を完全に受けきった。
「あぶな、っと……」
2メートル強落ちる。自身の脚のばねなら、問題にもならない。
松渓 つばめ > 「三角跳び?超大好き!」
落とし穴と迫る壁の合わせ技。手の中には今作ったばかりの異能流体。
足場にするようにして超えてしまう。
そして、ゴールだ。
「ふふん、なかなかのアスレチックだったかも、ねっ」
たらいをもらった。矢に比べるとあまりにも殺気に乏しかったのだ……
松渓 つばめ > 「ひっどーい、今のひどくない?」
誰にともなくつぶやいて、罠部屋を去る。
ゴールの部屋。確かこの機械に、この
「……記録素子入れればいいんだっけ」
なんだかなぁ、という顔。
「パンツまでなら児童ポルノじゃないもん?でいいのかね」
スライム部屋の顛末はちょっと格好良いものではないが、困ると言われる程の代物でもない。
「まぁいいか」
ガチャン、と記録素子を提出し、機械のレバーを回した。 [1d7→4=4]
松渓 つばめ > 「今日の運勢は、大吉っ……と?」
星がよっつまたたくボール。どことなく懐かしくて地面に叩きつけてみたくなる。
「やめとこう。壊したらコトだし綺麗だし」
それをすてるなんてとんでもない!
「えーっと。一応これで……完了なのかな。古代文字とかはペーパーでやるってことでしょーね」
見渡すと、『出口!お疲れ様!』。
松渓 つばめ > 「OKそうね。岩はやばかったな、あと水の部屋。
でも命の危機感じたらもっとバッチリ動けないとダメよねー」
今度はちょっと、闘技場でも見てみるか、と思いつつ外へ出る。
「わ、空真っ暗じゃん。雨でも降る?」
本当はそれほどでも無い、好天の星空だが、学園の明かりに照らされ空からの光は地上まで届かない。
「どうするかなー、今日はパフェ食べて電車禁止にしたしー……」
軽く悩みながら正門へ向かった。
きっとそこには緑の肌の可愛い子がまだいるんだろうな、と幸せを感じながら。
ご案内:「ダンジョン探索試験最後の聖戦」から松渓 つばめさんが去りました。<補足:夏服の運動着に首下までのポニーテール。腰にはパンパンのポーチを装備>
ご案内:「考古学試験会場」にシン・アルバートさんが現れました。<補足:日系アメリカ3世の青年、半袖ジャケット。両方の手首に包帯>
シン・アルバート > 「……実技、実技…なのは、いいん、だが」
彼は考え事をしていた。
考古学の授業を実践するのに、迷宮踏破…
インディー・○ョーンズばりの何かを要求されるのではなかろうか。
体力はそれなりだが、流石に初級編、だし…とか、
そんなことを考えていた。
シン・アルバート > 「……初級編だから、覚えてる範囲以上のハードなことは、要求、されない…と、信じよう」
……その声はふるふると震えていた。
ご案内:「考古学試験会場」に霜月 零さんが現れました。<補足:気だるげな表情の、太刀一本と小太刀二本の三本の刀を持った青年剣士。一年。>
霜月 零 > 「ふぁ……」
欠伸交じりに試験を受けに現れる。
ソロでやるつもりだったが……先客がいたようだ。
「ん、アンタも考古学か?」
取り敢えず確認してみる。
シン・アルバート > 「……ああ、己れもだが……」
ひと通り、来た青年の装備を見る。
剣士、か……一人でやるよりは、まだこういう人と、組むべきか。
「ひょっとしてお前も、実践試験か?」
取り敢えずは質問を投げかけ。
霜月 零 > 「おう。まあ、最悪ペーパーも考えたんだけどな……」
まだ、予習の必要のない実技の方が現状やりやすい、と判断したのだ。
「……どうせだ、組むか?」
そう提案してみる。
シン・アルバート > ……ひょっとして、実技でやればペーパーに回らなくて良い、
とかそういう考えのクチだろうか。
武闘派か、肉体派ならば、それが妥当だろう、なぁ……
「……お前が、構わなければ、己れは、それでも」
霜月 零 > 「OK、じゃあお互いの基本スペックを確認しようぜ」
ソロでも出来る試験と言えど、ツーマンセルを組むならお互いの出来る事は確認しておいた方がいい。
寧ろ、お互いが足を引っ張り合った結果、1+1=0とかになってしまう事がある。
そうなっては合格はおぼつかない……と言うわけで、相互確認は必須だろう。
