2015/07/19 - 22:26~01:28 のログ
ご案内:「転移荒野」にノヴァさんが現れました。<補足:白いワンピースを着た小柄な少女。銀竜.>
ご案内:「転移荒野」からノヴァさんが去りました。<補足:白いワンピースを着た小柄な少女。銀龍/乱入大歓迎>
ご案内:「転移荒野」にノヴァさんが現れました。<補足:銀色のポニーテールの髪型で白いワンピースを着た小柄な少女。銀龍/乱入大歓迎>
ノヴァ > 常世学園未開拓地区転移荒野
あらゆる異世界から様々なものが流れ着くという荒野にまた一つの門≪ゲート≫が開く
そして、その門≪ゲート≫から現れる一人の小柄な少女が居た
「ん……ぅ……?ここ、は?」
門≪ゲート≫の光がまぶしい様子で目を擦りながら意識を覚ましてゆくその少女は
周りの景色を見ながらぼんやりと呟く
ノヴァ > 「あれ…?ノヴァの部屋じゃない?何処なの?」
突然この世界へと飛ばされてきた様子の、
その少女はあたりの荒野の様子を見まわしながら
いつもの自分の部屋ではないという事を確認するようにしながら少し不安げに、
されど興味津々というような表情で呟く
「何処かしら此処は?ねえ、ウィルソン、いないの?
…………居ない様ね…」
彼女はここが何処かわからず、
自身の育て親である神が名乗っていた名を呼ぶ
しかし、反応は無く少し落胆したような表情で呟くも、そこに寂しさといった感情は見受けられない
何故なら、少女を育てたその神に愛情は無くただの道具としてしか彼女を見ていなかった
故に少女もそれを感じてか、その育て親である神に対し情を持つ事は無かったのである。
とはいえ、突然の状況に真っ先に名を呼ぶくらいには信頼はしていたようであるが
ノヴァ > 「本当に此処は何処かしらね…
ウィルソンも居ないし、全然綺麗じゃないし
んー、つまんないわね。外の世界ってこんなに詰まらなかったのかしら?」
しばらくの間は自身の住んでいた神の城とは違う、初めて見る荒野の景色を興味津々で見ていた彼女は
しかし、しばらくして装飾も調度品も何も見受けられないその景色に飽きたようにして呟きながら
転移荒野を歩きだす
ご案内:「転移荒野」に三枝あかりさんが現れました。<補足:女子学生服+防塵の外套。>
ノヴァ > 「でも、どうしてこんな所に飛ばされて来たのかしら…?」
少女は少し不可解な表情で自身がこの転移荒野へと飛ばされる
それ以前の出来事を思い出そうとしていた
「確か…なんか突然来た男が……ノヴァの事を助けるだかなんだか言って…手を翳してきて……
そうよ!きっとあの男よ、ノヴァを助けるとか言ってこんな所に送ってどういうつもりかしら
これの何処がノヴァを助けるって事につながるのかしら?」
そうして、自分が此処へと飛ばされた時の事を思い出しながら
少し癇癪を起こした様な様子で、自身をこの世界へと送った男について思い出しながら呟く
されど、純粋なその少女は、自身をこの世界へと飛ばした男が自分を助けると言ったその言葉を疑っている様子は無かった。
三枝あかり > バギーに似た車に乗って外套姿の少女がその場に通りかかる。
生活委員会に入り、簡単な講習を受ければこの規模の車両なら運転が許可される。
ただし、公道では走れない。転移荒野での移動手段に過ぎない。
そして遠目に見えた、いや異能で捕捉した銀髪の少女の下へバギーを走らせる。
そして近くで降りて、声をかける。
「あの、ここは危険だよ? もしかして異世界からの来訪者……なのかな」
「いや、いきなり言ってもわかんないかな。そもそも言語が通じるのかなぁ…」
ポケットから翻訳機を取り出す。昔あった折りたたみ式の携帯に似た機械だ。
ノヴァ > 「ふえ…?
