2015/09/26 - 21:28~05:09 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」にヨキさんが現れました。<補足:人型。黒髪金目、黒縁眼鏡。197cm。黒チョーカー、黒ジャケット、白Tシャツ、濃灰デニムパンツ、黒革メンズハイヒールブーツ、シルバーのリングとブレスレットとネックレス>
ご案内:「カフェテラス「橘」」に朝宮 小春さんが現れました。<補足:茶色の髪をシニヨン/ブラウスとタイトスカート/眼鏡/生物教師>
ヨキ > (夕刻。間もなくディナータイムを迎えようかという頃、カフェの軒先で人を待っている。
 学内外で服装があまりにも違うことで評判のヨキではあったけれど、特に教えることはしていなかった。
 この上背があれば一目で知れよう、という心算だ。
 そういう訳で、シャンパンゴールドのスマートフォンを片手に弄りながら、ぐるりと人波を見渡す)

朝宮 小春 > (えーと、と周囲を見回す姿が一つ。本当にお仕事帰りなのか、キョロキョロと周囲を見回すその姿は普段教鞭を取っている時とほぼ同じ。
 時刻と場所だけを何度か腕時計で確認をしつつ、些か不安げな面持ちで歩いてくる。
 ……きっと視野がせまいのだろう。ええと、ええと、と一端通りすぎていく。)

……あら。
(一度通り過ぎかけたところで、反対側のショーウィンドウに写った相手のその姿を、ばっちり見つけて。
 くるりと振り向いて。 み~つけた。)

おまたせしました、待ちました?
(ぱたた、と近くに走り寄れば、ぐっと見上げて尋ねてみる。)

ヨキ > (目と鼻の先を事もなげに横切っていく姿を、右から左へ、視線で追う。ぽかんとした顔。
 通り過ぎた先で振り返られると、耐え切れずにふっと吹き出した)

「……ふッ。はは!
 このヨキを相手取って気付かぬとは、君、なかなかの手合いだな」

(冗談めかして笑い、歩み寄る。
 こちらを見上げた顔に向けて会釈してみせると、存外に顔が近くなった。
 身に着けた銀が、よく言えば軽やかに――悪く言えばチャラく鳴る)

「こんばんは、朝宮。いいや、ヨキとて先ほど来たところだ。
 くたびれたろう?二階に席を取ってある」

(小春を先導して、店内へ足を踏み入れる。
 店員に案内された先は、二階の奥、落ち着いたライティングのテーブル席だ)

朝宮 小春 > 「お疲れ様です。
 ……ちょ、っと考え事をしていて通り過ぎちゃいました。」
(笑われれば、少しだけ考えて下手な言い訳をしつつ、相手を見る。
 普段とは印象の違う姿に、目をぱちぱちと瞬かせて、ちょっとばかり困ったように視線を逸らす。
 相手の服装に? いいや、自分の服装に。
 何にも変わってないぞ自分、これでいいのだろうか。
 ともあれ、普段と違う雰囲気を身に纏えるのはちょっとばかり憧れる。)

「え、いえいえ、まだまだ大丈夫です。
 取り柄は頑丈なことくらいですからね。」
(ぽん、っと胸を叩いて。後ろをついて歩く。
 テーブル席に辿り着けば、お互いに腰掛け。)

ヨキ > 「そうか。ふふ、君は仕事が終わったあとも真面目なのだな?
 今日のこの時間は、ラクして楽しむといい。適当にな」

(相手の説明、もとい言い訳に、冗談とも本気ともつかず軽い調子で笑う。
 困った様子で目を逸らされると、その視線を追うように首を傾げる。
 しかしそれ以上は何も言わず、すぐに顔を引き起こす)

「それなら構わん。だが無理はしてくれるなよ。
 柔軟ならばともかく、頑丈なのはいつボキリと行ってしまうとも判らないから」

(にこやかに笑って、用意された席に着く。
 ディナー用の食事やドリンクのメニューを小春へ差し向けながら、テーブルにゆったりと肘を載せる)

「君は、外で食べるときにはいつもどんな店へ行くのかね?」

朝宮 小春 > 「そんなわけでも……無い、とは思いますけど。」
(思い出す。仕事から帰ったら結構気楽な格好でうろついているし、ソファで寝てしまうこともしばしばだ。)

「ええ、でも、いつも気楽に楽しんでいるつもりですけどね?
 そうですね、今日は適当に………。」
(はふ、っと吐息をつきながら、自分の肩をぽんぽん、と叩いて。
 肩の力を少しだけ抜くと、やっぱり表情が疲れていることに気がついて、運ばれてきた水に口をつける。)

「……ぅ、それはどこかで言われた記憶があります………。
 ま、まあ、折れてもどこかでくっつくって私は教えていますしね?」
(ぷすーっと言葉が刺さって、少しだけ苦笑を浮かべ。
 生物教師らしい返しをしながら、メニューを見る。)