シン・アルバート > 「んー、と、まぁ、説明するなら、ば……」
少しだけ、考えて自分の能力の説明をする。
「風使い、だな。……少々特殊な部類だが」
「あと、魔術は異能が原因で『まともに』使えないから」
「……それだけは許して欲しい」
自分でも分かってない範囲が有るのだから、
小出しにして説明していくしかないと、思いつつ。
相手によっては扱いにくいのでは?と邪推。
霜月 零 > 「ん?ああ……もしかして、魔術に対するジャミング系の能力か?しかも制御できないタイプの」
話からそうアタリを付ける。しかし、それが事実ならば自分の巫術は手札としては考慮しない方がいいだろう。
「まあ、一応魔術系も使うが、メインは剣術だしな……なんとかなるんじゃねえか?」
取り敢えず、問題はないという事だけを口にして確認を取る。
シン・アルバート > 「…いや、俺自身は駄目だ。風を当てると魔術や異能にジャミング…で、いいのか?それに類する物が起きる。……と、思って貰えれば」
「とかく、何故か『俺自身は魔術が扱えない』。風とは関係なく。」
何故突っ立っているだけでは他人に影響を及ぼさないのか、
それも把握しきれてないのだから尚更説明しにくいのである。
「剣術ならば、そこまで邪魔はしない…と、思うが、どうだろう?」
霜月 零 > 「お前自身は風を使えるが魔術は使えない。
加えて、お前の風が当たると魔術や異能に影響が出る。
こういう認識でいいな?」
取り敢えずの最終確認。まあ、大体こんなところだろうとは思う。
「まあ、剣術なら風が余程強かったりしねぇ限りは大丈夫だろう。そういう意味じゃ相性は悪くなさそうだ」
シン・アルバート > 「そんな認識で良い、と思う。幾分俺でも厳密な原理を調べてる最中なんだが……」
「ちゃんと解っている範囲を大雑把に説明すると、そうなる、な。」
…そう言って目を瞑る。
「こんな感じの奴でも良ければ、行かせて貰いたいが、…大丈夫か?」
霜月 零 > 「何、問題はねぇよ。お前、ついでに近接戦闘は出来るか?」
これも大事だ。陣形をはっきり前衛後衛に分けるか、並列して動くかの判断に役立つ。
まあ、そう言った要素は結局、即事的対応が求められる要素でもあるのだが。
シン・アルバート > 「出来なくはないが、…基本的には至近距離は苦手、だな……」
「吹き飛ばす前に殴られたら元も子も無い。」
風で吹き飛ばせればちゃんと元のレンジに戻せるから、良いのだ。
吹き飛ばせずに近接に持ち込まれると、割りと積む。
出来なくは無い、と言った理由は
「手元で風を操作すれば対応出来る」から
である。
霜月 零 > 「つまり体術は無理、近距離でも異能で対応可能ではある、と。
分かった、基本俺が前衛、お前が後衛でいくとするか」
基本方針を纏める。まあ、とは言え大雑把な対応を迫られる未来もなんとなく見えるが。
「ああ、そうだ。俺は霜月零。お前は?」
大事なことを聞き忘れていた。自己紹介は大事である。
シン・アルバート > 「己れは、2年のシン・アルバートという者だ。」
「レイ、か。今回は宜しく頼む。」
素直に頭を下げ、組むことを了承してくれた目の前の青年に感謝する。
「ああ、それで問題ない。体術は一般の範疇を超えんから…仕方は無いな」
…あの人は加速してぶん殴って来た気もするが、今思えば滅茶苦茶だったと思う。
霜月 零 > 「シンだな。そんじゃあ、よろしくたのむわ」
軽く笑ってから、通信記録素子をセッティングする。
「そんじゃ行くか……ああ、どっちがドアを開ける?」
確認する。ちなみに、ラックはそこまで自信はない。
シン・アルバート > 「ならば、こちらで。」
通信記録素子をセットし、一応包帯が取れないか確認しておく。意味は無いが。
「………さてと、行こうか」
「運に自信がなければ、切り抜けるしか、無いだろ?」
ドアに手を掛け、中に入ろうと、する。
霜月 零 > 「ま、結局やるしかねぇんなら大差ねぇか」
大雑把な事を言いつつ、取り敢えず鯉口だけ切っておいて準備する。
「一応、開けたら俺が先導する。めんどくせぇが、前衛が先に入らんことにはな」
シン・アルバート > [1d15→6=6]
シン・アルバート > 6.
