2015/11/13 のログ
ご案内:「保健室」に蓋盛 椎月さんが現れました。
■蓋盛 椎月 > 「くぁ~~だっるぅ~~~」
ふああ、と背もたれに大きく身を預けてあくび。
常世祭も終了し、学園には常のような日々が戻っていた。
のはいいのだが、終了直後は打ち上げと称して無茶な飲酒に興じたらしく、
明らかに二日酔いとなっている生徒もちらほらと見られた。
学園とは言っても常世は年齢層が幅広く、問題ない生徒もいるが
問題ある生徒のほうが多い。
酒気を帯びて教室に入るのは流石に風紀が乱れるのでやめてほしい。
……などと説教できる立場でもないが。
■蓋盛 椎月 > 「それにしても子どもと大人の違いっていうのはどこにあるんだろうな」
今のところ来客はない。穏やかで退屈な、いつもどおりの時間だ。
こういう時はどうでもいい考えに没頭していられる。
年かさがあれば大人なのだろうか。
この学園の生徒の年齢層は非常に幅広い。
下手をすれば蓋盛の十倍以上を生きるものもいる。
それでいて見かけはただの子供にしか見えなかったりするのだからたちが悪い。
例の狐娘だってそうである。
例の狐娘はともかくとして、年嵩のある生徒を
どうしても大人としては扱えない。
自分にとって年齢というのはさして重要ではないのだろう。
そんなことをボールペンを指で回しながら考える。
■蓋盛 椎月 > やはり、ロールなのだな……と、いつもの結論にたどり着く。
生徒という役、教師という役を割り振られ、みなそれに準じて生きている。
演じる俳優のプロフィールなどいちいち気にかけたりはしないものだ。
少なくとも自分は。
ぼけーっとしていると保健室にノックの音が転がった。
思考は日常の業務に泡と溶けていく……
ご案内:「保健室」から蓋盛 椎月さんが去りました。