「そうですね……、レストランとかも行きますけど………。
 あれ、これ格好つけた方がいいですか?
 近所の食堂が遅くなってもやっているから、よく行ってます。」
(少しだけ舌を出しつつ、飾らない言葉を返す。
 まあ、格好つけようにも、格好つけた場所に出向かないから仕方ないのだけれど。)

ヨキ > (リラックスした様子の小春に目を細める。
 水を一口飲んで喉を潤しながら、肩を小さく揺らして笑った。
 生物の先生が言うのならば、間違いはないと。

 小春の隣でメニューに目を落としながら、横目で相手を見遣る)

「ははは。格好なんか付けなくたっていい。
 彼氏の方がいい店に連れて行ってくれる、などと答えられたら、ヨキは悔しくなってしまうからな。

 ヨキは……歓楽街の、『崑崙』という飲み屋が好きでなあ。
 あの界隈の割には静かで、落ち着いてて、手頃な値段で飲めるのが気に入ってる。
 生徒相手には、大っぴらには言えん場所だがね」

(言いながら、メニューを見る目が次第に、肉の方へ肉の方へと釣られてゆく……とても判りやすい視線の動き)

朝宮 小春 > (隣に長身の男性がいてもマイペースを崩さないのは大人なのか子供なのか。
 んー、っと小さく唸りながらメニューをじっと眺めている。
 横目で見られていることに気がつけば、ああ、自分ばかり見ちゃってますね、なんてメニューを相手側に寄せて。)

「格好の一つくらいつけたいんですけどね。
 ふふふ、そうですねー……。
 生徒ではありますけど、夢子さんに穴場の素敵な喫茶店には連れて行ってもらいましたけどね。」
(自分で見つけたわけじゃないのが格好つかないですけど、と小さく笑って。)

「そうですねぇ、そういう意味では、男性とお食事をするのは………
 んん………久しぶりだと思うんですけど。」
(思い出す。七生君が家に来た時に夕食をふるまった気がする。
 それ以外は………無いな! すっきりとした記憶だった。)

「歓楽街には出るな、って厳しく言われてるんですよね。
 何かあった時に自衛手段が無い人は絶対に出ないこと、って言われてしまうと、流石に出歩けないんですよねー……」
(苦笑しつつ、何にします? と尋ねてみよう。)

ヨキ > 「格好を付けても、付けなくとも、ヨキは装われたとおりを信じてしまうからな。
 ヨキを裏切りたくなければ、そのままの君で居るがいい」

(微笑む。
 つまり――先ほどの『考え事をしていて通り過ぎた』という小春の言葉も、どうやら鵜呑みにしていたらしい)

「穴場の喫茶店、か。口コミだなんて、そんなものさ。
 ヨキの知る店もまた、自分で見つけたのが半分、人から聞き知ったのが半分だ。

 確かに……歓楽街は女性が、それも何も持たずに出るようなところではないからな。
 それでは、ヨキとしてみるか?夜遊び。女性がダミーに使うには適役、という自負があるでな」

(そう嘯きながらに、注文を尋ねられると、大きな手で写真を指差す)

「ヨキは……このハンバーグステーキの300グラムと、ライスの大盛りと、サラダと、…………。
 ……いや、それくらいにしておこうかな……、パフェも食べたいし……。

 君はどうするね?飲み物は……君に付き合う。酒でも、何でも」

朝宮 小春 > 「じゃあ、多分大丈夫だと思います。
 でも、人間って少しは格好をつけるものだと思いますよ?
 ………家だと大変自堕落ですからね、私。」
(相手の言葉に、ぴ、と指を立てて言葉をかける。
 格好つけてるんですよ、これでも、と腕を組んで。)

「ふふ、そうですね。
 歓楽街に出る用事ができたら、ですかね?
 私、行動範囲が本当に狭いんで、あまり遠出をしないんですよ。
 それに、ヨキ先生こそ、見られたらちょっとまずいようなお方がいたりするんじゃないです?」
(少し穏やかに冗談を紡ぎながら、一緒になってメニューを覗き込んで。)

「んん、じゃあこの貝のパスタのサラダとスープつきで。
 ………じゃあ、お酒はワインでいいです? 2つ。」
(店員に注文を終えれば、ぱたん、とメニューを閉じて。)

「たくさん食べられるんですね。
 まあ、………パフェは私も頂きますけど。」
(ちょっとくらいならいいですよね、なんて軽く呟きつつ。)

「ヨキ先生は、この学園は長いのです?」
(注文が出てくる間に、ふと尋ねる。)

ヨキ > 「いつかも……言われたことがあるよ。
 あまり女に、『自然体』を強いるものじゃあない、とね。
 ヨキは中でも外でも、いつでも同じだ。格好を付けるのが人間、と教わったが最後……
 犬が寝るまで走り回るのに似て、四六時中こんな調子さ。格好付けたがり、だ」

