2015/07/12 - 18:53~20:52 のログ
ご案内:「住宅街」に三枝あかりさんが現れました。<補足:女子学生服。(乱入歓迎)>
三枝あかり > 転入届を出して女子寮に帰るまでの時間。
地理を把握しておこうとちょっと遠回りをした三枝あかり。
だが、その途中で彼女は三人組の男たちに絡まれてしまう。
『おい、そこのお前…止まれっての』
『見かけねぇ制服だな、もしかしてお前が夏に転入してくるっていう川添孝一の妹か?』
表情を歪めて鞄を抱えていた三枝あかりが答える。
「川添孝一は私の兄よ、だったらどうしたの?」
三枝あかりは戦闘能力はほとんどない。
異能も戦闘向けのものではない。危機だ。
三枝あかり > 男たちが顔を見合わせてニヤリと笑う。
壁際に彼女を追い詰めて顔を近づける。
『おうおう、俺たちさー…川添孝一にちょっと世話になってさぁ』
『あいつに痛い目見せられたワケ』
『だから妹のあんたが誠意見せてくれねーかなって』
男たちは好き勝手な発言を三枝あかりにぶつける。
三枝あかりは男たちをきつく睨みつける。
「何それ…お兄ちゃんが怖いから私に八つ当たりしてるだけじゃない!!」
「それで恥ずかしくないの!? 私、何も関係ない!!」
三枝あかりが叫ぶ。
三枝あかり > その言葉に男たちが激昂する。
口々に汚い言葉で彼女を罵る。
『なんだテメー、自分の立場わかってんのかボケ!』
『お前ここで何されてもおかしくねーんだぜ、わかる?』
『土下座でもすりゃ許してやろうって思ってたのによー』
男たちの言葉に俯く三枝あかり。
無力だ。自分に力があれば、こんな奴らに。
ご案内:「住宅街」に崎守 鐡さんが現れました。<補足:角っぽい機械が両耳についてるロングコート青年、メカい>
ご案内:「住宅街」に嶋野陽子さんが現れました。<補足:麦わら帽子に薄緑色のワンピース姿です。>
ご案内:「住宅街」にエルピスさんが現れました。<補足:赤いショートドレスにニーソックスを履いた、長い栗色の髪を持つサイボーグちゃん。右腕には公安委員の腕章。左腕は兵器だったり普通だったり。>
嶋野陽子 > 一人の少女を囲む複数の男たち。どう見てもまともな状況
ではない。気が付いたら声を張り上げていた。
「待ちなさい!」
嶋野陽子 > 男たちと少女の間に割って入り、精一杯自分の筋肉を
盛り上げて、男たちを見下ろす。
同時に、自分が相手の風上にいるのに気が付き、相手の恐怖心
を煽る物質を合成して放出してみる。
崎守 鐡 > (何が起きてるのやら。こーいう話題には事欠かないんだろうけど)
裏路地を覗けば、外でも「よくある」光景である。
しかし、一人の闖入者、いや、女傑?なんだろうか。
素晴らしい体格の持ち主が現れた辺り。
……少し、あの囲った連中にいじわるしてあげようかな、と思ったらしい。
取り敢えず、囲われている少女とコンタクトが取れそうな位置を探ってみる。
ご案内:「住宅街」にミウさんが現れました。<補足:白いワンピースを着ている。白い翼が生えている神。>
嶋野陽子 > 俯いている少女をそっと抱き寄せると、
「これから隙を見て逃げるから、その時はしっかりつかまってね」。
と告げると、彼女をかばうように回りを見まわす。
他に援護してくれそうな人はいるかしら・・・
エルピス > 見回り兼散歩中に見える騒動。
数人の男性と、一人の少女、そしてまた一人の女性。
近くにはもう一人、男性もいる。取り敢えず、
(ううん……)
大立ち回りになると見れば、状況が混線する前にさくっと止めた方がいいかなと判断、
場に歩み出て、静止を掛ける。
「こんにちは、公安委員会のものだけど、何かあったのかな。
……公安委員じゃ不服だったら、風紀委員、呼ぶ?」
ミウ > 「騒がしいわね」
なにやら揉めているようだ。
一人が絡まれており、それを助けようとしている女性がいる。
ミウは宙に浮きながら、その様子を見守る。
嶋野陽子 > (四方を囲まれるのは不味いわ・・・)
一歩前進すると、正面の男たちは1歩下がる。
