2015/08/29 - 22:34~03:00 のログ
ご案内:「ヨキの美術準備室」にヨキさんが現れました。<補足:人型。黒髪金目、黒縁眼鏡。197cm、拘束衣めいた七分袖の白ローブ、ベルト付の白ロンググローブ、白ストッキング、黒ハイヒールブーツ>
ヨキ > (劇団フェニーチェの元『伴奏者』梧桐律に、依頼されていた譜面台を引き渡した翌日。
 一息ついた心持ちで、回転椅子に深々と腰掛けている)

「……さて。末永く使ってくれるといいが」

(くるくる。くる……、)

(子どものように椅子を何周か回したところで、漸う動きを止める。
 張り詰めている何本かの糸のうち、一本がぷつりと切れたような気がした)

「………………、ぬう。血が足りんか……」

(異能を奮発しすぎたらしい。何となくくらくらする額を抑えて、机に肘を突いた)

ヨキ > (時刻は昼。
 相変わらず扉や窓は開け放され、暑さも鳴りを潜めた風がそよそよと吹き込んでいる。
 昼食は済ませたばかりだが、腹からは既に子犬の鳴くような音がきゅう、と小さく響いていた)

「……腹が減った」

(買い置きのアイスも、飴も、チョコレートも、とっくに平らげてしまった。
 冷蔵庫に自分用の梅酒を蓄えていた養護教諭と、やっていることはあまり変わらない)

ヨキ > (午後の予定を見る。金工に芸術論にたちばな学級に美学。重い。特に腹に来るやつだ)

「これ以上スリムになってどうするのだ。見るからに死人ではないか。
 何かなかったか、何か食えるもの……」

(この時間になって、辺鄙な準備室から食堂や購買部に出るには、些か時間が足りない。
 何か買ったきりの『へそくり』でもないものかと、ごそごそと棚を漁る――

 カドミウムレッドの絵具のチューブ。練り消し。彫金用の地金。
 日本画用のにかわ。岩絵具。石膏。粘土。篆刻用の印材)

「……………………」

(微笑む。眼差しが心なしか遠くなる)

ヨキ > (いやに腹が減っているのは、このところ特に制作に集中していた所為だ。
 当然ながら、ヨキが時どき秘密裡に行う不法入島者や違法組織への私刑には報奨金など出ない。
 当然ながら、研究費を、生活費を稼ぐためには教職と制作が第一だ。

 そうでなくともヨキは、作品と向き合うことに耽りすぎていた。
 『芸術』を覚えたての頃のように、栄養失調で倒れて病院へ担ぎ込まれることはなくなったが、
 良くも悪くも打ち込みすぎる傾向は何ら変わらなかった。

 主観的に見て『人間らしい』行為こそを愛するヨキには、それが何の苦痛にもならない……

 すぐに腹が減ることを除いては。

 席を立つ。近場で食物が確保出来そうなところ。
 とりあえず腹を満たさなくては始まらない。
 教員都合の休講だけは、ヨキのプライドが許さない)

「……うう。生徒らの足音がする。獲物……否、ヨキは断じてけだものではない……」

ご案内:「ヨキの美術準備室」に河山 海空さんが現れました。<補足:ふんわりした雰囲気の女教師。>
河山 海空 > 「えっとー……講師室にはいなかったしー……多分、此処……よね……?」

くい、と首を傾げて美術準備室の扉を眺める。
相手は美術教師で、次の時間も講義がある、とすればまあ間違いはないだろう。
回覧を回すのはいいのだけれど、特殊講師に回すときはいちいち探しまわらないといけないことがあって面倒なのである。
よって、まだ下っ端な自分にその役目が回ってきたわけだ。
なんて、ちょっと考えてみたりするが……でもあまり気にはしていない。