(ゆったりとした語調で言葉を続ける。
 考えるように少し黙って、すぐに口を開いた)

「『見られたらまずい』?さあ……。まずくなってくれるような人が、周りに居ないから。
 それではまたそのうち、だな。本音を言えば、用事などなくとも腹が減ったら一緒に行きたいものだがね」

(相手に倣って、店員への注文を済ませる。
 店員が去るのを見送って、)

「独りで居るときは……もう少し食べる。
 人間の腹とは、どうやら作りが違うようでな。
 食っても食っても、すぐに次が食べたくなってしまって」

(言っている傍から、腹が減った、と。
 口許を軽く拭う)

「ここ?ああ、学園が出来てから少しして着任したから……十年と少しだ。
 講師を務める傍らに、日本の勉強をして――それから教員に。

 ……君はまだ、ここへ来て間もないのだったな。
 もう何度も聞かれたろうが……君はなぜ、この島の教師に?」

朝宮 小春 > 「他の人と会う時は格好をそれなりにつけるものだと思いますよ?
 私だって、学園内では……最近はずっとですけど、「先生」らしくあるように格好つけてるようなものですし。
 ……つけてるんですよ?
 ………………中でも外でもいつでもそうなら、それもある意味自然なのかもしれませんね?」
(小さく呟く。
 自分も格好をずっとつけているつもりなんだけれど、どうにも決まらないんですよね、なんてぼやきをこぼしながら、視線を上げて。)

「そうなんです?
 ふふ、それであれば、いつでもこういう店にご一緒しますよ。
 あまり遠出はしなくたって、素敵なお店はたくさんありますし。」
(相手の言葉に、小さく笑う。
 会話はどこまで本当か分からないような会話なのに、お互い本音でしかないという不思議な会話。)

「………じゃあ、別にどんどん食べてもらっても大丈夫ですよ?
 同じもの食べろーって言われたら目が回りますけど、お互い、食べる量が違うのも当然ですし。
 あ、でもまあパフェもありましたっけ。」
(それなりに人がいるカフェを見回して、そんなことを言う。
 彼の言葉の端々から人間ではなかったことが伺え、それを持ってして「食べ過ぎ」など、こちらの視点で物事を論じるつもりもないわけで。)

「なるほど、長くいらっしゃるんですね。大先輩でした。
 ……あー、いや、元々は外の普通の教員だったんですけどね。」
(ここまで口にしてから、苦笑を一つ。)

「ちょっとした……、ああ、ええと。 母親がいろいろと問題を起こしまして。
 普通の学校はダメだって言われまして。
 ……わ、私は何もしてませんからね!」
(軽い調子で話しながら、潔白、潔白、などと冗談交じりに自分の胸を叩く。)

ヨキ > 「それでは、『先生』という姿が決まらないと感じているのならば……
 君にはきっと、『先生』以外に相応しい姿という者があるのではないのかね。

 ……格好をつけ続けること、疲れず動き続けること。
 そのヨキにとっての自然が……女性にとっては、時に重荷に映るものらしい」

(同行を了承されると、にこ、と笑う。
 時に年寄りじみた話し方さえするヨキの、歳相応の面立ち)

「有難う。……こうやって、約束を取り付けるのは得意なんだ。
 だけど『重荷』が災いして……いつの間にやら独りが続いているよ。
 一日八食は多い、と言われてしまって」

(気にした風もなく、笑いながら平然と話す。
 初めて耳にする小春の身の上に、ほう、と低く呟いて)

「……それは大変だったな。ああ、君が何もしていないのは判る。
 それでも君自身が理由でないのなら……それは災難だ。
 そこでなければやれないことも、きっと在ったろうに」

(話している間に、間もなく料理が運ばれてくる。
 テーブルが料理で埋まると、ヨキの目もまたきらきらと輝いた)

朝宮 小春 > 「かも……しれません。
 わかりませんけどね、私がもうちょっとしっかりしなきゃいけないかもしれませんし。」
(一瞬、ちらと白い衣服が頭の端を横切った気がして、首を横に振った。
 自分にとっては、今の仕事が一番大切。その思考は変わらない。)

「ふふ、まあ、自分の家の自分の部屋くらいは、格好をつけない自分でいたい、かもしれないです。
 ………重荷……とまではいかないかな、って思いましたけど。
 一日八食は多いです、流石に。」
(相手の言葉に、こちらは苦笑。 一日二食になりがちな彼女からしたら、そびえ立つ壁のように思える食事回数だった。)

「………あー、………まあ、はい。
 最初は、かなり落ち込みましたけど……。
 でも、こっちにも生徒はいますし、落ち込んでいる暇があるなら、新しい生徒の顔を覚えなきゃいけませんしね。」
(頬を少しだけかいて、正直にうなずく。
 ワインを手にすれば、お疲れ様です、なんてとても普通な、無難な乾杯の文句と共にグラスを差し出して。)

