2015/07/17 - 15:17~03:05 のログ
ご案内:「◇海水浴場の浜辺(期間限定)」に惨月白露さんが現れました。<補足:銀髪に黒メッシュ、空色のウルフアイ。黒のビキニに黒いパレオ。>
惨月白露 > 折角水着を買った、という事で海水浴場に遊びに来た。
白い砂浜、青い海、友達同士、あるいは恋人同士で来ている人たちの笑い声。
そんな海水浴場で俺が何をしてるのかと言えば―――。
「ねぇねぇ、おにーさん、一人?私と一緒に遊ばない?」
甘い声で、男をナンパしていた。
目の前のいかにもモブっぽい地味な黒髪の男は
「友達と来てるから」と困り顔をしているが、
友達は「いーじゃんいーじゃん」と囃し立てている。
「ほらほら、お友達もいいって言ってるしさ。
―――ほら、ね?いいでしょ?」
にこにこと笑いながら、彼を見上げ、手を引く。
いや、別にこいつに特別用があるわけじゃない。
ただちょっと海の家の焼きそばが食べたいだけだ。
惨月白露 > 「いってこいよー」「ひゅーひゅー」と周りから声をかけられて、
照れたように頬を掻く男は、見たところ高校生くらいだろうか。
クックック、あと一押しだ。ぐっと手を握り、
にっこりと笑いかける。営業スマイル、営業スマイルだ。
これでタダで焼きそばが―――。
『ぐるるるるるるる~。』
耐えかねた俺のお腹が悲鳴を上げた、
頬が真っ赤に染まるのを感じる。クッソ、クッソ。
目の前のこいつもめっちゃ笑いそうになってやがる。
身体がぷるぷると震えはじめた。
暫くの間、双方に微妙な空気が流れ、
「フランクフルト、奢ってやるよ。」と、
申し訳そうに男が呟いて、頬を掻いた。
惨月白露 > 奢らせたフランクフルトを咥えながら、海水浴場をだらだらと歩く。
結局、ナンパは失敗した。
まぁ、戦利品はあったのだから十分だろう。
海の家で買ったフランクフルトは無駄に大きい。
少しずつ齧りながら歩き、適当な所で浜辺に座って海を眺める。
「―――やっぱ、こういうとこは友達と来ないとやる事なにもねぇな。」
ぼんやりと海を眺める青い海は、
日差しを受けてキラキラと輝いていた。
惨月白露 > 手に持ったソレを適当に食べながら、
今朝の出来事を思い出す、幸い、傷はもう残ってはいない。
治療の腕が良かったのか、はたまた、それ以外の理由か。
「あーあー、二級学生をやめんなら、命と引き換え、か。」
もそもそとフランクフルトを齧る。
まぁ、確かにそれくらいの覚悟が無いと、
『二級学生』が『一般学生』になるのは難しいのかもしれない。
「でもそれじゃ、意味ねぇんだよな。」
一本食べきると、口元についていたケチャップを指で拭って、舐めとった。
散々人を食い物にして来て、今更になって『普通の生活』なんてのは望めないのは正直分ってる。
でも、例え偽りの身分であっても、学園生活は楽しいし、このフランクフルトは美味しい。
―――諦めるには、余りにも惜しい幸せだ。
「ま、今は嘘ついてここに居るので精一杯、って事だな。
それはそれで、結構楽しいからいいんだけど、さっ。」
そのままごろんと砂浜に横になる。
時折、背中を撫でる波が冷たくて心地いい。
惨月白露 > 「ま、ちょっと泳いだら帰るか。」
身体を起こすと、伸びをして海へと入っていく。
泳ぐのは好きだ、暫くの間、時間を忘れて泳ぎ続け、
さっきナンパしたグループと再会して存分に水遊びに興じ、
結局、夕暮れ時まで海水浴を楽しんで、海水浴場を後にした。
帰る直前に某黒髪に告白されたが、そんなことはどうでもいい話だ。
―――ちなみに、当然のように断った。
ご案内:「◇海水浴場の浜辺(期間限定)」から惨月白露さんが去りました。<補足:銀髪に黒メッシュ、空色のウルフアイ。黒のビキニに黒いパレオ。>
ご案内:「◇海水浴場の浜辺(期間限定)」に四ノ宮 雪路さんが現れました。<補足:細身の長身。20代前半に見える白衣の優男。>
四ノ宮 雪路 > (焼きつくような日差しの中、いかにも暑苦しい白衣の男が屋台を広げていた。手焼きせんべい屋兼居酒屋『熱焼』出張店。落第街第八区画で店を構えている店主が、今こそ知名度アップのためにとこの場所へ出店を開いていた)
(『ビール』『ジュース各種』『焼きそば』『ラーメン』『お好み焼き』『スイカ』『冷やしくず餅』『しょうゆせんべい』という奇妙なラインナップを掲げながら、手編みの座椅子に座り込んでいる)
「あー、いやあ。夏の浜辺はやっぱり人が盛況だねえ。あ、ビール! ああ。構わないよ? ついでに手焼きせんべいは……いらない。そうかい。まあいいのだけどね!」
(屋台にしては価格帯が安いからか、繁盛しているようだ。ひっきりなしというほどではないにせよ、客足はぽつぽつと途絶えない)
