2015/07/09 - 21:00~02:04 のログ
ご案内:「浜辺(海開き状態)」に桜井 雄二さんが現れました。<補足:水着姿。>
桜井 雄二 > 夏だ。海だ。水着だ。というわけで。
桜井雄二も青い海パンを装備して浜辺に来ている。
意味もなく仁王立ちだ。ビーチサンダルを履いて海を眺めている。

ご案内:「浜辺(海開き状態)」に三千歳 泪さんが現れました。<補足:金髪碧眼ダブルおさげの女子生徒。星条旗ビキニにホットパンツといういでたち。>
ご案内:「浜辺(海開き状態)」にスズさんが現れました。<補足:黄緑色の髪と同色の瞳で水着姿>
スズ > 「海です〜」(パタパタと走って行って海に入る 他人が見てるなんて御構い無しだ)
スズ > 「あ…」(人がいると気づいた時には既に時遅し もう肩まで浸かって人魚に変化したあとだった)
三千歳 泪 > 夏空は抜けるような青一色に染まって、砂浜は波に洗われてキラキラと輝く。
私の姿はといえば、定番のビキニにホットパンツとビーサンをあわせただけ。でもただの水着じゃないんだなーこれが!
右胸には白い星たちが散りばめられて、左の胸とボトムスには赤白のストライプが目にもまぶしくきらめいてる。
いわゆるスターズアンドストライプス。星条旗ビキニだよ!!

「うーーーーーーーーーーーーん!! 気持ちいいなぁ! 絶好のレジャー日和だね桜井くん!!!」

桜井 雄二 > 女の子が海に入るのが見えた。その足が変化したように見えて。
「………に、人魚……!?」
目を疑う。一体、どういう現象なのだろう。

すぐに声が聞こえて振り返る。
「泪………来たか」
その姿を見て拳を振り上げる。
「ゴッド!!(神)」
「あ………いや、すまない。水着、似合っているぞ、泪」
一度本能がスパークした男の悲しい取り繕い方であった。
だって星条旗ビキニだよ? テンション上がるだろう?

スズ > 「バレたです〜…」(気の抜けるような声で言うが水の中に隠れる だが、青の混ざった緑の長い髪のせいで見失うことはないだろう)
「(うぅ… もう少し人目を気にしないとです…)」(とか思いながら泳ぐ)

三千歳 泪 > 「うわっ人魚だ! 実在したんだねー。UMA研究会のみんなにも教えてあげないと」
「人魚の肉をたべたものは不老不死になるのだ!!って民俗学の先生が言ってたよ! ほんとかなー」

まごうことなき人魚である。カメラ機能を呼び出してタブレットを向ける。

「…あっ隠れちゃった!? 動かないで! シャッターチャンスが!!」
「ふふふ。神いわゆるゴッド。まさかほんとに着る日がくるなんて思ってもみなかったよ!」
「見れば見るほどおバカだよね。桜井くんも今度着てみるといいよ」

こういう時は開き直るしかないよね。恥ずかしそうにしてる方が恥ずかしいんだ。
思いっきり伸びをして、身体を動かすたびにステイツの旗が持ち上がったり揺れたりもして。

「泳ぐんでしょ? まずは準備運動からかな!」

スズ > (たまにひょっこり顔を水から出したり、尾びれで水面を打つ)
「2人も入るんです〜?」(話を聞いたのかそう聞いてくる)

桜井 雄二 > 「人魚だな………UMA研究会もきっと喜ぶ」
「……不老不死って魅力的には思えないし、あの子の肉を食べたいかと言われれば断じていいえなんだが」
自分も完全防水のカメラを持ってきている。
何故って? 泪との海でのデートだからだ。
とりあえずスズをカメラで追う。