ヨキ > 「……君はまだ若い。それに、ヨキもまだ『人間を始めて』日が浅い。
 互いに、未だ途上なのであろうよ。
 それに……今以上にしっかりされては、先輩たるヨキの立つ瀬がなくなってしまう」

(小春の真摯な言葉に目を細める。
 くすくすと笑いながら、運ばれてくる食事の香りに居心地良さそうに笑う)

「今日は君との約束が楽しみで、まだ五回しか食事をしていないんだ」

(これが六回目、と。
 量を食べるにしてはあまりに薄い腹を、戯れに軽く叩く)

「きっと……君の落ち込みは、ヨキには計り知れないものであったのだろうな。
 その経験が、君のよい足場となってくれればいい。

 ――お疲れ様、だ」

(言外に、自分の与り知らぬ彼女の身の上を含めて。
 穏やかに笑って、グラスを掲げる。

 朗らかな調子で食事が始まる。
 多い量を前にしていながら、カトラリーの使い方も、食べ方も、地球人と何ら遜色はない。
 それで、と言葉を続ける)

「仕事といえば。
 あれからどうなったね、『模型』を使った授業は?」

(今日の約束の発端――備品の発注が間に合わず、ヨキが急ごしらえの異能を使った、生物の授業のことだ)

朝宮 小春 > 「若い若いと言いながらこの歳ですから、あんまりのんびりもしていられないですよ。
 新しく赴任した先生からしたら、一回り上なわけですし。」
(相手の言葉に、ちょっとだけ困ったように。 そろそろしっかりしなきゃダメなんですよ、と肩を落とす。
 でも、相手のほほ笑みにこちらも返しながら。)

「………そうなんです? じゃあ、もうちょっと早くすればよかったかもしれないですね。
 ま、そういうことならせっかくですし、早速食べましょうか。

 ……そうですね、まあ、多少のことがあってももう落ち込んだりしませんよ。
 だから、頑丈が売りだって言ってるじゃないですか。」
(彼女の言う、頑丈、にはそういうものも含まれているのだろう。
 何も感じさせない、明るい笑顔を向けながら、グラスをかちん、とぶつけて。

 こちらも、本来は比較的食べるのは早い方ではあるが、今日はゆったりとしたもの。
 ワインを二口も飲めば、少し肌を赤くして。)

「ああ、ありがとうございました。
 おかげ様で、なんとか分かってもらえたみたいです。

 あれって、中々こう、口で伝えても難しいんですよね………。
 正直、あれがあったら模型を注文する必要、無いくらいなので、今後も使いたいなって思ってるんです。」
(思い出したかのように言葉を紡ぎながら、うん、うん、と二度頷いて。)

ヨキ > 「歳を取らぬヨキにとっても、年月が巡るのはひどく早いものであるからな。
 人間の君からすれば、目が回るような思いなのだろうな。
 ……君のように、『そろそろ』を自覚できるヒトを見て、ヨキにも時間の感覚が生まれるんだ。
 君の焦燥が、ヨキを人間たらしめるという訳だ。まったく冷たいものさ」

(言いつつ、悪びれる様子はない。
 乾杯を済ませたグラスを傾けると、染み入るように息を吐く)

「いや。空腹は最高のスパイスだと言うが、君と共にする空腹ならば尚更だ。
 ……おまけに、君の前向きな言葉も付いてくる。言うことはない」

(土気色の肌は、酒気が混じっても赤らむ気配はない。
 切り分けた肉を、大きな口がゆっくりとしたペースで頬張る。んまい、と小さく舌鼓)

「有難う。役に立てたのならよかった。
 ……うん?あれを使うかね。大丈夫だとも。ヨキの中へ戻らぬ限り、急に消え失せたりする訳でもない。
 授業の備品程度ならば、必要な分だけ工面してやれるからな」

朝宮 小春 > 「まあ、焦り始めて何年経つやらといったところですから?
 すぐに目が回ってしまうような私の焦りを元にしたら、だーめな人間になってしまうかもしれませんけどね?」
(くす、くすと笑いながら、ぱち、と片目を閉じて、笑う。
 ワインだけで、すぐに肌に朱が刺して、まあ、少しだけ陽気にはなっているのか。)

「…ふふ、ヨキ先生が相手だと、上手いこと言って、なんて言えないですから、ちょっと照れますね。
 私はこう………後ろを向くと何処までも後ろを向いちゃうんですよね。
 だから、意識的に常に前向きに。
 死ぬまで空元気が続いたら、それって本当に元気な人だと思いますし。」
(照れながらも、ワインを口にした後の吐息とともに言葉が漏れる。
 本当はすっごく暗いんですよー、なんて呟きながらころころと笑って。)