コンコン、と扉をノックする。

「え、っと……ヨキ先生、いらっしゃいますかー……?」

のんびりとした声と、まだなんとなく若さを残す声は生徒にも聞こえるかもしれない。

ヨキ > (あの足音は若い娘だ、とか、あの歩調は脂が乗ってて旨そうだ、などと益体もない思いに耽っていた。

 まったく油断していたものだから、ノックの音にはびくう、と肩を強張らせる。
 在室中、扉は開け放したままだ。水に打たれたように我に返り、海空へ振り返る。
 相手の小柄な手元を一瞥して)

「む。……ああ、河山か。やあ、いらっしゃい。
 回覧かね?こんな校舎の奥まで済まなかったな。……!」

(『くきゅう』と、腹からごく小さく、それでいて間抜けな音がした)

河山 海空 > まさか空腹のあまり、あらぬ妄想に耽っていたなどとは露も知らず。
ヨキ教員の姿を見つけて、頬を緩める。
相手も回覧の書類を持ってきたことを察してくれたらしい。
話が早くて助かるなあ、とのんびりと考えた。

「はいー、回覧ですよー。あはは、そんな大したことじゃないですよー」

のんびりと笑って答える。
こんな性格だから押し付けられたという説はあるが、気にしていない。
のだが、気にするとすれば、今聞こえた音。

「あのー……ヨキ先生。ひょっとしてお腹、空いてますー?」

家庭科教員として。なにより料理好きとして、聞き捨てならない……というより、放っておけない音。
思わず聞いてみる。
相変わらずのんびりとした口調のままではあるが。

ヨキ > (書類を受け取りながら、礼を告げる。
 海空とは受け持つ教科や活動も異なるゆえに、齎される用事は何となく推測がついた。
 その柔和な物腰に、居心地の悪さも晴れる。空腹は胃の底に巣食ったままなのだが)

「ありがとう。…………、お腹。やっぱり今の、聞こえたか」

(家庭科教員だからとしって、即座に渡りに船だとは思わなかったが。
 指摘されると、目を伏せて額を掻く)

「いやあ……獣人の身体は燃費が悪い。腹の空くのも早くてな。
 ここのところ自主制作に打ち込んでいたものだから、余計に。

 校舎が広いから、ここから何かを買いに出るには少々遠くてな。
 ……河山、君なら何か工面は出来んものだろうか?」

河山 海空 > 「中身はー……まあ、いつもどおりー……くらいですけれどー」

実際、回覧の書類は定番の文面が並んでいる。
曰く、休み開けの生徒の気を引き締めよう。
曰く、課題の提出は速やかにさせること。
などなど。

「ええ、そのー……聞こえちゃいました。
 そういえば、前に獣人の子がお腹すいて我慢できないーって実習の時言ってましたねー。」

食の問題は異邦人なども係る此処では、なかなかに複雑なのである。
実習の時は色々と考えさせられることも多い。

「んー……頑張るのはいいと思いますけれどー、無茶はいけませんよー?
 先生も生徒も、頑張りすぎる人が多くて心配になりますよねー。」

とても心配しているようには思えない、のんびりとした声色で言葉を紡ぐ。

「工面、ですかー? まあ、できなくはないですけれどー……
 ヨキ先生って、食べ物の禁忌とかありますー?
 あと、あまり危険な食物は用意できないかもしれませんよ。」

ヨキ > 「ふふ、いつも通り。それでよい、平穏無事がいちばんだ」

(回覧の文書に目を落とし、すぐに海空へ目を戻す。
 目を細め、照れ隠しの表情をつくってくすくす微笑む)

「済まないな、余計な気を回させた。
 ……いや、特に食えんものはない。人間とまったく同じだ。
 『危険な食物』だなんて、まさかわざわざ口にはせんよ。
 人と同じものを食べるほうが、ずっと旨い」

(自分より小柄な相手を見下ろしながら、そういえば、と瞬いて)