四ノ宮 雪路 > 「しまった。イカ焼きと焼きトウモロコシも追加するべきだったかな。夏といえば定番だよね」
(仕入れるにしても仕込むにしても大した手間ではない。手間のかかるような料理は全て事前に調理済み。倉庫に保管魔術でしまっておいて、それを転移魔術で取り出すだけだ。できたてが欲しい、という客のオーダーがない限り、屋台に用意された鉄板はほとんど使われない)
(海をきらきらと照り返す光に目を細め、鼻歌交じりに火鉢でせんべいを焼く。喋るか、鼻歌を歌うか。店主の口は止まることはないが、客も多いおかげかそれほど不審者の様子には見えない)
四ノ宮 雪路 > (売上は好調。昼間の客の入りという点では居酒屋の集客力に勝るほど。まるで白波のように途切れぬ客足は満足行くものだった)
「しかし!」
(せんべいを焼きながら、片手で額を抑えて空を仰ぐ。照りつける眼差しは、まるで自分を攻めるような強さを感じる)
「誰も立ち止まってはくれないのだなあ。僕としてはもう少し会話を楽しみたいのだけど、やっぱり屋台じゃ誰も話に付き合ってくれないよねえ」
(三度の食事よりも会話が好きだ。眩しそうに目を細めては、陰鬱なため息を吐き出した)
四ノ宮 雪路 > (暑苦しい服装にもかかわらず、汗は一つも掻いていない。まるで人形、あるいはその細身の長身は針金細工かなにかを思わせるかもしれない。眼下の火鉢の火を物ともせずに、せんべいを焼き上げる。秘伝の醤油ダレを塗りこんでから軽くこれを炙る。香ばしいしょうゆの香りが浜辺を漂うが、焼きトウモロコシでもなくせんべいの香りである)
ご案内:「◇海水浴場の浜辺(期間限定)」にアリストロメリアさんが現れました。<補足:由緒正しい魔女のお嬢様。態度は尊大だが非常におおらかで善意的である>
四ノ宮 雪路 > (店主は銭独楽のように回る舌で、ぶつぶつとひとりごとを繰り返しながらしょうゆせんべいを焼き上げている)
アリストロメリア > 海の浜辺にて
宝石飾りのついた紺と黒の水着と紫のパレオの姿で歩きながら
靡く風に髪がさらりと流れると同時に
潮の香りと、香ばしい醤油の焼かれる香りが鼻孔をくすぐる
「……美味しそうですわ、色々なお店が出ておりますのね」
ビールやジュース、焼きそばやラーメン、お好み焼き等を始め
様々な誘惑が自身を誘うが――……
今日、とりわけ気になったのは、その中でも一層醤油の焦げた匂いがそそられる
『しょうゆせんべい』だった
焼いている店主と思わしき男性の前に来ながら、焼いているのを見ながら尋ねる
「恐れ入りますが、しょうゆせんべいってなんでしょう?」
……なんと、この女。しょうゆせんべいを知らなかった
ご案内:「◇海水浴場の浜辺(期間限定)」からアリストロメリアさんが去りました。<補足:由緒正しい魔女のお嬢様。態度は尊大だが非常におおらかで善意的である>
ご案内:「◇海水浴場の浜辺(期間限定)」にアリストロメリアさんが現れました。<補足:由緒正しい魔女のお嬢様。態度は尊大だが非常におおらかで善意的である>
四ノ宮 雪路 > (扇情的でいて気品のある佇まい。そんな印象を受ける美貌の君がこちらへ歩いてくることに気づく。そのまま身体を向き直り、しょうゆせんべいを包み紙でくるみながら出迎える)
(すると、まさかの言葉が振りかかる)
「しょうゆせんべいを知らないだって!」
(この世の終わりのように目を見開いてのけぞった店主。顔を青ざめながら首を振り、額に手を当てて息を吐く)
「お嬢さん。しょうゆせんべいとは日本に古くから伝わる乾き菓子で、僕の場合は米菓煎餅、うるち米を潰して焼いたものを取り扱っている。程よく硬い歯ごたえ、香ばしく突き抜けるしょうゆの香り。米からにじむ甘み。それら全てが一体になった素晴らしいものだよ! お嬢さん、しょうゆせんべいを知らないというのはあまりにも世知辛い人生を送っていることだろう。さ、一枚どうぞ。サービスさ」
(風を得た風車のようによく回る舌。まくしたてるようでいて、不思議と清涼感すら感じる聞き心地を覚えるかもしれない)
(店主はふと笑みをこぼすと、たった今焼き上げたばかりのせんべいを、包み紙ごと差し出した)
アリストロメリア > ブツブツと独り言を言いながら、この暑い中にとても大変だろう作業を
しょうゆせんべいを真剣に見つめながら焼いて行く姿に職人魂を感じる
焼き上げたしょうゆせんべいを包み紙で包む彼と目が合えば、微笑んだ瞬間――……
突如、先程までせんべいを見つめていた目が見開き驚愕を隠せない様子で
しょうゆせんべいとは何たるか!という事を歴史から原材料、作り方を簡潔に説明しながらも
その旨みを饒舌に、愛情と熱の籠った語りを滝のように浴びせて来た!