この部屋を守る番兵役のストーンゴーレムだ!硬くて怪力、物理攻撃はなんのその!対して魔法攻撃は結構弱いぞ。
動きも遅いからさっさと逃げて次の部屋へ向かうのも良いだろう。
霜月 零 > 「……なあ」
取り敢えずボヤく。これはもしかしなくても相性最悪なのではないか。
シン・アルバート > 「………いや、なんとか、なるのでは?」
この手の人造生物は遅い。それにー
「己れの風で止まらなければ、魔術も異能も関係ないゴーレムだし…」
「符術、ならば通るのでは?」
「最悪足が早くなければ抜けてしまっても大丈夫そうだが……」
「どうだろう?」
と、提案をしてみる。
本当に自然発生のゴーレムとかもっと別のものだったら、勘弁な!!
霜月 零 > 「あー、取り敢えず足止めしてぱぱっと抜けちまえば大丈夫、か?」
最悪、適当な巫術で囲んでしまって動きを止めて通り抜けてもいいはずだ。
「どうする、お前の風で足止めか、俺の木行で足止めか」
取り敢えず確認。変にかち合ってしまっても困る。
シン・アルバート > 「では先にやらせて貰おうか。」
足元の影が回転し、黒風に変じる。
「……もしも、効かないのであれば、直ぐに消す」
「もしもの、後詰で頼む」
次の部屋への入口を見遣る。
確認した後に、ゆっくりと向かってくるストーンのゴーレムの群れを巻き込むように、
『黒い風を叩きつけた』。
霜月 零 > 「OK、駄目そうなら消してくれ」
同じく次の部屋の入り口を見やってから、種になる木屑を取り出す。
必要ならばこれを投げ付けて起点とし、そこから樹木を発生させて壁にする心積もりだ。
シン・アルバート > 結果は―
風に当たったゴーレムが、当った先から壊れた機械かとばかりに動きがぎこちなくなっていき……
……一部追突事故が発生し、自滅している。
巻き込まれずには済みそうだが、更に鈍い動きがもっと鈍くなっているので、
自慢の怪力もまともに発揮できずに将棋倒しでじたばたしているかわいい光景が見える。
霜月 零 > 「おーおー、こりゃ楽にいけそうだな。ぱぱっと行っちまうか」
と言いつつ、自分は中間地点で止まっている。
要するに『自分が備えで残るから先に出ろ』と言う事である。
シン・アルバート > 「………こうなると、単なる『動きそうな石の集まり』……だな」
「可愛そうだが、休めば元に戻ると思うし、頑張って欲しいな?」
とか、ゴーレムの方に言って、そのゴーレムの上を通って行くように、
風を使った空中歩行で抜けていく。
空中歩行で抜けたのは変に巻き込まれたく無かった、というのが一番の理由だが。
霜月 零 > 「まあ、そこら辺は時間経過でなんとかなるだろ」
軽く苦笑して、自分もそのまま走って抜けていく。
思った以上に、第一関門は楽にクリアできた。
「そんじゃ、取り敢えずまた扉頼むわ」
流石に、開けた途端にトラップがー、とかはないだろう。うん。
シン・アルバート > [1d15→11=11]
シン・アルバート > 11.
おっとここは古代の拷問部屋の跡地だったらしい!苔むす壁の上からすごい勢いで水が流れ込んでくる!
制限時間内に部屋に仕掛けられたスイッチを探しだして解除しよう。
スイッチの探し方は授業でやったぞ、よく観察して壁や床におかしな所がないか冷静に探してみよう。
(※水は天井ちょっと下まで上がりきった後は自然と排水されます。失敗しても溺れ死なないから安心してね。)
霜月 零 > 「…………なあ」
2回目にしてふつふつと湧き上がるこの疑念。
もしかしてこの少年……運が、悪いのではないか?
