2017/07/24 のログ
ご案内:「ロビー」に羽切 東華さんが現れました。
羽切 東華 > この学園に来て、気が付けばもう1年近くが経過している。そんな時間の速さを感じながら、ロビーで一人ソファーに座って寛ぐ。
左手には、最近では希少になってきた紙パックのコーヒー、その傍らには日本刀…だが、西洋のサーベルのような護拳が付いた独特のデザイン。

紙コップを持っていない右手のみ手首近くまで覆った黒い革手袋。もちろんファッションにしては奇抜だし季節的にも浮いている。
理由はあるのだが、おいそれと人前で外すのもアレなので今はこうしている。

「……と、いうか変化しても地味に蒸れるのはどうしたものかな…」

右手は現在、進化というか変質しているのに汗を掻いたりするのは元の右手の時と変わらない。
変に神経や感覚が残ってると、便利ではあるが不便も付随するがそこは仕方ない事か。

羽切 東華 > 「…まぁ、もういい加減に慣れてきたけど…」

右手が変質、進化した類なので異能とも魔術とも言い切れない。
なので、現状治しようがないのだ。今は異能も謎の喪失をしているし、弱体化しているのかどうなのか。

(…まぁ、お陰で剣術が研ぎ澄まされてきた気はするけど)

『準異能級』というか、異能に匹敵する魔剣。それが少年の最大の牙である。
特に人外相手なら完全な死神と化すそれだが、勿論本人は好き好んで振るいたいと思わない。
振るうべき時と場合は最低限選ぶ。剣士の端くれとしてその程度は弁えているつもりだ。

紙コップの中身をストローで飲みつつ、そういえばもうすっかり夏なんだなぁ、と今更に。
秋になれば、それこそこの島に来て1年経過したという事になる。

「……婆ちゃんのせいでこの島に来たけど、何だかんだ順応してきてるんだなぁ俺も」

閉鎖的な人外殺しの一族にも平等、というのも少し有難い。

羽切 東華 > 「…さて、と。そろそろ帰ろうかな…外はまた地獄なんだろうけど」

暑いのは慣れてはいるが、慣れているだけで億劫なのは変わりない。
飲み干して空になった紙コップは近くのゴミ箱に捨てつつ、和洋折衷の刀は左腰に差す。
そのまま、軽く伸びをしつつロビーを一人後にしようか。

ご案内:「ロビー」から羽切 東華さんが去りました。