2017/07/16 のログ
ご案内:「屋上」に飛鷹与一さんが現れました。
■飛鷹与一 > 本日日曜日、時刻は既に蒸し暑くて地獄の日差しが照り付ける昼間を通り越して夕刻に差し掛かった頃合。
屋上にフラリと足を運んできた風紀委員の少年。何時もの死んだ魚じみた生気の無い瞳は相変わらずだ。
「…夕方になっても、まだ蒸し暑いのはまさに夏だなぁ」
魔術を使えば、そもそも温度や湿度は大して問題ではない。
が、それに頼り切るのも良くないとあまり頻繁には使わないようにしている。
ともあれ、まだ日が照り付けている場所を避け、日陰に当たる場所にあったベンチへと移動する。
ご案内:「屋上」に筑波 察さんが現れました。
■筑波 察 > 「まだ見えるねぇ。ん?先客かな?」
(太陽も頭の上からだいぶ高度を下げた時間、
屋上の扉を開けるとまだ肉眼で見えることに喜び、
いつも座っているベンチを目指す)
「隣、良いかな?」
(行きつけのベンチに誰かが座っていることに気づくが、
引き返すことはせず、隣まで言って座ってもいいか尋ねる>
■飛鷹与一 > 「…ふぅ。夏服仕様とはいえ、風紀委員会の制服ってやっぱり暑いんだよなぁ」
いや、制服自体が夏服でも暑い服装だとは思うけれど。日陰ポジションにあったベンチに腰を下ろす。
担いでいたライフルケースは脇に立て掛けて置きつつ、一息ついてボンヤリしていれば屋上の扉が開く音。
そちらに視線を向けようとすれば、先にあちらから声を掛けられる。
「あ、ハイどうぞどうぞ」
軽く会釈しつつ、ズリズリとやや移動して彼の座れるスペースを十分に空けておく。
おそらく初対面、だろう、多分。記憶力に自信があるという訳ではないが。
■筑波 察 > 「ありがとうねぇ。見た感じ風紀委員さんかな。
もしかして仕事に飽きてここで休憩かい?」
(あえて休憩といったが、質問の雰囲気を少し察せば「サボってるのかい?」
と聞いているように聞こえるだろう。
実際内心ではそんなふうに問いかけている)
「おっと、自己紹介もしないで話題を振るのは話がしづらいね、
僕は筑波、筑波察だ。君の名前は?」
(最近人と話しても名前を聞き忘れてしまうことが多い。
初対面には必ず名前を聞きいておくのがルールなのに、
それを守れていない。先に聞いてしまおうと思って、まずは自分の名前を言った>
■飛鷹与一 > 「ええ、昼間に街の巡回警邏とかしてて…今は仕事も終わってまぁ、なんとなく屋上でまったりしていこうかな、と思いまして」
サボりではなく、既に本日の仕事を終えた後なのだと笑って答える。
そもそも、この少年は生真面目なのでサボったりした事は一度も無い。
その辺りのニュアンスを彼の問いかけから読み取ったのか「なのでサボりじゃないですよ?」と、付け足しておこう。
「あ、これはどうもご丁寧に。俺は風紀委員会所属の2年の飛鷹与一といいます。」
と、彼の名乗りにこちらも再び軽く会釈しつつ自己紹介をしていく。
ついでに、「そちらはまた休日の学園に何をしに?」と、世間話ついでに尋ねてみようか。
■筑波 察 > 「そう、飽きたんじゃなくて終わってるのね」
(こちらの意図を正しく汲んでくれたようで、軽く笑う。
今までさんざん見た目で判断して痛い目を見てきた身だが、
この青年は見た目通り真面目らしい。
でも見た目が正しく内面を表しているなら、少し元気がないようにも見える。
あくまでも憶測にすぎないが)
「二年生ってことは同級生だねぇ」
(あえて同い年とは言わない。この学園で年齢と学年には当てになるほどの相関はない)
「僕もなんとなく立ち寄っただけだよ。
ここにきて、見えなくなるまで街を見下ろすつもり。
そもそも休みの日なんてやることないしねぇ?」
(場合によっては不審者と思われるかもしれないが、
誤解されたら説明すればいいだけだ>
■飛鷹与一 > 「そういう事です、サボると後がまぁ怖いので…先輩方とか怖い方も多いですし」
苦笑いでそう答える。実際に街の警察機構の代替みたいな風紀委員会だから、猛者も結構多い。
サボりがバレたらどうなる事か…とはいえ、まずサボらない性格だから然程問題は無いが。
見た目どおりではあるが、まぁ堅苦しいという程でもない…元気が無いように見えるのは目つきのせいだろう。
生気というか覇気が全く感じられないのだ。生まれつきなのでこれはどうしようもない。
「成る程…そういえば、同級生の知り合いってあまり居ないかもですね俺」
大抵、実年齢や種族は兎も角として後輩と知り合う事が若干多い気がする。
それもあってか、少年は基本誰に対しても今のような敬語を崩さない。
学年が下でも年齢的に先輩、という人も大概多い環境だからだ。
「あぁ、休日の過ごし方は迷いますね。あまり趣味とか無いので…」
彼の言葉に成る程、と頷く。実際、これといった息抜き的な趣味が殆ど無いに等しい。
■筑波 察 > 「でもサボったりしないでしょう?そんなふうには見えないからね。」
(それにサボったら何かと面倒くさそうなのも事実。
風紀委員のお世話になるようなことをしたことはないが、
出来れば関わりたくない。いくら何でも無事ではいられない)
「そういわれると、確かに同級生は少ないかもねぇ」
(人とのかかわりがあまりないというのもあるのだろう。
でも彼、与一の言葉に同意を示すと今までに出会った人たちを思い返す。
年齢も種族もバラバラだった)
「この学園における学年っていう概念、いまいち有用性が思いつかないね。
種族や年齢、寿命はおろか、学ぶ分野によっては何年あっても足りない。
そんな学園で、学年が持つ意味って何だろうねぇ?」
(そんなことを風紀委員に問うても、問われた方が困るだけだろう)
「趣味がないのは時間の使い方に困るだろうねぇ。
一緒にいてくれる人、それこそつるんでくれる友人や恋仲でもいればいいんだろうけど、
あいにくそういう人もいない。君はそういう人、いないのかい?」>