「学生街の……『旨味』と言ったか。あの食事処。
 あすこのレシピも、君が書いてると学生から聞いたな。
 なかなかいい店だった。昔から料理が好きだったのかね?」

河山 海空 > 「んー……そうですね。平穏が一番、ですよねー」

ぱふり、と手を打つ。
音が微妙なのは勢いが乗っていないからだ。

「そういっていただけると、こちらも気楽ですねー。
 んー、こういうのが異文化交流のややこしさー、というものでしょうか。
 味の好みが違うんじゃないか、とか余計な気遣いをつい、しちゃうんですよね。」

くい、と首を傾げてちょっと考える素振りをする。

「とりあえずー、ちょっと用意しますけれど……間に合わせの場つなぎで……
 えーっと……ドライフルーツとかジャーキーとか、食べます?」

ごそごそ、と上着を探って袋を取り出してみせる。
見れば、上着の中に色々と仕込まれているのが分かるかもしれない。

「あはは、ご利用ありがとうございますー。あそこは、まあ趣味みたいなもの、なのですけれどー。
 はいー。料理は昔から、好きでしたね。気がついたら教える側になっちゃってましたけれど。
 ヨキ先生は?やっぱり芸術がお好きだったんですか?」

背の高い相手を背が高いなー、と思いながら見上げつつ答える。

ヨキ > (穏やかに笑いながら話を続ける。
 そうしていれば、空腹もいくらか紛れるらしい)

「ヨキは元が犬の獣人であるからな。
 チョコレートだの、果物だの、野菜だの……犬が食えないものはさまざまあるが、ヨキはそのいずれも好きさ。
 人には面倒を掛けるが、余計ではあるまい。君の優しさだよ。……」

(真面目くさった顔で褒めていたのが――
 ドライフルーツと、ジャーキー)

「た……」

(しばし黙りこくったのち、瞳がいっぺんに、ぱっと明るく輝く)

「たべる」

(一瞬にして陥落した。
 まるで手品師か聖人でも見るかのように、海空を見ている。
 視線が丸ごときらきらと星を含んで、相手へ真っ直ぐに向けられているのが判るほどだ)

「うむ。街を食べ歩くのが好きでな……君の店は居心地がよくて、たまに邪魔させてもらっている。
 ふふ、好きという気持ちがあっての腕前か。いいことだ。

 このヨキは、人間の姿になったのがほんの十年と少し前でな。
 それまでは文字どおり、本当の獣をやっていた。

 この島へ来て、芸術というものをはじめて目の当たりにして……いっぺんに恋に落ちたよ。
 はじめのうちは、観ることも作ることも侭ならなかったがね。ひたすらに熱意だけがあった。
 楽しくって」

(心地のよい風が吹き込む、背後の準備室を示す)

「それ……ドライフルーツとジャーキー、ヨキと一緒に食わんか。
 人間の食べ物は好きだが、人と食うことはもっと好きでね。
 君の手料理は、時間に余裕があるときにゆっくりと馳走になりたくて」

河山 海空 > 「そういえばー、前にあった獣人の子も人間と変わらないって言ってましたねー。
 その子は獣の姿になれて、その時の好みは獣の方に変わっちゃうって言ってましたけれど。
 んー……ヨキ先生も、獣の姿になったり出来るんですか?」

以前獣人の子にごちそうした時にそんな話も聞いた。
そして一緒にいた普通の獣にはそれ用の別調理をした覚えもある。
禁忌はないと聞いて、ふと思い出した話を聞いてみる。

「あら……」

星が飛ぶ目線を受けて、子供のようだな、と微笑ましく思う。
大人っぽく見える男性のこんな姿はとても可愛らしい。
手にした乾物を相手に差し出す。

「食べ歩きが好きなんですか? 私も好きですよー。
 意外なものを見つけられたりするのが醍醐味ですよねー。
 流石に、自分の店は……たまーにしか行きませんけれどー……
 あはは、雰囲気を気に入っていただけたのなら嬉しいですね。
 今度、一緒に回ってみます?」