よほどしょうゆせんべいを愛し、それは彼の人生にとって無いものとして語れないのであろう
そんな、真夏の太陽の熱にも似て等しい深く熱い愛情を感じるのだった
「……あ、ありがとうございます
では一枚頂きますわ……」
彼の饒舌さと愛情、熱意に驚きつつも、それが嫌にも思わないのは
きっと彼が、それだけ真摯にしょうゆせんべいと向き合い、研究し、愛しているからなのだろう
ありがたくサービスの1枚を頂くと手にとって口へと運ぶ――……
焼きたて、それも醤油の焦げた深い旨みを感じる香ばしい香りが鼻孔をくすぐり、とても美味しそうだ
一口、口へと運べば、ぱりっとした歯触りの良さと、良い音が周囲にも響くほど
さくさくと口の中で咀嚼すれば、きっと良い醤油やお米を使用しているのだろう
深い醤油の旨みの中から、昆布などのダシや、大豆等の旨みや甘みがまろやかに感じとれる
せんべい自体も、噛めば噛むほどにそのうるち米自体の味が徐々に舌の上に現れ――……
「……成程。これはとても美味しいですわ
此方の方は、実に様々な美味しい物がございますけれど……
このしょうゆせんべいとやらは、また格別に美味しいですわね」
きっと。作り手の愛情と熱が一番美味しくしている調味料なのだろう
彼の仕事ぶりや、その語りも好ましく――……
「とっても美味しかったので、是非もっと頂きたいですわね
1枚おいくらでしょう?5枚ほど、頂きますわ
それから、しょうゆせんべいに合う飲み物がございましたら
それも一緒に頂きたいのですけれど……ありまして?」
と、お財布へと手を伸ばす
四ノ宮 雪路 > (相手の上品な仕草。その様からはしっかりとせんべいを味わおうとする丁寧さがかいま見える。
乱暴ではない、良く噛みよく味わおうとする姿。初めてしょうゆせんべいを食べるのだろうが、
その姿勢はとても素晴らしい。続く賛辞に手を打つと、更に笑みを深めて)
「そうだろう、そうだろうとも! 少なくとも、僕の手焼きせんべいはこの常世島では一番さ。
流石に本州の方の全てのせんべいを焼きたてで吟味したわけではないけどね」
(興奮したような仕草。目を輝かせて喜ぶ様は、外見から感じる年齢を、より幼く見せるだろう。
実にころころとよく変わる表情。今は人懐こい笑みを彼女へ向けている)
「一枚、そうだな。君になら、せんべい入門セットということで……一枚60……いや50円! 合わせて250円で売ろうじゃないか!」
(元々の価格は一枚80円。こだわりぬいた煎餅は、それでも安い方である。
しかし、せんべいを愛するであろう相手を歓迎するのは、この四ノ宮雪路のモットーだ)
「飲み物か。個人的には熱いお茶がいいのだけど、この暑さなら水出し煎茶かな」
(そう言いながら虚空に手を突っ込んだ。転移魔術と保管魔術の応用によって、倉庫から様々なものを取り出すことができる。
焼きたてのまま保管していた五枚のせんべいと、そして水出し煎茶を入れたポットを取り出した)
「やや渋めの味わいだけど、この暑さならずいぶんと頭がすっきりすると思うよ。
もし飲んでみて、苦手な味わいだったら何か別の飲み物に交換させてもらうよ」
(そう言って、プラスチックの容器に煎茶を移していく。右手では煎茶を注ぎ、左手ではせんべいを手提げ袋に入れていく。
更に口では言葉を紡ぐとまるで別々のいきもののように身体が動くが、手慣れた様子でそれが乱れることもない)
「さ、どうぞ。飲み物も合わせて350円ということにしておこう」
(暑苦しい服装でも、暑苦しさを感じさせないような笑顔のまま品物を差し出す。
恐らくそのまま、彼女の支払いを受け取るだろう)
アリストロメリア > 初めてしょうゆせんべいを口にしたが、こんなに美味しいとは……と、驚いた
きっと、店主の腕が一層良い事もあるのだろうけれど
自分の居た場所では、醤油も煎餅もなく、どちらも新鮮で美味しかったのだ
手を打つ店主に微笑んで
「御馳走様でした。大変美味しくて、私気に入りましたわ
……まぁ。常世で一番でしたのね?それは美味しい訳ですわねぇ
本国の方は存じませんし、初めて食べた為に比較も出来ませんが……それでも、とっても美味しいと
私驚きましたの」
素直に思った感想を述べる。本当に、それだけ美味しかったのだ
それに、自分の言葉に驚き煎餅の解説を行ったかと思えば、美味しいという一言に目を輝かせて喜んだり
表情が豊かに変化し、人懐こい笑みと、深く愛の籠った煎餅の事を語る彼は
店主としても、職人としても、彼自身としても――……とても魅力的で素敵な人物だった
「……? そんなにお安くて宜しいのでしょうか?」
安くして貰うことに、ありがたいと同時に、サービスの良さにそんなに良いのだろうか、とやや驚きを隠せない
「熱いお茶……そうですわねぇ、夏場で無ければ熱いお茶で是非頂きたかったのですけれど
流石に、海水浴日和の下で熱いお茶は厳しいので涼しい時にまた改めて頂きますわ
……水出し前茶……ええ、そちらをお願いいたしますわ」
さて――……そして彼が虚空へと、まるで手品師かの様に手を突っ込めば
水出し前茶入りのポットを取り出すと驚いて
「……まぁ!凄いですわ それは異能というものでして?」
小さなマジックショーを拝見した客の様に、驚きつつも喜んで 楽しそうに尋ねるのだった
「渋めですのね?私も多少の渋みはお好きですもの……楽しみですわ」
プラスチックのコップに、翡翠を溶かした様な美しく若々しい草色を思わせる水が、注がれていく
「そんなにお安くして頂いて良いのかしら?