「いやー、似合ってるから大丈夫だ、泪」
「バカっぽい以上に可愛いから……あと俺が着たら変態だろ」

伸びをする泪の胸に目が行く。
すぐに自分の顔を拳で殴りつけた。がつん。

「そ、そうだな……準備運動からだ」
「アキレス腱を伸ばすことを忘れないようにな、泪」
準備運動を始める男の顔がちょっと腫れた。

三千歳 泪 > 「人魚とタイマン張れるUMAはなかなかいないよ。最近のトレンドはとっしーだよね! UMA研究会が威信をかけて探してるんだ」
「この島では昔から神さま扱いされてて、目撃例もたくさんあるんだってさ。誰が呼んだか常世島近海のヌシ。それがとっしーなのだ!!」

わかりやすく人魚人魚してるところを写真におさめてみる。

「とにかくさ、着てるだけで恥ずかしいってなかなかないよ!! いいシュミしてるよね桜井くんは」
「いえーす! 私たちも泳ぐつもり。準備運動なら私にまかせて! こう見えてラジオ体操全部おぼえちゃってる人だからさっ」
「おばーちゃんが毎朝早起きでさー。よく一緒にやってたんだ。るいは先生になれるね!っていっつも言われてたんだから」

耳を澄ませば蘇る。かすかにきこえてくる感じ。ラジオ体操第一。はじめっ!!

スズ > (写真は撮られても別に気にしない まぁ、本来人の耳だったところは変化してるが)
「はーい わかりましたです〜」(思いっきり気の抜ける声 2人が入ってくるまでは、なんか適当に泳いだりジャンプしてるだろうか)

桜井 雄二 > 「とっしー………?」
首を傾げて泪の話を聞く。
「常世島近海に主なんていたのか……常世だから、とっしー」

自分もスズの写真を………撮ろうとしてやめた。
なんか女性相手だし、男がやったら盗撮みたいじゃあないか。

「悪かったよ泪……でも俺はあのとき選んだ水着の中じゃ一番それが好きなんだ」
「……それじゃ、泪にラジオ体操の音頭をとってもらうとして」
ラジオ体操を始める。体を伸ばしたり、曲げたり。
ラジオ体操は不思議だ。何となくだが、童心に帰る。

スズに向かってひらひらと手を振る。
「俺たちも泳ぐよ、だけどまずは準備運動だ」
「それにしても……人魚もいるとは、不思議だな常世は」

三千歳 泪 > 「あははは、知ってるってば。それってさ、好きなものをちゃんと好きって言える様になったってことでしょ?」
「会ったばかりの頃には想像もできなかったよね。みんなびっくりするんじゃないかなー」
「タスキか何かかけとこっか? パーティグッズみたいなの。「桜井くんが選んでくれました!!」ってさ」

一式終えると、ぐっと身体がほぐれて動きやすくなる。
タブレットから何から身につけているものをどんどん外して身軽になっていく。

「ちょっと待ってよ桜井くん! なにか忘れてない? はいっ出ましたUVカットクリームお徳用!!」

大きなチューブ入りのクリームを渡してホットパンツに手をかける。片脚ずつ抜いて、レジャーシートに寝転がって背を向けた。

「てきとーに塗ってくれるかな。こんがり小麦色の肌が好きならほんの少しだけ。白いほうがいいならたっぷりと!」
「これも大事なお役目だよ!! お手並み拝見ですなー」

桜井 雄二 > 「……俺も変われたってことかな………友達とか、増えたしな」
「やめてくれ!? それじゃ俺が人に星条旗ビキニを勧めたみたいじゃないか!!」
いや、勧めたんだけどね。
星条旗ビキニにタスキをかけたら本格的にビールの広告みたいだ。

ラジオ体操を終えると空を仰いだ。
青空。どこまでも続く、空。今の自分は…ん?
なんか今UVカットクリームって言った? 言ったよね?

「な…………っ!!」
渡されたものは、確かにクリームだ。
これはまさか……!? 噂に聞く、あの!
女性に日焼け止めを塗るという展開なのか!?
「………る、泪…!」
ウィリー・トムスン。湖城惣一。安室冥路。そして、川添孝一。
俺、やるよ。男になる。

「それじゃたっぷりと塗らせてもらおう」
右手にクリームを広げると、泪の背中に触れた。
いいのか!? これ! 本当にいいのか!?