な、何よ。銀竜であるノヴァに危険なんて無いわ。」
突然声を掛けられて驚きながら
少し怖々とした様子で、されど気の強い態度を保ってバギーに乗ってきた少女へと言葉を返す。
「異世界?言語?何の事言ってるのかしら?
っそ、そうよ。このノヴァにもっとわかりやすい様に伝えなさい。」
そうして、少し不思議そうな様子で、あかりが告げた言葉に対し首を傾げた後、
先程の様子を取り繕う様に、強気な偉そうな態度で問うのであった。
どうやら言語は通じている様である。
三枝あかり > 「ギンリュウ……? あ、しゃ、喋れるんだ!」
頬を掻いて翻訳機をポケットに仕舞う。
灰色の外套のフードを外して頭を下げた。
「色々と不躾なことを言ってごめんね、私は三枝あかり」
「あなたはこの地球の人間なの? それともこことは違う世界から来た人間なの?」
「ええと、前者だったら街まで連れていけるし、後者だったらそれに保護がつく、かな」
バギーの座席近くに置いてあった書類を取り出す。
「生活委員会の仕事は、異邦人の保護だもんね。うん、間違ってない」
そこに書かれているマニュアルを読んで、手を差し出した。
「いくら強くても、一人ぼっちは寂しいよ」
そう言って微笑んで見せた。
ノヴァ > 「人間?ノヴァは人間なんかじゃないわ。銀竜よ!偉いのよ!」
ドヤァというような効果音が出るような程に偉そうな表情で告げる。
神から教えられた価値観により、少女は竜が人間より偉いものであると高位の存在であると信じ込んでいる様であった
「ちきゅう…?せかい…?何かしらそれは、ノヴァはノヴァよ。
むしろ私が聞きたいわよ何処よ此処は
あ、そうね。銀竜であるノヴァに保護なんて必要ないからきっとノヴァは前者よ!」
少女はこの地球の出身の者では無い様で、地球や世界という聞きなれないその言葉に首を傾げ
そうして言われた事の意味が分かっていない様子で前者と答えるのであった。
「……何かしら……?この字……読めないわよ……」
そして、渡されたマニュアルを興味津々な様子で見ながらも
その文字を見て少し拗ねた様に呟くのであった、
「銀竜は寂しがったりなんてしないわ!」
そうして相変わらず、最後にそう言って強がるのであった。
三枝あかり > 「あ、銀竜……シルバードラゴンの、銀竜?」
「そっか……偉いんだったら余計にごめんね」
薄く笑って対応した。まずは彼女のことを把握しなければ。
「地球というのは、今私たちがいる場所のこと」
「世界というのは……うーん、説明が難しいなぁ…」
マニュアルを見て、読めないことを確認するとその紙の束の裏にある書類に書き込む。
「喋れるけど、読めない。未就学児とは思えないし、やっぱりこことは違う世界から来たみたいね…」
「とりあえず、移動しよっか? 隣に乗って」
「人がいるところまで行こうよ。ここは何もなくてつまらないよ?」
握手をしようとして差し出した手を引っ込める。
「そっか」
それだけ言って自分の髪を撫でた。
きっと彼女は本当に強いのだ。
自分は、強かったことがないから、きっと彼女の気持ちは理解できないのだろう。
ノヴァ > 「ええ、そうよ。銀竜よ。良いわよ、特別に赦してあげるわ。光栄に思いなさい」
相変わらず偉そうな態度で接するノヴァであった。
「せかい……そうえいば、ウィルソンが言ってた下界って言葉に似てるわね
ノヴァは、強くなって、つまらなくなった下界を滅ぼすために居るんだって教えられてたのだけれど、ここの事かしら?」
きょとんとしながら悪びれた様子もなく問う少女
この少女は未だ善悪の基準も教えられる事も無く、
彼女が元居た世界にて、そのつまらなくなった世界を滅ぼすために、その世界を作った神に教育されていた為、
この様な事を異常とも思わず平然と言うのであった。
「乗るって?これにかしら?