ありがとうございますわ、美味しかったですし また来ますわね」
彼の、この海に似た爽やかで人懐っこく魅力的な笑顔に、微笑み返しながら
代金を払って、品物を受け取れば 早速先程の醤油煎餅で少し乾いた口の中を潤すべく
水出し前茶を一口、口へと運んだ
緑茶の正しい入れ方、という物がある
緑茶は、70度くらいの低温で出すのが美味しいと言われているが
本来はそれだと勿体なく、すぐに出来ってしまう上に本来の旨みが出ないのだ
実際にはもっと温度が低く、上質な茶葉程氷水で出すのが一番美味しい日本茶の淹れ方である
じっくりと氷水で出すことにより、緑茶に含まれる甘みやうまみの成分がじっくりと丁寧に引き出され
まろやかで深みのある水出し前茶になるのだ
――……きっと。煎餅に命を捧げる彼は
其れに相応しい飲み物にまで繊細に気を配るからでしょう――……
水出し前茶の、氷水で丁寧に引き出された、甘みがたっぷりと引き出された前茶の味は
命を削り、丹念に研究を重ねるからこそ到達できる
驚く程に甘く深い味わいは、芳醇な旨みと芳ばしい香りが、実に美味しく
醤油煎餅のしょっぱさと対比になり、双方の味わいを惹きたてながらも濃密にするのであった
「……ふふっ」
美味しい物食べた人特有の、幸せな笑みを自然と漏らしながら
その微笑みに『美味しい』の言葉を滲ませて
「とても美味しいおせんべいとお茶をありがとうございますわ
また、お邪魔致しますわ」
と、頭を下げれば……しっかりとお店の看板の名前を心に刻んで
お茶とお煎餅を楽しみながら、浜辺を幸せそうに歩いて行くのであった
ご案内:「◇海水浴場の浜辺(期間限定)」からアリストロメリアさんが去りました。<補足:由緒正しい魔女のお嬢様。態度は尊大だが非常におおらかで善意的である>
四ノ宮 雪路 > 「それはよかった。これは僕の道楽だから、価格はそれほど重視してないんだ。
しょうゆせんべいを愛する人が増えてくれれば、それが何より嬉しいということさ!」
(微笑む女性に、恭しく仰々しく手を広げて、どうぞ構わないよ持って行ってくれと主張する。
確かに熱いお茶を振る舞えなかったのは残念であったが、
それでもこちらの水出し煎茶も決して悪いものではない)
(こと煎餅についてはほとほと困るほどに道楽だ。せんべい屋を営むために兼業で居酒屋を営むというのも、やはりそれだけの道楽であるという証左である)
(転移魔術に驚く彼女の姿。そこまで驚かれるとは思わず指を回す)
「これは近年研究されている近代魔術の一環でね。転移魔術の応用だよ。店をやる僕としては、使い勝手は良くて助かってるんだ」
(解説しながら彼女の煎茶をすする様を見つめて喉を鳴らす。いつだって緊張の連続だ。彼女の表情が華やぐのを認めると、もう一度手を打った)
(彼女はとても丁寧にせんべいを楽しむ相手だと感じ入る。少しだけ感動に胸を震わせてから、手を振った)
「ああ。またのご来店をお待ちしているよ!」
(見送ると、ころころとした笑みを浮かべながら再びせんべいを焼き始めた)
四ノ宮 雪路 > (その後も、飛ぶように――しょうゆせんべい以外の――商品が売れていく。
団体客の多い『熱焼』本店に比べ、屋台であるからして単体の客が多い。
慣れないものを仕込んだ疲れは残るものの、店の売上としては上々だ。
初めて作ったラーメンも、思ったよりは好評のようだった)
(『熱焼』の一日の売上記録を更新せんとする勢いで、
炎天下の中、店の営業が続いていく)
ご案内:「◇海水浴場の浜辺(期間限定)」から四ノ宮 雪路さんが去りました。<補足:細身の長身。20代前半に見える白衣の優男。>
ご案内:「◇海水浴場の浜辺(期間限定)」にコゼットさんが現れました。<補足:鮮やかな青いビキニを着用している。>
コゼット > (奥の入り江から引き返してくる。
人を避けようと思っていたつもりが結局戻ってきてしまった。
きっと堂々としろという何かのお告げなのだろう。
一応海の家には入り江の方で何か作業をしているそうだと伝えておいた。自分の二の舞に遭う人は少なくなるだろう。)
「…うん。」
(先程の出来事を忘れるように、気を取り直して海に飛び込む。
ここならアレの影響も少ないだろう。)
コゼット > (海の中に入ってしまえばこっちのもので。
泳ぎに関しては以外にも身体が覚えていたらしく、すいすいと海を泳いでいく。
今日も快晴で日差しが強い。故に非常に暑い。
そんな中の海水浴。実に気持ちがいい。
暫く学園絡みの事で頭が一杯だったのだ。今日は存分に泳いですっきりしよう。
水の中に潜ったり、浜辺から離れ過ぎない程度に泳ぐ。全力で。)