三千歳 泪 > 「はやくはやくー! 夏の太陽は待ってくれないんだよ桜井くん!!」

謎の感動もいいけど泳ぐ前に日が暮れちゃうよ! 足をぱたぱたさせて待ってると、いきなり冷たい感触があって。

「ひゃんっ!?……や、やっぱりすーすーするね!! そっかー桜井くんは白いほうが好きなんだ。つまりいつもの私だね!」
「………これっ…ね、はじめに塗っとけば…あはっ! あはははは!! 水に入っても落ちない!! スグレモノっ…なんだってさ!」
「ふ、っん…ぅ……くっ、くくく…わた、私の分が終わったら!……んんん!!…お次は桜井くんの番だよ!」
「ちゃんと塗っとかないと……さぁ!? あとで、あとでね…あはははっ!! 真っ赤になったりヒリヒリしてっ! 大変…なんだから」
「はー……はー…こういう時は遠慮しないの! 私も…く、はぁっ!…やりかえしたいしさ!!」

「はぁ………はぁ…ふにゃぁ。脚もおねがい…。あははは…はぁ……。日焼け…しそうなとこ。うぅ…首と肩と、腕とおなかも…?」
「……水着の中とかどーするんだろう…。全部塗るのかな。桜井くん知ってる??」

笑いすぎて力が抜けたまま桜井くんの顔を見上げる。こんなにくすぐったがりだったなんて。

桜井 雄二 > 「…………!?」
ひゃんって。声が。聞こえて。くるよ。
そうか……これが、命……俺が生まれてきたことの意味………
「わ、悪いな泪。俺にできることは、早く終わらせることくらいだ」
「……遠慮しなくていいのか? そ、それじゃ…足も」
泪の色白な足を撫で回すようにクリームを塗っていく。
渡辺慧ッ! クラスカッ! 岡部先生ッ!! 俺、女子に日焼け止めクリーム塗ってます!!
脱力しながら俺を見上げる彼女は、とても可愛かった。
「……水着がズレたらそこが日焼けするだろうし、自分で塗ってくれ…」
節度。節度とは一体。日焼け止めクリームを渡して背中を向けた。
「次は俺の番だな……頼んだ、泪」

三千歳 泪 > 「うぁー…くすぐったかったー…ありがと。けっこうなお点前で! えと、じゃあちょっと待っててくれる?」

手と足と、ふとももなんかをなぞってみれば、だいたい満遍なく塗ってもらってそうな感じ。
桜井くんが背を向けているあいだにクリームを手にのばして水着の下の肌に揉みこむ。

「よしよし、これで準備はばっちりのはず! お待たせー。じゃあ遠慮なく!!」

チューブの中身を桜井くんの背中にぼたぼたと垂らして、お尻のあたりに馬乗りになって。
白い薬液に両手をついてマッサージするみたいに肌に伸ばしていく。

「んーお客さん凝ってますねー? ていうか桜井くん地味にいいカラダしてるよね!!」

同じ感じでクリームの残りを身体じゅうにすりこんで、ぺしっと背中をたたいた。

「上向いてくれる? あとはおなかだけ!! さっさと塗っちゃって泳ぐよ桜井くん!!」

桜井 雄二 > 「いえいえ、粗茶ですが」
一体何を言っているのだろう。
ビバ、夏。ありがとうユナイテッドステイツ。

それではとうつ伏せになると三千歳泪が乗ってくる。
「えっ……!!」
そんなのもありなんですか!?という表情で振り向く。
泪の太ももの感触。わからない、ここは一体どこの楽園なんだ。
「……鍛えてるからな、怪異対策室三課は戦闘も仕事のうちだ」
「あいてっ」
背中を叩かれると慌てて泪を背中から降ろして顔を左右に振る。
「だ、大丈夫だ! 腹は自分で塗れる!! 泳ごう、泪!!」
慌ててクリームを自分の腹に塗ると、海に向けて走っていく。
ドキドキしているが。何か。

三千歳 泪 > 桜井くんは恥ずかしがって海に向かって一目散。遠慮しなくていいって言ったのに!

