2015/12/06 のログ
ご案内:「教室」に観堂 貴緒さんが現れました。
観堂 貴緒 > 「んで、なんで催眠術が初階級向けなんだよって疑問はな。
そいつが比較的簡単な、ほぼ誰にでもできる強化だからなんだよ。」

誰に言う訳でもなく黒板にカリカリ書いて授業を進める。
2、3回も受ければ単位がとれる、一種の救済授業。

「あー自己暗示は詠唱魔術につきもんだし、異能や魔法のイメージ強化にも繋がるだろ?。
例外体系を除けばだいたい関係してるからだ。
まー後はてきとうに自分を騙して見ろ……はい、自習。」

ふぉァァと大きな欠伸をしてグシャリと頭を掻く。
ウチの教室は静かだなと、古びた婚活雑誌を読み出す。
出会いだ。出会いが足りん。

観堂 貴緒 > ペラペラ……。
婚活雑誌に偽装した異能魔術教本を読みふける。

「ふゥん。ほう。……行術に必要な体系解析ね。
生命力、精神力、異方式、霊秘。
って霊秘ってなんだよ……ふむふむ。ん?存在因子?。」

毎回この手の雑誌は微妙だなと首を捻る。
複合型や例外型も確認されているのにあんまり意味ないよなっと思いつつ、時間が過ぎるのを待つ。

「――ふう。ビール飲みてえ。」

観堂 貴緒 > 今日も授業が終わる。
チャイムが鳴ると少ない生徒が退出していく。

「ぐわー。おわったぜ、さっさと帰ろう。」

黒板の掃除をしたら教室の鍵を閉める。
ボキボキと腰を鳴らし去っていった。

ご案内:「教室」から観堂 貴緒さんが去りました。