っと、もしかしてこれは機械ってやつかしら、ウィルソンから貰った本で見た事があるわ!」
あかりに示された隣の席に乗りながらバギーを見て興味津々に呟く。
ずっと、元の世界の神の城で暮らしていた彼女は、この世界へと飛ばされて初めて見る物の数々に興味を抱きっぱなしであった。
「そうね、ノヴァもちょうどつまらないと思ってた所なのよ。丁度良いわ。
人がいるところ…とは、どんな所なのかしら?」
そうしてバギーにあかりの隣へと乗りながらまだ見ぬ景色に興味津々な様子で問うのである。
「ええ、でも。さっきの握手というやつかしら。特別にしてあげてもいいわよ。」
あくまで偉そうな態度を改めずに、されど、先ほど引っ込められた手を名残惜しそうに見ながら呟くのであった
少女はきっと心の何処かでは寂しいと思う気持ちも抱えているのであろう。
しかし、自身の強がりによって、その気持には自分自身ですらも気づかないのであった。
三枝あかり > 「うん、ありがとうノヴァ」
穏やかに笑って書類に彼女の名前を書いた。
「あはは、滅ぼされるのは困るかな……」
「私が生きている世界だしね」
彼女は本気で言っている。つまり、彼女がいた世界では本当に滅ぼすべき対象である世界が存在したのだ。
それの善悪を語る手段を三枝あかりは持たない。
けれど、この世界の良さを伝える努力はしたいと思った。
「そう、機械。バギーって言うの、街まで歩かなくて済むよ」
「あ、でも銀竜ってことは飛べるのかな……? でも、今日は私に付き合ってよノヴァ」
「一人で荒野を走るのってね、結構退屈なんだ」
助手席に乗る彼女を確認して、自分も運転席に乗り込んだ。
「そうだなー。私みたいな人がいっぱいいる場所だよ」
「強い人も、弱い人も。男も、女も。年よりも、子供も。それ以外にもたくさん」
握手をしてもいい、と言う彼女に笑って。
「うん! ありがとう、ノヴァ」
そのまま彼女と握手を交わして、バギーを動かした。
「安全確認よーし、それじゃ走るよー!」
走破性だけはとにかく高い車両だ、よっぽどのことがなければ事故なんて起きない。
もちろん、安全確認は怠らないけれど。
「ねえ、ノヴァ。ノヴァに家族はいないの?」
「お父さんとか、お母さんとか、お兄ちゃんお姉ちゃん」
走りながら彼女に問いかける。
ノヴァ > 「困る事なのかしら……?それはいけないわね…ごめんなさい。」
初めて知ったという様な表情で驚きながら少ししゅんとした様な表情で呟く
自分を気にかけてくれたこの少女を困らせるのは何となく避けたいと、善意の基準もない未熟な心ながらも思うのであった。
「ええ。飛べるわよ!本当の姿はもっとかっこいいのよ!ドラゴンなのよ!凄いのよノヴァは!
仕方ないわね。特別に付き合ってあげるわ。」
飛べるのかと問われると、待ってましたとでもいう様にふふんという笑みを浮かべながら偉そうな表情で語る。
そうして、付き合えと言われれば、仕方ないわねと言いながらもその表情は嬉しそうであった
何故ならば、自身を育てた神との関係はなかなかストイックであった為、
こうして親しく話すのは初めての事でありノヴァ自身も気づいていないような内心で嬉しく思っていたのであった。
「あなたみたいな人がいっぱいいる所なのね
綺麗なのかしら。わくわくするわね。」
「ええ。そういえば、あなたはなんて名前かしら?」
握手を交わしながら、よろしくと言おうとしつつ、あかりの名前を知らなかったことに気が付いた少女は
ようやく名前を問うのであった。
「わぁぁぁぁぁ!早いわね!でも、ノヴァだってきっと負けないわよ!」
バギーの速度と切る風を感じつつ、風に髪を躍らせながら笑みと共に言う
「居ないわよ。ノヴァはノヴァなのよ。
ウィルソンは居たけど、彼はただの世話係よ。」
彼女に家族はいない、何故ならば神に直接創られた存在であるからだ。