ご案内:「◇海水浴場の浜辺(期間限定)」に相模原孝也さんが現れました。<補足:トランクスタイプの水着>
相模原孝也 > 海の家を出たあと、パーカーやら財布やらをロッカーに突っ込んでから、戻ってきた砂浜から、スタートした遠泳コース。
海の家で色々とあったせいで、思いっきり泳ぎたい気分であったのからして、クロールで沖の手前まで泳いで行ってから、素潜りなんかをはさみつつ、また浜の方へと戻ってきたところだった。
「っはー…すっきりするわー。」
焼きそばを食べたばっかなので、腹具合も丁度いいところ。
ぎりぎり足の届かないあたりで、休憩代わりに体の力を抜いてぷかーっと浮きながら、波を楽しんでいた。
と、少し遠目の方に、泳いでる人が見えた。ちょうどこちらの方に向かっているように見える。
「ん、ちょいと退いておくか。」
失敗をしたばっかの小心者は、慎重第一の心得のままに、足のつかない方へとぷかぷか浮かびながら移動していく。
コゼット > (泳ぎに没頭して暫くして。
流石に疲れたのか沖に上がってくる、清々しい気分だ。
「いやー…泳いだ泳いだ。」
(立っているパラソルの下に腰掛け、「あー」と言って深く息を吐いたり。
なるほど、暑過ぎる夏というのも、海があれば案外悪くない。
身体が塗れているので、潮風も涼しく感じる。日に当たっている部分は相変わらず暑いが。
休憩も兼ねて、ぼーっと海の方を眺める。)
相模原孝也 > 「あー、そろそろ戻るか。」
正直、ぷかぷか海に浮いてるだけなのも飽きた。
もう一度遠泳に行くには、少しばかり体力が足りないだろう。
休憩しようと、浜へ向かうのには、素潜りしながらを選んで、海面のしたにちゃプント潜る。
「なーにか、面白いもんはねーかなー。」
貝殻とか、サザエとか、クラゲだけは勘弁な気分の海底探索。
いいモノ探してみたけれど、見つかったのはなんとなまこであった。
「…酢の物にすっかなあ。」
なまこを片手に浜に上がりながら、そうぼやいて、休憩できそうな場所を探して歩く。
途中、パラソルの下にいる知り合いの先生らしい姿を見かけたが、まあ、休みに先生に声をかけるのものな…という常識的な考えは、見事なビキニっぷりに、放り捨てられた。
故に、そっとなまこをかざして、拝ませていただいたのだ。
コゼット > (しかし、先程すれ違った矛海がどうにも戻って来ない。
そのままあの場所で泳いでいるのだろうか?
コゼットは先程の潜水艦に関しては微塵も不思議には思っていない。
この島においての文化というか、まぁそうゆうのもあるんだろうという程度の解釈だった。
…まぁつまり何が言いたいかと言うと深く考える事もないし、別になんともないだろう。)
「…ん?」
(ぼんやりと眺めていると、先日飲み物をくれた生徒の姿が目に止まる。というか、目が合った。なんか持ってる。
とりあえず手を振ってみる。)
相模原孝也 > 祈りを終える。美女美少女の水着姿に祈ってしまうのは、どうしようもなく美に負けているせいだ、という言い訳の準備は完了だ。
数秒の理論武装の後祈りを終えたところで、先生が手を振っているのが見えた。
ふむ、と少し考えてから、こちらもなまこを持っている手で振り返しつつ、そちらへと歩み寄っていった。
「どーも、こんちわ、先生。 水着似合ってますよ! ところで、同僚の皆さんと海水浴ですか?」
にかっと明るい笑いを顔に浮かべながら、ひとまず無難な話題のつもりで振ってみる。ただし、なまこをかざしてであるが。
コゼット > 「こんにちわ。ええ、ありがとう。先日お友達に見て貰ったのよ。
──ううん、今日は私一人だけど…さっき入り江の方で矛海先生とすれ違ったのよね。
戻って来ないのを見ると、もしかしたらあっちの方で泳いでいるんだと思うけれど…。」
(青年が見せるのは相変わらずの笑顔。コゼットの方は今日は調子は良さそうなのか、何時もの調子だ。
それどころか、素肌を晒して実に健康的である。)
「…そういえば手に持っているそれ、何なの?」
(そういえば、と青年が手に持っているソレを指差して。
見るからにナマモノという事は判るが。)
相模原孝也 > 「先生も、お友達も、ナイスセンスですね。拝ませてもらいました。」
と、もう一回、なまこをかざして拝んで見せて。
「矛海先生……んー、オレも沖の方で泳いでましたけど、見ませんでしたね。
まあ、長居したら波で体力取られますし、無理しないで戻ってくるといいっすねー。」
確かにそれは心配かもなあ、と。沖の方に視線を向ける。
視線の外れたなまこは、くったりしていたが。
「あ、これですか? なまこです。 酢の物にして食べたりしますよ。」
けっこーうまいです、と指差されたなまこをかざして解説する。