ひとまず壁際まで前進し、後方の安全を確保したところで、
新しい声が聞こえる。
『こんにちは、公安委員会のものだけど、何かあったのかな。
……公安委員じゃ不服だったら、風紀委員、呼ぶ?』
三枝あかり > 嶋野陽子が現れると男たちが気圧される。
『な、なんだテメーは……』
『おい、やばいって……』
『強そうだよ、あいつ!』
知らず知らずのうちに恐怖心を煽られ、後退りをする男たち。
『チッ、おい……』
そして現れるエルピスに、男たちが顔を見合わせる。
『やべーって、公安だ!!』
『逃げようぜ!』
『クソッ……覚えておけよ、川添の妹ォ!!』
男の捨て台詞が、響き渡る。
『川添がヤンチャした分、お前が必ずツケを払う時がくる!! そこんとこ忘れんなよ!!』
その言葉に、嶋野に抱き寄せられたまま三枝あかりは俯いた。
走り去っていく男たち。
「あ、あの……皆さん、ありがとうございます…」
おずおずと、その場に集まってくれた人に声をかけた。
嶋野陽子 > ここはWiFiが繋がるので、囲まれていた女の子の情報を顔から
検索すると、「三枝あかり 一年生 生活委員」という結果が
出る。
嶋野陽子 > 男たちが走り去るのを確認して、三枝さんから手を離すす。
「けがはありませんか?」
見た所、まだ暴行はされていなかったようだが、念のために確認する。
エルピス >
「そっちのお姉さんも、一旦、その子を置いて貰っていい?」
軽い静止を掛けながら、静かに一歩踏み出しつつ。
あかりへと、優しい調子で訊ねるだろうか。
「ううん。大丈夫。何事もなかったみたいだし、他のお姉さん達も居ると思うから、
ボクは行こうと思うけど、どうする?
必要だったら、送って行くことも出来るけど……」
嶋野陽子 > 公安委員を名乗った人から離れるように言われたので、三枝さんから離れる。
「あの、お知り合いのようですので、後の事はお任せしてもよろしいでしょうか?」
公安委員を名乗った女の子にそう尋ねる陽子。
崎守 鐡 > 「……んー、やっぱりテンプレの阿呆だったねー。」
「本人に勝てないからって知り合いに手を出すのって、本当に弱い人のすることだもの、ねー」
取り巻きが様子を見る暇もなく逃げていったので、もう隠れる理由もないなぁ、と思って出てくる。
…今度見つけたら釘刺しておこうかな?
「公安さんが居たようで何より、だけど……」
取り敢えずその場の進行は目の前に居る彼……たぶん、彼?に任せる。
女の子っぽいのが凄い、違和感があるが。
彼女って言っていいの?って顔である。
ミウ > さすがに抵抗しようとは思わなかったのだろう。
三人組は、無様にも逃げ去ってしまった。
ミウは、絡まれていた少女達の傍に降り立つ。
「川添……孝一君の妹なのね」
嶋野陽子 > 「生活委員 保険課 一年生の嶋野陽子です。 事情聴取ならば後日応じますので、今は失礼させていただきます」。
皆に一礼すると、寮の方向に走り去る。
ご案内:「住宅街」から嶋野陽子さんが去りました。<補足:麦わら帽子に薄緑色のワンピース姿です。>
三枝あかり > 周りを見ながら、エルピスと嶋野と崎守と…宙に浮いている少女?に声をかける。
「すいません、助けていただいて……」
「私は三枝あかり、一年の…転入したばかりの生活委員会です」
嶋野陽子に頭を下げる。
「助けていただいて、何とお礼を言ったらいいか………」
「頼りがいのある方ですね、って…これは失礼でしょうか」
去っていく彼女に頭を下げて。
「本当にありがとうございます、それでは」
エルピスに話しかける。
「大丈夫です、おかげで助かりました」
「後は大通りを帰るだけで絡まれずに済むと思うので…」
「お手数をおかけしました、公安委員会のほうに後でお礼を言いに行きます」
崎守に声をかける。
「あ、どうも……」
「私、弱いせいで何もできなくて……」
「近くに来てたの、気付いていました、あなたは?」
ミウの言葉に気付いて、驚く。
「お兄ちゃんのことを知っているんですか?