自身を育てた神についても、その本人が言った言葉をそのまま純粋に信じてただの世話係としか思っていない様であった。
三枝あかり > 「うーん……滅びたら、私とノヴァはもう二度と会えないよ?」
「少なくとも、私は寂しいな、それ」
相手の精神年齢はわからない。けれど、見た目通りの子ども扱いは避けたほうがいいだろう。
異邦人を一人の人格として認めることが、共存の始まりだとまず習った。
「そっか、飛べるんだ……でも私は飛べないからね、この機械も」
「仕方ないから、今日は地面を行こう!」
おおー!と右手を振り上げた。
「綺麗かと言われれば、そうでもないかな」
「色々雑多で、ごちゃごちゃしてて……」
「でも、私は好き」
私が踏んだ街。あるいは、私が踏まれた街。
常世島にある、街。
「うん、私の名前はあかり。三枝あかり」
車両を運転しながら、頷いた。
「防塵マスクもあるから、埃っぽかったらつけてね」
車は往く。どこまでも、荒野を横切って。
「そっか………私も家族、いないんだ」
「お兄ちゃんはいるけど、仲が良くないしね」
前を見たまま、異能で視界を確認する。前に障害物なし。
「一人ぼっち仲間だね」
どこかズレた感想を言った。
ノヴァ > 「そうね……寂しくなんかは無いけど、あなたと会えなくなるのはつまらなくなりそうね」
あくまで寂しがることはないと言いつつも、あかりが居なくなるのは嫌という気持ちを持っている様であった。
「ええ、人間は飛べないのね。
それなら一緒に地面を行きましょう」
あかりに合わせるように真似するようにおずおずと右手を振り上げつつ
「ごちゃごちゃ…?
うー、とりあえず見てみないとわからないわね。」
あかりの発言を聞きつつ、想像が出来なかった様で
少し呻きつつ早く見たいという様に気持ちを逸らせるのであった。
「あかりね。よろしくするわね、あかり。」
告げられた名前を呟きつつ。笑みと共に頷くのであった。
「ごほっ!ごほっ!埃っぽいわね、でもノヴァにそんな無粋なもの必要ないわ!」
埃っぽく咳き込んで仕舞いながらも、防塵マスクの見た目を見て、着けるのは嫌と言うようで言い放つ
「あかりは兄弟?は居るのね
仲が良くない?あかりにとって良くない人というものなのかしら?滅ぼしてあげましょうか?」
善悪の基準の無いノヴァは首を傾げつつ、
無神経にも純粋な厚意からとんでもない事を告げるのであった。
「ノヴァは一人でも寂しくは無いけれど、そうね。
銀竜に友達はいらないのだけれど。いいわ、特別に友達になってあげるわ。」
あくまで偉そうな態度は崩さずに、けれど友達になりたいと暗に言うのであった
それは、銀竜に友達は要らないと神に教え込まれた価値観を自分で崩してのことであった。
三枝あかり > 「そっか……それならよかった」
おずおずと右腕を振り上げる彼女を見て、心の底から可愛いと思った。
「そうだね、行けばわかるよ。失望しない程度に想像しておいて」
「……私が好きな街、ノヴァも気に入るといいなぁ…」
車を運転しながら、薄く笑った。
「あはは……防塵マスク、かっこわるいもんねぇ」
「私もつけてないや、なんか異能が阻害される気がして」
もちろん、実際に阻害されることはないけれど。気分の問題、気分の。
「ううん、滅ぼさなくていいよー!」
首を左右に振って。
「今は良くない人だけど、いつか仲良くなれたらいいなって思ってるから」
自分の口から出た言葉に驚いた。
あれほど憎んでいた兄を、自分は。
「そっか、それじゃ友達になろう!」
「えへへ、嬉しいなぁ……私、友達少ないからなー」
「改めてよろしくね、ノヴァ。そうだ、お腹空いてない?」
「生活委員会から多分、お金が出るから…街についたらご飯を食べよう」
そうだ、そうしよう!と自分の言葉に頷いて。
ノヴァ > 「ええ。それなら期待させてもらうとするわ。
あかりの好きな街なのね。どんな所かしら…本当に期待ね…。」