「むっナイスバルク! おなかもちゃんと割れてるんだねー。見なおしたぞ桜井くん!!」

ちらりと見えた腹筋はたしかになかなかのもの。ヒーローは鍛え方からして違うのだ。

「ほんものの海だー! 遠野のヨウスコウカワイルカといわれた私の泳ぎ、とくと目に焼きつけるといいよ!!」
「ひゃーつめたい!! しょっぱい! 塩水だよ桜井くん!! 目開けてだいじょぶなのかなこれは!?」
「実はね!! 海で泳ぐのはじめてなんだ! あっ気をつけて!! ここいきなり深くなってるからーーー!!」

「あれ、桜井くん? どこどこ?? おーーーーーーーーーーーい!!」

人魚の子もどこかにいたはず。海中で目を開けてるとけっこう刺激が強くて、慣れるまで少し時間がかかるかも。

スズ > 「こっちですよ〜」(水中でも聞き取れる声がする たどっていけば桜井の近くにでるだろうか)
桜井 雄二 > 「……………」
見直したのはこっちのほうなのだが。
大変よい乳尻太ももです。だがそれを面と向かって言うことは紳士ではないッ!
あとその選択肢を選ぶにはステータスが足りない!!

「ヨウスコウカワイルカ……? よく知らないが、限定的すぎるだろ!」
「冷たいのもしょっぱいのも海だから当たり前だ……」
「……海で泳ぐの初めてなのか、泪…溺れたりするなよ」
立ち泳ぎをしながら泪のほうに手を振る。

スズが近くに出ると無表情に手を振って。
「やぁ、人魚。どこも混んでいるな、さすが海開きだ」
「ところで一人なのか? ええと……名前がわからないな、俺は桜井雄二、君は?」

スズ > 「そうですね 結構混んでます」(周りを見てそんな風に)
「私ですか〜? 私はスズです まぁ、もしかしたら陸で会うかもですけどね…?」(そんなことを言う まぁ、海に入る前は陸を走っていたので当然か)

三千歳 泪 > 「みつけた! 桜井くん!!」

イルカの泳ぎのはずだけど海は知らない。だからヨウスコウカワイルカ。
ドルフィンキックでぐんぐん近づいて飛びついた。

「基本淡水魚だからね! 三千歳は先祖代々川の生物なんだよ。家の近くに流れのゆるい場所があってさー」
「みそぎに使ってた場所でね、当然水着とかもなし! 夏はおフロのかわりに水浴びで済ませちゃったりもして」
「三千歳の人以外だれも近づけないからプライベートビーチみたいな感じだったんだ! いいでしょー?」

「私は三千歳泪(みちとせ・るい)。《直し屋》さんの三千歳だ。壊れたものがあったら私に見せて! よろしく!!」
「スズちゃんかー。人魚姫ってけっこうたくさんいたりするのかな。まるで人魚みたいだ!!って褒めことばであるくらいだし」

スズ > 「三千歳さんに桜井さんなんですね〜」(2人を交互に見る)
「人魚についてはわからないです… 元々私はここの住人じゃないのですよ… でも、少ないと思いますよ…?」(自分の周りを思い出しつつ答える)

桜井 雄二 > 飛びつかれると心臓が跳ね上がる。
足が攣ったわけでもないのに、一瞬溺れかける。
嗚呼、童貞を殺す三千歳泪。

「な、なるほど……禊のために…」
「…………………」
裸で水浴びをする三千歳泪を想像した。いけない。この状況でその想像はマズい。
「……泪、それは確かにいいことだが離れてくれ…節度が……節度が…」

「スズか……陸では足があるんだよな、人魚というのは本当に不思議だな」
「陸で会うことがあったらよろしくな」

ご案内:「浜辺(海開き状態)」にレオンさんが現れました。<補足:明るい茶髪に青い瞳で学生服>
ご案内:「浜辺(海開き状態)」にレオンさんが現れました。<補足:明るい茶髪に青い瞳で学生服>
三千歳 泪 > 桜井くんがスゴい顔をしてフリーズしかけてる。さすがにちょっと危ないかな。