「ありがとうございます。
 ………………私、あまりそういう力、見たこと無いんです。
 ヨキ先生から見ても、驚いてしまったり、目を背けたくなるような……
 そんな力を持っている生徒って、今まで、いましたか?」
(思い出されるのは、空中で金属が生み出されて形を変えていった、あの光景。
 それだけで目を離せなくなり、理解に時間がかかった自分。
 自分はここでやっていけるのか、やっぱり不安で。 ぽつり、と漏らす。)

ヨキ > 「さまざまな人間を見て学んで、そうしてきたのがこのヨキだ。
 君を手本にすることは、ヨキの人間味のいい滋養になるだろうから。
 常世学園の教師としてはヨキが先輩でも……、人間としては、君の方がずっと先輩だ」

(笑みを深める。会話を共にする相手があることと、美味い食事と酒と。
 人の言葉と声、ざわめきとに心地よく浸るかのような表情)

「死ぬまで空元気、か。いい心掛けだな。
 そういう人間に、たまには休んでみろ、なんて無責任は言わんよ。
 せめて健勝でさえ居てくれるなら――君のどんな在りようだって、ヨキは支持するよ。
 光あるところに影がある。当然の摂理だ」

(異能について問われると、食器を手にしたまま食事の手を止める。
 少し考えてから、緩く首を振って)

「……そうだな。
 君の参考にならず済まないと思うが――『居なかった』。
 時に驚きこそすれ……突出して挙げるような者は、誰も。

 ヨキが驚いたとき、その異能の使い手は、初めにはもっと驚いていたはずだ。
 かつて――ヨキがそうだったのでな。
 目を背けたとて、どこにでも在る。それが異能だ。
 だからヨキは……真っ直ぐに見る。例え相手が、誰であってもな。

 要するに、異能の内容如何ではないのだよ。
 本人が制御できるか否か――あるいは、その力をどう使うのか、使わないのか。

 異能を制御できぬ者、悪意を以て用いる者。
 答えをあえて示すならば……そうした生徒には、細心の注意を払ってほしいと。
 ……そう思う」

朝宮 小春 > 「いいんですか? 私を手本になんてしたら、大変ですよー?
 ……まあ、程よく失敗の一つでもしてくれないと、手本にするにも大変ですけどね。
 では、先輩ですから? ここのお代は半々ってことで面子を保たせてくださいね。
 奢りませんからねー? ハンバーグが三段重ねになりそうですし。」
(んっふふ、なんて笑ってそんなことを言う。
 パスタを口に運びながらも、少しづつ少しづつ、お酒のせいか、砕けていっているような。)

「ふふ、ありがとうございます。
 そうやって言ってもらうのは、久々かもしれないです。
 先生が元気でいないと、生徒が元気になるはずもないですしね。」
(目を少し閉じてから、微笑み。
 その上で、………………相手の言葉に、真剣に耳を傾けた。)

「………私も。」
(まだ言葉は小さい。
 自信がないのか、はたまた。)

「私も、まっすぐに見たいんです。
 目を背けたくないんです。

 悪意には、確かに………気をつけなければとは、思いますけど。

 本当であれば、制御できない子であっても………目を背けたくないんです。
 もし、目を背けるなら、私にはここで教師をする資格が無いんだと、そう、思うんです。

 ……でも、ちょっと不安で。」
(相手の言葉を受けて、……頷く。
 頷きながらも、自分の不安をぽろぽろとこぼして。
 どんな危険があるか分からない状況のまま、注意を払いつつも下がる意思が無い様子。)

ヨキ > 「それでは、今回は君の言葉に甘えて……半々としようか。
 しかしヨキにはヨキで、男の面子というものがあるのでな。
 もしも……これから君を付き合わせる機会があるならば。
 そのときはヨキに、気持ちよく馳走をさせてくれ」

(折半は今回限りだぞ、などと笑う。
 小春の微笑み方に、目を伏せて柔らかくはにかむ。

 そうして――異能についてのやり取りに。
 長い前髪と睫毛の下に、陰が落ちる。
 翳された下で灯るかのような、あえかな金色の光が浮かぶ瞳)

「…………。そうだな。
 目を――『背けてしまうかも知れない』。しかし、『そうしたくはない』。
 教師として、当然の心掛けだ。

 こういうとき……ヨキほど不向きな相談相手はない、と思っている。
 ヨキはあまりに異能に親しく……また無神経に過ぎるのだ。
 異能者と無能力者の融和を謳いながらに――異能に立ち向かう無能力者の不安を、汲み取れん。

 君の言う、『目を背けたくなる』力とは……たとえば、どんなものを想像しているね?
 人知を超えた、おどろおどろしい変容を齎すものか。
 それとも、本人が苦しみながらにして……解決へ導けることなく、無力を強いられることか」

朝宮 小春 > 「あら、………それじゃあ、そうですね。
 次回。………その時には、お言葉に甘えるとします。
 落第街に行っても構いませんし、またここでも。」
(相手の言葉には、ふふふー、っと満足気に笑いながら、それでも相手の言葉を否定はしない。
 ええ、その時は、と小さく約束をするに留めて。)