なんとなく、仲間が見つかった気分でうれしくなった。
食べることが好きな人に悪い人は居ない。多分きっと。

「十年と少し……じゃあー、実際のお歳はともかくとして獣人としては十数歳、ですね。
 うーん、それでそれだけ情熱を持って頑張れるのは凄いですね。
 お好きな作家さんとか、いらっしゃるんですか?」

吹き込んできた風に、髪が揺れる。
心地よい風だ。

「ふふ。確かに食事はたくさんで一緒に、の方が楽しいですよねー。
 それならお遣いの子を呼ばなくても良さそうですね。
 でも、こんなものでいいんですか? 間に合わせの保存食ですけれど。」

ヨキ > 「ああ、獣の姿にも。だがヨキはもう、人間として生きることを選んだでな。
 今となっては、獣の姿を取ることは少なくなってしまったよ」

(自分の眼差しを微笑ましく思われているとも気付かず、差し出された袋を捧げもののようにそろりと受け取る)

「あ――有難う、河山。うれしい」

(言うが早いか、いただきます、と一言言い添えてから、ジャーキーのほんの小さな欠片を摘んで口にする)

「………………」

(おいしい。
 完全に餌付けされたものの顔で、口中に染み出す旨味にじーんとしながら)

「……うむ、知らぬ料理を味わうのも、知らぬ景色を見るのも好きさ。
 こんなに視線が高いのも、獣の頃にはなかったのでな。
 十年一昔などとよく言うが、ヨキにとってはまだまだ何もかも新鮮でな。

 ヨキと一緒に?ふふ、願ってもない誘いだな。もちろん大歓迎だ。
 気に入りの店を、互いに交換し合うのも楽しそうだな。
 君の見立てなら、さぞ粒揃いだろうから」

(準備室へ海空を招きながら、壁際の本棚へ手を広げて)

「子どもが毎日飽きもせず、自分の好きなことに打ち込めるようなものさ。
 あるいは人の飼い犬が、毎日散歩へ飼い主を引っ張ってゆくようにね。
 元気が有り余ってるのさ。

 好きな作家は……沢山いるぞ。
 ヨキが専門としている金工にも、それから絵画にも、彫刻にも、建築にも。
 人間の世界には、インターネットだってあるだろう?
 あれを使えば、毎日毎日好きな作家が増えていく。堪らない幸せさ」

(女性と、食べ物と、芸術と。
 好きな物事を話題にするに、ヨキの顔は華やいで明るむ。
 いかにも機嫌良さそうに、海空へ笑いかける)

「こんなもの、なんてことはないさ。君が居る。
 少しの間、ヨキに付き合ってくれればそれだけで構わない。
 だが食べ歩きの約束は、のちのち覚えておいてもらえると嬉しいな」

河山 海空 > 「人間として……ですか。
 んー……こういうことを言ったらよくないかもしれませんけれどー……
 そんなに、人間がいいんですか?」

ふとした疑問。
自分が最初からそうだからこそ分からない、そういう感覚なのだろうか。

「あ、お味どうです?
 持ち歩き用に自家製で作ったものなんですけれどー」

ジャーキーを口にする姿を眺めてのんびりと聞く。
やはり、自分の手がけたものは感想を聞いておきたい。

「ああ……未知のもの、はいいですよねー。
 まだ手が出てないんですけれど、いずれ異邦人の方たちの料理、なんかも味わってみたいものです。
  んー……なるほどー。いつも何か新しい発見ばかりだったら、とても楽しいでしょうね。

 私もまだまだ、回りきれていないところとかありますしー。
 一人だとなかなか入りづらいお店とかもありますからね。
 是非是非、お願いしたいです」

招かれれば、招かれるままに室内へ入っていく。

「いんたーねっと……そういえば、動物だと使いませんよね。
 うーん、0から十数年でこちらに溶け込んで過ごせるって凄いです。
 情熱が有り余っているのも納得ですねー。
 常に勉強、の精神ともいえるかもしれませんね。」