「お兄ちゃん……こんな方と知り合いだったなんて…不思議な付き合いがあるんですね」
「来てくれてありがとうございます」
エルピス >
性格や立ち居振る舞いこそ男性のものであれ、
お団子にまとめた上に長い髪、それなりに膨らんだ胸。
そしてちょっとだけ大きなお尻は、まさしく女性の体躯だろう。
とは言え、見える所作や口調の端々に少年のそれと思わしきものも伺える。何というか、ギャップがある。
「うん、分かった。えっと、三枝あかりさん、だね。
ええと……最近は試験も明けて気が大きくなっている人も多いから、気をつけた方がいいかも。
それじゃあ、ボクは行くよ。またね、三枝さん。」
そう言ってから、一歩踏み出した所で、振り向き。
「えっと、お騒がせしちゃってごめんなさい。」
ぺこりと崎守とミウに頭を下げ、その場を後にするだろう。
ご案内:「住宅街」からエルピスさんが去りました。<補足:赤いショートドレスにニーソックスを履いた、長い栗色の髪を持つサイボーグちゃん。右腕には公安委員の腕章。左腕は兵器だったり普通だったり。>
崎守 鐡 > 「1年の崎守 鐡って言うよ、俺は。」
「気付いてたのかぁ、んー、もーちょっと早めに動いても良かったかもねぇ。」
名乗りつつも、自分の事を気づいていたと言う彼女に、
もうちょっとアグレッシブに行っても良かったんじゃないか、と考える。
が、弱いせいで、と言うところに少し、思う所があったようで。
「……弱いから、何も出来ないって、思い込むのだけは、やめてよ?」
「本当に、何も出来ないなら、『助けも呼べなかった』、よね?」
「……だから、そうやって、何も出来ない、って言うのは、止めて」
出来ない事を言い訳にされても困る、と思ったのだろうか。
少し、初対面の相手には厳しいだろうが、機械的な視線を向ける。
ミウ > >あかりちゃん
「三枝あかりちゃんね」
孝一君と名字が違うのは訳ありなのだろうか。
「あなたの兄の事は、少しだど、知っているわ」
初対面では喧嘩になり、次に会った時は闘技場で禁止されている薬物を使っていた。
見たまんまの不良という印象の孝一君。
「なるほど……それで、因縁をつけられていたのね」
気まずそうにあかりちゃんから視線を逸らしてしまう。
>陽子ちゃん
去って行く陽子ちゃんに手を振る。
>エルピス
「公安委員の方、お仕事ご苦労様ね」
そう言って、軽く見送るのだった。
三枝あかり > 「そう……ですね…気をつけます、それでは」
エルピスに手を振って見送る。
「……ここが、常世の街…」
そんなことを、エルピスを見ながら呟いた。
「あ、同級生なんだ……崎守鐡くん」
弱いことを言い訳にするなという崎守の言葉は、重い。
「あ………」
「そ、そうだよね……自分から助けを呼ぶくらいなら、できたよね…」
「ごめん……次から、気をつける……」
視線を下げて、崎守の言葉に頷いた。
ミウに向けて、たどたどしく。
「あなたの名前を聞いてもいいでしょうか?」
「……お兄ちゃん、やっぱりここでロクでもないことしてたんですね」
視線を逸らすミウに表情を曇らせて。
「お兄ちゃんのせいで……こんなことに…」
「あ、でも! 悪い人ばかりじゃないってわかって嬉しいです!」
努めて明るい声を出してみせて。
ミウ > 「鐡君ね」
みんな名乗っているという流れなので、自分も名のっておこう。
「私は神よ。名前はミウ」
そう言って、上品に微笑んでみせる。
崎守 鐡 > 「神様ねー。……いやぁ、ここなら色々、あるだろうけど、その、ねぇ」
現実感ないなーとか思っているが、ここの男も鉄の塊なので大概である。
「いやいや、それでも、まぁ、今回に関しては向こうが悪いわけだしね?」
「件のオニーサンの腹いせをしに来たにしては対象間違ってるし……」
目を普段通りの状態に戻して、そう言う。
権力にげぇっってする程度の男連中じゃ、たかが知れてる。
「言い過ぎかもしれないけど、出来る事があるかもしれない、って思うのは大事だと思う、よ?俺は」
「……どーいう感じなのかは俺はよくわかんないけど、わかりやすい『強さ』じゃなくて苦労してる気もしたから」
三枝あかり > 「ミウさんですか……神!?」
あわわわと慌てだして。
「お兄ちゃん神様と知り合いだったの!?」
「お、お兄ちゃんが変なことミウさんにしてませんか!?」