「………………
 そういうこと、です。
 ヨキ先生は、それが当たり前の世界で生きてきたんだと思いますし、仕方ないとも思います。
 ………前者です。」
(珍しくきっぱりと、そう口にした。)

「見た目が大きく変わってしまったり。
 身の危険を感じてしまうような………そんな力。」
(そこまで呟きながら、ワインを、く、っとちょっと大きめに煽る。
 空になったグラスを、ことん、とテーブルに。)

「私は元は、異能の研究者を希望していました。
 ………残念ながら、手は届かなかったんですけれども。

 だから、無力は承知の上なんです。
 根本的な解決をしてあげることなんて、私にはできやしないんです。
 無力感に打ちのめされる、なんて言葉を使う資格は、ありません。

 無力で何もできないまま、目を逸らさずにいてあげることしか、元々できないんですから。
 それすらも出来ないのって、………格好がつかないじゃないですか。」
(格好くらい、つけたいですもん。……そう言って赤い顔のまま微笑む。)

ヨキ > 「有難う。
 そういう約束の積み重ねで、ヨキは自分を粗末にせず生きてゆける。
 だから君も……いつヨキに誘われたとて応えられるコンディションを保つくらいには、元気でいてくれよ」

(例え話だがね、とグラスを傾け、食事を進める。
 料理はぺろりと平らげられて、並んだ皿が綺麗に空く。
 小春の言葉に、残り少ないグラスを口許で止める)

「……君はやっぱり、真摯だ。
 自分の行き止まりがどこにあるかを、きちんと見ている」

(最後のワインを口へ運ぶ。
 グラスを置いて、唇を拭う)

「なるほど。君の印象は――『研究者然としていた』からか。
 夢見がちなようでいて、醒めた区切りが根差している。

 ……沢山あるさ。
 異能に傷付けられたことも、たじろぐ他になかったことも。
 幸か不幸か……ヨキの身体は、人間よりもよほど『頑丈』でな。
 その都度ヨキは倒れ、立ち戻り、向かい合ってきた。

 後にも先にも――」

(口を噤む。
 かつて研究者を志望した、無能力者――
 自分とはまったく立場も思想も異なる者を前にして、小さく笑う)

「自分の見た目が大きく変わり、頭の中の景色が何もかも変わったこと……
 それ以上に『身の危険』を感じたことは――ないよ」

朝宮 小春 > 「そういうことなら、喜んで?
 ふふ、何を言ってるんですか、私は頑丈が取り柄ですからね。
 いつだって大丈夫ですよ?」
(なんて、ぽんぽん、と自分の胸を叩いて笑う。
 ワインを飲み切ってしまえば。こちらも食事そのものは終わっていて。)

「………本来なら、夢見がちなままでいたかったんですけどね。
 本音も建前も、ちゃんと分かりますし。
 綺麗事だけでは世の中が回らないことだってわかります。
 その上で理想論をぶち上げて、それを実現するような研究者になりたかったんですけど。
 どうにもそういうわけにも。」
(ああいう場にいる人の頭、本当にどういう構造してるのか知りたいくらいで。とぼやきながら、くすくす、と笑う。)

「………じゃあ、私も倒れても立ち戻ってきます。
 そりゃあ、多少は時間かかっちゃいますけどね。」
(相手の言葉に、自分も、と口にする。
 ほろ酔いではあれど、その瞳の意思がふわふわしている様子も無い。
 むしろ、本音のような。)

「………そういえば、ヨキ先生は………そう、でしたよね。
 自分が変わることが、一番怖いのかもしれませんね。
 他人の能力は、自分に向けられるまでは無関係ですけれど、自分の能力は、どれだけ逃げようにも、逃げられませんから。」
(相手の言葉を聞きながら、視線を少しだけ落とし。
 ………相手の言葉を、じっくり自分の中で反芻するかのよう。)

ヨキ > (明るい小春の言葉に、頼もしい、と微笑む。
 互いの食事が終わると、傍らのメニューを相手へ差し出す。
 デザート、あるいは酒の追加はないか、と。
 こちらは勿論、どちらにも付き合う心積もりではある)

「研究者の理想像だな。
 ……して、君が研究を進めていた先は、どこを目指していたんだ?
 これが古傷をいたずらに掻き毟るような真似でなければ……ぜひ、聞いてみたいんだがね」

(酒によって隔たりが緩み、しかして心が弛むことのない、心地のよい塩梅。
 結んだ唇が、ゆったりとした弧を描く。小春の言葉に、小さく首肯して)

「ああ。……何度でも、戻ってきてほしい。
 常世島が異能者の、魔術師の、……『持ちて知る者たち』だけの狭い楽園で終わるのは、厭だ。
 君のように……『持たずして挫けぬ者』こそが、必要なんだ。この島の在りようが、海の外へ出てゆくためには」

