2015/07/22 - 02:00~04:09 のログ
ご案内:「女子寮内・畝傍の自室」に畝傍さんが現れました。<補足:短いブロンドの髪と赤い瞳、オレンジ色のボディスーツ姿。巨乳。狙撃銃を携帯>
ご案内:「女子寮内・畝傍の自室」にサヤさんが現れました。<補足:黒髪に巫女装束の少女。>
畝傍 > 女子寮・86号室。そこは畝傍・クリスタ・ステンデルの自室であった。
基本的な内装はごく普通の一人部屋と変わらず、ベッドやロッカー、机、テレビ、冷蔵庫など基本的な家具家電類が揃っている。
部屋の一角には情報収集用のPCが置かれ、壁にはさまざまな種類の銃やそのレプリカが掛けられていた。
まず自分から先に足を踏み入れると、扉を開けたままにし、サヤが入ってくるのを待つ。

サヤ > 数分して、サヤが到着する。額にはじっとりと汗が浮かび、ひとしきり運動したかのようにすこし荒い呼吸をしている。
「ふぅ、お邪魔します。ここが畝傍さんのお部屋ですか。」玄関に足を踏み入れ、後ろ手にドアを閉めた。

畝傍 > サヤが扉を閉めたのを確認すると、
「そ。ここがボクのへやだよ。ふだんボクはここでねてるし、あさごはんもここでたべてからでかけるんだ」
と軽く説明すると、サヤの呼吸が荒くなっているのを見て、少し心配になった。
「だいじょうぶ?ベッドあるから、ゆっくりやすんでいいよ。ボクはゆかでねられるし」
声をかけておく。

サヤ > 「それじゃあ、今日からご厄介になります、よろしくおねがいします。」と頭を下げてから、玄関で草履を脱ぎ、床を歩く。
「すみま……ありがとうございます、入院してる間に随分鈍っちゃったみたいで。」反射的に謝ろうとして、言い直す。卑屈な態度を改めようと思っての事だった。
べっど、おそらくこれだろう、と四本足の台の上に乗せられた布団に腰掛ける。
「そんな、家主を床で寝かせられませんよ、座布団でもあればそこで寝られますから。」とんでもない、という風に断る。
そうしていると、ベッドに立てかけられた刀が、袋の中でカタカタと鳴った。
「あ、石蒜起きたみたいですね。代われ代われって、騒いでます。」駄々っ子が騒ぎ始めた親のように、苦笑を浮かべる。
「私も少し疲れたので、眠りますね。積もる話もあるでしょうし、お二人で過ごして下さい。」そして、すっと目を閉じる。
そして開いた目は、薄紫に光っていた。石蒜の色だ。

畝傍 > 自身としても、サヤを何もない床で寝させてしまうのはどうだろうか、と思っていたが。
「……ざぶとん、かあ。いまは、もってないや」
座布団でよいなら、何枚か買っておくべきだろうか、と思った。
寝袋は未開拓地区のロッジに置いてきてしまっている。
「おやすみ、サヤ」
眠りにつくサヤにそう言葉をかけ、再び開かれた薄紫の目を見ると。
「シーシュアン……ひさしぶり」
自身も近い高さになるよう椅子に腰かけ、狙撃銃のレプリカを傍らに立て掛けると、その顔をまっすぐに見つめ、とびきりの笑顔を見せる。

サヤ > その肌は、染めるように褐色へと変わり、着ている装束も漆黒と紅へと変わった、そして胸元に彼岸花の模様。石蒜が、そこに居た。
そして、畝傍の言葉に
「畝傍!」こちらもとびきりの笑顔で返し、弾かれたように立ち上がり、抱きつこうとして「わっ!わっ、とっ!」右足の動きが追いつかず、よろめく。

畝傍 > サヤの肌や装束の色がみるみるうちに変化し、
よく見知った石蒜の姿に変わっていくのを目を丸くして見つめていると、
こちらに抱きつこうとした石蒜の体がよろめきだす。
「あぶないっ」
すぐさま椅子を立ち、その小さな体をその両腕で抱きかかえ、そのまま再び椅子に座ると、
「……だいじょうぶ?」
と、優しい声をかけた。