シン・アルバート > ………扉を開く。
なにも、起きない。と思いきや。
二人が入ってきたのを確認したかとばかりに、
上から水がだばだばと、『流れこんでくる』!!
「………いや、その、迷宮には付き物だろうが」
「………まさか、なぁ!?」
ウシロノトビラハヒラキマセン。
霜月 零 > 「水なだけマシ、だなぁ」
水行でいざとなればまあごまかしがきくが……それ以前の探索は自力でやらないといけない。
「取り敢えず、テンプレだろうから壁と床を調べるぞ!つーか床は多分試験的に率が薄い、早い段階で壁を叩いて回って、音が違う所を探せ!」
言いながらこんこんと大雑把に叩いて回っている。
シン・アルバート > 「……なにか、済まない、済まない……」
壁から違和感ある場所を探り探りで探す。上の方ってこたぁ無いだろう。
焦りを抑えつつ、授業でのことを思い出す。
「なにか、偽装しやすい形で混ざっているか、違和感が、無さそうに見せている、か…だったか?」
罠解除の為の死闘が始まる―
霜月 零 > 「畜生、楽出来ねぇなあ……!」
嘆きながら取り敢えず必死に壁を叩く。 [1d10→8=8]出目6以上で発見。二人で合計6回試行。
霜月 零 > ドンドン、ドンドン、コンコン。
半ば殴りつける様に叩いていたが、途中で明らかに音の軽いブロックがあった。
「ここか!」
そこのブロックを剥がすと、中にスイッチがある。
「おい、見つけた!」
言いながら押すと、どうにか足元レベルの段階で水は止まってくれた。出目6以上で発見。二人で合計6回試行。
シン・アルバート > 「収まったか……」
ここで、少し考える。
「拷問部屋までの道を塞いでいたのだろうか、あのゴーレムは……」
「だとしたら、随分親切な気がするんだが……」
そんなことは、無い、筈、多分。
霜月 零 > 「……やめとけって警告だったのか?」
いや、試験としてそれはそれでありえないが。
「取り敢えず次だが……どっちが開く?」
早くも役割分担に疑問を持ち始めた。出目6以上で発見。二人で合計6回試行。
シン・アルバート > 「……いや、どっちが開いても同じな気がしてきた。」
どうせろくなことが待ってないんだろう、という顔である。
そりゃあ、試験なのだから頑張らないと楽が出来ない筈である。
霜月 零 > 「……そんな気がする」
まあ、そんなにヌルい内容であるわけがないのだ。試験だし。
「じゃあ、初志貫徹で……頼むわ」
溜息を吐きつつ扉を任せる。出目6以上で発見。二人で合計6回試行。
シン・アルバート > [1d15→4=4]被ったら振り直し
シン・アルバート > 4.
異邦人のきのこによく似たマッシュ族が一人ぽつんと困っている。彼の言語は独特かつ複雑だが、解読方法は授業でやったぞ。
(内容を思い出して正しく読み取れるなら彼はここを訪れたものから一つアイテムを受け取る役目があることが判るだろう。アイテムを上げるならすぐに出口へ案内してくれる。だがアイテムを渡さなかったり、話が通じず険悪になると怒って数時間眠ってしまう胞子を吹き出してしまうぞ!気をつけよう!)
霜月 零 > 「……お前、分かる?」
横のシンに確認する。自分は、うろ覚えだ。出目6以上で発見。二人で合計6回試行。
シン・アルバート > そこには、授業で見たことが、あるような言語で喋る、マッシュ族が居た。
「ええ、っとたし…か…んー…」
授業内容を過去の記憶から大量にひっくり返す。思い出せるか?6以上で思い出し
シン・アルバート > [1d10→10=10]6以上で思い出し
シン・アルバート > 「……あ、ああ……えーと、何々?」
マッシュ族の言葉を覚えていた言語解読法で翻訳してみる。
「何か」「渡されて」「ないか」
「それが」「欲しい」
………?何を渡されていたっけっか?
ひょっとして、これ(情報記録素子)?6以上で思い出し
霜月 零 > 「いやぁ、どうだろうな。これ渡しちまったら試験にならねぇだろ」
とは言え、何も渡されてはいない。あるとしたらこれなのだが……
「どーする?なんか適当に渡すのも手だが」
首を傾げる。まあ、なんでもいいなら適当に何か渡せばいい。これじゃないと駄目なら……試験、どうなるのだろう?