そういえば自分はパソコンは使うものの、インターネットはあまり使わないややローテク人間であった。
……ひょっとして人として負けているのではないだろうか。

「そんなものですか……でしたらまあ、そういうことで。
 私はこの後空いていますし、お付き合いするのは構いませんよー。」

本人がそういうのなら、それでいいのだろう。
自分としてはやや不完全燃焼、ではあるけれど致し方ない所だ。
でもそれなら、と少し考える。

「ええ、勿論。食べ歩きは私も楽しみですし約束は忘れませんよ。
 でしたら、私の方も。是非、今度は私のご馳走の方も食べてくださいね。」

ヨキ > 「人間かね?勿論さ。人間には……手があり、二本の足があり、身体のつくりも随分違う。
 こうして言葉を交わし、行ったこともない国の写真を見て、音楽を聴いて楽しみ……
 島の電車はえらく正確で速いし、食材を調理して生まれ変わらせ、それから……

 ……ええと、指と時間が足りないな。
 とにかく、人間と獣の『いいとこ取り』をしているのが今のヨキさ。
 人間のように、『今日は疲れちゃったな』……などと寝て過ごすこともなく、
 獣ほどにやれることの幅は狭くない。
 いつまで経っても、毎日が充実しているんだ。腹さえ減らなければね」

(一口食べ出すと、我慢しつつも止まらなくなるものらしい。
 感想を尋ねられると、即座に口を開いて曰く、)

「うまい」

(何度も首肯する)

「君が手ずから拵えたものだったのか。上等な味がすると思って」

(臆することなく、笑って褒める。
 海空を招き入れた準備室は、涼やかに静まり返っている。
 立て掛けられたキャンバスや、石膏像の数々、使い込まれた画材類が、時間を止めたように佇んでいる)

「異邦人の料理もなあ、中にはギョッとするような味付けも少なくなくてな。
 強烈すぎて、しばらくは自分の料理の味も判らなくなるかも。
 それもまた、二人連れならばきっと楽しい」

(失敗も挑戦も、独りより二人ならば。
 新しい娯楽もまた、そうして身に着けてきたものに他ならない)

「――有難う。
 それでは今は、もう少しここでヨキに付き合ってくれたまえ。

 次は……そうだな、君の手料理が食べてみたい。

 それから次は、一緒に街を食べ歩いたりして。
 ふふ、良いことだな。さっそくいくつもの約束が出来てしまった」

(微笑みながら、応接用の小さな椅子を海空へ勧める。
 冷やした麦茶などを淹れて、しばらくはのんびりと話をして過ごすのだろう)

ご案内:「ヨキの美術準備室」からヨキさんが去りました。<補足:人型。黒髪金目、黒縁眼鏡。197cm、拘束衣めいた七分袖の白ローブ、ベルト付の白ロンググローブ、白ストッキング、黒ハイヒールブーツ>
河山 海空 > 「ああー……なるほどー……
 改めて言われると、なかなかに便利ですねー。
 
 あはは、そうだとするとヨキ先生は大分進んだ人、になりますねー。
 進化の先に居るモノ、みたいな? いいですねー」

解説を聞けば、なるほどと首肯出来るもので大分感心した。
思わず手を叩く。

「人間の間でさえ妙な味、なんていうものはたくさんありますしね。
 習慣の違い、で片付けていいのかわからないのも色々。
 実地で試してこそ、ですよ。失敗したらしたで、それも楽しみです。」

挑戦には失敗がつきもの。
失敗するからこそ、成功がある、そういうものだ。
……とはいえ、ヨキ先生に臭豆腐とか腐乳とか差し出したら大変なことになりそうな気もする。

「ふふ、そうですねー。なんだか約束が増えてしまいました。
 これもまた、楽しみ……でしょうかー?」

そう笑いながら、のんびりと麦茶を飲みつつ話に花を咲かせただろう。

ご案内:「ヨキの美術準備室」から河山 海空さんが去りました。<補足:ふんわりした雰囲気の女教師。>