(伏せた小春の目を、真っ直ぐに見る。
 言い聞かせるでも、諭すでもなく、ただ伝えるために)

「……こうして自分の考えを、言葉で組み立てることも。
 君が話す言葉を、耳で聞いて理解することも。
 ヨキには何もなかった。自在に動く指も、二本足で立つ骨も、毛のない肌も……何も。

 得たのは一瞬だった。理解するのに何年も掛かった。
 ……そんなヨキの傍には、常に人が在ったよ。

 そういうことだと思っている。……目を背けずに、共に在るというのは。

 ヨキの恐怖を、ヨキ自身と同じく真に理解したものなど居なかったろう。
 それでも……ヨキは孤独ではなかったよ。

 慈しみのため、研究のため、始末する機会を窺うため――
 誰がどんな意図を抱えていたかなどとは、どうでも良かった。

 ただ離れずに居てくれたことが、……ヨキには重要であったのだと思う」

(何の答えにもなりはしない、渇いた独白。
 ――乞うように、水を飲む。喉を鳴らして、一口)

朝宮 小春 > 「あ、じゃあワイン追加で。」
(すっかりと顔が赤いのに、あっさりとお酒の追加を頼むことにする。
 うん、少しばかり気が大きくなっているのだろう。)

「………どこを。
 そうですね、その、具体的にどうこう、これを実現させようとか、そういうものを考える前に終わってしまったんですけど。
 不思議なその力を一つでも二つでも理解して、それが一つの人間の特徴にまで落とし込めるような、そんな世界を目指したい……っていう、まあ、受け売りなんですけど。
 そのためには、もっともっと、誰でも分かるようにしなきゃいけないですし。
 下手したら、手術で無くしたりできるような、そのくらいにまで理解をしなきゃいけない。
 ………そういう技術が育まれれば、……そこまでいかなくても、こういうものだ、っていう知識が積み重ねられれば、きっと。」
(言葉を告げる。夢を見て届かぬ理想はとても遠くて。
 言葉を発しながら、嗚呼、と声が漏れた。 目元を軽く拭って、新しく置かれたワインのグラスをぐ、っと傾ける。)

「………その言葉が、どれだけ私の力になるか。」
(独白に言葉をかけながら、くす、くすと笑う。)

「私の有り様が。………ここにいるべき目的が見えたような気がします。
 ………まあ、結局何もできないはできないんですけど。
 それでも、私は私のままでここにいなきゃいけないんだと思います。
 この島から卒業する生徒をちゃんと作らないと、生徒だけが増えすぎて、学園、破綻しちゃいますし、私達が過労で倒れますしね?」
(くすくすと笑いながら、そんなことを言ってウィンクを一つ。
 グラスを今度は大分早く空けてしまえば、ことん、っとグラスをおいた。)

「あ、パフェと……もう一杯?」
(ペースが上がった。)

ヨキ > (ふっと笑って、自分もワインの相伴に与る。
 間もなく運ばれてくるグラスを指先で支えながら、顔は赤くとも明朗な小春の言葉を聞く。
 遠く遠く――今や彼女が置いてきたものたちに、目を凝らすようにしながら)

「ふふ。
 ……その話を聞いて、いよいよ君のことが好きになった」

(その語を愛を呼ぶほどの重みはなく、けれど嘘なくして真っ当に。
 グラスを添えた唇が、に、と笑む)

「異能を持たずに、そこまでしかと口にできる人間は未だ数少ない。
 それを受け売りと呼ぶからには……君はさぞよい師を持ち、伸びやかに学んできたのだろうな。

 ……常世学園は、財団の誇る学術の街だ。
 その心を曲げずに持ち続けたならば、きっと繋がれるべき道は、ある。

 今の君は……何も、これまで目指してきたものとまったく道を違えた訳ではない。
 教師として枝葉を伸ばし、生徒を教えること――きっと、無駄にはならんはずだ。

 自ら学び続けること、そして自分の学びを、人に伝えること。
 ――見てみろ、それほどまでに、君は地続きのはるかな地平に立っているではないか?

 ひとたび道は断たれたとて……『根』までは断ち切られていない。

 ……今日、君と話してみて。そう思った」

(笑みを交わしながら、グラスを煽る。
 同じく空にしたグラスを置いて――不敵に笑む)

「君の望むとおりに、朝宮。
 甘味と酒は、我々を裏切りはせんよ」

朝宮 小春 > 「………もう。
 ヨキ先生は本当に、………言い返す言葉が無いじゃないですか。」
(正直なことはよく分かっている。
 でも、苦笑を浮かべながら三杯目を口にして。)

「………ぅー……ん。 そこは微妙ですけど。
 まあ、そういう意味では良い師だったかもしれないです。

 ………………」
(その言葉を聞いて、視線を落とし。
 ……それから窓の外を見て、空を見上げ。
 また、視線を元に戻して。)

