2016/10/27 のログ
ご案内:「購買部」に経堂 弦一さんが現れました。
経堂 弦一 > (学園の購買部は大きい。 鉛筆一本から人型ロボ、あげくバケットホイールエクスカベーターまで
 取り扱っているそうだが、その全ての品揃えを把握した店員も、生徒も、教師もいないという。
 そんな購買部の中でいつも人気なのは、甘いもののコーナーだ。
 シンプルな大福やお団子、ドーナツ、ケーキや各国、各世界の甘味は、生徒のみならず、
 教師やそれ以外の人物にも愛されているのである。)

ウーム………カスタード…いや、ベーシックにすぎる。コーヒープリン…いやいや、邪道だ…
(そんな甘いものコーナーの前で、腕を組んで唸っていた。傍から見れば、
 離婚を迫られた夫ぐらいに鬼気迫った表情ではあるが、目の前にあるのはプリンである。
 そっと黄色いプリンに手を伸ばしては引っ込め、隣の黒いプリンに手を伸ばしては引っ込める…。
 逡巡しているのだが、かれこれこうして4時間が経過していた。 額に汗がにじみ、
 表情からは焦燥すら感じられる。早くプリンを決めねばならないというのに。)

経堂 弦一 > くそっ、決められん…! ここに並んでるやつ、一つづつくれ…ああ、全部だ。
(我慢ができなくなって、店員さんを呼び出して注文する。「全部ですか」という確認にも、
 重々しく頷いた。 用務員室の冷蔵庫は、甘いものが詰まっている。
 それは一重にじぶんのせいではあるのだけれど、だからといってはいそうですかと止められるものではないのだ。)
 
…とはいえ持ち運べない量だな。 悪いけど用務員室まで頼むよ。
(唖然とする店員に言い残すと、そのまま購買部を去るのでした。)

ご案内:「購買部」から経堂 弦一さんが去りました。