2017/07/09 のログ
ご案内:「食堂」に藤巳 陽菜さんが現れました。
藤巳 陽菜 > 午前の授業が終わり昼の休憩の時間。
隅の方の席に座って背負っていた大きな鞄を横に置き一息つく。
普通の人間と比べて大きいこの蛇の身体は燃費が悪く
かなりの量の食事を食べないと満腹感を得ることが出来ない。
その為、日々の食費は自炊で抑えられてるとはいえ生活費の大部分を占めてしまっていた。

鞄から取り出したのは保冷材の入った容器に包まれた大きな弁当箱。
それが三段重ねになっていて鞄の中身はそれしか詰まっていなかったのではと思えるほど

「…いただきます。」

一つ目の箱を開く。
中にはふりかけがかかったご飯が一面に詰まっていた。
ふりかけは三種類。中央には申し訳程度に梅干しが乗っている。

藤巳 陽菜 > 一度にかなり多い量を箸で口に運び、それをあまり噛まずに飲み込む。
喉を外からでも見えるくらいに大きな米の塊が通る。
それが通り過ぎればスッキリとした表情で一つ大きな息を吐く。

「…ふぅ。」

(…いつか詰まらせそうよね。
 …もう、今度こそ止めないと。)

水筒を取り出してお茶を飲みながらいつものようにそんな事を思う。
この今の身体になってから出てきた悪い癖だ。
蛇のように食べ物を殆んど噛まずに飲み込んでしまう。
止めようと意識しているのに食べ始める時はどうしてもしてしまう。

気を取り直して二つ目の箱。中に煮物が入ったその弁当箱を開ける。