2015/09/01 - 00:57~03:21 のログ
ご案内:「コスプレ喫茶『バタフライ・エフェクト』」に加賀背 雄さんが現れました。<補足:制服姿。 女子のだけど。>
加賀背 雄 > どうぞー、コスプレ喫茶でーす。 ドリンク1杯無料やってまーす。
(お店の入り口でビラ配り。 ドリンク1杯無料チケットつきである。
 飲食業界の生存競争は激しい。 お店がどんなところか、
 入ってもらって…つまり、体験してもらうまで、お客さんには評価してもらえないのだ。
 そして往々にして、ビラ配り要員としては自分が使われる。
 その理由は1つ。 いざ絡まれた時に「男ですけど」という切り札が使えるからだ。
 短いスカートとソックスの狭間が見える女子中学生な制服で、
 道行く人にせっせと声をかける。 比較的若い世代の人達は、
 コスプレにもある程度理解があるのでチラシを受け取ってくれるようだ。)

加賀背 雄 > (物珍しげにチラシを受け取った人にそっと身体を近づけ、
 相手の事を上目遣いで見るようにしながら話し始める。
 こういうのは得意だ。)
そうなんです、コスプレができるんですよー。
恥ずかしいですか? どのみちお店の中だけですし、
店員も他のお客さんもコスプレとかしてますから。 
試しにやってみたりしたら面白いですよー?
しなくても別に飲み物は飲めますし、
今ならフルーツの生搾りジュースも1杯無料ですしー。
あ、ありがとうございまーす♥
(一名様ご案内。 お店に一声欠けてから、自分は再び外へ。
 戦果は上々といったところである。過ごしやすい季節になってきたからか、
 人通りも真夏より若干増えてきたように見えるし。)

ご案内:「コスプレ喫茶『バタフライ・エフェクト』」にビアトリクスさんが現れました。<補足:長い金髪(ウィッグ) ベレー帽 フレアスカート フリルブラウス>
ビアトリクス > 歓楽街で似顔絵売りを済ませてさあ引き上げよう、としていたところ。
過ごしやすい季節になってきたし、またメイド衣装でやれとか言われそうだな、とかそんなことを考えながら。
最近新しく開店したらしいコスプレ喫茶の前を通りがかる。
まったくこれっぽっちも興味ないので客引きなどはスルー――するつもりだった。

(……おや?)
どこかで見たような見なかったような顔を見つけて、
思わず近くで立ち止まってビラ配りを注視してしまう。

加賀背 雄 > どうぞー、バタフライ・エフェクトでーす。 コスプレサービスしてまーす。
(ビラ配りは続く。 束が無くなったので、よいしょとしゃがみこんで、
 足元のビラの束を拾って……顔を上げると、すごく観たことがある人だ。
 っていうか、ビアトリクスさんだ。 声を上げそうになるのを抑えこむ。)

いらっしゃいませ、バタフライ・エフェクトでーす♥
今ならコスプレ無料でできますし、1ドリンク無料チケットもお配りしてまーす。
(片腕でチラシの束を抱き、もう片方の手で1枚取り出して差し出す。
 ここで怯んだり怯えたりしてはいけない。 不審なところを見せては、
 正体が看破されるかもしれないのだ。 平然とした調子で語りかけて。)

ビアトリクス > 「…………」
まあ仮に加賀背雄だったとして。
おそらく隠していたいのだろうしそれをわざわざ指摘しても誰の幸せにもならない……
そう判断して気のせいだったことにした。

「ふーん……」
無表情にチラシを受け取る。
(一仕事終わったところで疲れていたし、
 軽く飲食していってもいいか……)
「じゃ、案内してもらおうかな。せっかくだし」

加賀背 雄 > はーい、ご案内しまーす♥
(可愛らしく言いはするものの、内心ドキドキである。
 明らかに相手の目はこちらをなんか…見抜いているように思える。
 ふーんて言われてるし。 精一杯の可愛いお返事とともに頷いて。)

お店はこちらでーす。 ご希望ならコスプレサービスも無料ですよー。
あと、チケットがあるのでお飲み物1杯も。
お客様1名様ご来店でーす!
(バタフライ・エフェクトの店内は少し照明が暗い。
 落ち着いていられるように&コスプレの粗が見えないようにである。
 一声かけて、テーブル席に相手をご案内。 そこそこ混んでいるらしく、
 ビラ配りは終了せよとの話を店長からもらって頷いた。)

ここ、コスプレ喫茶なんです。 別に店員さんがするだけじゃなくて、
ご希望があればお客様もコスプレできるっていうのが特徴です。
(簡単にご説明。 店内を見れば、店員以外にコスプレしている
 人が何人もいることがわかるだろう。)