「砂抜きとか面倒ですけどね。
それより、先生……オレ、重大なことに気づいたんですけど…言っても良いっすかね。」
すっと目を細めて、その言葉を口にする…。
「先生の名前なんでしたっけ……。」
見覚えがあっても、名前を聞くのを忘れていたので、申し訳無さそうにいまさらに尋ねる生徒である。
コゼット > 「多分私だけだったらあれの三倍は悩んでいたから…。」
(遠い目をして海を眺めていた)
「まぁ、あの人は体力あるでしょうし大丈夫でしょう。
見た所、ひ弱って風には見えなかったし。」
(とても直ぐにバテそうな体付きはしていなかったので、さして心配はしていなかった。
例の件だってそこまで深刻には考えていないし。)
「なまこ。始めて見るけど…それも食べれるのね。」
(内陸で育った者にとっては見るのも始めてだ。なんというか……触るのも躊躇う姿だ。)
「あれ、知らなかった?…って、魔術の講義を受けてなかったらそれもそうかな。
私の名前はコゼットって言うの。四大元素魔術の講師をしているわ。改めて宜しくね。」
(笑顔で一本指を立ててくるくると回して。魔術アピールのつもり。)
相模原孝也 > 「なあに、時間は短く、そして似合うのが買えたのならバッチリだと思いますよ。
ええ、ほんとに……。ナイスバディ!」
グッ、と親指を立てて、どや顔してみせた。
「オレは知らない先生ですけど、先生がそういうなら平気なんでしょーね。
もし体が弱いようでしたら、なまこを進めてたんですが…。そう、なまこには体力増強の効能があったりなかったり。」
適当な言い方でなまこをかざしての効能を説明する。……そろそろなまこはしなびてきているが。
「よし、コゼット先生ですね。 オレのことは、孝也で頼みます。」
改めての自己紹介もどき。にっと笑えば、親指を立ててみせる。どうやらこの動作が気に入ったようだ。
「オレは魔術系はさっぱりですからねー。魔力とかもよくわかんなくて。 今は、とりあえず本土でこれだけは勉強しとけー、って一般科目と、異能制御系しかまっとうにやってないんですよ。
だから来期は魔法の勉強もしたくはあるんですけど、魔法はこう、種類ありすぎてどれがどう役に立つかわからないので悩んでるんですよね。 そういう、分類とか教えてくれる授業ってあるんでしょうか。 コゼット先生のトコで教えてます?」
「って、遊びの最中に聞くことじゃないや」
聞くだけ聞いておいて、おっと、と一旦口を止める。お休み中まで、先生を先生モードにしちゃもうしわけないし。
コゼット > 「あはは…それは、ありがとう。」
(自分の魔術は身体も使うので、太らない程度に体型を保っていたのだが。
あまりこうして褒められる機会は無く、言われれば頬を掻いて恥ずかしそうにする。)
「ちょっと無愛想だけど色々と気が利く先生だから、困ったら相談するのもいいかもしれないわ。」
(あと面白いし、と付け加えて。…時にナマモノは大丈夫なんだろうか。)
「孝也君ね。
私の講義は希望者にしかやってないから、知らないのも当然よ。
そもそもそれ以前に魔術の素質があるかどうかの問題もあるし。
大きく分けて異能と魔術とあるけれど、そう──魔術って言っても本当に多種多様よ。妖術だったり召還術だったり。
授業というか、まずは自分がどの魔術の素質を持っているかを知るのが先ね。でないと、学んだ所で術を行使すら出来ないんだから。」
(別に構わないわよ、と付け加えて。意欲がある生徒にはどんな時でもきちんと答えるのがコゼットの教師としてのあり方だ。)
相模原孝也 > 「そのうち、同僚の先生らからも褒められると思うし、褒められ慣れておくがよい……です。」
予言の如き厳かさをなんとか出そうとしながら、でもあんまり出ていない。
ともあれ、なまこがどうにも元気なくなってきたようであれば、
「あ、ちょっと返してくるんで。」
てってって。 一度パラソルから離れ。
「そぉい!」
海に向かって、なまこを投げた。 いえ、人がイない方なのは確認済みですよ?
その後、またパラソルのとこまで戻ってきて。
「失礼しました。 ふむ、気の利く先生…アレですね、教材とか資料とか準備していくタイプの先生ですか。 ナニ教えてるか調べてみようかな…。矛海先生でしたね。」
ふぅむ、となまこを持ってた手で顎を撫でる。オレ、興味があります。
「素養、かー。そういうの、まだチェックしてないんですよね。
なんかこう、お手軽チェック! とか出来るならしてみたいですけど。そういう授業がないかチェックしてみようかな。んー…。
って、召喚術とかもあるんですか。アレですか、デカイドラゴンとか戦神とか呼んじゃいますか。カードゲームがリアルでできる…!
