2018/02/03 のログ
ご案内:「ロビー」に追影切人さんが現れました。
■追影切人 > ロビー…自販機やソファーもあり、放課後や昼休みなどはちょっとした学生達の憩いの場ともなる場所。
が、現在は着崩した学ランを纏い、傍らに一振りの刀を立てかけた目付きの悪い男子生徒が一人だけだ。
「…肋骨の方はいいとして、右腕の方はやっぱ治りが遅ぇな…全治一ヶ月でも早い方らしいが」
忌々しそうに右腕…包帯とギプス、そして三角巾で固定されたそちらを一瞥する。
一応、両利きではあるので日常生活や片手で刀を振るう事に支障は無い、とはいえ。
「…あの怪異女。次は絶対に斬り殺す――とはいえ、アレを殺し切るのはなぁ」
流石に、何でも斬る事を自負する少年でも現状ではキツい。何とか互角に戦うのがせいぜいか。
情けない。風紀委員の主力級と何度も命のやり取りをした頃の感覚が懐かしい。
■追影切人 > 昔なら、片腕が潰されるヘマをしなかったが、矢張り二級学生時代に比べて勘が鈍っている気がする。
(…転移荒野やスラムで斬りまくって鈍った感覚を取り戻さないといかんなぁ)
このままでは精神衛生的にもよろしくない。斬る事に関しては誰にも負けないつもりだが、これでは…。
ソファーに背中を預けつつ手元に刀を軽く引き寄せる。そう、斬る事しか出来ないのにそれが鈍っていたら意味が無い。
「…錆付いた刀に価値無しってな。しっかし、何か治りが早くなるヤクとかねぇもんかな」
右腕がこれでは、十全に斬る事も出来ない。後で保健室辺りの薬でも拝借してみようかと思いつつ。
ご案内:「ロビー」に追影切人さんが現れました。
■追影切人 > 「…ってーか、あの黒触姫もそうだが、やっぱ魔術って使えた方がいいのかね…俺の頭じゃサッパリなんだが」
学園に紆余曲折あって在籍している身とはいえ、まともに魔術を習った事も無ければ授業にも付いていけない。
魔術の素養がそもそもあるのか無いのか、それすら全く分かってないのである。
適性検査、というのもあるらしいが研究区…マッド連中が多そうな場所は苦手だ。
「まぁ、もっと斬れるようになりゃそれで済む話なんだがなぁ」
結局そこに落ち着くのがこの馬鹿なのである。実際、斬る事だけなら島全体で見ても最上位クラスなのだが。
ソファーにグデーッとだらしなく背中を預けて隻眼で天井を見上げる。こういう時間の持て余しも苦手だ。
■追影切人 > 「…暇だな…。」
考えたら、食う、寝る、斬る(!?)以外は何にもしてない気がする。
まぁ、最近はダチが出来たり斬り殺す認定の強敵怪異と遭遇したり、それなりに充実?はしているのだが。
「…そういや、あの人から貰った…何だっけ。決戦兵装だったか。アレもぼちぼち使いこなさないとな」
本来、風紀委員会の特別攻撃課が持つ個人の特殊装備。彼の場合は貰い物だが。
アレを使えば、あの怪異も斬り殺せる…保証は無いが、やってみる価値はあるか。
「どの道、ある程度使いこなさないとお話にならねぇんだが…面倒だがやるしかねぇか」
さっきから学生らしくない物騒な事しか考えていない気がするが、元々が荒んでいた二級学生の身の上だ。
これでもかなり丸くなった方だし、一応他人と普通に会話する程度の事は出来る訳で。
■追影切人 > 「…腹減った。取り敢えずコンビニにでも飯買いに行くかぁ」
ボヤくように呟いて一息。そのままかったるそうにソファーから立ち上がって。
傍らの刀を左腰に差しつつ、そのままロビーをダラダラと一人後にする隻眼少年だった。
ご案内:「ロビー」から追影切人さんが去りました。