2017/09/25 のログ
ご案内:「屋上」に飛鷹与一さんが現れました。
■飛鷹与一 > 本日の警邏も無事終了。島でも特に治安が良い学生区の巡回だったので、まぁ平和的に終わったと思う。
諍いの仲裁、迷子の案内、島に不慣れな学生への道案内などそういうものばかりだ。
(…平和に越した事は無い、か)
そんな事は当たり前の事で、だが光あれば影があるように平和とは程遠い日常も裏には存在する。
清濁併せ持って見つめる目を養え、と体術の師匠に言われた言葉を改めて思い出せば…。
「…師匠は、結構先の事も予見してたのかなぁ」
呟きながら屋上のベンチに一人、腰を下ろして空を見上げている。
時刻はあと数時間で深夜に差し掛かろうかという所だろうか?
傍らには愛用の狙撃銃を納めたライフルケースを置き、腰には何時ものククリナイフ。
今夜はもう風紀の仕事はおしまい。オフの時間だから仕事のあれこれは考えないようにしよう。
■飛鷹与一 > 「……んーー…。」
特に意味もなく言葉を無意識に漏らす。こうして学園の屋上で、何も考えずボンヤリするのは結構好きだ。
あれこれと考えないで済むから、というのもあるし元々、息抜きが上手い方ではない。
「……あ、買っておいた料理本読んでおかないと」
エスニック料理に挑戦しようと思って買ったのだが、まだ目を通していない。
今度時間がある時にじっくり読んで研究しておきたい。料理のレパートリーが広がるのは良い事だ。
機会があれば、偶には自分からもう一人の師匠にご馳走するのも良いかもしれない。
(…明らかに料理の年季が違うけどね…!!)
と、内心でツッコミ入れつつベンチに深く背中を預ける。気温は程々だ。魔術で気温を一定に保つ必要も今は無い。
■飛鷹与一 > 「…でも、エスニック料理となると香辛料の類を揃えないと駄目かな…いや、でもそこまで本格的には…」
調味料は基本的なものは揃っているが、香辛料とかそっち方面はサッパリだ。
買い揃えるにしてもそれなりに値段と、あと保管場所を取りそうな気がしないでもない。
「…うん、まぁこっそり腕を磨いて何時かご馳走しよう。結構お世話になってるし…」
結構どころではないのだけれど。吐息を一つ零せば、懐からスマホを取り出して確認。
メールや着信の類は特に入っていないのを確認すれば、また懐へと戻しておく。
…と、戻した瞬間にメール着信を知らせるバイブが。再度スマホを取り出し確認すれば、世話になった施設の院長からだった。
「…先生から?珍しいな…って、ああ成る程」
メールをザッと読んで頷く。年末年始にこっちに顔見せに来るかどうかの再確認らしい。
勿論、年に一度とはいえ顔は出しておきたいので「急用が入らなければ予定通り帰省します」という旨を返信しておく。
「……チビ達も少しは成長したかなぁ」
スマホを改めて仕舞い込みながら呟く。施設には他にも10数人の子供たちが居る。皆元気だといいけれど。
■飛鷹与一 > 「あっち帰省するならついでに師匠にも顔を見せておかないと…お土産はやっぱ酒かなぁ」
常世島で有名なお酒って何があるだろうか?と首を傾げる。出来れば日本酒だと望ましいのだが。
ぶっちゃけ、晩酌などもさせられていたので酒は未成年だが普通にイケる。
が、酒の銘柄まで精通している訳ではない。帰省前に調べておかないとなぁ、と思いながら目を閉じる。
「…………ハッ!?」
ついそのまま居眠りに突入する所だった。反射的に目を開けて周囲をキョロキョロ見渡す。
ご案内:「屋上」に飛鷹与一さんが現れました。
■飛鷹与一 > 「…やっぱ疲れが蓄積してるのかな…うーん、睡眠とか休息はしっかり取ってるんだけどなぁ」
呟いて頭を掻く。生命力の現象も今は一応解決済みだから、体が弱ってるとは言い難い。
まぁ、考えてもしょうがないのでそろそろ引き上げようと傍らのライフルケースを持って立ち上がる。
そのまま、肩にライフルケースを背負ってから一息付いて歩き出そう。
ご案内:「屋上」から飛鷹与一さんが去りました。