2015/08/17 のログ
ご案内:「廊下」にアリスさんが現れました。
アリス > こちらアリス。ただいま深夜の廊下をダンボールで移動中。
……覗き穴は前後左右に二つずつ。
ゆっくり音を抑えて魔術で2cm程浮かせて前進中。

「…すずしーけど、くんれんにはびみょーだね…。」

ちょっと息苦しくて言葉の抑揚が足りない。
それもその筈、ダンボールの中には自分だけじゃなくて、所狭しと冊子やカメラを詰め込んでいて、狭い。

アリス > えーものー。えーものー。…もとい。
静音浮遊できるのはいーけれど…。
視界を狭くしすぎちゃったかも知んない。

「……もうすこし速度出してもだいじょーぶかなー…ろーか長いし。いちおー、ろーかのはしっこにいってー」

ゆっくりと廊下の端、出発点について、くるりと方向転換。
声にならない詠唱。そして、反対側の端に向けてゆっくりと加速。…曲がり角は複数あるけど、大丈夫だよね。

アリス > 加速、突進。廊下で風を切るダンボール。
覗き穴である程度距離はわかるから端っこにたどり着く前にー…
ストップをかけ…あれ?遠近感が…

「――っ!」

慌ててストップをかけるもちょっと遅し。
ゴイン!と音が鳴った。

廊下でのダンボール交通事故発生。止まったけど頭部に衝撃、どすん、とダンボールは落下して…

「ぬああぁぁぁぁぁ……」

頭をダンボールの中で抑える少女一名。

アリス > 暫く悶絶して転がる…もとい狭くて転がれなくて呻く事数分。

「…いたたた、まだくわんくわんする…」

ふらふらとダンボールをあけて顔を出す。

「あー、うー……頭冷やさないとー…えっと、水道水道…」

廊下にあったかなーと、ダンボール放置して這い出て。
ゆっくり立ち上がって、ふらふらと廊下を見直す。
ない。この近くにはないっぽい。

アリス > 「み、みーずー、……ちょっと遠そうかなー…。」

仕方ないから廊下の窓を開けて…外の風にちょっとあたる。
多少は冷やせたらいいけれど…

暫くぼうっと窓際で立って壁にもたれかかって休憩。

「……どーしよ。ふつーに自分が入らない方が宅配便できそうだよね…。ほうきで飛んで、ダンボールも飛ばして同時に操作なのかなー」

アリス > 窓を閉める。まだちょっと頭を抑えたくなる痛みが残っていて。

「…てっしゅーかな。荷物に被害はなさそーだし…」

衝突さえしなければ、ダンボールとほうきの飛行の併用で速度を抑えれば、アリス宅配便、宅急便じゃなくて宅配便ならできそうである。

よし、と考えを纏めれば、ダンボールだけ魔術で浮かせなおして、ゆっくりと外を目指して歩き出す。後は帰って、前に作ったチラシを…配る?…許可とかいるのかなぁ。
後日に考えよう。そう考えながら帰路へついたのでした。

ご案内:「廊下」からアリスさんが去りました。