「ここにもいるじゃないか! 君が俺の人魚姫さっ!!ぐらい言ってもいいんだよ桜井くん」

「なるほどなー。人魚、少ないんだ。いっぱいいたらニュースになってるもんねえ。そうだ、UMA研究会って知ってる?」
「ウワサでしか知らないナゾの存在を探してる人たちなんだけど、人魚にあえたらきっと喜ぶと思うんだよね!」
「私が写真をあげるよりずっといいはず。でもこれって大事な秘密なのかな! だったらバレちゃうと大変なことに…」

「そういえば桜井くんカメラ持ってたよね? まだ持ってる?? あったら記念撮影しようよ!! スズちゃんさんといっしょにさー!」

スズ > 「まぁ、今は学園の学生なので会うと思いますよ〜?」(くすりと笑みを浮かべる)

「UMA研究会…? 知らないです… まぁ、会うのは構わないですよ…? でも、私は完全な人魚ってわけでもないですし… そういう血筋を受けてるって感じです〜」(自分のことを簡単に言いつつ、会うのは構わないと伝える)

桜井 雄二 > 「俺はどんなキザキャラなんだ!?」
桜井がツッコミに回る状況、それが今だ。
「………ひょっとして、言われたら嬉しいのか、その言葉…?」

「ああ、常世学園の生徒なのかスズは。俺は二年だ」
「……人魚の知り合いができるとは思わなかったな…」

首から提げている袋の中にあるカメラを取り出す。
「ああ、そうだな。記念撮影といこう……」
左腕から氷を使って高所にカメラを掲げる。即席自撮り棒。
「あと21秒後にシャッターが切られるぞ、二人とも笑顔を頼む」
ピッピッピッ、カシャリ。

三千歳 泪 > 「これはUMA研究会はじまって以来の快挙かもだよ! スズちゃんはふとっぱらだなぁ!」

「うーーんきわどい!! アリかナシかでいえばアリなんだけど、でも笑っちゃって溺れる自信があるよ!」
「よくわかんないけどさ、しょーもない冗談とか飛ばしてみてもいいと思うんだよね」
「道はけわしいぞ少年よ!! だけど、桜井くんはもっと素敵に変われるはず。試してみる価値はあると思うわけだよ」

「そして私は一年生。こう見えて後輩ちゃんです!! えへへへへ」

すいすいと頭上高く上っていくカメラ。しっかり固定されてて落ちる心配もない。こんなにコントロールできるものなんだ。

「ベンリだなー。こういう使い道もあるんだ…あっ待って!? あと何秒だっけ!!」

ひとつの画面に収まるように桜井くんに突撃して、そのままざぶんと沈む寸前にシャッターの音が聞こえた。

桜井 雄二 > 「笑うんじゃあないか……!」
「しょうもない冗談か……冗談は練習中だ、ウィリー・トムスンに窘められる」
「……泪がそういうなら、俺は変わるよ」
惚れた弱味? いや、違う。変わりたいと願っているのは、間違いない。
もっと素敵な自分。想像するだけで、わくわくしてこないか?

「あと8秒だ、時間がないぞ………って、おわぁ!」
左手から氷の棒を突き出したまま、泪に飛びつかれて沈んだ。
「ゲホッゲホッ……は、鼻に海水が入った…」
海面に浮き上がると、げほげほと咽る。
「おい、泪。飛びつく時は飛びつくと言――――-」
その時、自分が彼女を抱きしめながら立ち泳ぎをしていることに気付いた。
「おうふ………」
耳まで赤くなる。もうだめだ。節度は破壊されました。

写真? ちゃんと三人が写っているんじゃないかな。多分。

スズ > 「そうです〜? まぁ、私の周りが人外のことが多かっただけです〜」(周りは一体どうなってるんだ)
「私は一応、3年ですよ〜 見えないってよく言われますが…」(童顔のせい)

「便利ですね〜 凄いです」(上がっていくカメラを見て、2人の隣に並び音がなる その直後に三千歳と桜井が沈む)

