2016/06/01 のログ
ご案内:「食堂」に音原 結奈さんが現れました。
■音原 結奈 >
「はーい、ランチとかき揚げうどんおっけー!」
王城での料理で鍛えた料理人の腕をいかんなく発揮!
まさに天職!
みたいな勢いで食事の提供をしていく。
とにかく仕事が早い。
淀みない。
レシピに間違いも無い。
勤務開始からわずかにしか経ってないが、早速結奈特製メニューが追加されつつあるのも恐ろしい話だ。
■音原 結奈 >
「む……これちょっと味濃いよー!
お醤油とお砂糖で調整しよう!」
現場に口出しも始めている。
宮廷料理人という立場でもある結奈ちゃん、食堂の料理レベルを上げていくスタイル。
そんなこんなでお昼の激戦タイムを難なく突破。
お仕事を終えてまばらになってきた生徒や教師陣の料理もちゃちゃっと済ませ、休憩タイムだ。
■音原 結奈 >
「おつかれさまーっ!」
休憩時間を迎え、まかないのごはんを準備。
今日は簡単に、甘く煮た豚肉を白飯の上に乗せ、真ん中に半熟卵を落としたやつ。
あとは野菜いっぱいサラダに、ごまドレッシング。
そして麦茶を一杯。
トレーに乗せてるんるん気分で、適当な席に。
およそ二時間の激戦タイムを潜り抜けたとは思えないほどに余裕の顔。
「いっただっきまーす!」
はぐはぐ食べ始めた。
幸せそうである。
■音原 結奈 >
「……まだちょっと濃いかな?」
美味しいのだ。
豚はいい具合に甘さが乗っていて、卵の黄身もとろみが強い。
いい素材を使っている。
だからこそ、味付けにはこだわっていきたい。
せっかくいい素材を使っていても、味付けが悪いと全体の完成度を損ねてしまう。
「寮に戻ったら、また味の調整しよっと」
サラダもしゃきしゃき食べ始める。
これまたおいしい。
■音原 結奈 >
もぐもぐ食べながら考えていく。
趣味が高じた料理人であったが、宮廷料理人で得た経験はこの食堂で十全に扱えるものではない。
大衆向けに量産するレシピは、正直結奈ちゃんも考えたことがなかった。
「これはちゃんと考えないとね……
ごちそうさまでした!」
手を合わせて食事を終える。
多分もう自分がこの島に来た理由とか覚えてない。
■音原 結奈 >
るんらるんらと鼻歌を歌いながら、トレーを持って引っ込んでいった。
夜のピークには参加しないが、ここからも仕事はある。
何よりレシピの修正は大事なのだ。
結奈ちゃんの戦いはこれからだ!
ご案内:「食堂」から音原 結奈さんが去りました。