自分の知らない場所、更に初めて友達となった少女が好きと語った街
その街はどのような街なのだろうかと、期待を込めて微笑みながら車に乗りながら呟くのであった。
「ええ、かっこ良く無いわ。そんなものは不要よ。
いのう…?」
再三と不要と言いつつも。異能という聞きなれない言葉に問う。
「そうなのね。じゃあ、仲良くなれそうな人なのね。どんな人なのかしら?」
仲が良くないと言いながらも、仲良くなりたいというあかりの兄につていノヴァは興味を持つのであった。
「ええ。よろしく、あかり。
あかりはノヴァのたった一人の友達よ、光栄に思いなさい。」
「銀竜はお腹なんて空かな………」
お腹なんて空かないとそう言おうとした時、
ぐぅぅぅぅと、ドラゴンレベルの腹の鳴る音が鳴り、
「うぅぅ…………」
流石の銀竜でも恥ずかしそうに顔を赤らめて呻くのであった。
三枝あかり > 「良い人もいるけど、悪い人もいるから気をつけてね」
「ノヴァなら、大丈夫だと思うけど」
彼女に対する信頼ができつつあった。
一度も力を見たことはないけれど。それで、危なっかしい思考をしているのだけれど。
きっと彼女は強い。それでいい。
「異能、知らない? 人に隠された力のこと」
「私は、星空の観測者(スターゲイザー)っていって、眼が良い異能なんだ」
「……本当、全然弱くて困っちゃう」
寂しげに言った。力があるって、どんな気分なのだろう?
「そうだなー……よくわからない」
「兄とは離れて暮らしていたから」
複雑な表情を浮かべた。あまり、好ましい話ではない。
「あはは、それはいいなー。でも私だけじゃなくてたくさん友達を作ってね」
「きっとノヴァならいっぱい、友達ができて……」
そこで聞く彼女の腹の音。
「……大丈夫、私に任せて! 美味しいラーメンのお店知ってるから!」
「お腹一杯になったら、相談しよ? これからのことをね」
それから二人は荒野を走り去っていった。
銀竜の少女、ノヴァのこれから先に待つ運命を、私はまだ知らない。
ご案内:「転移荒野」から三枝あかりさんが去りました。<補足:女子学生服+防塵の外套。>
ノヴァ > 「良い人?悪い人?よくわからないわね。人間は人間じゃないのかしら?
大丈夫よ。ノヴァは銀竜なのよ。危険なんて無いわ。」
そう言いきるノヴァ。
だが、しかし、純粋な彼女は、人の話を軽々と信じる可能性がある為、
あかりが言う悪い人に騙される危険性も大いにあるのであった。
「人の力なのね。なら、ノヴァが知らないのも当然よ
ノヴァは今まで人間になんて興味は無かったもの。
でも、そうね。あかりみたいな人もいるなら人間に興味を持つのも悪くないかしらね。
人は弱くて当然よ。強いのは竜だもの」
と、あかりが寂しげに言った意図はわからずに、最植えつけられた間違えた知識を最後に言うのであった。
「離れて暮らしてた?家族とは一緒に暮らすものでは無いのかしら?」
首を傾げつつ、神に貰った本の内容を思い出しながら無神経にも呟くのであった
「い、いいのよ。銀竜は本当は孤高じゃなきゃいけないのよ。
あかりを友達にしたのだって特別なんだから。」
少し顔を赤らめながら気恥ずかしそうに呟きながら
「そうね。あかりがそういうのなら。そこで食べてあげてもいいわよ」
あくまで最後まで偉そうな態度を崩さないままで、
でも、現れた時とは違い、嬉しそうな楽しそうな表情を浮かべながら
あかりのバギーに乗せられて街の方へと連れられて行くのであった。
世界を破壊するものである銀竜として創られた少女、彼女は果たしてどのような運命を辿るのであろうか
そのまま、本能に飲まれ世界を滅ぼす存在となってしまうのか
それとも、別の可能性へとたどり着くのか…
それは未だわからない未来であった。
ご案内:「転移荒野」からノヴァさんが去りました。<補足:銀色のポニーテールの髪型で白いワンピースを着た小柄な少女。銀龍/乱入大歓迎>