あーでも、どっちかっつーと、自分の体を的確に操作できる魔法とかほしいなあ。」
うーん。ついつい腕組考えてしまう。進路相談じみてきた。が、それだけで終わるのもナニだしなあ。
「あ、そうだ。じゃあついでに教えてほしいことが。 先生海が初めてって割に泳げてますけど、こう、初心者向けの泳ぎ方講座とか、コツとかわかりません?」
コゼット > 「そうだといいけれど。」
(自信がある訳でもなく、しかし悪いとも言われないだろうとも。
慣れておくと言われても…でも青年の言う通り、数言われれば自身も付くだろう。
…あ、投げた。)
「そうそう。この間なんかは雨の中七夕の為に笹のついた竹を持ってきたみたいで。中々行動力があるのよ?」
(あと凄く犬にも好かれる、とも言っておいた。)
「大抵の生徒は自分で気が付いたりするけれど、中には検査するまで気が付かない生徒もいるわ。
…私は召還術は専門外だからなんとも言えないけれど、そうゆう事も出来るんじゃないかしら?」
(判らない事に関しては実に曖昧である。)
「身体を操作というか、強化なら結構メジャーなものがあるけれど…学園の教師に居たかしら。
──ああそれで、素質があるかどうかは簡単よ。」
(ちょっと手をこっちに出して見て、と)
「泳ぎに関しては、私は教えられる程じゃないわ。習っていたのは十年以上も前だし。
ただ、コツがあるとするなら…そうねぇ。身体に力を入れ過ぎない事かしら。」
相模原孝也 > 「自信がないようなら、オレがほめたてますよ?水着の鮮やかさと先生の瞳の色が同じ色に見えて綺麗だとか、青と白のコントラストがグーだとか。」
ふーはーはー、とちょっと言い過ぎたかもしれないので、最後に笑ってごまかしをかける。顔も熱持ってきたし。
「犬に好かれる竹名人……古文か何かの先生ですかね。もしくは体育系。」
風流な人ですかねー。色々想像するが、竹、犬、そして鍛えられた体…風流を介する体育教師、と暫定的に決めつけた。
「んー……オレは魔力とかさっぱりだし、自分で気づくとかは無理ですかねえ。ま、四大魔術の素質があったら、その時はコゼット先生にお世話になります。」
たのんます、と拝んでウインクする少年の手には、もはやなまこの姿はなかった…。
と、手を出すように促されたのに、首を傾げたあと、ひょいと手を伸ばす。平手を上に向けた感じだが。 その手には人には本来無いはずの、半透明な部分があった。磨けば光りそうな、そんな部位。
「んー……やっぱり、海での力具合は鉄板ですか。 じゃあふつーにバタ足と背泳ぎから教えるのがベターかな…。ありがとうございます。」
コゼット > 「それはもう判ったから…うん、ありがとう。」
(別に褒めて欲しくて着ている訳じゃないから、とやや困った顔で。)
「じゃあちょっと失礼するわね。」
(その手には気になる部分があったものの、何の躊躇いも無くその手を両手で握る。
何をするかといえばこれこそが魔術に関する検査の一環で、所謂魔力検知である。
その者に魔力が通っているのなら、何らかの反応を感じ取る事が出来る。
これは既に何十人と生徒にしている事なので、そこには何の感情も無い。ただ、その欠片を探そうと目を閉じ、集中する。)
相模原孝也 > 「あー、泳ぐためですよね。もうちょいしたらオレはまた遠泳かなー。」
もうひと泳ぎ、というけれど、ふむ。
手を取られた、その結果が気になるので、それらが終わってからの話だ。
「うっす、じゃあよろしくお願いします。」
手を取られた時には、少し指先が震えていたが、それもすぐ停まる。
何をしているかはさっぱりわからないが、まあ魔術・魔法については素人の身だ。黙って結果を待つしかないだろう。
……だからってそっと胸元を見ていいわけではないのでそっと視線を逸らしていた。
【魔力チェク、ダイスで判定
1:残念魔力はない 2:呼び声が聞こえる… 3:4つの要素を感じる
4:光が見える 5:力強さを感じる 6:深淵の気配が…。】 [1d6→2=2]
コゼット > 「…。」
(意識を集中させてそれを探る。浜辺に響く賑やかな声も、それを遮る事は出来ない。
──暫くしていると何かを感じる事が出来た。何かの声である。
頭に響くような、しかしはっきりとは聞こえない。それが何を意味するものか。
暫く粘っていたが、それ以上何かを掴む事は出来ず、そこで集中を区切る事にした。
目を開け、手を離す。)
「うーん……何か声のようなものが聞こえたような気はするのだけど。
…もしかして周りの声かしら。兎も角、今の所魔力があるとは言い難いわね。もう少し静かな所でやった方が良かったかも。」
(と言ったものの、それで魔力を感じる事が出来たとしても微々たるものだろう。
つまりどうゆう事かというと、そこから伸ばしていくのはかなり困難だと言う事だ。
魔力がさっぱりという彼の評価は、今の所はその通りという事になる。)
相模原孝也 > 「ん?」
コゼット先生が何かをしている間に、ふっと何かの声が聞こえた。
呼んでいる…ような。でも、どこに?どこから?そんな疑問を抱いて周りを見た途端、周りの人々の音が帰ってきたかのように、耳に入り込んで。何かの声は聞こえなくなった。
「っと、終わりですか。」
コゼット先生の手が離れれば、どうやらこれでおしまいらしい。
何か不可思議な体験をした気がするが、これがいわゆる、魔術系の何かなんだろうか。
コゼット先生の解説を聞きながら、ふんふん、と何度か頷いて。
「あ、オレもなんか聞こえましたよ。こー、どっかに呼んでるっぽい感じの……ニュアンスしかわからなかったですけど。
って、不思議現象=魔術かと思ってたらそんなことはなかった!?