サヤ > 「うん、ごめん……サヤの体になってから動かすの、初めてだから。畝傍が居て良かった。」抱きとめられれば、甘える猫のようにその体に頭をすりつける。
「うーん、畝傍の匂いだ♪」大きく鼻から息を吸って、嬉しそうに呟く。
諦めていた幸せがここにある、それがたまらなく嬉しかった。あの時袂をわかってから、ずっとずっと我慢してきたけど、もうその必要はない。
「畝傍、ありがとう、私を救ってくれて、サヤを救ってくれて。本当に、ありがとう。」腰に抱きついて、お腹に頬ずり。

畝傍 > 「うん……ボクも、シーシュアンがサヤとなかなおりしてくれて、うれしい」
石蒜が腹に頬ずりをしはじめると、頬が少し赤らむ。
彼女の背に腕を回した状態でそれを受け入れながら、話す。
自身もまた、これまでで一番の幸せを噛み締めていた。
「これからは、いっしょだよ」
えへへ、と笑ってみる。

サヤ > 「うん。サヤがね、泣いてる石蒜のところに来て、もう大丈夫って言ってくれたんだ、みんな助けてくれるって、生きてていいんだって。だから、嬉しくて、また泣いちゃった。もう畝傍には会えないまま死んじゃうと思ってたから、嬉しかったんだ。」腕の中で、安らいだ表情を見せる。その口調は母親に甘える子供めいて幼い。
石蒜はサヤの記憶を受け継いではいるが、生まれて一月ほどしか経っていない、今の幼子のような態度こそ、本来の石蒜なのかもしれない。

「うん、一緒に住めるなんて夢みたい。ねぇ、私の分の布団が無いんだよね、だったら一緒に寝ようよ。サヤは遠慮したけど、石蒜は畝傍の一番で、それに、畝傍も石蒜の一番だよ。だから、いいでしょ?」ちょっと不安そうに、尋ねる。

畝傍 > 「そっか……よかった。ほんとに……よかった……」
石蒜の口からも事情を聞くと、畝傍もまた嬉し涙を零した。それを拭うと。
畝傍も石蒜の一番――その言葉が何より嬉しい。
これまで彼女を救うために駆け回っていた努力が――自身としては努力と呼ばれる類のものではなく、一番の友人を思えば当然の行為と考えてはいたが――報われた気がした。
先程よりも頬が赤くなり、また笑顔に。
「……うん、そうだね。やっぱり、いっしょにねるのが、いちばんいいとおもう」
石蒜に答える。二人のうちのどちらかが床や座布団で寝ることになるよりは、
一緒にふかふかのベッドで寝たいなと、畝傍も考えていた。

サヤ > 「心配かけたし、怪我もさせて、ごめんね。石蒜が悪かったね、でもこれからは大丈夫、ずっと一緒に居るから、もう大丈夫だから。」安心させるように、自分にも言い聞かせるように、大丈夫と繰り返す。


「やっぱりそれでいいよね。サヤは恥ずかしがるから先に寝てもらって、石蒜と畝傍で毎晩一緒に寝ればいいね、布団要らないかな?」冗談めかして笑う。
甘える猫のように畝傍にすりより、その膝に座ろうとする。
「畝傍、石蒜を抱きしめて、もうどこにも行けないように、もう心が揺れたりしないように。」潤んだ瞳で、じっと見つめる。

畝傍 > 「うん、わかった」
膝の上に座った石蒜の体を、その両腕で母親のように優しく、しっかりと抱きしめた。
瞼を閉じ、甘い声で、石蒜に語りかける。
「ボクも……シーシュアンをおいて、どこかにいったりなんて、しないから。ずっとずっと、シーシュアンのこと、いちばんにおもってるから……だから。シーシュアンも、ボクのそばにいるって……やくそく、してほしいんだ」
畝傍から石蒜への、ささやかなお願い。身勝手かもしれない。
だが、かつて畝傍が石蒜に対して誓ったように、石蒜にも、そう誓ってほしかった。その気持ちは確かだった。

サヤ > 石蒜と畝傍の体格差で、膝にすわってやっと同じ座高になる。
「いいよ、約束する。前にした約束、不公平だったもんね。」
鼻がぶつかるほど顔を近づけて、真面目な顔になり「石蒜の魂にかけて誓う、天が裂け、地が割れ、私を飲み込むまで、あなたの傍にいることを、誓います。」なんてね、と笑う。「サヤの国に伝わる、誓いの言葉だよ。あのね……恋人同士が、言うんだって……。」流石に恥ずかしいのか、頬を赤らめて、目をそらす。