大慌て。一体何がどうなれば不良が神と知り合いになれるのか。
崎守の言葉に口元だけで微笑む。
「そう……だね…」
「私にも出来ることがあるかも知れない、でも」
「私の異能ね、目がいいだけなんだ」
「昼間でも星が見える、ただそれだけの能力」
「レモンシード・メソッドでDランク、ファーストステージの異能」
「私は………もっと力が欲しかったよ…?」
困ったような笑みを浮かべて、崎守を見る。
崎守 鐡 > 「…射撃屋さんはすっごい欲しがる視力じゃないかなそれ」
武器職人の息子特有のコメントである。
武器職人といっても、刀鍛冶なため、実際の射撃武器使いの人はどう思うかは知らないが。
少なくとも「視力が良すぎる」と言うのは利点だと思うらしい。
「いやぁ、この島なら神様そこら辺に居るらしいし」
「……噂によると野良自販機も出没するらしいし、何が起きても驚かないよ」
正直な感想として、この島で神様と出会うことは、そこまで珍しくないよね?という顔である。
異界から神が来ることもありえるだろうし。この昨今。
ミウ > >あかりちゃん
孝一君にも実は良い面はあるのかもしれないけど、ミウはその一面を知らない。
なので、『……お兄ちゃん、やっぱりここでロクでもないことをしてたんですね』というあかりちゃんの言葉に対して、孝一君をかばう言葉もうまく見つけられなかった。
「そうね。
女の子に絡むような人なんて、全生徒の中でも一部だわ。
この島には、良い人もいっぱいいるのよ」
『……悪い人もね』と、小声で付け足す。
神という事で驚かれてしまう。
「大丈夫よ。
むしろ、こちらの方が申し訳ない事をしてしまったぐらいだわ」
>鐡君
「信じていないわね?
それでは、神の力をお見せしてもいいわよ」
そう言って、優雅に笑ってみせる。
ミウ > >鐡君
実感わかないのかな? と思った矢先。
鐡君は、『神ぐらいそこまで珍しくないよね?』というような表情をみせる。
「そうね。
この学園なら、神ぐらいいるわよ。
野良自販機まであるのね。
よく分からないわ……この学園も」
三枝あかり > 崎守の言葉にくすり、と笑って。
「私も射撃の授業を受ければいいのかな?」
「でも、体がついていくかどうか……」
そして続く言葉に頭を抱えて。
「か、神様そこらへんにいるの?」
「野良自販機!? 自販機って野生化するの!?」
「常世島怖いよー……!」
軽く混乱。一体この島は……
ミウの言葉に、表情が曇る。
「………お兄ちゃんは、その一部の悪い人なんだ…」
「ううん、何となく…わかってました…」
「だって、お兄ちゃん手紙に私生活のこと一切書いてないし…」
「何をやったとか、誰と何をしたとか」
「教えてくれませんから………」
俯いてしまう。自分は悪人の妹で。
今回の事件のようなことは、また起きるかもしれない。
そう考えると気が重い。
崎守 鐡 > 「……いやぁ、本当に悪い人なのか、な?」
「妹に言えないこと、だってあるよ?それが良いにしろ悪いにしろ」
「『そう思われたままでいい』から黙ってることだってあるだろうし」
「…こんなことやったぜ、凄いだろ―、って書くのは『そのことについて褒めてもらいたいから』って場合もあるし。」
「特に褒めてもらいたい訳でもないなら書かない、いや、書けない、のかもねぇ?」
「……どんな人か、知らないけど」
にやーりと悪い顔をしてる。
本当に悪人とは思えないのである。手紙を寄越したりしてる辺りで。
真性の悪人とは、思えない。
だからこそ、面白い事になってそうな兄妹だなー、と。思って。
「此処の島、そもそも、色んな人を受け入れる場所でもあるからねー」
「正規の学生さんでも結構様々な人が居るもんだよ?」
「……慣れたけど」
そんなことを言って、苦笑する。
ミウ > しまった。
孝一君を悪く言うつもりはなかったのだが、悪い風にとらえられてしまった。
「孝一君、妹さんに手紙を書く一面もあったのね。
良いお兄さんじゃないの。
私生活の事を手紙で書きたがらない人はいるだろうし、そんなに気にする事でもないと思うわよ」
そう言って、優しく微笑む。
「もし誰かに絡まれるような事があっても、この島には風紀委員や公安委員もいるわ」
三枝あかり > 陰鬱な気持ちを打ち消すかのように、崎守に笑ってみせて。
「あはは……そうかも」
「兄妹だからって、お互い言いたくないこともあるもんね」