シン・アルバート > 実は彼は微妙に訳を間違っている。会話をすれば気づく範囲なのだが。
「えーと」
「これ?」
と、まず素子を指差す。
マッシュ族はぶんぶんと首(?)を振る。
「えーと、ごめん、間違ってると困るから要件もう一回頼めるか?」
「何か」「ここから」「拾って」 「それが」「欲しい」
…頭を抱えた。訳を間違えてたのである。
「…すまん、えーと、ここにある何かを拾って渡してくれれば、良いんだそうだ」
「たぶんそこら辺の適当な何かじゃないとは思うんだけれど……な」
周囲を見回す。
霜月 零 > 「あー、じゃあこれ、か?」
拾ったのは適当なスコップ。なんかそこら辺に転がっていた。
「これでいいか確認してくれ」
そのスコップを掲げる。
シン・アルバート > マッシュ族がぴょこんと跳ねる。
「それ」「道」「あける」「使う」
「…あー、なるほどー」
どうやら合ってるらしい。何故スコップなのやら。
「……って、道?」
…ここが重要なのかもしれない。
訳を一回間違えた馬鹿には悲しみが半分、救いの手が半分降りてきた気がした。
霜月 零 > 「これでいいんだな?」
言いながらぽいっとスコップをマッシュ族にパス。多分問題ないだろう。
シン・アルバート > そうすると、マッシュ族がキャッチして、徐ろに床の隙間に差し込む。
何故かスコップはその隙間に綺麗に収まる。
そして、マッシュ族がスコップの柄を傾けると―
…扉が、増えた。
増えた扉の方にマッシュ族が駆け寄って、ぴょんこぴょんこしている。
霜月 零 > 「……あそこ、行けって?」
シンに確認。一応、迂闊に入ったらアウトって可能性もあるのだ。
シン・アルバート > 「こっち」「隠し」
「出口」「まっすぐ」
……出口への最短ルートが増えたのである。
どうなってんだこの遺跡。
「え、ええええ……」
「つまり、こっち進めば、出口?」
流石に困惑せざるを得ない。
が、マッシュ族はうんうん、と首を縦に振るのである。
…本当に最短ルートらしい。
霜月 零 > 「成程なあ」
試験的にも、信じてよさそうだ。このまま進むのがいいだろう。
「次は……まあ、初志貫徹すっか。扉、頼むわ」
と言うわけで、今まで通りシンに扉を頼むことにする。
シン・アルバート > [1d15→13=13]被ったら振り直し(ラスト)
シン・アルバート > 13.
古代人だって今の我々よりも進んだ文明を持っていたものもいる。ここは黒く平たい大きな長方形の石板がいくつも並ぶ部屋だ。
これは彼らの残した情報装置らしい。どうやって情報を引き出すかは確か授業の中盤で教えたはずだぞ。電子的なハッキングなんかも有効だ。
うまく接触できたなら、次の部屋イベントを付与された知識で自動成功する事ができそうだ。
霜月 零 > 「あー……なんだったか。古代の情報装置、だったか?」
首を傾げつつ。授業中に、なんだかこんなものを取り扱ってた気がする。
「確か、情報を引き出すのは……お前、電子ハックとか出来ねぇよなぁ」
零にも出来ない。
シン・アルバート > 「えーと……サーバールームか、なにか、か?」
見てくれは現代で言えばサーバールームが近い。
謎の石版の群れが並び立つそれは、重要な情報を管理するのに今も昔も必要なのかもしれない。
シン・アルバート > 「流石にハッキングは無理だな……」
電気的な能力があるわけでもなし。
むしろサーバーを駄目にしてしまうような類の能力である。
「やりかたは…なんだっけ。授業でやった気がするが」
一応聞いてみる。
霜月 零 > 「まあ、大体覚えてる」
基本的に、指示に従って起動していくだけで大丈夫だったはずだ。現代のPCと大差ない。
「あれなら、俺がやってみるか?」
シン・アルバート > 「済まない、頼む」
「……魔術的なものだとむしろ破壊してしまいそうでなぁ……」
可能性論だが。とても怖いのである。
魔術で動いてるスパコンの動力源に干渉する、可能性に。
霜月 零 > 「おうよ、まあ何とかしてみるさ」