ビアトリクス > 「ほー……」
お冷をすすりながら雄の説明を聞く。
コスプレ可能なこと、料金が別途かかったりしないことを聞くと
なんだかコスプレしないのも損かなという気分になってくる。

ビアトリクスはやや押しに弱いところがあった。
以前なら恥ずかしさのほうが勝っていたところだが、
今回は乗せられてやってもいいかな、と思った。
似顔絵も比較的売れ行きがよかったし。

「ふーん、それじゃやってみようかな。
 ぼくに似合う衣装があるかどうか知らないけど……」

などと言いながら、更衣室へと消える。

「ハロウィンには少し早かったかな」

ハイヒールを鳴らして出てきたのは黒と赤の襟付きのマントに身をすっぽり包んだビアトリクスだった。
もともと白い肌をさらに青白くメイクして、ルージュを引いている。
どうやら女ヴァンパイアのコスプレのようだ。
店内の薄暗さも相まって怪しげな雰囲気を醸し出している。

加賀背 雄 > お客様なら色々似合うと思うんですよねー、
かっこいいのも可愛いのもいけると思うんですよー。
(彼女の言葉におお、と表情を明るくする。
 ビアトリクスさんにあったのは美術室だったけど、
 その時よりは大分明るくなっている印象だ。)

うおお…!お客様、すごく似合いますよ!すごい…いい…!
ハロウィンじゃなくても全然ありですよ!むしろ今すぐハロウィンすべきです!
(更衣室から戻ってきたビアトリクスさんは、バッチリ吸血鬼していた。
 なんか耽美なオーラが溢れている。 目をキラキラさせながら、
 ちから強く頷いた。)

ビアトリクス > 席に着いてワイングラスに赤い液体(*)を注いで優雅にくゆらせる。
本物のヴァンパイアはこんなふうにわざわざグラスに注いで飲んだりするのだろうか。
しない気もする。

* 無料チケットで注文したトマトジュースです

「そう……? 様になってる? よかった」

無感動な様子でそう答えるが、何やら感動した様子で讃えられてまんざらでもない。
トマトジュースを口に運ぶ。
女子学生のかっこうをしている雄を横目にちらりと見た。
悪乗りしてやりたい気分になってきた。

「……そうだなあ。きみの血もいただけるかい、お嬢さん?」

空になったワイングラスを揺らして、ウィンク。鷹揚な所作。
薄く笑んだ口元に長い犬歯が光るのが見えたかもしれない。

加賀背 雄 > すごくキマってます!お世辞なんかじゃなくて…!
(真紅の液体を優雅に飲む相手は、まさしくヴァンパイアな令嬢といったところだ。
 元々の見た目も相まって、すごく雰囲気が出ている。
 挙句魅了の魔眼(ウインクのこと)を使われたら、耐えられるわけがなかった。)

は、はっ、はひ…! 喜んで…♥
(ぽっと頬をそめ、いそいそと隣に座る。
 ぽーっとした表情で相手を見、視線を机に落としてはもじもじ。)

ビアトリクス > (あっ……)
完全にジョークのつもりだったんだけど向こうはなんだかすごい乗り気である。
こう期待されてしまっては応えないのが罪というものだろう。
小さく首を振って雑念を払う。

「では、失礼して」
身を寄せる。密着した体勢。役を演じた瀟洒な動きで雄の腕を取り……
首筋に顔を寄せて歯を立てる。
別に血が出たりはしない。
少しの間はそうしているだろう。

(なんというかこれ……よくないんじゃないかな……)

雄に見えない角度でなんともいえない表情を作ったのだった……。

加賀背 雄 > あ、っ…♥ …んん、っ…!
(自分のお誘いに相手が乗っかってくれた。
 ぴたりと身体がくっついて、そっと手を取ってもらう。
 これだけでドキドキするのに、ビアトリクスさんの顔が近づいてきて…
 首筋に当たる歯の感覚に震える。 恍惚の表情を浮かべているのは、
 のりのりなせいもあるけれど……そうされること自体が、何だか嬉しい。
 しばらくそうしていたけれど、はっと我に返ってから、きちんとお店お
 説明して、楽しんで頂くのでありました……)

ご案内:「コスプレ喫茶『バタフライ・エフェクト』」からビアトリクスさんが去りました。<補足:長い金髪(ウィッグ) 吸血鬼ルック>
ご案内:「コスプレ喫茶『バタフライ・エフェクト』」から加賀背 雄さんが去りました。<補足:制服姿。 女子のだけど。>