三千歳 泪 > 「わ―――!!」

ぐるりと視界が回って、どこまでも深い青に白い気泡が散って溶けていく。
いつの間にか。そう、いつの間にか水面の上に顔を出していて、力強い腕に抱きしめられていた。
鼻がツンとして、顔がみるみる熱くなっていくのは咳き込んでしまったせい?
違う。そうじゃなくて。

やるじゃんせんぱい。桜井くん。

「あはっ、あははは…え、と―――」

言葉が続かなくて、耳が垂れていくのがわかる。きっと真っ赤になっているはず。
こんなのヘンだよね。私らしくない。よけいに恥ずかしくて俯いてしまって。頭、真っ白になって。

「―――……ぁう…」

スズ > (そんな2人を見てくすりと微笑む)
「さてと、私はそろそろお暇するのです〜 あまり、こういうとこにいると心配してくる人がいるので」(そう言って手を振り水に潜る)

ご案内:「浜辺(海開き状態)」からスズさんが去りました。<補足:黄緑色の髪と同色の瞳で水着姿>
桜井 雄二 > 「三年……!? せ、先輩だったんですね…」
「すいません、一年か二年だとばかり……」
スズに頭を下げた。

今、自分は変な顔とかしていないだろうか?
大丈夫………じゃない!? 三千歳泪が大丈夫じゃない!!
「お、おい……泪…?」
なんだこの可愛い生き物。新しい魅力を発見してしまった。
そうじゃない、違うだろう。今するべきことは。
「す、すまない!」
慌てて離れて、といっても相手の両肩は持ったまま立ち泳ぎ。
「あ……あの…………三千歳さん?」
顔の前でぱっぱと手を振る。なんだろうこの…なんだろうね。

「お、俺たちも陸に戻ろう。そろそろ海の家で焼きそばとか食べるべきじゃないかな!」
「うん、そうしよう! 今日は俺のおごりだ、クラスカもそう……じゃない、クラスカは今関係ない」
大テンパり祭。

三千歳 泪 > 「………………」

声をかけてくれてるのに、顔を上げられない。目をあわせられない。どうしちゃったんだろう?
桜井くんに手を添えられたまま、ぐんと潜って冷たい海の中へ。
頭が一気に冷えて、目が冴えわたっていく。海面から顔を出すと、すぐ目の前に心配そうな表情があって。

「―――ふわぁ!?」

待って。大丈夫。この人は桜井くん。私の―――。

「びっくりしたー!! なに? 大丈夫だよ。ぜんぜん平気!」
「クラゲ?? いいよ、食べよう! 食べるべき。お昼の時間だもんね!!! うんうん、おなかすいちゃったなー!」

あれ。人魚姫ちゃんがいない?

「スズちゃん先輩先に行っちゃったのかなー。冷たい飲み物もあるよね? ブルーハワイって炭酸なんだっけ??」
「気になるなーさあごはんだごはんだ!」

そういうことにしよう。して。なんかヘンなんだ。むずむずして。これ以上は―――ダメみたいだから。

桜井 雄二 > 「お、おい……泪…?」
泪の様子がおかしい。いつもの泪ではない。
だけど……なぜだろう、すごくドキドキする。

「大丈夫か、そうか……泪、別にクラゲは食べないぞ…」
「スズ先輩はもう行ったよ、ブルーハワイはカキ氷のフレーバーであって炭酸というジャンルではない…」
泪の顔を覗き込む。
「……………?」
何かがおかしいけれど、それを確かめる勇気は今はなくて。

それからの二人はいつも通り。
笑ったり、はしゃいだり、騒いだりのいつも通り。
明日はどうなるんだろう。夏はまだ始まったばかりだ。

ご案内:「浜辺(海開き状態)」から三千歳 泪さんが去りました。<補足:金髪碧眼ダブルおさげの女子生徒。星条旗ビキニにホットパンツといういでたち。>
ご案内:「浜辺(海開き状態)」から桜井 雄二さんが去りました。<補足:水着姿。>