畝傍 > 「こい、びと……」
恋人。それを聞いた畝傍は一瞬きょとんとした表情になった後、
その頬がこれまでで一番の赤さに染まる。
石蒜が目を逸らすとこちらもなんだか恥ずかしくなり、軽く俯いた後。
「そっか……。ボクたち……こいびと、なんだ……」
その言葉自体には疑問を抱かず、嬉し恥ずかし、呟く。

サヤ > 「うん、だってお互いが一番だから、きっとそうだよ。」赤い顔で無邪気に、そして幼稚に笑う。

「大好きだよ畝傍、愛してる。愛してる、愛してる。」何度も繰り返し、それ以外の表現を知らないように。そして頬や首筋に口付けをしようとする。

畝傍 > 「そっか……そう、だね」
石蒜の赤らんだ顔を見つめながら淡く微笑み、口づけを受け入れる。
柔らかい唇の感触が心地よかった。
「ボクも……シーシュアンのこと、だいすき。だいすきだよ」
ずっと抱き続けていた、素直な気持ちを伝える。そして、さらに。
「あいしてる」
と告げると、こちらも石蒜の頬に口づけをしようとした。

サヤ > 「んぅ、ちょっと……ふふ、くすぐったいね。」頬にくちづけを受けて、耐え切れず笑いを漏らす。

さらにきわどいところにくちづけをしようとして、はたと思い当たる。
「あ、あ、ちょっと待って。」顔を離して、自分の体の匂いを嗅ぐ。
「ううん、汗臭い。病院でお風呂入れなかったらしいし、今日汗かいたからなぁ。ねぇ畝傍、この部屋お風呂ある?一緒に入ろうよ、背中流してあげる。」ずっと一緒、さっき誓ったから、当然お風呂もそうだ。

畝傍 > 石蒜に続いて、自分の体の臭いを嗅いでみると。
「……ちょっと、におうかな」
季節は夏。首から上とバストの下部分、そして五指以外のほとんどの部分を覆い隠すボディスーツは蒸れやすい。
部屋に風呂はあるかと問われ、
「おふろ?うん、あるよ。寮のへやはどこでも、おふろがついてるんだ」
答える。女子寮の部屋にはそれぞれユニットバスが備え付けられており、それは畝傍の部屋も例外ではない。
まだ訪れたばかりの石蒜は寮に関する知識も少ないだろうと考え、それを説明しつつ。
「そだね。いっしょにはいろ」
一緒に入ろうと頼まれれば、それを快く受け入れた。

サヤ > 「畝傍のその匂いも好きだよー。」石蒜なりのフォロー、畝傍のものならなんでも大好きだ。そろりそろりと、左足から着けて畝傍の足の上から降りる。

「そっか、部屋ごとにあるんだ、すごいね。サヤが借りてた長屋にはお風呂なかったよ。銭湯通ってた。」ぽいぽいとその辺に服を脱ぎ捨てて、すぐに裸になってしまう。「石蒜お風呂初めて!楽しみだなー。」サヤから受け継いだ知識はあるが、真人としての体は老廃物など出さなかったので、体験は無かった。
初めての経験に、嬉しそうに手を振り回す。
「えへへー、畝傍とお風呂ー♪」

畝傍 > 「こらこら……こんなとこではだかになっちゃ、だめだよ。ぬぐなら、おふろのちかくにしよ」
あくまでも優しい声と言葉は崩さずに諌める。怒ってはいない。
「銭湯、かあ。ボクは、だれかとおふろにはいるとか、そういうのはあんまり」
畝傍は誰かと風呂に入るという経験に乏しかった。
この学園に来てからも、入浴はほとんど個室のユニットバスで、一人で済ませている。
「……だから。シーシュアンとおふろにはいるの、たのしみだな」
と付け加えると、ヘッドギアを外して傍らの机に置き、ユニットバスの扉へ近づくと、ボディスーツをゆっくりと脱ぎ始める。
やがて、二人は風呂の中で幸せなひとときを過ごすであろう。

ご案内:「女子寮内・畝傍の自室」から畝傍さんが去りました。<補足:短いブロンドの髪と赤い瞳、オレンジ色のボディスーツ姿。巨乳。狙撃銃を携帯>
ご案内:「女子寮内・畝傍の自室」からサヤさんが去りました。<補足:黒髪に褐色の肌、漆黒の巫女装束の少女。>