座り込んでカタカタと端末を操作する……が、ちょっと詰まる。
「(あ、あー……ここどうだったっけか)」
ちょっと記憶がもやもやしている。操作を間違えるとロックがかかる仕様だったはずだが…… [1d10→1=1]
霜月 零 > 「……すまん、ロックがかかった」
項垂れる。どうやら操作を間違えたらしい。
「ここで情報は手に入らねぇな……出るしかねぇ」
シン・アルバート > 「だ、なぁ……」
それらしきホログラム表示を見遣りながら扉を探す。
「でも、出口は此方が近いらしいし、手なりで進んでも出れるのでは?」
部屋の情報より、マッシュ族の案内を信用する。そんな2年学生。
霜月 零 > 「まあ、多分大丈夫だろ……」
ちょっとしょんぼり。トチったのが哀しいようだ。
「取り敢えず、扉頼む……」
なんだか頼りない顔である。案外メンタルが脆いのかもしれない。
シン・アルバート > その扉の先には、
…ぽつんと、ガシャポンのような機械が置いてある。
「ひょっとして、此処が……出口?」
連れ添った青年の方を向く、信じられねぇよ、と言った顔だ。
霜月 零 > 「あー……でも、それっぽいなあ」
周囲を見てから、記録素子を見る。
「これ、使うんじゃねぇの?」
周囲を見ても特に今度こそ何もなさそうだし、ガシャポンのような機械には、丁度記録素子を入れるようなところがある。
シン・アルバート > 「ああ、これみたいだな」
そういえば、ちょうどこれが収まりそうだ。
「最後だからどっちがやってもあんまり変わらなそうだが……」
一応確認を取る。回す?といった顔で。
霜月 零 > 「ああ、せっかく今までお前が扉開けてきたんだ。頼むわ」
なんだかんだ上手く進んできたのだ。今まで通りにやった方がいいだろう。
そう言って自分の記録素子をぽいっとパスする。
シン・アルバート > じゃあそうだなぁ、と言いつつ。二人分セットして、回す。
ガシャコン。 [1d7→3=3]
シン・アルバート > 「………星3つ?」
三ツ星の願いが叶いそうなものが2つ出てきた。
評価がこれってわけじゃないだろうけど、
星3つデスッ!!と謎の男性の声が聞こえたような気がした。
……料理番組か。
霜月 零 > 「3、だな」
なんかこう、数字として微妙な気がする。
「とはいえまあ、いいだろ。これで出てお終いか?」
シン・アルバート > 「みたいだなぁ……」
ふと見回すと外の明かりが漏れている箇所がある。
これで本当に終了で、これがご褒美っぽいものらしい。
……先生、アニメか何か、好きなんだろうか。
「色々、申し訳ない、役に立てたか、分からなかったが……」
「今回は有難う、レイ」
霜月 零 > 「いや、色々と助かった。俺だと間違いなく途中でトチってた気がする」
と言うか最後トチった。
「ま、お互いいい成績だといいな」
小さく笑う。内容と言う意味ではシンの方がいい成績ではあろうが。
シン・アルバート > くすり、と苦笑する。
「筆記も、一応必要そうなら受けておこうか。」
「どっちもやっていいような気がするが、後で聞いてみよう」
一応筆記でも大丈夫なように支度はしてあるのだが、
こちらとしては誤訳をしていたのでちょっとマイナス点が見つかったかもしれない。
「では、また、どこか、出来れば平和な場所で」
「……ありがとう」
そう言うと出口へと先に、向かっていった。
霜月 零 > 「おう、またな」
後に続いて外に出る。一応、割と内容が良くなかったので筆記も考慮すべきかもしれないが……まあ、それはそれで。
今は、中々にやりやすいパートナーとタッグを組めて楽しかった事を、素直に喜んでおこう。
ご案内:「考古学試験会場」から霜月 零さんが去りました。<補足:気だるげな表情の、太刀一本と小太刀二本の三本の刀を持った青年剣士。一年。>
ご案内:「考古学試験会場」からシン・アルバートさんが去りました。<補足:日系アメリカ3世の青年、半袖ジャケット。両方の手首に包帯>