うーん……まあ、じゃあ。先生の時間があるときにでも、静かなトコでもう一回やってもらっていいですかね? あ、お礼はしますよ。スイーツランドのシュークリームでどうでしょう。」
堂々と賄賂宣言をして、教授を願う。もしかしたら、このあんまり役に立つとは言えない体質とは別に、やれることがあるかもしれないというのは、ありがたい話だったのだから。
コゼット > 「んー…、どちらにしても元素魔術とはあまり関係は無いかもしれないわね。
あるとするなら呪術の類かしらねぇ…。元素魔術は精霊との契約をする訳じゃないし。」
(どうにも結び付き辛い。もしかしたら異能なのかもしれないし、これだけで結論付けるのはなんとも言えない。)
「じゃあその時にまたやりましょう。
…そうゆうお礼は受け取れないわ。これは教師として皆にもやってる事だから。」
相模原孝也 > 「コゼット先生の授業は受けられないかなー。残念。
でも、じゅじゅつ……ああ、おまじないとかそんな感じのですね。」
呪いという文字からは意図的に意識を逸らして受け止めてしまうくらいには、なんかヤなイメージである、という認識を抱えていた。困り顔。
「そですね。 時間のあるときにでも、ぜひ。 ケーバン教えたら、都合の良い日連絡いただけますかね? 口頭で教える感じになりますけど。
それと、シュークリームはおやつに食べるように持っていきますね。」
それならお礼じゃなくてお茶菓子です、と詭弁を弄して、にやりと笑う。
「さって、じゃあもうひと泳ぎしてくることにします。 体もだいぶ温まりましたしね。」
コゼット > 「自分に合った講義を選ばないと、折角の能力が埋もれたままよ?」
(それは自分の為なんだと意識させる。尤も、それとどう付き合っていくかは彼自身の問題なのだが。)
「あー、うーん…今は端末も荷物置き場に置いてきちゃってるから。
普段は学園の職員室に居るから、講義の予定表を見たら、頃合を見てそっちにいらっしゃい。」
(それなら、という感じで言うものだから、困った顔をして。
どちらにしても御礼というものが見えてしまうというのもある。別にお礼が欲しくてやった訳じゃないのに。
それに、先日の飲み物の時のように後でまたお金を請求されるのでは…とも思っている。
別に無料デザートが食べれないからとは決して思っていない。ただ、毎回そうされてはキリが無いから。
……はっきりと言った方がいいだろうか。)
「…あの、ホントにそうゆうのはいいから。気にしないで。」
(泳ぎに行くと言えば、いってらっしゃいと見送る。自分は、もう少しここでゆっくりしているつもりのようだ)
相模原孝也 > 「それもそっか。 うん…よし、じゃあ色々歩きまわって探すことにしてみます。
どーせ知らないこと、知らない場所、知らない人ばっかりなんで、動きまわる方が使い道見えそうですし!
あ、もちろん危険な場所は別ですよ?」
襲われるのはごめんです、と。ぶるっと身を震わせてみせた。
シュークリームについては、純粋に善意のつもりだったが、受け取らないと如実に伝えられればさくっと切り替える。コゼット先生は異世界の人だし、日本人的な奥ゆかしさの表現とは、縁もなさそうだし。
「りょーかいです。 じゃ、時間割確認しておじゃまさせてもらいますね。
それじゃ、今日はこれで。また学校でー。」
いってきまーす、と軽く手を振れば、ちょいと早足に波打ち際に。泳げそうな深さまで歩いて行ったら、そこからはクロールで沖の方へと泳いでく。
それからまたしばらくの間、海の中で過ごしてから、寮への帰路につき……疲労のせいで、部屋に戻ったら速攻ベッドに倒れこんだのでした。
ご案内:「◇海水浴場の浜辺(期間限定)」から相模原孝也さんが去りました。<補足:トランクスタイプの水着>
コゼット > 「危険な場所にはくれぐれも行かない事。…その様子なら大丈夫だと思うけど。
なにせ、面白半分興味半分で首を突っ込む生徒の多い事。貴方も気をつけなさい。」
(そうでなくとも、それ以外の脅威だってあるのに。)
「はい、気をつけて。」
(見送る途中、そういえばあの手…等と今更気になったが。
しかしまぁ、様々な種族が居るこの学園。身体の一部が普通の人間と比べて多少違くても特別驚く事もなく。
…この辺り、この島に来て慣れて来ただろうか。)
コゼット > 「…さて。」
(ちょっとした生徒指導も終えて。
ある程度疲れも取れた事だし、また泳ぎに行こう。
暫くは海へ通う事が多くなりそうだ。暑い夏のうちに泳いでおかなくては。
それからは日が傾き始めるまで、海と浜辺を往復していたという。)
ご案内:「◇海水浴場の浜辺(期間限定)」からコゼットさんが去りました。<補足:鮮やかな青いビキニを着用している。>