「………私は。
 …そうかもしれません。

 おもいっきり、樹の幹をチェーンソーでぶった切られたような感じでしたけど。
 確かに、根っこは。
 ……まだ、生きているんです、ね。

 諦めるとかじゃなくて、私はまだ道半ばなんです、よね。」
(自分の手を見つめながら、ぽつぽつと。
 言葉が唇から零れ落ちて。 ……一滴の言葉ではないものも、手の甲で跳ねた。

 道を外れて真っ暗だから、真っ直ぐに進む彼女。
 三杯目のグラスを空にしてテーブルに置いた時には、ふ、ふふ、っと笑って。)

「本当ですか?
 私、お酒には裏切られたことが多いんですよ?
 あんまり飲まない内にちゃーんと切り上げるように、先輩らしく忠告をお願いします?」
(ころころと笑いながら、ふっふー、と笑って片目を閉じる。
 運ばれてきたパフェに、華やかな声をあげて。)

ヨキ > 「……ふふ。言ってしまった。
 けれどどうしたって、心に秘めることが出来なくて。
 返す言葉など、ひとつきりしかないではないか。
 そこは君こそ、ヨキを好いてくれるところではないかね」

(傲慢な言葉を、明るく響かせる。
 続く小春の言葉に、相槌も打たず黙って聞き入った)

「…………、そうだ。道半ばだ。
 自分も、倒れても立ち戻ると言ったろう?
 ……今はそれに、ただ時間を掛けているときなのだと、そう思え。
 教師としての日々が、君を慕う生徒らが、みな君を新たに育む土壌なのだと。

 ……生徒のためだけに自分があるとは、決して思うな。
 生徒らもまた、自分のためにあるのだと……

 見返りを得ることは、悪ではないよ」

(目を伏せる。何も言わず、ハンカチを差し出す。
 食後のデザートを、笑って迎えられるように)

「愚問だな。
 このヨキともあろう者が、女性に不義理を働きはせんよ。
 君のことは、ちゃんと見ていてやるさ」

(大きな手が、細身のスプーンを優雅に摘んでひらりと返す。
 とろけるような生クリームの純白に、半ばうっとりとした顔を作って目を細めてみせる)

朝宮 小春 > 「………ふふ。
 冗談も上手、ってことにしておいてくださいな。
 私は今はまだ、道半ばで座り込んでいた根性無しですから。
 まだまだ、やるべきことだらけです。」
(ハンカチをそっと返しながら、言葉を紡ぐ。
 片目をぱち、っと閉じて笑いながら、更に続けて。)

「それでも、生徒のためにやりきるつもりです。
 そうやってやりきれたら、きっと私も、多少はマシな女になっているかもしれませんし。
 その時にもう一度、返す言葉を試してみましょうか。」
(なんて、またくすくすと笑うのだ。
 それでもあくまでも、先生のままでいることも止めるわけもない。
 全力で走りきっても、空元気を出せればそれでいい、そう思っている。)

「じゃ、お願いしますね?
 ………んん、嗚呼、これ食べきったら、私寝ちゃいそうです。
 今日も、しょーじき疲れましたし……」
(ん、んんっ……っと、声を漏らしながら、ぐっと背伸びを一つ。
 最初に漏れなかった本音がぽろりと漏れて、とろん、とした瞳で笑う。)

「今日は、ありがとうございます。
 リラックスしてますよ? 見て分かる通り。」
(パフェを食べれば、満足気な表情で………お礼を口にして。
 緩やかに夜は更け、そろそろ帰ります? なんて言葉を相手にかける。)

ヨキ > 「判った。真面目で冗談も上手と来ては……まったく君は、生徒に好かれる資質を持っているな。
 ……見ていてやるとも。ヨキはずっと、君のことを。
 常世島に一度でも関わったもの――そのすべてが、ヨキにとっては大切なのだ。

 断たれて追いやられたなどとは、思ってくれるな。
 この島こそが――ヨキのふるさとなのだから」

(ハンカチを受け取って、笑う。
 たっぷりのクリームと果物とを、満足げに頬張った)

「――ヨキの方こそ、どうも有難う。
 斯様なまでに、充実した時間を過ごせてよかった。
 また共に過ごしてやってくれ。
 明るく笑う君を見ているのは、心地が良いでな」

(デザートまで綺麗に食べきり、芝居じみて礼儀正しく食後の挨拶。
 席を立ち、約束通りに代金を分け合って――分かれ道まで、談笑は続いたはずだ)

ご案内:「カフェテラス「橘」」からヨキさんが去りました。<補足:人型。黒髪金目、黒縁眼鏡。197cm。黒チョーカー、黒ジャケット、白Tシャツ、濃灰デニムパンツ、黒革メンズハイヒールブーツ、シルバーのリングとブレスレットとネックレス>
ご案内:「カフェテラス「橘」」から朝宮 小春さんが去りました。<補足:茶色の髪をシニヨン/ブラウスとタイトスカート/眼鏡/生物教師>