「ごめん、色々ありがとう崎守くん」
「私みたいな初対面の子に色々気を回してくれて……良い人だね?」
口元に手を当ててくすくすと笑う。
ミウの言葉に頷いて。
「はい………兄は、手紙で私を励ましてはくれるんです」
「でも、どれも当たり障りのない言葉で…」
「かえって、兄を遠くに感じてしまって………」
はい、と相手に明るく返事をする。
「次からは素直に風紀委員や公安委員の方に頼ります、ありがとうございますミウさん」
崎守 鐡 > 「まー、本当は根性ひん曲がった人間だからねー。」
「優しいと思ってくれるなら、ソレでいいよ、あかりちゃん」
皮肉めいて笑う。
自分が良い人だと、思う気はこの彼にはなくて、もっと彼の兄より『悪い奴』だと、思い込んでいるから。
「当たり障りなく、するってのは、傷つけたくない、からじゃないかな」
「どうしても嫌なら『ぶつかってこいやぁ!お前はそれでも私の兄貴か!!』」
「……と、まではいかないだろうけど、ぶっちゃけても良いんじゃないの?」
「…その感じじゃ嘘も苦手そうに思えるけどね、オニーサン」
妹も妹で困っているんだなぁ、という感じがする。
聞く限りだと別居かなにかで『別れた』兄妹なのだろう、と思えるし、
身近で接しあってるわけでもなさそうなのが、とても難しいのだなぁ、と考える。
ミウ > 「励ましの言葉なんて、思いつかない時は思いつかないものね……。
つい、当たり障りのない言葉になってしまう事もあるわよ。
むしろ、励ましてくれるなんてすばらしい事だと思うわ」
あかりちゃんは、明るく返事をしてくれる。
「そうするといいわ。
この学園は、変な人も多いから、少々気をつけた方がいいかもしれないわね」
三枝あかり > 「あー、まるで自分は悪い人って言いたい感じ?」
「人のことちゃん付けするし。照れてるんじゃないの?」
皮肉っぽい笑い方にも、純粋な笑みで対抗。
「ん……そうだね…もっと、本心でぶつかってもいいのかも」
「お兄ちゃん、嘘は苦手だよ」
「色々と不器用なんだと思ってた……けど…」
本当に兄は悪党なのか。それを確かめないとなんとも言えない。
「あはは、ミウさんも気を使わせてしまってすいません」
「神様に気を使われたなんて、今日は珍しい体験をしました」
「変な人……路地裏とか、落第街にはあまり近づかないほうがいいとか」
「そういうのは、教わっています」
腕時計を見て、二人に話しかける。
「それじゃ私はこれで」
「二人とも、本当にありがとう! それじゃまたね!」
手を振って立ち去っていった。
ご案内:「住宅街」から三枝あかりさんが去りました。<補足:女子学生服。(乱入歓迎)>
崎守 鐡 > 「悪党には思えないんだけどねー。」
「むしろオニーサンがふっ飛ばしてるのが悪党って可能性も否めないし」
「それじゃあ、気をつけてね、後ろとか、真夜中の自販機とか」
意味深な言葉を別れ際に言いながら見送る。
後ろは普通なんだろうけれど。
「変な人、ねー。」
「少なくとも彼女のオニーサンは変な人ではなさそうだけれど。」
「会ったこと無いから、なんにも知らないんだよね、実際のところ」
少し、溜息を付く。
「……まぁ、それを、やるのは俺じゃないからねぇ」
「あかりちゃん本人が知るべきことだと思うから」
そういえば時間も時間である。
ご飯は適当な場所で済ませればいいか?と思って、何もなければ、こちらも帰ろうとするだろう。
ミウ > 「そうね。
神と話せた事は、貴重な経験と思う事ね」
癖なのか、つい傲慢に振舞ってしまう。
「路地裏や落第街には、近づかない方が良いという事が分かっているなら、事件に巻き込まれる事も減るかもしれないわね」
そう言って微笑んで見せる。
「行くのね。
またね」
あかりちゃんを見送った。
「それでは、私も行くわね」
帰ろうとする鐡君に向けて、手を振る。
そして、その場から空間転移して消えるのであった。
崎守 鐡 > 「んじゃあ、また、…どこかで?どこでも会えそうなのが怖いけど」
こちらも手を振り、表通りへ戻っていく。
夕飯どうしようか、とか、考えたとか、考えてないとか。
ご案内:「住宅街」から崎守 鐡さんが去りました。<補足:角っぽい機械が両耳についてるロングコート青年、メカい>
ご案内:「住宅街」からミウさんが去りました。<補足:白いワンピースを着ている。白い翼が生えている神。>